Gazella GTのレビュー。謎車だからと敬遠するのがもったいないHWオリジナルカー[DHW79]
2017/12/22
2016年のNew Modelsとして登場したGazella GT。
全国の子供たちが「Carerra GT買ってきて!」とお母さんにお願いし、お母さんはお母さんで間違えて買ってきてしまい、「クソババア!使えねーな!!!」という争いが起きたであろうこと必至なネーミングのモデルです。
コレクターの中にも「おっ、なにこれカッコいいじゃん・・・って謎車かよ!」みたいな感じで、何度となく手にしては棚にリリースするということを繰り返した方も多いのではないでしょうか。
・・・僕のことです。
そんなGazella GTですが、入手してみるとこれまたやっぱりいい感じのモデルだったのでレビューしたいと思います。
ガゼラGTのレビュー
Gazella GTは2016年モデルのEアソートでデビューしました。
僕が入手したのはKアソートの2ndカラーです。(1stカラーはボディがレッド)
Gazellaはガゼルまたはガゼラ属のことを指す単語です。
ガゼルというと高速で走る動物という印象があるため、レースに使われる車かと思いましたが、おそらくUS版カードに書いてあったであろう説明文では
「マッシブな12気筒エンジンでキャノピーまでガラス製のラグジュアリーなGT車」とのことです。
デザイナーはVelotitaやFast 4WD、Aero Podなどの謎車を手掛けたMiguel Lopez氏。
2014年あたりから活躍する新しいデザイナーさんだそうです。
デビューしたてかつ、謎車ということもあり、これから全車種揃えるのも難しくなさそうですね。
各部見ていきます。
フロント・リア
実車と言われてもおかしくないような表情をしていますね。
なんとなく、ですが
’17 Ford GTと同じような方向性を感じます。
多くはそのカラーリングによるものだと思いますがw
あとは近年のランボルギーニっぽさも。
ボディパーツがプラなのでどうしても安っぽく見えてしまう点は残念ですね。
サイド
このサイドビューだけ見ると、「これは実車モデルなんじゃないか」といつも思ってしまいます。
そのせいでトイザらスなどで何度も手にとってしまったんですね・・・。
タイヤはPR5。
なかなか車体によく合ったタイヤが選択されています。
トップ・ベース
ボンネット上部にはエンジンなのかな?が見え、そこからフロントウィンドウ、ルーフ、リアウィンドウまでクリアパーツで一体成型されています。
これはこの車のコンセプトである「全方位が見渡せる、ラグジュアリーなGTカー」というものに則ったデザインと言えますね。
前後左右だけでなく上空に見える景色さえも優雅に楽しみながら大陸を横断できる車ということです。
リアウィンドウ下には大きなトランクが積まれており、Gran Tourismoであることを物語っています。
ベースには2015年の著作年と、マレーシア製であることが記されています。
おわりに
というわけで、Gazella GTのレビューでした。
なぜ散々スルーしてきたこの車種を今回ゲットしたのかというと、
これです。
ディスカウントミニカーコレクションの林さんがカスタムした「ガゼル GT アルジェント」の出来があまりにも素晴らしく、「ホットウィールってカラーリングでここまで変わるんだ・・・」ってのを見ているうちに自分でもやってみたくなってしまったからなんですw
もちろん林さんの作例には遠く及びませんが、自分でもカスタムしてみて、いろいろ学べて満足しています。
ボディカラーがシルバーになるだけでも謎車から一気に「どこぞのメーカーのコンセプトカー??」という見た目に変わるのは本当に面白いですね・・・。
それだけ謎車ってのは先進的なデザインをしているのかも。
これは謎車カスタムが捗りそうな一台と言えますね!
追記:ギミック
コメント欄でご指摘を頂きました。
このモデル、フロント部分が上下するギミックがついていたようです。
こちらの動画で詳しくレビューされているので紹介します。
上下に動かせる部分はインテリアパーツと一体成型となっており、例の柔らかい樹脂製パーツで出来ています。
樹脂パーツの先端部分が写真のピンクのラインで無理矢理曲がるようになっていて、ベースにある突起で固定できる仕組みです。
’70 Dodge Chargerのサスペンション同様、樹脂パーツに負荷がかかる仕様なのでどこまでの使用に耐えうるかはわかりませんが、$1で展開されるホットウィールならではのギミックと言えて面白いですね。
Comment
こんにちは〜
これ、アリストラットのようにフロントが上下するギミックがあるんですよね〜
気になってはいたのですがブラックフライデーでは残念ながら買えず…
イオンに行く機会があれば買おうかな〜なんて考えてます。
5踏みさん
こんにちは!コメントありがとうございます。
そのギミック、気づきませんでした・・・。言われて気づいて、やってみてビックリ。
ありがとうございます。
トイザらスのブラックフライデーは影響がかなり大きかったですよね・・・。
おかげで西友の在庫も動かず、僕の近所の西友では1月どころか2月3月ぐらいまで入らないんじゃないかって感じがしてます。
>イオンに行く機会があれば
年始の福袋ですね!w
こんばんは~
このモデル、かなり実車にありそうなデザインでかっこいいですよね!
細部は違えども、アストンマーチンのヴァルカンというスーパーカーにかなり似ています。
ちょこっと造形を弄ってリアスポイラーでもつけてあげればレプリカモデルを作れそうですね。
koishiさん
こんばんは!コメントありがとうございます。
>アストンマーチンのヴァルカン
うわ!これ、知りませんでした。
すっごい似てますね!
全方位に開けているルーフなんかはこっちの方が未来感ありますが、たしかにちょっといじったらレプリカモデルを作れるのかも。
そういえばしまむらが25日まで玩具30%オフみたいですね。
ホットウィールが対象になるかどうかは試してないですが…
ユーロ買おうかどうしようか迷って結局やめましたw
くあどらさん
コメントありがとうございます!
しまむらで玩具30%オフ・・・HWが対象外なんてことあるんでしょうか!?w
それならユーロは・・・266円!?
わー・・・絶対買いだこれ。。
260円でしたw
えっ、うらやましい!
僕も明日実家付近の店を見てきます。
公式更新キタ・・・。早いな・・・。(ノД`)
http://toy.hobidas.com/minicar/hwfanclub/index.html
年末はMMさんが手に入れた「今年のHWベスト3」でもやれば・・・。
楽しみにしてるよん (^Д^)
しまさん
コメントありがとうございます!
公式更新、気づきませんでした!
早速まとめました。ありがとうございます!!
CアソDアソ混合で来るかと思ってましたがCアソだけでしたね~。ちょっと残念。
>年末はMMさんが手に入れた「今年のHWベスト3」でもやれば・・・。
いいですね~。
本当は「2016年New Modelsの謎車投票」みたいなのもやりたいところですw
おはようございます、ガゼラGTってギミック付きだし、アストンマーチンの改造車(つまり実車モデル)だし、ルーフが全面クリアで内装を良く確認できる、かなり人気が出そうなモデルですし、(恐らく)ブラックフライデーの時に25円で入手されたのは正解だったと思います!僕の方からは特に書くこともないので、例のアドベントカレンダーの写真でも貼っときますね。http://www.thecouponingcouple.com/wp-content/uploads/2016/11/Hot-Wheels-Advent-Calendar.jpg
harunamさん
おはようございます!コメントありがとうございます。
>アストンマーチンの改造車(つまり実車モデル)
えっ、えっ!?
これ、公式見解ですか???
>アドベントカレンダー
こんな感じなんですね~。
8台で$20って思うと高い気もしちゃうけど、それだけじゃないですもんね。
来年こそはゲットしたい。。
にわかマニアさん、こんにちは!!!
私のガゼラGTを紹介してくれて大・大・大ありがとうございます!!!
日本の個人ホットウィールサイト最大手なこのブログでとりあげられるのはめっちゃ嬉しいですよ~♪
あんまりにも嬉しいので椅子から転げ落ちたくらいです(笑)
ガゼラGTの詳細なレビュー、改めてお疲れ様です。
実物をいじくりまわした経験がありながら、サスペンションギミックにはまったく気が付きませんでした。
いつもながら分解までして構造を解説してくれるにわかマニアさんの記事はめっちゃ勉強になりますね♪
中国製のチープミニカーなんかにはプラ背サスペンションギミックが入っているものが結構あるんですが、ホットウィールにもあるんですね。
極初期のスペクトラフレーム時代のホットウィールはトーションバーサスペンションが入っていたと聞きますが、コストが高いのでオイルショックあたりで無くなったみたいなことを聞いたことがあります。
林さん
こんにちは!!!コメントありがとうございます。
>私のガゼラGTを紹介してくれて大・大・大ありがとうございます!!!
いやいやいや!勝手に紹介してしまったのに喜んでもらえてこちらこそ嬉しいです!
こういうのを機に謎車の魅力が広がっていったら面白いですね~。
今回自分でやってみて、プロの方がいかに細かい部分の手を抜いていないのかがわかりました。
自分の製作工程を記事にする際にはもう一度林さんのサイトを紹介させてください!
>中国製のチープミニカーなんかにはプラ背サスペンションギミックが入っているものが結構あるんですが、ホットウィールにもあるんですね。
そうなんですか~!
ちなみに、2016年の他の謎車にもあったみたいですよ!
ただ、トミカやマジョレットのような板バネサスペンションとは効き具合が違ってて、単純に玩具として考えると物足りない部分もあります。
とはいえ、パーツ構成だけでギミックをつけるあたりはさすがですね。
>極初期のスペクトラフレーム時代のホットウィールはトーションバーサスペンションが入っていた
初期のカードを見ると説明欄にそう書いてありますね!
実際にバラしたものを見た事がなく、どういう構造になっているのか気になるところです・・・
>自分の製作工程を記事にする際にはもう一度林さんのサイトを紹介させてください!
ぜひぜひ!!!
私記事を書いていて、「にわかマニア氏の詳細な記事もあるので、ぜひそちらも見てください」ってしたかったことも多いので、レビュー記事が被ったときはぜひ紹介させてくだいね!!
>実際にバラしたものを見た事がなく、どういう構造になっているのか気になるところです・・・
気になりますよね~
しかし、実際にヴィンテージモノのホットウィールを仮に入手できたとしても、勿体なくてバラせませんね……
林さん
>レビュー記事が被ったときはぜひ紹介させてくだいね!!
ええっ、そうだったんですかw
こちらこそめちゃくちゃ嬉しいですw
>しかし、実際にヴィンテージモノのホットウィールを仮に入手できたとしても、勿体なくてバラせませんね……
そこなんですよね、問題はw
海外のコレクターは結構ガンガン当時モノをバラして塗装しなおしたりしてるんですが、なかなか勇気が出なさそうです。
ボロッボロの、もはや塗装しなおさないと置いておくのも不愉快、みたいなモデルをゲットしたらバラしてみたいですねw