ホットウィールベーシックカーの各種Exclusiveモデル(ショップ限定モデル)について
2020/07/18
ホットウィールにはしばしば、Exclusiveモデルという物が存在します。
- Walmart Exclusive
- Kmart Exclusive
- Target Exclusive
などなど。 Exclusiveの意味は、そのまま「限定」ということ。
つまり、その場所でしか入手できないアイテムという事になります。
そんなExclusiveモデルについて、どんなものがあるのか、またどこで買えるのかなどをまとめました。
各種Exclusiveモデルについて
Exclusiveモデルが発売されるのは、前述したWalmartやKmart、Targetのようなスーパーの他に、TRU(トイザらス)やRLC(Red Line Club)の物も。
2020年現在で他にも確認されているのは、Kroger、Walgreens、Game Stopなどが挙げられます。
過去には日本のトイザらス限定モデルなんてのも存在したようです。
Walmart Exclusive – ZAMAC
有名なショップ限定モデルと言えば、Walmartの「ZAMAC Edition」が挙げられます。
ZAMACというのはZinc(亜鉛)、Aluminum(アルミニウム)、Magnesium(マグネシウム)、and Copper(銅)の頭文字を取ったもの。
ホットウィールのダイキャストボディに使われている材質を指しているんですね。
そこから転じて、無塗装のメタル製ボディそのものをZAMACと呼ぶようになっています。
「ZAMAC Edition」はそんなZAMACアイテムにクリアコート、タンポ印刷を施したもの。
基本的にはその年(または前年)に発売されたアイテムから、年間18種をピックアップし、バリエーションモデルとしてWalmartで発売されるケースにだけ混入させてあります。
見分け方としては・・・一番はボディカラーでしょうね。
全体的な塗装がされておらず、メタルむき出しならばZAMACです。
ただ、たまに通常品(ZAMAC Editionでないアイテム)でも無塗装のものがあります。
そこでもう一つの見分け方としては、パッケージを見ることです。
ZAMAC Editionの台紙には、次のような「ZAMAC EDITION ロゴ」が表記されています。
・・・手書きですみませんw
すなわち、このロゴが入っているパッケージならWalmart ExclusiveのZAMAC Editionということになりますね。
ZAMAC以外のWalmart Exclusive
他にもウォルマートではサイドラインのExclusiveアイテムがちょいちょいリリースされています。
たとえばホリデーシリーズというクリスマス仕様っぽいヤツがそうですね。
毎年展開されているHappy New Yearモデルはここでしかゲットできません。
Kmart Exclusive
ZAMACに次いで有名なExclusiveアイテムは、Kマート限定カラーだと思います。
年に3度ほどあるKマートの祭典「Kデー」ではKマート限定アイテムが入ったホットウィール・メインラインが「箱で」発売されます。
同時にKマートの店頭にもこうした限定アイテムが並ぶようです。
WalmartのZAMAC Editionと仕組みは同じで・・・同年または前年のメインラインにラインナップされたアイテムのKマート限定カラーが年間12種程度展開。
ただ、ZAMACのように分かりやすい違いがないので、「見たことないカラーだし買っておくか」みたいな感じで判断して買うことになります。
※一応カード右上のコレクターナンバーが表記されていない、などの特徴あり。
Target Exclusive – Red Edition
古くから限定モデルを展開していたTargetも、2017年から「Red Edition」を展開しています。
それ以前は単なるカードバリエーション(メインラインの台紙に雪が降ってる、ってやつ)だったのですが、Red Editionになってからは圧倒的な存在感を誇るようになりました。
Red Editionはその名のとおり、Targetのコーポレートカラーである赤と白で彩られた限定カラーもの。
これが年間12種程度リリースされます。
こちらも仕組みは他の販売店と同様で、Red Editionが含まれるアソートというのが年に3~4回Targetにだけ入荷されます。
Red Edition以外のTarget Exclusive
TargetではRed Edition以外にもサイドラインものが限定発売されます。
たとえば2016年のRetro Seriesや2018年のThrowback Collection、2020年のFlying Customsなど。
なんとなくレトロなイメージのあるアイテムが得意なのかな。
Kroger Exclusive
2020年現在だと勢力的に4番手に位置するのがKrogerです。
こちらもアメリカの大手スーパーですね。
Krogerでも年間で数種の限定カラーものメインラインが登場します。
ただ・・・上記3店に比べるとそっちの印象はやや弱め。
むしろKrogerと言ったらこちら↓のサイドラインExclusiveが強いかも。
Kroger Exclusiveのハロウィンアイテム
KrogerではFlight Carとしてハロウィン限定のアイテム展開がほぼ毎年あります。
これがねえ・・・毎年ちょっとカッコいいんですよ。
秋になったらKrogerを思い出してあげてください。
TRU Exclusive
TRUはToys”R”Usの略称で、本稿においてはUSのトイザラスを指しています。
ご存知のとおりUSのトイザラスは2018年に破産してしまったため、現時点ではホットウィールのExclusiveモデルは出ていません。
それ以前はKmartやKrogerのように、メインラインのカラーバリエーションモデルが展開されていました。
限定モデルを買う方法と、日本への入荷について
こういった限定モデルは基本的にアメリカの国内にあるスーパーやおもちゃ屋さんでしか買えません。
現地で買う
もし、アメリカへ行く機会があるのなら、現地のスーパーを覗いてみてください。
大型店、もしくはExclusiveが入荷された直後ならばほぼ確実に何かしらを入手できるのではないかと思われます。
日本から一番近い店舗だと、グアムにあるKmartが挙げられますね。
次はハワイのWalmart、Targetあたりかな・・・?
現地から取り寄せる
現地まで行かなくとも、今やオンラインで世界中の物が入手可能です。
特にTargetは日本への発送をオフィシャルで行ってくれていますので、これを利用しても良さそう。
またAmazon.comやeBayでも限定モデルが個人出品されているのはザラですし、現地のホットウィール専門ショップの通販を利用するのもありでしょう。
ただし、通販の場合はどうしても送料がバカ高くなりますね。
商品代と同等またはそれ以上の送料がかかる可能性も考慮しておきたいところです。
日本の専門店で買う
英語が苦手で海外通販はちょっと・・・という方もいると思います。
大丈夫、そんな時には日本の専門店を利用しましょう。
近所に専門店がなくとも通販で限定物を取り扱ってくれているショップさんは多数存在しています。
価格の付け方もショップによってマチマチなので、場合によっては物凄く高額に感じてしまうこともあると思いますが・・・普通に海外から個人輸入するよりも安価なことが多く、便利です。
日本の量販店での混入を待つ
これはもう裏技みたいなものなのですが・・・ごくまれに、日本で発売されるケースの中にもショップExclusiveが入ることがあります。
まぁ・・・ホットウィールあるあるですよねw
工場が正常に機能していないのか、それともテストマーケ的なアレなのかはわかりませんが・・・実際にあるんだから仕方がありません。
ただ、これは本当に偶然出会うしかなく、狙っていけるようなものではないのであまり現実的な方法とは言えませんね。
Walmart限定は西友に入荷するか?
ちなみに、Walmart限定と聞くと「Walmart系列の西友になら入るんじゃないか!?」と期待してしまいがち。
でも残念ながら基本的には入りません。
なぜかというと・・・Walmart系列の西友にホットウィールを卸しているのが「マテル・インターナショナル」だからです。
西友がWalmartからホットウィールを仕入れているわけではないということ。
要するにアメリカのWalmartと日本の西友では流通経路が別なんですね。
なので西友でZAMACを買うことはできない・・・と考えておいて間違いありません。
同様にTRU限定も日本のトイザらスには入らなかったようです。
サイドラインは事情が別
ただし・・・これはメインラインでの話。
サイドラインになると事情が別です。
Walmart限定となっているアイテムが日本のトイザらスに入る・・・なんてのは普通に起こりうることですし、僕が訪れたグアムのおもちゃ屋さんには普通にKroger限定アイテムが並んでいました。
なので、こと日本において入手難度が高いのはメインラインのExclusiveモデルである・・・と覚えておいてください。
※といいながら普通に日本に入ってこないサイドラインがあったりするのでホットウィールは油断できんのよ・・・。
おわりに
こうしたショップ限定モデルのリリースを知る度に、「まだまだ日本はホットウィール後進国なんだなぁ」と思ってしまいます。
基本的に日本には入ってこないですし、日本のショップのExclusiveなんてないわけですしね。
それどころかショップ限定じゃないヤツでも普通に日本に入ってこないアイテムというのも存在してますし・・・。
マテル先生にはもっと日本の市場も盛り上げて欲しいところ!
Comment
某所でZAMACのカマロに出会ってしまったので、つい買ってしまいましたw。メタリックボディに鮮やかなタンポ印刷というのも中々カッコイイですね。
エイブさん
コメントありがとうございます!
ZAMAC入手おめでとうございます。・・・僕はまだZAMACモデルとして売られているものは入手できていないので羨ましいです・・・!
というか、ZAMAC自体は日本に普通には入ってこないと思うのですが、某所というのはやっぱり専門店かリサイクル店だったりするのでしょうか・・・?
>メタリックボディに鮮やかなタンポ印刷というのも中々カッコイイですね。
そうそう!そうなんですよ。
僕は2016年のTV Classic BatmobileのZAMACを見た時に通常版と両方並べたいと思ってしまいました。
塗装を剥がしちゃえば、ダイキャストボディのホットウィールならなんでもZAMACボディにはできるんですが、タンポだけはどうにもできないんですよね~・・・