CUSTOM FORD BRONCOのレビュー。カバオ君からの卒業カスタムも。[DHX50]
2019/06/06
ちょっと前のモデルになりますが、ようやくブリッとバリしたので紹介します。
CUSTOM FORD BRONCOです。
実はこれ、今まで開けてなかったのには理由がありました。
それは顔が気に入らなかったからです。
ブロンコって好きな車だったんですが、買ってからとても後悔してたんです。
なんでこんな顔なんだよ・・・って。
今回「ちょい足し前提」と思ったらブリバリする覚悟ができました。
そんな面食いな僕がお送りする、ブロンコのレビューです。
カスタムフォードブロンコのレビュー
CUSTOM FORD BRONCOは2008年にデビューしたモデルで、今回僕が手にしたのは2016年のHW DAREDEVILSセグメントに登場したものの2ndカラーです。
2016年にはK-Mart Exclusiveカラーも含めてメインラインが3種とウォルマート限定サイドライン1種が登場するというある意味人気車種でした。
2017年もSURF’S UPセグメントにラインナップされています。
FORD BRONCOとは
FORD BRONCOはフォード社がジープ・チェロキーの対抗馬として1966年に販売開始したSUV。
今回のキャストは1966年~1977年まで展開された初代ブロンコ=アーリー・ブロンコをオフロード用にカスタムしたものです。
ブロンコは当初、チェロキーに対抗できるモデルだったものの、後発のCHEVROLET BLAZERにその座を譲ることになります。
というのも、実直で真面目にSUVを専用設計で作り上げたブロンコに対し、ブレイザーは「SUVに乗る層」のターゲッティング(マーケティング)に成功したというのがその要因。
ここら辺は好き嫌いが分かれるとは思いますが、僕はマーケティング主導のモデルというのは嫌いではありません。
というのも僕がかなり丘サーファー的な部分を持ち合わせている人間だからで・・・「カッコよければそれでいいじゃん!」っていう考え方、よくわかるんですよ。
ただ、逆に真面目に機能を追求していくストイックな職人さんの気持ちもわかります。
なんだろう、わかりやすく言うと、Mac派なのかLinux派なのか、iPhone派なのかAndroid派なのか・・・みたいな違いですよね。
当時のUSでは多くの「SUVに乗る層」からシェビーが支持された・・・と、それだけの話です。
結果、ブレイザーに人気で負けたブロンコは販売不振に陥り、第二世代からはGMのマーケティングを利用することになります。
そうは言っても・・・綿密に練られたマーケティング戦略と付け焼刃的に真似したものは別物。
結局のところ、業績は思うようにはあがらなかったようです。
そういったブロンコの背景を考慮しても、今回のCUSTOM FORD BRONCOは貴重なアーリー・ブロンコ・・・つまり、真のSUVとしてFORDが取り組んだモデルをキャスト化しているわけで、ホットウィールデザイナーの熱い想いのようなものも感じられますね。
ちなみにデザインはMark Jones氏とJohn Violet氏の共同設計。
イラストをMark Jones氏が手掛け、3Dデータに起こしたのはJohn Violet氏だそうです。
では、各部見ていきます。
フロント・リア
はい、僕が気に入らなかった顔はこれです。
どうにもカバとか、ヘッドホンを聴いているゴリラみたいな表情にしか見えなかったんですね・・・。
というのもオフロードバンパーが笑った口に、そこに着いたフォグランプが鼻の穴に見えてしまったからなんです。
そう言われたらそう見えてきませんか・・・?
僕はずっとこれを「カバオくん」と呼んでいますw
どうしてこれ、トヨタオフロードみたいに樹脂パーツでバータイプにしてくれなかったんでしょうね~・・・。
ホットウィールのTOYOTA OFF-ROAD TRUCKのレビュー。いじり甲斐がありそうなピックアップトラック![DHR55]
ただ、その奥にあるご尊顔はしっかりとアーリーブロンコ特有のかわいらしさを再現されているのがわかるかと思います。
背面にはオフロードカーらしく大きなスペアタイヤを背負っていました。
実はこれ、2016年モデルから金型が改修されています。
2015年モデルまでは下のような状態でした。
わかりますかね・・・?
スペアタイヤは水平に載っていますし、実際にこの時のキャストが装着しているタイヤと同じ仕様で塗装もされています。
そしておそらく2015年まではスペアタイヤが別パーツだったと思われますが、2016年モデルではインテリアパーツと一体成型になっており、キャストが装着するタイヤがどんな種類のものだったとしてもスペアタイヤはOR5SP(Off-Road 5-Spokes)に似せた4スポークタイヤで固定されてしまいました。
厳密には2014年より以前のキャストはフェンダーがボディと一体になっていたようなので・・・これは各世代のカスタムブロンコをゲットしたくなるリツールですね・・・。
サイド
ボディサイドにはホットウィールらしく派手なフレイムスが印刷されていました。
タイヤはOR6SP(Off-Road 6-Spokes)。
金型改修は荷台に続くパイプフレームを短くしています。
また、フェンダーがインテリアと一体成型であることで、塗り分けせずともボディ・フェンダー・底面パーツといったカラーリングにコントラストを出すことができるようになったのはデザイナーの功績と言えるでしょう!
こうした金型改修は「改悪」と捉える方もいらっしゃるとは思いますが、やっぱり$1のミニカーと考えると、このご時世コストダウンは避けられない問題だと思っています。
そう考えると、なんとか以前のモデルをそのままに、原価だけ安く抑えられる方法を探っているHWデザイナーさんはマジパネェっす。
今のモデルは今のモデルとして、過去のものと比較して楽しんでいきたいところ!
トップ・ベース
四角いですねー。
ボンネットにはボディサイドと同様のフレイムスが入っていました。
DAREDEVILSセグメントはスタントカーの集まり的な位置づけだったと思いますが、この車がどういう使われ方を想定したペイントデザインなのかはわかりません。
ちなみに、よく見るとルーフに傷のようなラインが一本入っています。
これは「ウェルドライン」という樹脂成型時に出来てしまうものだそう。
模様に見えなくもないけれど、なんだか気になりますね~;
底面には2007年、2015年のデュアル著作年とマレーシア製であることが記されていました。
ちょい足し
冒頭でも書きましたが、今回ブリスターから開けたのは、ちょい足しする前提だったからです。
[参考]約500円で見違える!ちょい足しお手軽カスタムでオレジャーハント
[参考]家にあるルース品全部塗りたくなる追加の3色。エナメル塗料でリペイント
このカバオくんみたいなブロンコがちょい足しでどこまで見栄えするようになるのか観てみたかったんですよ。
ポイントはパッと見でカバオくんに見えなくなること。
それでは早速御覧いただこう・・・。
これだ・・・!
どうでしょう・・・。
塗りの精度はさておき、フロントマスクにリアリティを持たせるだけでかなり印象が変わったのではないでしょうか。
当初はバンパーの「本来は隙間になっているところ」に本当に穴を開けてやろうかと思ったんですが・・・メッキパーツってそういう傷がついたところから腐食が始まるというような話をどこかで読んだので思いとどまりました。
ヘッドホンを装着してる感はぬぐえませんでしたが、なんとなくカバオ君感はなくなったかなと!
背面はこんな感じでほぼほぼいじってません。
気になったOR4SPタイヤのホイールだけ塗りました。
今回、塗装するにあたって「塗りやすさ」を考慮し、いったんタイヤ以外バラすことにしました。
で、バラしてみるとわかるんですが、ボディ側のフロントマスクが意外としっかり作られていたんです。
2017年のNew Modelsだった’70 Chargerなんてオフロードバンパーを外したらボディがえぐれてましたからね。
ここまで無傷で顔が残ってるというのは貴重かもしれません。
そう思ったら・・・
こんな感じで、アーリーブロンコの可愛さを活かした改造も捗りそうです。(※この写真は画像編集したもの)
その場合はもうちょっとボディをローダウンしたいかな・・・。
もう一台ゲットしたらやっちゃいそう。
おわりに
というわけで、CUSTOM FORD BRONCOのレビューでした。
この顔のせいで全く人気ないだろうなーと思っていたブロンコですが、意外や意外・・・僕の行動範囲内には全然売れ残ってませんでした。
なので、ゲット出来る時にしといて正解だったなと。
やっぱり腐っても実車なんですねぇ・・・。(失礼)
こうなってくると、ブレイザー、ブロンコに続いてラムチャージャーのキャスト化が個人的に楽しみです!
最後になりましたが、今回記事を書くにあたってディスカウントミニカーコレクションさんのブロンコの記事をかなり参考にさせて頂きました。
いつも詳しい自動車の背景、参考にさせて頂いてます。ありがとうございます。
[参考]【Hot Wheels(ホットウィール)】カスタムフォードブロンコ 2016‐153/250 HW‐DAREDEVILS™ 8/10 : ディスカウントミニカーコレクション
Comment
こんにちは!
このブロンコは私のお気に入りキャストですw
というのも、初めて発売日にHWを買いに行った時にファーストエディションを入手していて、思い入れがあるんです!
それなのに、2度の金型改修に気付いていませんでした!、、、笑
よく観察されていますね!
グリル無しの姿も十分精悍で、これでもいいんじゃ…?と思ってしまいました。
ぜりあすさん
こんにちは!コメントありがとうございます。
>初めて発売日にHWを買いに行った時にファーストエディションを入手していて、思い入れがあるんです!
おおおお!
そういう想い出のアイテムって他人にとっては価値がなくても自分にとっては特別なんですよね~!
そんなアイテムをカバオくん扱いしてしまい・・・申し訳ありません^^;
>それなのに、2度の金型改修に気付いていませんでした!、、、笑
>よく観察されていますね!
ありがとうございます!
好きな人ですら気づかないようにコッソリ改修を行うあたりすごいですよねw
>グリル無しの姿も十分精悍で、これでもいいんじゃ…?と思ってしまいました。
そうですよね~
僕も逆にそっちの方が好きかも・・・って思ってますw
デザイナーさんには申し訳ないですがw
ナイス カスタム❗
ブロンコ激変しますね🎵
楽しさが伝わりますっ!
僕も弄ろうかな〜
HIDEじさん
コメントありがとうございます!
いやー、もったいないお言葉!!嬉しいです!
でもあれですね、カスタムって一度始めちゃうと「やらないと気が済まない」という状態になりがちですね。
どんどんハマっていきそ。。。
>僕も弄ろうかな〜
フロント塗るぐらいじゃ終わらなさそう・・・w
こんばんは。
今日は親の知り合いの1961 chevy impala で静岡の沼津港で行われたイベントに行って来ました!
買ったものは
Hot wheels bacic
nissan skyline 2000 gt-r 800円 (幻のケンメリと調べると一番上に出てくる青緑色の73とゼッケンがはってあるやつがモデルのです!)
65 chevy impala red 300円 (やっすw)
07 cadillac escalade black 500円 (ようやくてに入ったぜ!)
hiway hauler 2 200円 (customしようかな)
52 hudson hornet red 400円 (これで2台目w)
the vanster Hot wheels color 100円 (ハイエースがモデルですね)
ルース
1980 chevy montecalro yeallow 100円
snake yeallow 300円 (タイヤがのり巻きのようなやつです..)
プラモ amt 社製 1964 chevy impala ss
2000円 (安すぎですw)
という感じです!
今回買ったものは皆 いつもトイザらスの戦友でしたww 値引きもしてくれましたw
今日の格言「持つべき物は友」
inoriさん
こんばんは!コメントありがとうございます。
>今日は親の知り合いの1961 chevy impala で静岡の沼津港で行われたイベントに行って来ました!
えっ、えっ!?
どっちもめっちゃ羨ましいんですけど・・・w
イベントの戦果もいいですね~。
ケンメリは僕も最近ようやく興味が出てきたのでそのうちゲットしたいです。
snakeが300円とかもいいなぁ・・・。
>今回買ったものは皆 いつもトイザらスの戦友でしたww 値引きもしてくれましたw
え??日本語でおkww
出展者さんが戦友さんだったのかな??
だとしたらいい関係ですね~^^うらやま
>今日の格言「持つべき物は友」
これは本当にそうだと思います!
大切にしていきましょう!!!
あっ…..誤字ってましたねw
正しくは出品者さんが戦友でした。
にわかマニアさんも来年来てみてはどうですか?(人の数物凄いけど….)
というかブロンコの事何にも触れなかったですね….
ブロンコ ブロンコ ブロンコビリーですかね…
inoriさん
出品者さんが戦友であってたんですねw
それって、転b
>にわかマニアさんも来年来てみてはどうですか?(人の数物凄いけど….)
行ってみたいですね~!
本当に人が多いのはニガテなのと、静岡はちょっと遠すぎるので簡単にはいけないですが・・・。
>というかブロンコの事何にも触れなかったですね….
>ブロンコ ブロンコ ブロンコビリーですかね…
うん、頑張ってくれたことには感謝しますw
にわかマニアさんこんにちは!!!
ブログの紹介ありがとうございます!!!
参考にしてもらえると嬉しいです♪
頑張って調べた甲斐がありますよ(笑)
フロントグリルは塗り分けると効果抜群ですね。
ここまで見違えるとは…… カバオくんには笑いました(笑)
荷台のタイヤが一体成型になる金型改修は知ってたんですが、バンパー周りの改修は全然知りませんでした。
勉強になります。ぜひとも改修前のモデルと見比べてみたいですね。
ブロンコは上級サイドラインで’67フォードブロンコも発売されているので、ぜひとも並べたいところ。
ローダウンしたカスタムも楽しそうですね。
車高下げるってミニカー改造の定番ですから、ぜひチャレンジしてみたいですよ♪
林さん
こんにちは!!!コメントありがとうございます。
>ブログの紹介ありがとうございます!!!
>参考にしてもらえると嬉しいです♪
いえいえ!このやりとりも恒例となってきましたねw
>頑張って調べた甲斐がありますよ(笑)
えっ、そうなんですか!
てっきりすでにある知識から書かれているものだとばっかり。。
あそこまで詳しく掘り下げられるのはすごいです・・・。
>フロントグリルは塗り分けると効果抜群ですね。
>ここまで見違えるとは…… カバオくんには笑いました(笑)
エナメル塗料のおかげでグッと楽しみの幅が広がりました^^
このブロンコは本当にどうしてもカバオくんに見えてしまってたので・・・やってよかったですw
>荷台のタイヤが一体成型になる金型改修は知ってたんですが、バンパー周りの改修は全然知りませんでした。
>勉強になります。ぜひとも改修前のモデルと見比べてみたいですね。
僕も写真から判断しただけで、実際のものを見比べたわけじゃないため、間違ってたら申し訳ないです。
なので、改修前モデルはゲットしたいところ・・・!
>ブロンコは上級サイドラインで’67フォードブロンコも発売されているので、ぜひとも並べたいところ。
おっと、これは知りませんでした!!!
調べてみたところ、同じアーリーブロンコなのに絶妙に顔立ちも違いますね。
これまた欲しいです!
問題はお金と、売っている店に出会うことだ・・・。
>車高下げるってミニカー改造の定番ですから、ぜひチャレンジしてみたいですよ♪
SIKUのカルマンギアをPhil Riehlman氏ばりにローライダーしてやろうと思って車高下げたことがあるんですが、やっぱり引き締まりましたね~。
ううむ・・・これはやりたくなってきた