Hot Wheels 情報まとめ | Hot Wheelsにわかマニア

ホットウィールの情報をまとめるにわかファンサイトです。

ホットウィールのミニカーは、どこまでが謎車で、どこからが謎車じゃないのか。

     - 考察・コラム

僕は便宜上、本ブログにおいて「実在する車」を「実車」、「実在しない車」を「謎車」のように呼んでいました。
ここに特に深い意味はなく、僕がホットウィールに触れた時には「謎車」という言葉が蔓延していたため、「ホットウィールのオリジナルカーは謎車って呼ぶものだ」と勝手に解釈していたんです。

ですが、昨日コメント欄にて「謎車」と「コンセプトカー」の定義についての話題があがりました。

たしかに僕もオリジナルカーをすべて「謎車」と呼んでいいものかどうか、考えなかったわけではありません。
ということは、おそらく同様に普段から疑問に思っていた方も多いのではないかと思います。

というわけで、少し精査しておきたいと思います。

スポンサーリンク

ホットウィールの謎車についての考察

さて、冒頭にも書いた通り、僕がホットウィールに触れたころにはすでにファンたちの間で「謎車」という言葉が普通に使われていたので、僕はその呼び名の経緯を知りません。

少なくともオフィシャルの呼び名ではないはずです。

ではオフィシャルではどう呼ばれているのかというと、「ホットウィールオリジナルカー」「オリジナルデザインカー」というものになります。
※Hot Wheels Collectorsなどでの呼称。

また、オフィシャルかどうかはわかりませんが、先日来日されたジュン・イマイ氏が口にしていたのは「ファンタジーカー」「イマジナリーカー」というものでした。
ファンタジーもイマジナリーも「空想上の」とか「想像上の」といったような意味合いです。

逆に僕らが「実車」と呼んでいるものは「ライセンスドカー」という呼び方をされていました。

そしてコンセプトカー。
しばしばドリームカー(夢の車)、フューチャーカー(未来の車)と言った呼ばれ方もしますが、厳密にいえばひとくくりにしてはいけないような気もします。

この辺りも踏まえての線引きを、実際のモデルを例に見ていきたいと思います。

ホットウィールオリジナルカー(ORIGINAL DESIGNED CAR)

「ホットウィールオリジナルカー」という言葉はその意味通り「ライセンスドカー(メーカーライセンスを受けている車)」以外は全部が「ホットウィールオリジナルカーである」と言えると思います。

つまり、ライセンスドカーの対局にあるもの、ライセンスを受けていない車はすべて「ホットウィールオリジナルカー」です。

そのため、実際に実車化された際に公道を走れそうな「コンセプトカー」も「ホットウィールオリジナルカー」ですし、ストリートビーストのような「ファンタジーカー」も「ホットウィールオリジナルカー」に含まれます。

ちなみに、本ブログにおいての「謎車」という呼称は「ホットウィールオリジナルカー」の意味で使っていました。

ファンタジーカー・イマジナリーカー(FANTASY CAR / IMAGINARY CAR)

空想の車、想像の車・・・つまり「架空車」という意味を持つのがファンタジーカー(またはイマジナリーカー)です。

サメがモチーフになっていたり、恐竜にタイヤがついていたりするものが頭に浮かびやすく、「ファンタジーカー=謎車」と結びつく人も多いのではないでしょうか。

ただ、「架空車」という言葉の意味で考えると、より広義に「実在しない車」を指すのではないかと思います。

例えばナイトロテイルゲーターなんて実車であってもおかしくないようなデザインだったとしても架空車です。

また、シンプソンズファミリーカーはライセンスドカーでありながらもアニメの中でしか登場しない車であることから「架空車である」と言えるでしょう。

その場合、「架空車だけど、ホットウィールオリジナルカーではない」という立ち位置になり、「ホットウィールオリジナルカー=架空車」という図式が崩れます。

ライセンスドカー(LICENSED CAR)

僕は「実在する車」という意味で「実車」と呼んでいます。
ジュン・イマイ氏の呼び方に倣うのなら「ライセンスドカー」ですね。

ライセンスドカーは「メーカーライセンスを受けている車」ということで、普通に考えたら「実車」と呼んで問題ない気がします。

ですが、前項に挙げた通り、例えばアニメ作品やコミックの作中のみで登場し、実在しない車であれば「ライセンスドカーだけど実車ではない」ということになります。

他にもデザイナーズチャレンジでラインナップされたFordのGangster Grinなんかは、モックアップこそあれど実際の車は存在しない、かつフォードのラインセンスを受けている車ということになるのではないでしょうか。

そう思うと「ライセンスドカー=実車」という紐づけも崩れてくるわけです。

コンセプトカー(CONCEPT CAR)

Photo by ebay.com

メーカーが展示目的で制作する車がコンセプトカーの定義です。
デザインや技術の方向性を表現するために作られ、オートショーなどで展示されることで人々の購買欲を掻き立てることに使われたりします。

特にデザインを見せるコンセプトカーである場合には、実際に走るか走らないかは問題ではなく、中身が作られないものもあるんだとか。

コンセプトカー自体は基本的には市販されないため、「市販車」という位置づけにはなりませんが、コンセプトカーをキャスティングした場合は「メーカーライセンスを受けた実在する車」という立ち位置になるため、「実車」かつ「ライセンスドカー」です。

近年のコンセプトカーはその後の販売戦略も視野にいれた「リアルな未来の車」だと思います。
ホットウィールでキャスティングされたもので言えば、’12 NSX CONCEPTやCAMARO CONCEPTなんかは数年後に発売された次期モデルにソックリそのままデザインや機能が踏襲されていたわけですよね。

ただこれが60年代ぐらいのものだと、ちょっと違った印象があるというか・・・個人的には過去のコンセプトカーは「ドリームカー」と呼ぶにふさわしい「フューチャーカー」だったのではないかと感じています。

Photo by ebay.com

たとえばLINCOLN FUTURAなんかはまさしく当時のドリームカーだったであろうことが想像できませんか?

Photo by ebay.com

SWEET 16のSILHOUETTEなんかは今見てもかなり「近未来感溢れる車」と言えますよね。

こういったドリームカーは紛れもなく「実車」なのですが、形状からは実在しない車に見えるため「実車」と呼ぶことに抵抗がある人がいたとしてもおかしくないと思います。

かといって謎車と呼ぶのもおかしいですし、架空車というわけでもないのでなんとも難しいところですねw

※あくまで今の僕の感覚であって、発表された当時の人にしてみたらリアルな近未来のコンセプトカーといった感覚だったのかもしれませんが・・・

市販車をベースとしたオリジナルカー

さて、ここからはもうちょっとややこしくなっていきます。

ホットウィールによくあるのが、「市販車ベースのオリジナルカー」です。
たとえば写真のTOUR DE FASTは、公式見解ではないものの「明らかにシトロエン・DSをベースにしたよね」という架空車です。

他にも24/SEVENやらRODGER DODGERのように「もうネーミングにも実車のヒント出ちゃってんじゃん!!」ってヤツもあります。
要はライセンス許可が何らかの都合で下りなかったもの、または遊び心で似せたもの・・・みたいな感じではないでしょうか。

これを果たして謎車と呼んでいいのか?と言われると、なんとも難しいところです。
やっぱり謎車と呼んではいけないような気もしますね。

市販車がベースになっているのであれば動力源や駆動方式もまともに考えられているだろうと想像できるため、これがたとえ実際のサイズで作られていたとしても違和感がない(=謎車ではない)はずですよね。

ただ、「実車」ではないので、実車ファンからしてみたら「どこに需要あんだこれ。謎。」という発想になってもおかしいことではなく、そう考えたら「謎車」とも言えるわけです。

うーん、ややこしいw

ドリームカーベースのオリジナルカー

先日のコメント欄で話題に上がったのがこれです。
おそらく実寸サイズであれば「ホットウィール発のドリームカー」であったようなモデルを安易に「謎車」と呼んでいいのかどうかということ。

写真のTOREROなんかは当時のDODGE CONCEPT CARをベースにしていると言われていますし、もはや実車ベースのオリジナルカーのようなものです。

要するに「ホットウィールのデザイナーが本気でコンセプトカーを作ったら・・・?」というようなものであれば「謎車」と呼ぶのは疑問に思えるといったところではないでしょうか。

もともと車のデザイナーだった人が多いホットウィールのデザインチームなわけですから、その車を発表するときに在籍していたのがマテルではなくGMやフォードであったなら、そのモデルはメーカーライセンスのあるコンセプトカーとして世に出ていた可能性もあるわけですね。

※かといって、HOT TUB(温泉カー)やHOT SEAT(トイレカー)のような”おふざけロッド”が「本気で作ってない」というわけでもないでしょうし、これまた定義が難しそうです。

オリジナルカーから実車化したもの

もっと難しいのは、ホットウィールオリジナルカーとして登場しつつも実車化してしまったモデルです。

TWIN MILLがまさしくそれで、しっかりと走ることもできるため、もはや「架空車」とすら呼べないのではないか・・・?と考えさせられますw

架空車から進化した実車なのかな・・・。
なんて呼んでいいか悩みますね。

RIP RODのようにもともと実車化することを前提にホットウィールオリジナルデザインで作られたものなんかも、実車なのか架空車なのかは難しいところです。

実車か架空車かという呼び方が謎なので「謎車」と呼んでもいいでしょうかw(だめ)

実車ながら派手にカスタムしたもの

最後に物議を醸しそうなのが、実車を派手にカスタムしてしまったもの。
写真のエルカミーノはミッドシップ化したことはさておき、そのせいでホットウィールにはあるまじき「動力源や駆動方式の謎」が出てきているそうです。(僕はまだ勉強中でよくわかっていませんがw)

はたしてこういうものを「実車」のくくりにしていいものか、はたまた「謎車」と呼ぶべきなのか。
それともその融合なのか・・・。

また、ビートルをシルエットフォーミュラ風にカスタムしたケーファーレーサーなんかも見た目的には結構トリッキーな印象があるので「謎車」扱いされてもおかしくないキャストです。
これに関しては「ビートル」という実車は存在していながらも、ケーファーレーサーという実車は存在しない架空車・・・つまりライセンスドカーかつオリジナルカーという立ち位置になりますかね・・・?

まとめると・・・

これらのことをまとめると、「実車と謎車」という分け方ではなく、大きく2つにわけるのなら「ライセンスドカー」と「オリジナルカー」、または「実車と架空車」ということになるのかなと思います。

ライセンスドカー ⇔ オリジナルカー
実車 ⇔ 架空車

ライセンスドカーはあくまで「ライセンスを受けた車」ということですから、イマジナリーカーであるバットモービルなんかも含まれます。
そう考えると実車かどうかは関係なく、ライセンスドカーには実車も架空車も含まれることに。

昔学校で習った包括の記号を思い出しながら書くと、こんな感じ。

ライセンスドカー ⊂ 実車・架空車

一方オリジナルカーは「ホットウィールのデザイナーが独自にデザインした、ライセンスを受けていない車」のこと。
つまりほぼ「架空車」と同義ということになります。

オリジナルカー ≒ 架空車

ただし、TWIN MILLやRIP RODのような「オリジナルカーだけど実車」もあることから、オリジナルカーにも実車・架空車は含まれることになりますね。

オリジナルカー ⊂ 実車・架空車

コンセプトカーは難しいところではありますが、基本は実車に包括されるものかなと。
ただ、ホットウィールデザイナーが「オリジナルデザインだけどコンセプトカーだ」と主張するのなら、架空車かつコンセプトカーというものも存在する、といった感じでしょうか。
※だれか頑張ってマトリクスを作ろう!(丸投げ)

こういった前提があるうえで、「謎車」というのはまた違ったカテゴリーになるのかなと思います。
ライセンスドカーかつ謎車、オリジナルカーかつ謎車、実車かつ謎車、架空車かつ謎車・・・というものが存在しつつ、「オリジナルカー・架空車だけど謎車じゃない」も存在する・・・みたいな。

これはもう「謎車」をどう定義するのかによって変わってきますね。

謎車の定義

それでは最後に、「謎車」という言葉が本来持つ意味について考えてみます。

「・・・最初にやれよ!!」って話ですがw

謎車をそのまま英訳すると「MYSTERY CAR」となります。
ミステリーというのは「怪奇である」とか、「不可思議である」ということ。

ただし、ホットウィールで展開されているMYSTERY CAR(中身が見えないパックで販売・プレゼントされているもの)を見てもわかる通り、マテル側としても「謎」という意味そのもの・・・つまり「内容・正体などがはっきりわからない事柄」という意味で「ミステリー」という言葉を使っていることがわかります。

なので、僕らが「よくわからない。不思議。」と思うものを「謎」と呼ぶ感覚は、そのままホットウィールに適用されてもおかしくないということ。

そう思うと、「動力源や駆動方式がよくわからないもの」を謎車と呼ぶこともあれば「なんでこんなもの作ったのかわからない」といった需要に対して疑問が残る車種を「謎車」と呼ぶことがあってもおかしくはないわけですね。

謎に感じる部分には個人差がある

問題は「動力源や駆動方式に関してはどこまで判明していれば謎ではないのか」といった部分や「どの車に需要があるのか」に関しては個人の裁量の域を出ないということではないかと思います。

特に「需要」の部分で言えば、マテルのマーケティングチームが需要を無視してまでデザイナーの好き勝手な商品を作らせているとは考えられないので、単に自分の好き嫌いだけで「どこに需要があるのかわからない。だから謎車。」と言い切ってしまうのは些か安易な発想であるといえるかもしれません。
※人気車種を際立たせるためにあえて「ハズレ」として需要のない車を作る戦略もあるかもしれませんが・・・。こればっかりは神(マテル)のみぞ知る・・・ですね。

そもそもよくわからないものを「謎」として片づけてしまうのは単に僕らが思考を停止させているだけであって、そういう意味でいうと「謎車」などというものは本来存在しないのではないでしょうか・・・!(超哲学的)

おわりに

というわけで、「謎車」について考えてみたというお話でした。
記事が長くなってしまったものの「これ」という結論がでない・・・まさに「謎記事」になってしまったことをお詫びしますw

僕はこういったジャンルの話になると思い出す話があります。
以前、音楽をやっていた時に「ミクスチャー」というジャンルの定義について友人に訪ねた時、「そもそも日本人がミクスチャーと呼んでいるカテゴリーはUSには存在しない」と聞いて衝撃が走った時のことです。

僕らはよく「これはロックだ、あれはロックじゃない」みたいなことを議論していましたが、USではそんなこと特に気にしていないという話でした。
※もちろんこれが全米を代表する意見というわけではないですが・・・。

そう考えたときに、もしかすると「謎車?架空車?コンセプトカー??」と気にするのは僕ら日本人ぐらいのもので、本国アメリカのコレクターたち(デザイナーも含めて)はあまりこういったカテゴリーの呼び名を気にしていないのかもしれないと思いました。

デザインチームでは日々「トラを乗せてみるのはどうだろう?」「ゾウにロケットを乗せるのは?」といった議論が交わされているそうです。
特に「僕ら自身もコレクターだから」と自負するデザイナーさんたちは、それが「どんなカテゴリーに属するか」を気にせず、ただ単純にこうしたデザインを楽しんでいるのかもしれませんw

とはいえ、なんでもかんでも「謎車」と呼ぶことに対して疑問に思っている方も多いと思うので、ある程度の公式見解が欲しいところではありますね。

僕も今後は「謎車」ではなく「オリジナルカー」または「架空車」という呼称をなるべく使うように心がけようとは思います。
※ですが、もし「謎車」という言葉を使ってしまったとしても、それは蔑称ではなく、あくまで「面白い車」という意味合いの愛称ぐらいに思ってもらえたら幸いですw

スポンサーリンク

  こんな記事も読まれています

Comment

  1. HALCA より:

    お疲れです。
    HWオリジナルカーとライセンスカー。カスタムカーやホットロッド、ショーロッドも実車、架空車が入り混じってカオス状態を呈していますが、そこがホットウィールの魅力であると思います。
    オリジナルカーと思っていた変な車にHWオリジナルでは無い実車が存在することを知ったりできるとなんだか嬉しくなってきたりします。

    • にわかマニア管理人 より:

      HALCAさん

      お疲れ様です。コメントありがとうございます!

      >HWオリジナルカーとライセンスカー。カスタムカーやホットロッド、ショーロッドも実車、架空車が入り混じってカオス状態を呈していますが、そこがホットウィールの魅力であると思います。

      そうですね~
      これが他のミニカーにはない圧倒的な魅力・差別化ポイントなんだろうと思います。

      >オリジナルカーと思っていた変な車にHWオリジナルでは無い実車が存在することを知ったりできるとなんだか嬉しくなってきたりします。

      わかりますww
      ホットウィールはその性質上「またやったか・・・こんな架空車を作りやがって!」と僕らも思ってしまいがちなバイアスがかかってると思うんです。
      なのでちょっとでも変な名前だったり、市販車っぽくないデザインだとすぐに疑っちゃいますw

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です