SPLIT WINDOW ’63のレビュー。C2 Corvetteの初期型モデル![X6999]
2017/12/22
ファンの方ならその名前や形状、ボディ脇に配されたロゴを見ただけでピンと来る車両、SPLIT WINDOW ’63。
先日入手した3-PACKに含まれていたものです。
※僕は手に取るまでこの車種が何なのかわかりませんでした^^;
[参考]HOT WHEEL 3のレビュー。全然お得じゃないのになぜかワクワクするマルチパック
というわけで、SPLIT WINDOW ’63のレビューいってみましょう!
スプリットウィンドウ ’63のレビュー
先日入手した3-PACK、HOT WHEELS 3に入っていた3種のうち、なんと僕が外観から判断できたのは「STREET CREEPER」だけでしたw
通常のベーシックカーだったら名前も知らないモデルなんて絶対に買わないのに・・・「3台入ってるし」という意味のわからない理由のおかげで自分の知らないモデルをゲットできるというのは、ある意味素晴らしい体験なのかもしれません。
・・・値段も変わらないのにね。。。
そうは言っても当然パッケージから確認できる横顔を見て「おー、これカッコいい!」と思ったから手にとっています。
そんな3台のうちの1台、一番上の緑色の車両がSPLIT WINDOW ’63でした。
SPLIT WINDOW ’63について
ノーズの長いスポーツカーはこういう角度がよく似合いますね~。
SPLIT WINDOW ’63はホットウィールにおいて1980年のHi-Rakersシリーズからデビューしました。
デザイナーはラリーウッド氏です。
1980年のデビューから今日に至るまで、’63 CORVETTE、’63 STINGLAYといったいろいろなモデル名でリリースされている通り、スティングレイことC2 Corvetteの初期型モデルをキャスト化したものです。
C2 Corvetteの’63年ものはリアウィンドウがフレームによって二つに分割されていることから「SPLIT WINDOW」と呼ばれており、それがそのまま当モデルのモデル名となっているわけですね。
ちなみに「スティングレイ」の名称はC3およびC7 Corvetteにも採用されておりホットウィールにも数多く登場していますが、C2型のみ「Sting Ray」とStingとRayを離して表記するのが正しい綴りだそうです。
今回紹介するモデルは2016年のMultipack Exclusiveカラーもの。
どうやらMultipack ExclusiveはTOYナンバーがすべて「X6999」みたいですね~。
このあたりもまた調べてみたいところです。
それでは各部見ていきましょう。
フロント・リア
正面から見るとボディとシャーシの間にかなり大きな隙間が空いています。
実際のC2 Corvetteを見てもここのところに隙間があるのですが、ここまで大きくはないので・・・ホットウィール的なデフォルメ表現と言えそうですね。
それか、Hi-Rakers(後輪側が高くなるギミック付きシリーズ)の名残りでしょうか。
当時ものと見比べてみたいところです。
背面にはしっかりとリアガラスを二分するフレームがルーフに向けて伸びているため、’63年式のCorvetteであることがわかります。
ちなみにホットウィールにおいては’64 Corvetteや1967 CorvetteといったC2 Corvetteが存在しているので、この辺りとも比べてみたくなります。
フロント部先端にはChevroletのロゴ、ゆりの紋章、そしてレーシングフラッグによってデザインされたCorvetteのエンブレムがあしらわれていました。
このエンブレムは形を変えて現在のCorvetteにも採用されています。
参考までに’14年式のC7 Corvette Stingrayのフロント部はこんな感じでした。
[参考]HWPD仕様の’14 CORVETTE STINGRAYのレビュー。謎車じゃないよ、実車だよ。
サイド
僕が何の車種か判断できなかった横顔がこちらです。
でも今回知ることが出来たので、次からはちゃんとわかるようになりましたw
Hi-Rakers時代の後輪部分が昇降するギミックは1987年のリツールによって早くもオミットされてしまっています。
また、1995年にはさらにベースパーツ構造が1つにされるなどのコストダウンが図られており、もしかすると当時ものとはサイドビューもやや違って見えるのかもしれませんね。
ベーシックカー相当のモデルですが、ドアノブがしっかり塗り分けられている(タンポですが)など、横顔の見た目は良い感じです。
ホイールはChromeリムのPR5(Phil Riehlman 5-Spokes)が採用されていました。
トップ・ベース
ボディトップから見ると、なんとなくSting Ray(アカエイ科)と名付けられたのがわかるようなデザインをしていますね。
また、初代CorvetteからC3型に続く中間的なデザインをしているとも言えそうです。(つながりはないと思いますが)
ボンネット部には327と書かれており、Chevyの327スモールブロックエンジンが採用されていたモデルであることがわかります。
※後年のC2型は427ビッグブロックが載せられたモデルもあったそうです。
底面には1979年の著作年と「CORVETTE STINGRAY」という車名、マレーシア製であることが記されていました。
前述の通り、1980年にデビューした際の金型は1987年および1995年に変更されているため、この著作年は厳密にはフェイクということになります。
その証拠に当時ものの背面を見ると、まったくデザインが異なっていることが確認できます。
また、本モデルのデビュー時名称は紛れもなくSPLIT WINDOW ’63だったわけですが、現在の金型における正式名称は「CORVETTE STINGRAY」ということみたいですね。
おわりに
というわけで、C2 CORVETTE、SPLIT WINDOW ’63のレビューでした。
ホットウィールとコルベットは切っても切り離せないような関係にあり、2000年ごろに日本で配布されていたという小冊子にも「人気ナンバーワンは、なんといってもコルベット。」という表記があり、当時のコルベット人気が伺えます。
[参考]1999年のマテル・ジャパンによるホットウィールオフィシャル小冊子の概要【頂き物】
※ちなみにUSではどちらかというと「コーヴェット」という発音っぽい気がします。
今回手にするまで、これがC2型コルベットだったこともわからなかった僕ですが、これを機にC1~C7まで並べてみたいと思うようになりました。
よーし、また散財するぞー・・・
Comment
コルベットはベルエアなどの50sのアメ車に次いで人気の高いアメ車ですよね。
思い入れの強い人が多いんでしょう。映画での露出も多く感じます。ここ数年だとワイスピや、トランスフォーマーシリーズ(4作目のロストエイジ以降、8月の最後の騎士王にも出ます)あたりでしょうか。他にも出てた気がします。
映画に限らず、ゲームでも某オープンワールドゲームではコルベットをモデルにした車がC1、C2、C7とかなりの充実ぶりでしたし、やはりアメリカ人にとってコルベットは特別な存在なのかもしれません。
コルベットと言えばロングノーズ、ショートデッキのFRスタイルが基本ですが、次期C8コルベットはなんとミッドシップスタイルのスポーツカーになるとかで。おそらくフォードGTに対抗しての事なんでしょうが、賛否が分かれそうではありますね。
個人的にはコルベットはC4開発時点でGMがMR化したかったそうなので、それがC8にして初めて悲願のミッドシップレイアウトになると聞いてから、否定的な立場から肯定的な立場に変わりました(笑)
Joe Steelさん
コメントありがとうございます!
コルベット人気って高いんですね~。
映画ももうちょっと車に注視してみようと思います。
個人的にはホットウィールにはまる前に見たアメグラをもう一度観たいです。
>某オープンワールドゲーム
GTAかな・・・。
>コルベットと言えばロングノーズ、ショートデッキのFRスタイルが基本ですが、次期C8コルベットはなんとミッドシップスタイルのスポーツカーになるとかで。
>コルベットはC4開発時点でGMがMR化したかった
おおおおおおおお・・・面白いですね~!
全く知らなかったC8が一気に気になってきました!!!
ところで車って、何を以て「それ」としているのかがよくわからないんですが・・・C8はミッドシップ化してもやっぱりコルベットである何か、コンセプトのようなものがしっかりと存在しているんですかね?
GMが「これはコルベットだ」と言えば何でもコルベットなのかな・・・?
アメリカングラフィティ、実はまだ見れてないんですよね。50年代のアメリカが輝いていた時代のアメ車がたくさん出る作品なので非常に気になっているのですが……。
そうです、GTAです。制作陣がコルベット好きなのかこれまでコルベットをモチーフにした車が過去作含めてかなりの数出てるんですよね。
基本的にはメーカーが「こうだ」と言えばその車種にはなるんじゃないかなと。
例えばシボレー・インパラなんかは例として挙げやすいですが、2000年に登場した8代目インパラは本来はインパラではなく、シボレー・ルミナがモデルチェンジした物です。96年まで製造されたインパラはFRですが、2000年に復活して以降のインパラはFF、しかもサイズも異なる物でしたし。とは言え、現行インパラはまたフルサイズに戻りましたが……。
またフォード・トーラスなんかもそうですかね。現行トーラスはクラウンヴィクトリア後継のフルサイズセダンですが、元々はミドルサイズのセダンでした。そのミドルサイズのセダンは現在フォード・フュージョンと名乗ってるので実質本来のトーラスはフュージョンだったりします。ちなみに一時期ファイブハンドレッドと名乗ってた時期もありました。
日本車だとスカイラインが該当するかと。R34までのスカイラインは基本的に丸目4灯テールですが、V35からのスカイラインはもはや別物ですし……(Rの系譜を名乗っているGT-Rは別ですが)。
Joe Steelさん
>アメグラ
そうなんですよ・・・僕も観た当時は音楽や雰囲気が目的だったため、インパラとT-Birdぐらいしか知らなかったので・・・今見たらまた違った感動があるだろうなとw
>GTA
僕まだやったことなくて・・・先日SteamでGTA5が3,000円ぐらいだった時に買っておけば良かったと後悔しています。。。
めちゃくちゃ面白そうなんだよなぁ・・・。
>インパラ、トーラス、スカイライン
うわー、とても参考になりました!!!
駆動系だけでなくサイズまで違うのに「同じ系譜」と言えてしまうのは、その車種のコンセプトというよりはターゲットがブレてないとかそういうことなんでしょうかね~。
例えばスカイラインだったら「年収これぐらいで、家族構成がこうで、こんな感じの人」っていうのが一貫しているとか・・・。
そしてスカイラインもR34とV35で別物なんですね・・・これはR35も気になりましたw
管理人さまこんにちは♪
自分もこれに近いセットを購入してました(笑)
三台目がビュイックリビエラじゃなくてエルカミーノでしたね。
このC2のグリーンがとても好きですよ♪
管理人様に釣られブリバリしてしまいました(笑)
取り出して思ったのは、色ムラやチリがあるのは仕様としても、グリーンのカラーがとても良い♪タンポも派手すぎず良い感じ。ホイールやキャストのバリなども気になるけどこのカラーが中々いいかなと。細部の灯火類だけでも塗ってあげるとさらにカッコ良くなりそうです♪
じむさん
こんにちは!コメントありがとうございます!
三代目がエルカミのヤツも確かにありました!
僕はエルカミを先日入手したばっかりで、カラーリングも似ていたので・・・あえてリビエラの方を選びました。
>このC2のグリーンがとても好きですよ♪
わかります!これ、実物はなかなかいい感じで絶妙に渋いカラーリングですよね!
>細部の灯火類だけでも塗ってあげるとさらにカッコ良くなりそうです♪
ですね~。
ヘッドライトがリトラクタブルなおかげで、正面からは塗りがなくてもカッコいいですが、やっぱり後ろが気になります。
テールライトをちょちょいと塗るだけでだいぶ見栄えが変わりそうですね!
ピローん! おつかれサマンサ!
どこから見てもC2コルベットのインプレ乙。
たしか、このクルマは所さんも持っていたはず。(ギン)
さて本題。
インビジブルジェットのキャンペーンがいつの間にか始まっていて、なぜか2個入手。仲間内でもケッコウ話題。
ダレが開封するかで揉めてる。(^Д^)
開けて、透明レジンで上半分だけ作って、ビジブルジェットにするのも一興か。
一部のイオンでHWベー10台で540円は話題にしないの?
近所のイオンではこのフェアに合わせて330個入荷してたよ。
しまさん
おつかれサマンサ!コメントありがとうございます。
>どこから見てもC2コルベットのインプレ乙。
ですよねー・・・いや、世の中にはこれが分からない人もいるんです!
え、いないの?僕だけ?
>たしか、このクルマは所さんも持っていたはず。(ギン)
所さん・・・車を何台所有してんだ。。。
僕は最近移動用に軽を買おうか悩んで、やめました。(どーでもいい)
>インビジブルジェット
7月14日からだったようですよ!
すでにオクで高額で流れてましたが・・・トヨタピックアップですら2,000円行かないような状態なのに空のホットウィールが売れるんかいな・・・と思いながらウォッチしてます。
>ダレが開封するかで揉めてる。(^Д^)
開封した瞬間飛んで言っちゃいますからね・・・
>開けて、透明レジンで上半分だけ作って、ビジブルジェットにするのも一興か。
うわそれ面白いですねw
インビジブルだからこそ価値がある(?)のに、見えるようにしちゃうという本末転倒さ・・・w
>一部のイオンでHWベー10台で540円
情報は頂いていたんですが、僕自身確認できていなかったのでスルーしていました。
遅ればせながら今日の記事にまとめました^^;