日本人には「お察し」かもしれないPop Culture MAD MAGAZINEアソートがHWC公式で発表!
2019/12/21
MAD MAGAZINE × POP CULTUREという、アメリカの人にしてみたら思いっきり「なんで今までなかったのよ!?」というような組み合わせと思われるシリーズがHWCで公式にアナウンスされました。
日本人にしてみたら、MAD MAGAZINEもPOP CULTUREも「お察し」である点は否めません。
・・・が、POP CULTUREって車種やその仕上がりだけを見ると、かなり良いんですよね。(価格が高い分当然かもしれませんが)
おそらくはそのモチーフの特性を考えても日本に入荷されないんじゃないかとは思いますが、万が一のことを考えて予習しておこうと思いますw
ポップカルチャー・マッドマガジンのまとめ
POP CULTUREシリーズはアメリカの大衆文化にフィーチャーしたプレミアムライン(上級サイドライン)です。
メタル×メタルで重厚な車体に、そのアソートごとのテーマに沿ったイラスト(または写真)が大きくデザインされているのが特徴。
印刷も通常のタンポ印刷ではなく、より綺麗な色合いのフィルム印刷という手法が用いられており、ホイールもリアルライダー採用と・・・まさにプレミアムなシリーズ。
その分価格も割高で・・・ベーシックカー3~4台分に相当しています。
そんなPOP CULTUREに今回選ばれたテーマが、アメリカの風刺漫画雑誌「MAD MAGAZINE」でした。
MAD MANGAではありませんw
[参考]MAD MANGAのレビュー。ブタケツベースのホットウィールオリジナル族車!
MAD MAGAZINEとは
MAD MAGAZINEはアメリカで1952年に創刊された風刺漫画雑誌。
ユーモアに富んだ表現でその時代ごとのアメリカを風刺しているコミックス・・・と聞くと、大人が読む漫画なのかな~と思いきや、現地の子供たちにとってもバイブルとなっているものなんだそうです。
シンプソンズの作者先生も「MAD MAGAZINEがなかったらシンプソンズは生まれなかった」というほど影響を受けているんだとか。
日本人においてはほとんどその存在すら知られていない媒体ではありますが、ルパン三世のモンキー・パンチ氏や天才バカボンの赤塚不二夫氏がMADから影響を受けたという話を聞くと、間接的に僕らもMAD MAGAZINEが発する文化に触れていたのかもしれません。
ちなみに「MAD」はいわゆる「マッド」ではなく、出版社があった場所がNYのマディソン通りだったことから、その頭文字を取ったものらしいです。
ラインナップされていた車種は以下の5種。
- ’64 Chevy Nova Panel
- ’66 Dodge A100
- ’66 Dodge A100
- ’55 Chevy Panel
- Haulin’ Gas
DodgeのA100バンが2つあるのにはちょっとした理由があります。
一つずつ見ていきましょう。
’64 CHEVY NOVA PANEL × Alfred E. Neuman
1つめは’64 CHEVY NOVA PANEL。
シェビー・ノヴァのパネルトラックですね。
おそらく今まで’64 CHEVY NOVA STATION WAGONとか’64 CHEVY NOVA DELIVERYという名称で販売されていたアイテムだと思われます。
モチーフキャラクターはMAD MAGAZINEの顔とも言えるアルフレッド・E・ニューマン。
MAD MAGAZINEで画像検索をすると彼の顔ばかりが出てくるので、なんか夢に出てきそうな感じで怖いですw
(「THIS MAN」じゃなくて良かった)
’66 DODGE A100 × White Spy
DODGE A100バンが2つある理由・・・それはこの車のモチーフキャラとなった「Spy vs. Spy」を知っている人なら「そういうことか!」となるのではないでしょうか。
僕はMAD MAGAZINE自体は知りませんでしたが、この作品は知っています。
読み方も「スパイアンドスパイ」であることも知っていました。
というのも、幼稚園か小学生ぐらいの頃にこの作品がゲーム化されたファミコンソフトで遊んでいた記憶があるからです。
あれ・・・なかなか面白かったんだよなぁ。
黒いボディの方は白スパイ(ヘッケル)がデザインされています。
’66 DODGE A100 × Black Spy
ダッジバンが2つある理由・・・つまり、白いボディの方には黒スパイ(ジャッケル)がデザインされていたわけです。
これは是非とも二つ並べて飾りたいですね~。
’66 DODGE A100そのものもカッコいいですし・・・もし日本に入荷されるなら欲しいところです。
’55 CHEVY PANEL × Don Martin
4つめは、POP CULTUREシリーズの常連、’55 CHEVY PANELです。
採用されたモチーフキャラクターは、MAD MAGAZINEの1950年代~1980年代に活躍した漫画家「Don Martin」氏のサウンド・エフェクト・ステッカーというもの。
詳しくは存じませんが、その名の通りサウンド・エフェクトがそれを表すイラストになったステッカーだったんでしょう(てきとう)
顔面にトマトがぶつかって「SPLITCH」と書かれているものが採用されています。
HAULIN’ GAS × Don Martin
ま た か よ !!
と言いたくなるほどPOP CULTUREの常連過ぎるHAULIN’ GASw
こちらにもDon Martin氏のサウンド・エフェクト・ステッカーが採用されていました。
パッケージ表面に見えるのはタオルで手を拭こうとして突起物に顔面を強打した「SHTOINK」というものw
Don Martin氏のイラストは「これぞアメリカ!」という感じが思いっきり感じられますね。
同時期に日本で活躍していた手塚治虫氏の中期ぐらいのキャラクターの表情に面影を感じる部分があったので、もしかしたら同氏もMAD MAGAZINEを読んだりしていたのかな~?なんて感じました。(個人の主観です)
ホワイトライン×10SPのリアルライダーがかなりカッコいいですね・・・。
おわりに
というわけで、次回POP CULTUREと思われるMAD MAGAZINEアソートのまとめでした。
冒頭で書いた通り、日本への正規入荷はないんじゃないかな・・・。
POP CULTUREでもMARVELやDCコミックスのように日本にも一定のファンがいるものがテーマになっていれば正規入荷もありえそうですが、NestleとかCandyシリーズみたいなPOP CULTUREは入ってきませんでしたし・・・。
「これは・・・!」というアイテムがある方は並行輸入の専門店などをチェックしておくのがいいかもしれません。
Comment
こんにちは。
ほしー、けど日本に来るまで我慢っ~
て、来なさそう。
amazon.comにて
pop culture 2016 k – mad magazine assortment.
として、$45.99で出品されていました。
(2017 K アソのはずですが)
日本への発送は非対応(;_;)
ebayにもありました。セカイモンでも買えると思いますが、
送料ボッタクリだもんねこっちは。
poncha2016さん
こんにちは!コメントありがとうございます。
>て、来なさそう。
なんとなく来なさそうな気がしますよね~w
MAD MAGAZINEな時点で日本人向けじゃないですし・・・。
>amazon.comにて
おおー、ほんとだ。
USって羨ましいですね・・・。
>送料ボッタクリ
USから買うヤツは基本的にどこから買っても高い印象がありますね・・・なぜミニカー1つ送るのに何千円もするのか、、、仕方ないんでしょうけど。
そう思うとちょっと高額でも並行輸入のショップさんでゲットしていくのが正解なのかもと思えますね~
管理人さん、こんにちは
日本から戻ってきた翌日、我が街のK-martをのぞいたらサイドラインが大量入荷。
その中にいましたよ、こいつらが。
管理人さんなら取り上げているだろうなと思って検索をかけたらやっぱりありましたね。
それにしても、なんで今頃入荷するかな?
オーストラリアじゃMAD Magazineそのものを見かけたことがないんだけど。
それと、我が街のK-martでリアルライダーを履いたのはここ数年見たことがないぞ。
(10年以上前の前回赴任時にはちょこちょこあったけど)
私自身はMAD Magazineにはなじみはありませんが、メインラインにはほとんど登場しない車種ばかりだったので、つい全買いしてしまいました。ちなみに1台8豪ドル(日本円で660円ぐらい)。
その後言及されていないので、管理人さんは未入手と判断し、写真にない左側面を簡単に紹介します。
Nova Panelの左側面は右側と同じアルフレッド君。
黒のA100はヘッケルがジャッケルの足元に仕掛けた爆弾の起爆装置(アメコミによくある四角い箱にT字型のレバーが付いたタイプ)のレバーを押し込もうとしているイラスト。
白のA100はジャッケルがヘッケルを正面から棍棒で殴り倒そうとしているイラスト。
Chevy Panelは左耳から右耳に矢が貫通して「thuk」とかかれたもの。
Haulin’ Gasは顔の目の部分に目玉焼き(両目タイプ)がぶつかって「SPWATCH」と書かれたもの。
になっています。
他には、Japan Historics2がきっちり2セット(誰も買っていないのかな)。
The Beatles Yellow Submarine、Looney Tunes、Retro Entertainment(BatmobileとかJetsonsとかのやつ)が入荷していました。
Japan Historics2とThe Beatlesはシドニーやパースでも見かけましたので、おそらくオーストラリア全土で展開しているものと思われます。
最近メインラインで日産車は食傷気味でしたので、ジャパヒス2はブタケツ以外はスルーしようかなと思っていたのですが、我が街に入荷するということはHWの女神さまが「買え!」とおっしゃっているのかもしれません。
2セットあるんだから全買いしてもいいよね。
八面蛙さん
こんにちは!コメントありがとうございます。
おおお・・・今頃来ましたか!
ご想像の通り、僕は未入手ですw
オークションとかで見かけて悩んだんですけどね~・・・。
ちなみに入荷時期に関しては世界各地でいろいろとバラツキがあるみたいです。
たとえばTarget限定のTHROWBACK COLLECTIONがNZ先行だったり、レトロなバッジ付きのORIGINAL COLLECTIONがフランス先行だったり。
マーケティングがお上手なマテルなので、何かしらの統計を取ってるのかなぁ・・・とか思ったり。
>左側面
そういえばポップカルチャーって左右でイラストが違うのが普通なんですよね・・・ウッカリしてました^^;
ご紹介いただきありがとうございます!
>我が街に入荷するということはHWの女神さまが「買え!」とおっしゃっているのかもしれません。
女神様こええ・・・w
そして食傷気味からの全買いって・・・ジャパヒス2は胃腸薬みたいなもんですね!!