ホットウィールのアソートコードについての考察
2019/12/18
ホットウィールはシリーズごとに数字とアルファベットを組み合わせたコードが割り当てられているのをご存知でしょうか。
上の写真のように、カートンの表面に印字されていたり、ブリスターカード裏面に書かれていたりします。
きっとマテル側の販売管理、開発管理用に割り振られているコードだとは思うんですが、逆に言えばこのコードからそのシリーズが何なのかを知ることができるわけです。
コードからシリーズがわかるとどんな良いことがあるのか!?
・・・というと、特にないんですけどね・・・。
ただ、
これとか。
「メインラインなの?サイドラインなの!?」みたいなものの判別がつけやすくなるわけですよ。
というわけで、僕が調べた範囲ですが、アソートコードの対応表をまとめてみました。
アソートコード対応表
とりあえず2018年現在でわかるアソートコードと対応するシリーズをメインライン、サイドライン、その他で分けてまとめました。
不明な部分は埋めていませんので、ご存知の方がいたら教えて頂けると幸いです。
メインラインのアソートコード
まずはお馴染み、メインラインのアソートコードについて。
ブリスターカードの記載位地は裏面右下、バーコードの上にあります。
コード | シリーズ |
---|---|
L2593 | US版メインライン |
C4982 | WW(インターナショナル)版メインライン |
5785 | 欧州版(ショートカード)メインライン |
これら3種類はどれも同じメインラインであり、ブリスターの中に入っている車種自体は同じものになります。
違う点はカードデザインや言語設定。
あとは欧州版のみカードサイズも違いますね。
僕らが普段量販店で購入しているメインラインはWW版のC4982になります。
Amazonなんかでも売っている50-Packは欧州版のショートカードが入ってますね。
US版は基本的にUS国内でしか見かけませんが、専門ショップさんでは並行輸入品として販売されていることもあります。
ちなみにZAMACなどのUS量販店限定モデルはUS版にしか存在していないので、いくらWW版や欧州版を購入してもゲットすることはできません。
カートン印字では「C4982」などのアソートコードが紙面に印刷された状態で、その後ろに「981M」などのような刻印がされており、ここから中身がどのアソート(バッチ)なのかを判別することも可能。
うろ覚えですが、981Mの前半2文字(ここでいう「98」)が販売年に対応するコードで、最後の1文字がバッチコードになるんだったと思います。
※3文字目は不明。
これだったら、98が2016年・・・だったかな。
でも2018年モデルが99だったので、もしかしたら前半3文字が販売年かも。。
でもって最後の1文字が「M」ってなってるから、これはMアソってことになりますね。
(その後ろの「MA」に関しては、その中での製造ロットかな・・・?)
サイドラインのアソートコード
さて・・・!
今回の記事はここからが本番です。
こうしたアソートコードはメインラインだけでなく、サイドライン各種にも割り当てられています。
まずはプレミアムラインから見ていきましょう。
プレミアムラインのアソートコード対応表
コード | シリーズ |
---|---|
DJF77 | Car Culture 2016-2017 |
FPY86 | Car Culture 2018~ |
FLF56 | Car Culture Team Transport |
BDT77 | Retro Entertainment (~2016) |
DMC55 | Replica Entertainment 2017~ |
DLB45 | Pop Culture (~2018) |
GBW75 | HW Premium 2019~ |
あくまで僕が集め始めた2016年付近の情報だけです。
なのでそれよりちょっと前のヘリテイジシリーズとかもまとめるともうちょっと面白くなるかもしれません。
まずはCar Cultureに注目してみてください。
2016年からスタートしたCar Cultureシリーズは「DJF77」というアソートコードが割り当てられていました。
ここに例えば、DJF77-986Cのような印字のあるカートンがあった場合、2016年のCar Cultureシリーズ Cアソート=Trucksシリーズ・・・ということがわかります。
ですが、同じCar Cultureシリーズでも2018年からはFPY86が割り当てられていますね。
これはきっとカードサイズおよび仕様(そして価格・・・!)に若干の変更があったので、ある意味別シリーズ的な扱いになっているのではないでしょうか。
そしてTeam Transport。
これもCar Cultureシリーズに数えられていますが、FLF56というコードです。
同様に「Car Cultureだけど違うアイテムだよー」っていうのを物語っていますね。
余談ですがアソートコードの先頭1文字めが「D」のものは2016年から、「F」のものは2018年からスタート・・・というルールもあるみたいです。
さてさてさて・・・!
そうなってくると面白いのが・・・Entertainmentシリーズ。
日本では2018年モデルだろうとなんだろうと「レトロエンターテインメント」として正式発売されていますが、これも2017年を境にアソートコードが変わってるんですよ。
それまではBDT77の「Retro Entertainment」というシリーズでしたが、2017年からはDMC55の「Replica Entertainment」です。
つまり、本来であれば正式に違うシリーズとして認識すべきアイテムなんですね!!
よーし、これからは堂々と「レプリカエンターテインメント」って言っていくぞー!!
そ・し・て!!!!
僕が今回なぜこんなコードを取り上げようと思ったのかというと・・・それはこのシリーズが何なのか気になったからです。
Hot Wheels PREMIUMシリーズ FAST & FURIOUSの情報が出回り始めました!ラインナップまとめなど。
そう、ついにHWC公式でも紹介された2019年スタートの「Hot Wheels Premium」シリーズ!!
[参考]New for 2019: Fast & Furious Premium Assortment
これはCar Cultureなのか?
はたまたEntertainmentなのか・・・?ということが話題になっていましたが、これもアソートコードを見れば一目瞭然というわけですよ。
早速調べてみたところ・・・「GBW75」というアソートコードが割り当てられていることがわかりました。
つまり、Car CultureでもReplica Entertainmentでもない、2019年スタートの新しいシリーズということです。
もしかしたらカードデザインおよびシリーズ名が変更になったEntertainmentの後継シリーズなのかもしれませんね!
廉価サイドラインのアソートコード対応表
次に僕が勝手に「廉価サイドライン」と名付けている400円ぐらいで買える例のシリーズの方も観てみます。
こっちはプレミアムラインよりやや複雑な感じで・・・かなりバラバラなアソートコードになっていました。
コード | シリーズ |
---|---|
GDG44 | Themed Asst.? 2018~ →2019年はAutomotiveシリーズもこれ |
FKC68 | Looney Tunes 2018 |
FKD22 | Honda 70th Anniversary 2018 |
FKD66 | Mickey Mouse 90th Anniversary 2018 |
FKF57 | Ford Trucks 2018 |
FKF06 | Fast & Furious 2018 |
FKF26 | Gran Turismo 2018 |
FKF36 | Batman Vehicles 2018 |
V1405 | Spring 2018 |
DWF02 | Justice League 2017 |
DWF30 | FORZA 2017 |
DWF68 | Fast & Furious 2017 |
DFL81 | CAMO 2016 |
DJL12 | Gran Turismo 2016 |
CBJ03 | Road Trippin 2015 |
なんかまとめきれなかったので抜粋&粒度まちまち・・・といった感じになっています。
ここに挙げているシリーズはすべて、ベーシックカー準拠のブリスターパッケージおよびミニカーで構成されているサイドライン各種です。
要はメタル×プラ仕様だったり、ブリスターカード裏面がモノクロだったりするヤツですね。
日本では2016年まで299円+税だったのが2017年頭から399円+税に価格が爆上げされたアイツです。
この表を見るだけでも「あ、各テーマごとにコードが違うんだー」ってのがわかりますよね。
ワイスピならワイスピの、GTならGTのコードが割り振られている感じ。
ただ、Gran Turismoやワイスピでいうと2018年シリーズとそれ以前ではコードが違いました。
気になるのは一番上のGDG44。
これ、「Themed Asst.?」という濁した書き方をしましたが、調べた感じだといろいろなシリーズにこのコードが割り振られていてよくわからなかったんです。
たとえばこれ。
2019年モデルとして登場予定のDetroit Muscleというシリーズなんですが、カード裏面を見ると・・・
GDG44。
上の表の感じだと、このシリーズにのみ割り当てられているコードのような気もしますが、2019年のBackroad RallyシリーズもGDG44なんていう情報も出て来てますし・・・なんだったら2018年のMoparシリーズもGDG44らしいです。
さらに言うと、日本国内に流通しているFord TrucksはFKF57なんですが、US流通版はGDG44なんですよこれが・・・。
※ホンダアソも同様。
これはもっと調べないとわかりませんが、もしかしたら「廉価サイドラインUS版」は基本的にGDG44で、インターナショナル版にはそれぞれ違うナンバーが振られている・・・みたいな感じかもしれませんね~??
※2019年1月追記:国内に出回ったDetroit Muscle(Automotive)シリーズはGDG44でした・・・。
50th Anniversaryサイドラインのアソートコード対応表
もうひとつサイドラインから、50th Anniversaryモデルたちのコードも紹介しておきます。
コード | シリーズ |
---|---|
FKV70 | Stars & Stripes Camaro Collection |
FLF35 | Favorites |
FRN23 | ZAMAC Flames |
FRN33 | Black & Gold |
FRF30 | Throwback Collection |
FTX83 | Original Collection |
あくまで僕の手元にあったヤツだけですが・・・こんな感じでした。
面白いのが「全部バラバラだろう」と思っていたところに、FKV70でStars & StripesとCamaro Collectionが連名になってるところ。
えっ、これら2つは同じシリーズとしてカウントするの??
ちなみにFavoritesおよびThrowback CollectionはMix A、Mix Bと存在していましたが、どちらも同じコードが使われていました。
その他のアソートコード
他にもいろいろホットウィールのシリーズはあるんですが・・・ここでまとめて取り上げますね。
まず、キャラクターカー。
これはDC、Marvel、Disneyなどがありますが、それぞれ違うコードが振られていました。(省略)
あとはSuper RigsシリーズとTrack Starsシリーズ。
どちらもTransporterとかHaulerもので「CITY」みたいなタグがパッケージに書かれていますが・・・それぞれ独立したシリーズです。
Track StarsはBFM60、Super RigsはBDW51で、どちらも2013~2014年あたりに新たに設定されたシリーズなのではないかと予想されます。
あとはマルチパックですね。
5-Packは過去のアイテムからすべてに「01806」というアソートコードが与えられていました。
その中でテーマごとにトイナンバーが振られており・・・たとえばCar Meet 5-Packだったら「FKT59」のように分類されています。
※余談ですが、5-Packに含まれる5台の車種は全て同じトイナンバーが割り当てられるようです。
Car Meetならマスタングもギャッサーもインプもすべて「FKT59」という番号ってことになるみたい。
10-Packおよび3-Packは・・・ちょっと調べきれなかったのでまた後日w
おわりに
というわけで・・・ホットウィールにはこんな感じでアソートコードが振られてるよー!というお話でした。
参考になるのはプレミアムラインぐらいまで、でしたねw
最後に、冒頭で問題提起をしたこいつ。
メインラインなのかサイドラインなのか・・・という答えはアソートコードを観れば一目瞭然です。
裏面右下をよく見て見ると・・・「BBY78」と書いてありました!
つまり、「メインラインではない」ということです!!w
いやー、これでスッキリしましたね!
よかったよかった。
(そんな遠回りしなくてもわかる、というツッコミは無しでw)
Comment
さすが「マニア」
アソート箱の刻印までしゃぶり尽くす勢い!
poncha2016さん
コメントありがとうございます!
だだだだれがマニアじゃーーーい!
でも、ブリスターカードの中までしゃぶり尽くすでー!!
更新お疲れ様です。どんなアソートの物か、こんな方法で調べる事がで来たんですね。参考になりました。
雷電さん
コメントありがとうございます!
個人的に興味があって調べてたらそこそこの量になったので、まとめておこうかとw
何かのお役に立てるのなら、こんな嬉しいことはないです^^
お晩で御座いまでぃこーど
プレミアムラインのコードは結構分りやすいんですよね。
エドバシカメラでは、写真掲載無しでコード&値段のみの物が
サイトで良く見受けられますし。すぐにググれば答えはそこにあるので
単純明快ですよね。
問題は、ノーマルアソが入った箱ですよ・・・。
日本もNZもインター・バージョンなので「C4982-」というのはOKなんですが、
その後に続くアルファベットが一癖あるんですよね。
ちなみに自分行き付けの量販店の店員さん達は、そんな情報等
興味無し+理解してないので、新しく届いたH、Jアソを売り場に出して、
暫くしてから何故かAアソを出すッ!という黄金のパターンが頻発します。
倉庫の中で在庫がこんがらがってるんですね。適当に出せば良いやって
感じで。向こうは本当にそういう所がアバウトで好きです(笑。
しかも売り場の棚の一番上が一時在庫置き場なので、HWの箱があれば
すぐにコードを解読、店員さんを呼んで、開封&激写、選び放題となるので、
コレクターには激熱天国モードでっす。
特に危険な田舎隣町は最高です!!
要HW要不命
悪魔の”乙”さん
おばんこーど!コメントありがとうございます。
そそ、プレミアムラインは結構単純だなーと思いました。
ただまぁ・・・NZだと信用ならないですけどね!?w
>ノーマルアソ
おそらくなんですが、C4982のあとに最近なら99AQRMとか書いてあるじゃないですか。
たぶん「99A」ぐらいまでが2018年を表していて、QがQアソ・・・ってことかと思ってます。(本文にも書いたっけ・・・?)
>適当に出せば良いやって感じで。
きっと日本の売り場も感覚的には同じだと思うんですよ。
トイザらスのスタッフさんとかも全く内容を把握してないですし、マテルの方曰く「ベーシックカーはどれも『ベーシックカー』としてしか商品の認識はされない」そうですし。
※つまりバーコードが同じなので、ELEKTRACKだろうがケンメリだろうが全部「ベーシックカー」であり、それ以上でもそれ以下でもない・・・ということ。
ただ日本の場合は「定期的に入荷する」というのがあるおかげで秩序が保たれている感じじゃないですかね~w
>危険な田舎隣町
危険じゃなければなぁ・・・!
あと、5パックが開けられてたり、ガムがついてたりしなかったらもっと最高ですねw
>要HW要不命
なにこの暗号・・・こわい・・・