PASS’N GASSERのレビュー!~クラシックフォードをギャッサースタイルに仕上げてみました~[GBC22]
Larry Wood氏のデザイナー人生50周年をお祝いするアソ(かどうか知らんけど)より、PASS’N GASSERです。
ホットウィールを代表するギャッサーマシンの1つでもある本モデル。
僕もその存在は知っていながらも、なかなか入手する機会に恵まれずにいました。
今回、ようやくゲットすることができましたので、レビューさせて頂きたいと思います。
パッスンギャッサーのレビュー!
今回紹介しますのは・・・2019年のサイドライン「Larry Wood 50 Years of Design」より、PASS’N GASSERです。
Larry Wood 50 Years of Designのラインナップまとめ!ミスターホットウィール50年の集大成シリーズ
これ、今さらだけど・・・上の記事で「トイザらス限定じゃね!?」って予想してたんですねえ!見事にあたってた!!嬉しい!
そう、日本ではトイザらス限定商品として8月頭に発売されたアイテムだったんですよね。
ただ僕は、「アソートの半分がHWオリジナルカー」ということも加味して、発売日当日にはメインラインを優先してヤマダ電機に並ぶことにしたんです。
そしたらその後のトイザらスではもうほとんど残ってなかったっていう・・・。
Larry Wood先生、やっぱり偉大ですわ。
ちなみにカード裏面にもあるとおり、このアソート全種を並べると一続きの絵のようになるんですね~。
まるでLarry Wood氏のデスク上に、氏がデザインしたスケッチが雑多に散らばっているかのような感じ。
これは10種ゲット出来た人が羨ましいです。
PASS’N GASSERについて
PASS’N GASSERは2008年に登場したホットウィールのオリジナルカーです。
もともと「パッスン〇〇」っていう英語の言葉があって、そこに掛けた言葉遊び的なアイテムなんじゃないかと思ったのですが・・・ちょっと調べたぐらいではそこらへんはわかりませんでした。
マシン的には1930年代のフォードクーペをギャッサースタイルにしたもの・・・という感じですね。
※ちなみにLarry Wood氏は1976年のメインラインでNEET STREETERという1936年式フォードクーペのホットロッド版もデザインしています。
デビュー以降、2013年までは毎年のリリースがあり、2015年にはスーパートレジャーハント化も果たしました。
・・・が、それ以降はパッタリと表舞台での登場が消え、2018年にミステリーモデル、マルチパック限定、欧州メールインで復活するものの・・・日本ではなかなか入手が難しい存在だったと思います。
そういう理由からか・・・たまにリサ店で見かけるとものすごい高額だったりしましたね~・・・。
僕が初めて見たパッスンギャッサーは2015年のノーマル版で、某リサ店で1,500円とかでしたから。。(たまたまかもしれないけど)
2019年もマルチパック限定で登場はしているようですが、単品購入できる今回のリリースがありがたかった人も少なくないのでは!?
※僕はありがたかった!
では各部みていきますよー。
フロント・リア
見よこの顔つきをっ!
Ford Model 78というんですかねえ・・・?
この頃はシボレーvsフォードの競争激化によって毎年のようにモデルチェンジが繰り返されていたそうで、37年式のフォードクーペがまさにこんな感じの佇まいでした。
フロントに燃料タンクを構え、盛り上がったV8の一部がボンネットから突き出し、車高を高くして、ウィリーバーにパラシュート(?)・・・と、クラシックなマシンがドラッグレーサーに仕上げられています。
ドラッグレーサーっていうか、ギャッサーなんだよな!
サイド
サイドビューはベルエアギャッサーやノヴァワゴンギャッサーのような前輪側が跳ね上がったスタイルではありませんでした。
うーん、ギャッサーの定義って難しいぜ・・・。
ただ、ヨーイドン!で思いっきりウィリーして進んでいく姿は容易に目に浮かびます。
今回はボディのグラフィックデザインもラリーウッド氏が手掛けているようで、パッケージイラストにも氏の手描きによるものが採用されていましたね。
・・・ちょっとパースが気になる感じ・・・?
ボディサイドのタンポはそのパッケージイラストを再現してあります。
ただ、再現率は・・・80%ぐらいですかね~w
CHAMPION他のライセンスは難しかったのか、スポンサーロゴが他のものに差し替えられていました。
また、MOONロゴはフェンダーからボディに移動されました。・・・フェンダーへの印刷は難しかったのかな?
ちなみに、デカデカと書かれている「EARLY TIMES」はウィスキーの銘柄ではなく・・・ラリーウッド氏も所属しているというレーシングチームの名前。
他にも氏のデザインしたマシンにちょいちょい採用されていますよね。
トップ・ベース
あっ・・・このマシン、1シーターなんですね。
中央からやや左ぐらいに運転席があります。
ボディカラーは「ベイビーブルー」という赤ちゃんの服に使われる青。
そう言われたら一気にこのマシンが赤ちゃんみたいに見えてきましたよ!
お尻の部分には今回のアソートのロゴと、ピンストライプが印刷されていました。
これもラリーウッド氏の手描きイラストに準拠・・・かと思いきや、微妙に違いますね。
そういえば今回のアソートは全種にこうしたピンストが入ってたような・・・?
こんな感じの3インチミニカー用ピンストライプデカールが売られてたら最高なのになぁ・・・っていつも思います。
底面には2007年の著作年とタイ製であることが記されていました。
・・・今のところデビューモデルからのリツールはないみたいですね!
おわりに
というわけで、PASS’N GASSERのレビューでした。
ずっと気になっていたアイテムだっただけに、この機会でゲットできて良かったです!
現在のホットウィールにおいてはベルエアギャッサーがかなり有名で人気ですけど、何気に他にもギャッサースタイルのマシンっていくつかあるんですよね。
とりあえず家にあったギャッサーくんたちを引っ張り出してきました。(あっ、全部青系だった・・・)
モーリスワゴンはだいぶ前に西友で買ったヤツで・・・ようやく開封することができてホクホク。
こんなのもあと20年もしたら「ああ、あの頃はたしかにギャッサーが流行ってたよね」みたいな感じになるんですかねえ~?
今この流れなら、BMWギャッサーとかポルシェギャッサーとかを作っても意外といけるんじゃないでしょうか!?
(510ブルギャッサーとかね!)
Comment
>2018年にミステリーモデル、マルチパック限定、欧州メールインで復活するものの・・・
>日本ではなかなか入手が難しい存在だったと思います。
いつもながら勉強になります。
今年から収集を始めたにわかなのでPASS’N GASSERの
現状を知らなかったです。(^^ゞ
インドネシアではぼろぼろのパッケージでひっそりペグを暖めていたりするので…
因みにインドネシアではドラッグレースのシグナルタワー付きの
金色のPASS’N GASSERがベーシックカー5台付きのセット商品として売られています♪
※ベーシックカー5台分の値段で6台ゲット出来るので若干お得なセットなのですが。
これもまた現地の人にはなかなか高値みたいで売れ残りまくりです(´・ω・`)
HWojionisanさん
コメントありがとうございます!
ミステリーモデルおよび欧州メールインは基本的に日本に入ってこないですからね~。
欧州メールインは・・・実は日本でもトイザらスがちょいちょいキャンペーンをやってたんですが、ここ数年は開催されてない印象です。
でもってマルチパックは・・・なかなか見かけないという方も多いのでは・・・?
うちの方の販売店ではほぼほぼ取り扱ってないんですよ・・・。
というわけで、今回のが嬉しかったのですw
>ドラッグレースのシグナルタワー付きの金色のPASS’N GASSER
うん、実はこれが欧州メールインモデルなんだ・・・。
たしかに東南アジア圏ではそういう抱き合わせで売られているという情報を前に見かけましたw
ベーシックカーと抱き合わせじゃなくても、何やら小冊子と一緒に売られてたり。。。
なるほど!またまた勉強になります!
ネシアはそういう意味ではまだ恵まれているのかもしれませんね~
小冊子+ベーシックカーは確かにこちらもまだ入手可能です。
中身は見たことがないので要チェックしたいですね!(o´∀`o)
今日たまたま仕事中にマテルインドネシア工場の近くを通たのですが
中も見てないのにHWの看板見て無駄にテンション上がりました笑
HWojionisan
隣の芝は青く見えるとはよく言ったもので・・・冷静に考えると日本もすごく恵まれているとは思うんですよね。
でもなかなかそこには気づけないというか・・・。
小冊子+ベーシックカーもありましたかw
僕も今度またインドネシアらへんに行くことがあったら探したいところです。
実はインドネシアの料理とか大好きなんですよ。毎日だったら嫌だけどw
でも旅行に行ったのって2007年とかで、残念ながらまだホットウィールを集めていなかったんですな・・・。
>インドネシア工場の近く
ああーテンション上がるのわかりますwww
工場見学ツアーとかあったら最高なんですけどね~w
そんな魅力的なのが、インドネシアでは売れ残りまくりなんですね…。
ちゅごくもそうでしたが、基本的に舶来品のオモチャは現地の人にしてみたらバカ高く感じるんでしょうね。
ある日、ちゅごくで私が20〜30個まとめ買ってる姿を見て、子供に買わせてあげようとした現地の人は大概は値段を聞いて買わずに立ち去りました。
多分、大きさと私の買ってる数からみて、一個2〜3元くらいだと思ったのでしょうね。
まぁ、担々麺が一杯6元で食えるのに、ホットウィールは定価だと18元でしたから無理もないですよね。
同じく、タイもセブンイレブンで売ってるカップ麺が16バーツ、コンビニ弁当でも50バーツで買えるのにホットウィールは99バーツでしたから気安く買えるお値段とはとても言えないのでしょう。
…にしても、よりによってラリー様アソート発売日に日本にいられないなんて、何でこんなについてないんでしょうね…。
B太(米)さん
コメントありがとうございます!
そうそう。インドネシアとかマレーシアの子供たちがホットウィールを買えるとは思えないんですよね。
僕はどちらも観光地にしか行ったことがないですが、やっぱりホットウィールとなると普通に$3程度の価格で売られてましたし・・・。
下手したら現地のお父さんの給料の数分の一ぐらいになるんじゃないかと。。
>担々麺が一杯6元で食えるのに、ホットウィールは定価だと18元
そう思うと、僕らが100個200個というレベルでコレクションしているのって、ものすごく恵まれた環境にあるんだと思わないといけないかもですね。
本当は子供たちが楽しむために作られているものなのに、それを買ってもらうことすら出来ない子供たちがいるのはなぁ・・・。
マテルにも途上国への輸出、または生産国で出回る分に関しては安価にしてあげて欲しいところなんですが・・・そうすると現地から取り寄せて・・・という輩が増えて困っちゃうのかな。
>ラリー様アソート発売日に日本にいられない
その分アメリカを満喫できてる方が僕には羨ましいです!!!
確かにタイのHWは何処でも99バーツで他の物価と比較すると高いですよね
ネシアも例に漏れず、ローカル飯だと一人25,000ルピアとかですが、
HWは29,900ルピアですから割高感が否めないですね。
唯一の救いはインドネシアはセールが多いのでセールの時は40%引き近くなるので
そのときはローカルの子供が楽しそうに選んでいるのを見るとほっこりします♪
でも親御さんから一人一台までやで!って言われるのは何処の国でも共通みたいです笑
僕もアメリカが羨ましいに一票!( ̄∇ ̄)
確かにそうですね。
ラリー様は多目に買った方から分けてもらえますからね。
そういった意味で、今はいい時代になりました。以前なら、基本的に店頭で買えなければ買う術がなかったですから。
いよいよ本日はアメリカ滞在最終日です!
今居る所はWalmartのウの字も見当たらない感じの自然豊かな場所ですが、でも走ってるクルマはドロドロのV8サウンド響かせています!
(^^)vvvv
ライフサイズホットウィールが身近に感じられる環境を満喫して帰国します!
(勿論、仕事もちゃんとして!!)
お暑うございます
昨日の2.0もそうなんですけど、ボンネットからエンジンが突き出してるとかむき出しのモデルって、理屈抜きでカッコいいですよね~
なので、ちょっと古いマッチボックスとかHWのそれを少しずつ収集してます
こうなったら自分もエンジンじゃないけど、頭のてっぺんから脳ミソむき出しにするとか(ハカイダー)、胸ポケットから乳首を突き出すとか(変態)したらカッコいいね~ってなりますかね!
頭沸いてますな…
全部夏の暑さのせいだー!!
ロードランナーK.K.さん
おあつぅございます!コメントありがとうございます。
そう、理屈抜きでカッコいいんすよねえ。
乗りやすいかどうかとかも関係ないし・・・それが速いかどうかとか・・・どうでもいい!
>頭のてっぺんから脳ミソむき出しにするとか(ハカイダー)、胸ポケットから乳首を突き出すとか(変態)
ファーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
噴き出したわ!!
ハカイダーはまだしも、乳首に穴が開いたシャツとか理屈抜きでカッコ悪いですよ!
・・・でもTシャツの胸部分に穴をあけて「スーパーチャージャー!」とかやってたら・・・あれ?意外にもイケるやん・・・?(暑いなぁ)
更新お疲れ様です。欲しいと思いつつ、なかなか売ってないので入手出来なかったから今回入手出来てめっちゃ嬉しいです。 しかしこれもラリー大先生かー。
なんか欲しいと思ったモデルってラリー・ウッドデザインな事がよく有る気がする。 それだけ魅力的なモデルをデザインされてるんだなぁ。 スーパーカーやスポーツカーも良いけどこういう「ホットロッドダゼ!」っていうのは実車、謎車問わず魅力有りますよね。 しかしギャッサースタイルのモデルって結構有るんですね。探したらまだ有るんだろうなぁ。
雷電さん
コメントありがとうございます!
雷電さんも今回のアソで救われた感じですか~^^
>欲しいと思ったモデルってラリー・ウッドデザインな事がよく有る
わかります。。
しかも70年代~90年代までのいわゆる「ラリーウッド氏しかデザイナーがいなかった時期」のアイテムだけじゃなくて、近年の(引退以降の)アイテムとかもそうだったりするんですよね。
さすがはミスターホットウィールといったところでしょうか・・・
>こういう「ホットロッドダゼ!」っていうのは実車、謎車問わず魅力有りますよね。
ですねえ~。
やっぱりそれこそがホットウィールらしさというか、ホットウィールが50年やり続けてきたこととしての説得力があるのかなー?と。
他メーカーが表面だけ真似ても同じような魅力は感じられないのかもしれません!
にわかマニアさんこんにちは!
パッシンギャッサーレビューおつかれさまです。
ギャッサー系モデルの王道ですし、今回スルーしてしまったのでこのレビューはありがたいです。
てか見てたら欲しくなりましたw
久々に見たと思ったら3年ぶりのリリースだったんですね。
あと最後の西友限定のクリスマスモーリスワゴン私も持ってるのでなんだか懐かしくなりました〜
林さん
こんにちは!コメントありがとうございます。
悩んだ末に’53 CHEVYにされたんですよねw
今回のヤツはカラーリングのせいもあって、本当になんだか赤ちゃんみたいに見えるのが面白いです。
僕もこれを見てたら・・・First Editionアタリが欲しくなってきました。。。
>3年ぶりのリリース
実際には2018年、2019年もマルチパック限定で登場しているので全然最近出てるアイテムなんですよw
でもメインラインでは2015年以来出てないし、マルチパックって見かけないところだと本当に見かけないので・・・懐かしいなぁと。
>西友限定のクリスマスモーリスワゴン
以前にレビュー記事を拝見させて頂いたことがあります^^
・・・で、こっちも懐かしくなって今一度読ませて頂いたら、これをゲットしたあとで救急車に運ばれてましたね!!
うちの方の西友ではもうすっかり在庫がなくなってしまったのですが、林さんも書かれていたとおり「余っているのが不思議」なアイテムだったと思います。
ベルエア人気の今だったら、もしかしたら人気高騰のチャンスがあったかも!?