VOLKSWAGEN SUNAGONのレビュー!ポップアップルーフのT3トランスポルター![FLC12]
2018/05/07
2018年Car Cultureシリーズの第二弾、Cargo CarriersからVOLKSWAGEN SUNAGONです。
ヨドバシやジョーシンで先行発売されていたらしく、トイザらス組の僕としては「まだかまだか・・・」と待ちわびてようやくゲットした感慨深い一台となりますw
早速開封したので、いろいろ見ていきましょう!
フォルクスワーゲン・スナゴンのレビュー
本日紹介するのは、Car Cultureシリーズ「CARGO Carriers」の#3、VOLKSWAGEN SUNAGONです。
Car Cultureシリーズはだいたいハズレ無しのシリーズになることが多く、今回のCARGO Carriersも例外ではありませんでしたね。
それゆえ、発表当時から発売を楽しみにしていた方も多いのではないかと思います。
・・・が、海外のショップでも「マテルにオーダーしていた分が半分も入らなかった」みたいな話があったり、国内でも「ケースで予約していたのに取り消された」ということがあったり・・・「生産数が少ないんじゃないか」と危ぶまれていました。
※それでも蓋を開けてみたら、日本国内でも大量に入荷している店舗さんがあったんだとか。均してくれよ・・・。
そんな中でもSUNAGONは1ケース10台に対しての割り当てが1台のみとなっていたらしく、希少な一台だったかもしれません。
VOLKSWAGEN SUNAGONについて
VOLKSWAGEN SUNAGONは80年代初頭のVolkswagen社T3トランスポルター(Type 2)「Vanagon(ヴァナゴン)」をキャスト化したものです。
日本においてはヤナセが「カラベル」という名称で輸入・販売を行っていました。
ヴァナゴンはVan + Wagonの造語だそうです。
僕はバンとワゴンってよくわからなくて一緒くたにしてしまっていましたが、一般にはバンが貨物用、ワゴンが人を乗せるために作られた車という違いがあるそうです。
そのためルーツとしてはバン=ピックアップに屋根がついたもの、ワゴン=セダンを大きくしたもの・・・という感じらしいですね。
本キャストはポップアップルーフギミック(後述)が備わっているために、そこから太陽の光を取り入れることができるワゴン=Sun + WagonでSUNAGON(スナゴン)と命名されました。
ホットウィールにおけるデビューは1982年。
デザイナーはLarry Wood氏です。
1983年をもって一旦生産が終了しますが、2011年のThe Hot Onesシリーズにおいて復刻(リツール)することになりました。
※Hot Wheels Wikiによれば1985~1987年の間にメキシコではリリースが続いていたそうです。
では各部見ていきましょう。
フロント・リア
Volkswagen T3トランスポルターは1979年~1992年の間に製造された車ですが、1979年から1985年までのモデルはヘッドライトが丸目、それ以降のモデルは長方形のものが採用されていました。
本キャストは丸目のヘッドライトが採用されているので、初期のT3であると言えそうです。
ボディの前面に開けられた空洞からシャーシと一体パーツになったグリルが顔を出している仕様。
VWエンブレムも細かい部分ながらクオリティが高く再現されていますね。
ヘッドライトなどの燈火類がしっかり塗り分けられているので、ある意味「ホットウィールらしくない」感じw
背面にはオフロードバイクが搭載されており、キャンプ地からさらに山へ川へとガンガン進んでいこうという意気込みが感じられます。
サイド
木目調パネルが目を引くサイドビュー。
なんとなくウッディ×ワゴンという仕様だとサーフボードが似合いそうな気がしますね。
Purple Passion Woodyのレビュー。オリジナルパッションとの比較も。[2013 Collector Edition]
余談ですが・・・売り場でかなり選別したにも関わらず、ウィンドウに傷があるアイテムを拾ってきていたようです。悲しい。
そしてよーく見ると・・・ウッドパネル部分はどうやらタンポ(パッド印刷)ではなさそうです。
どうもPop Cultureに使われている「フィルム印刷」という手法が取られている模様。
実はこれ・・・2018年のCar Culture第一弾、JAPAN HISTORICS 2の時からそうなっていたっぽいです。
私ももしかしたらと思いJH2引っ張り出してレースデイのRX-3と比べてみたんですが、ボディのテカり方が全然違うんですよね〜。
やはりフィルム転写なんですかね… pic.twitter.com/XksFLgQOWt— 5踏み@フック配りおじさん (@fatechallenger1) 2018年4月21日
たしかにボディのテカり方が全然違いますね・・・。
・・・と、いうことは。
Car Cultureの仕様がPop Cultureと同様までに引き上げられたってコト。。。
2018年からはパッケージのサイズも変更になっていますし、価格もPop Cultureに並びました。(税別700円)
その背景にはこうした仕様変更によるコストアップが影響しているのかもしれません。
ホイールはJAPAN HISTORICSで採用されていた”引っ張りタイヤ”ことC4SPRR(Classic 4-Spokes Real Rider)でした。
カッコいいホイールなんですが、なんとなくスナゴンには合わないような気がしてしまうのは僕だけでしょうか・・・w
トップ・ベース
ルーフは素材の違うパーツでツートンに仕上げられています。
このルーフ・・・開くぞ・・・!(すっとぼけ)
あっ・・・この角度から見るとバイクがとても残念な感じですね!
カスタムするならバイクのクオリティをもうちょっと高めたくなりそう。
底面には2011年と1981年のダブル著作年表記がありました。
デビューが1982年で、リツールが2011年だったことを物語っています。
今回のキャストの製造工場はThailand。
最近はマレーシア工場製アイテムのクオリティの低さが嘆かれていたりするので、安心のタイ製品・・・といった感じでしょうか。
ギミック
前述の通り、スナゴンにはルーフの開閉ギミックがついていました。
ルーフとボディの隙間に爪をひっかけて上に持ち上げるだけです。
こうしたポップアップルーフが採用されているあたり、キャンピングカーってことなんでしょうね~。
僕は以前フードトラックで仕事をしていたことがあるんですが、その当時には軽ワゴンをポップアップ仕様にしている人たちがいて羨ましかったのを思い出しましたw
真横から見るとこんな感じ。
良い感じに太陽の光を取り込めそうですね~。
ちなみに・・・このまま走るとルーフが飛んでいく危険性があるとかないとか。
注意しましょうw
インテリア
ルーフを開けると、そこから少しだけ車内が覗けるようになっています。
車内を見ると・・・なんか楽しそうな感じになってるんですよ。
気になったので分解してみました。
2口コンロにシンク、食事をするためのテーブルに寝転がれそうなソファ・・・と、快適なキャンプが出来そうな内装!
ヤバいですね・・・こんなのすっごい楽しそう。
同じワーゲンバスをベースとしたキャンパーの内装を思い出しました。
ワーゲンバス・キャンパー CUSTOM VOLKSWAGEN HAULERのレビュー【またしてもエラー品】[CGJ45]
車両後部に空いている穴はカシメ穴なんですが・・・これがちょうど汲み取り式トイレに見えなくもないですねw
※ただT3はRR車らしいので、ここの下にエンジンがあるハズです。
おわりに
というわけで、VOLKSWAGEN SUNAGONのレビューでした!
店舗によっては大量に入荷しているとのことなので・・・未入手の方はぜひ探してみてください。
僕も見かけたら増車・・・と気軽に言えない価格なのが痛いですねw(税込み750円ぐらい)
今回5年ぶりの登場となったので、また立て続けにリリースされる可能性もあるのかな?
個人的にはリツール前の初期スナゴンを入手して、いろいろ比べてみたいなと思いました。
Comment
この屋根軟質樹脂やからばらさんでもとれますよー。
たしかにしっかりした塗装がHWらしくないのはわかります!
が、後ろのバイク見るとほっとします🤣🤣
なお☆にゃおさん
コメントありがとうございます!
>この屋根軟質樹脂やからばらさんでもとれますよー。
ンモー!そういうのは先に言ってくださいよぉー!w
・・・って、僕もバラしてから「あっ、これ屋根普通に取れるんじゃん・・・」って気づきました。悔しい(;ー;)
>後ろのバイク見るとほっとします🤣🤣
確かにほっとしますねww
前と横に比べて後ろのチープさが際立つ一台って感じです。
ギミックまで付いているのですか~
前のホットウィール100%のチューナーズ2みたいな感じですね(*´^`*)因みにチューナーズ2の2台は…ボンネットが開閉してエンジンが入ってます。お気に入りの商品です。
光(*≧○≦*)ホットウィール好きさん
コメントありがとうございます!
ホットウィールはごく初期からギミックがついている車種があったので、ある意味伝統芸なのかもしれません。
僕が持っている100% Preferredの車種もボンネット開閉ギミックがありました^^
こんにちは。Joshinのフライングのせいで、買えなかった、と言うよりあったら間違いなく買ってましたね。後ろにバイク搭載してるなんて。それだけでも満足の所、更にルーフ開閉なんて贅沢ですよね。確かに、通販の所はトランジットとホンダ以外は高値です。ある人はうらやましい限り。
虎鉄さん
こんにちは!コメントありがとうございます。
今回のヨドバシおよびジョーシンの発売のおかげで、モデルカーズで掲載される発売日が「トイザらス準拠」というのが濃厚になりましたね~。
たしか4月発売予定って書いてあったハズなのに、3月末には入っていたと思うので・・・。
バイク搭載は可愛いですけど・・・単色ですし、なかなかホットウィールクオリティですw
・・・だがそれがいい。
>通販の所
えっ、オデッセイも安価なんですか?
安く買えるならかなり欲しいんですがアレ・・・。
すみません。トランジットだけでした。よし、奮発して買おうかとポチったら、ハイ売り切れって。トホホ情報でした。今回だけ入荷だけってのは、やめて欲しいのですが、どうなんでしょう?
虎鉄さん
ホットウィールは(特に人気車種の場合)通販でも「早い者勝ち」ですもんね。
逆に言うと「少しでも悩んだら負け」みたいなところがあるかと・・・。
かといって即ポチったアイテムが後日安価に正規入荷されることもあるし・・・本当に判断が難しい!!!
なので、僕は「ゲットできたらラッキー、そうでなかったら諦める」ぐらいの気持ちを保つように心がけています。
※ZAMAC FLAMESは待ちきれずに高値でゲットしちゃったんですけどね・・・。
>今回だけ入荷だけってのは、やめて欲しいのですが、どうなんでしょう?
どうと言われても・・・そこはお店の判断だと思うのでw
ちなみに本文にも書いたかもしれませんが、CARGO Carriersに関しては店舗側も「発注していた分が入ってこなかった」という事態があったそうで・・・CARGO Carriersに限らず、販売店としても入荷状況を掴みづらいのかなぁと思いました。
お晩で御座います。
成る程、ギミック付の凄いヤツだったんですね!!
っていうか実物をお持ちなので羨ましい限りです・・・。
>>「ワーゲンバス・キャンパー CUSTOM VOLKSWAGEN HAULER」
これの茶色版がスーパーで売られているんですが、
窓の形状からして明らかに馬か牛を輸送するトレーラーだなって
思って上から覗いたらビックリ!〇ンタマが飛び出ました!
「馬とか牛にキッチンとかベッドって必要なのかッ??」
って思ったもんです。
さて、今回の量販店のサイトで発売になったカーゴですが、
ウェブサイトでは完売御礼になってました。が、がッ・・・、レディ・・・。
ウェブで競って購入した全員がジャパヒス2を受け取ったようです!!
ある意味笑っちゃいますよね!!
量販店側の写真差し替えミスのようでして、店員さんも苦情が
もっさり来ていて返品だらけだと嘆いておりました。
返品・・・、でもジャパヒス2・・・、持っておいた方が良いのか、
返金してカーゴを待つべきか。微妙な選択を強いられてる感じです(汗・・・。
悪魔の”乙”さん
おばんですぅ~。コメントありがとうございます。
NZにも本物のCARGO Carriersが入ってくるといいですね・・・。
>〇ンタマが飛び出ました!
また出ちゃった!?
2つしかないので気を付けて!
>が、がッ・・・、レディ・・・。
しょーもないwwww
>ウェブで競って購入した全員がジャパヒス2を受け取ったようです!!
うわー・・・なんだかお店もお客さんもみんな可哀想な展開・・・w
写真差し替えミスってことは・・・やっぱりCARGOが入る可能性もあるってことなのかな。
そりゃ苦情入りますよね・・・。
そしてそれだけNZにもコレクター(ライバル)がいるってことなんですね。
>返品・・・、でもジャパヒス2・・・、持っておいた方が良いのか、
あれ・・・?
たしか6セットぐらいお持ちじゃなかったでしたっけ・・・??
こんにちは。昔のモデルって豪華ですよね。ギミックありの物を自分も探して見たくなりました。比較的入手しやすい物って無いかなぁ。
雷電さん
こんにちは!コメントありがとうございます。
そうなんですよね~。
やっぱり今とは原材料費も違うでしょうし・・・。
逆に考えると、物価が変わっているにも関わらず当時とほぼ同じ金額で展開していることが恐ろしいわけで・・・。
比較的入手しやすいギミックですが・・・メインラインのEXPERIMOTORSにラインナップされる車種は基本的にギミック付きで楽しいですw
しかも謎車ばかりなので入手しやすいっていう・・・。