1991年のハッピーミールT-Birdのレビュー。初のマック限定モデルということになるのかこれ
2017/12/22
先日、勢いで入手してしまったハッピーミールのT-Birdです。
なんでこんなボロボロのホットウィールをわざわざ入手したのかというと・・・なんでなんだろう。
これ、ebayで欲しかったパッションを買うのに「パッションだけを買って送料が高いのは癪だなぁ・・・」と思って、同じ出品者さんから思わず衝動買いしたものなんですね。$1ぐらい。
今思えばもっといろんなのを買っておけばよかったなと思います・・・。
さて、特に「どうしても欲しかった」というわけではないのですが、手にしてみたら何かしら面白い発見があるんじゃないかと期待していたところ・・・やっぱりなかなか面白いですよ!
こんなのレビューしても誰得だとは承知のうえ、レビューを兼ねて情報をまとめたいと思います。
ハッピーミール ’57 T-Bird (1991年) のレビュー
日本で言うハッピーセットは現地ではハッピーミールと呼びます。
ハッピーミール自体は1979年からスタートしており、1983年からはホットウィールのベーシックカー(レギュラーモデル・ブリスター入り)が貰えるというプロモーションが始まり、これが1990年まで続きました。
そしてついに1991年からは、明確にマテルとマクドナルドが手を組んでハッピーミール用のホットウィール(袋に入ったヤツ)を展開していくことになります。
1991年のHappy Meal Toyに選ばれたHot Wheelsは以下の4種×2カラー。
- ’55 Chevy (No.95)
- ’63 Corvette
- ’57 T-Bird
- Camaro Z-28 (No.33)
今回入手したのはこのT-Birdのターコイズカラーということになります。
’55 ChevyとCamaro Z-28に関してはメインラインにあったモデルがそのまま使われていたようで、コレクターNo.95、No.33とそれぞれ同じモデル、同じカラーリングのものでした。
逆に言うと’63 Corvetteと’57 T-Birdに関しては「Mcdonald’s Exclusiveモデル」だったと言えるわけです。
1991年と言えば1990年のパープルパッション登場から大人たちの人気が盛り上がっていた年のはず。
当時の子供たちとしてはメインラインにあるモデルとExclusiveモデル、どちらを貰えるのが嬉しかったでしょうね。気になります。
では各部見ていきましょう。
フロント・リア
’57 T-Birdは1978年にLarry Wood氏とBob Rosas氏のコラボモデルとしてFlying Colorsシリーズからデビューしたモデルです。
1978年と言えば、ホットウィール10周年の年ですね。
10年も続く事業というのはなかなかのものですが、この時には本人たちもここまで大きな市場になるとは思っていなかったのではないでしょうか。
ハッピーミールモデルなのでより廉価に作られているからなのか、はたまた40年近く昔のモデルだからなのか、若干エッジが甘い印象があります。
それでもなんとも言えないチープな魅力がたまらないですね~・・・。
サイド
ボディサイドのタンポは(ハゲハゲですが・・・)ネオンカラーでいい感じに80年代の名残を感じる90年代初頭の色気が出ています。
このモデルが出たころは僕はまだ小学生だったと思うんですが、そのころに僕が感じていた「カリフォルニア」のイメージって、こんな感じでした。
たぶんファミコンとかで得た感覚だとは思うんですが、僕の中の「90年代初頭・カリフォルニア」を表現したらこのデザインに辿り着くんじゃないかな。
古いホットウィールってだいたいタイヤがこんな感じでボロボロになっていってますよね。
当時入手したこどもが噛んだ痕なのか、それともこの銀で捺したタンポみたいなのがそういう風に剥がれていく性質だったのかな。
そして、ついでに書いておくと、タイヤの上側から向こうの壁までが筒抜けになっています。
これって近年のホットウィールではなかなかありえない作りですね。
おそらくこれは今のホットウィールとは違って、パーツ点数が少ない事が影響しているのではないかと思っています。
インテリアを見るとウィンドウと同じカラーリングなんですね。
どっちもクリアブルー。
どうにも一体成型パーツっぽい感じがぷんぷんしてますね~。
分解していないので本当にインテリアとウィンドウが同パーツかはわかりませんが、もしそうだとしたらボディ、シャーシ、タイヤ、インテリア兼ウィンドウという4パーツ構成ということになります。
このモデルがデビューした1978年が売り上げ不振の渦中にいたのであれば、このあたりのモデルがコストカットのためにそうなっていたのではないか・・・?なんて妄想にも繋がってきます。
いつか確認したいところですね~。
トップ・ベース
チープなモデルとはいえ、ボディはしっかりダイキャスト製。
その代わりにベースはプラスチックで、ホットウィールの’57 T-Birdにおいては初めてのプラ採用ベースだったりします。
また、オリジナルのダイキャストベースと見比べると、プラ製ゆえかベース形状が若干違うような気もしました。
プラとメタルって同じ金型使えるのかな・・・?
底部には1977年という著作年とマレーシア製であることが刻まれていますね。
オマケ
最後に、僕が初めて買ったホットウィールである’63 T-Birdと並べて撮影してみました。
同じT-Birdでもたったの6年でデザインがここまで変化したというのは自動車の歴史的にも面白いですね。
個人的には’63 T-Birdも好きなんですが、第5世代のクチバシがもっと尖ったT-Birdもホットウィール化してもらえないかなと願っています。
いずれにしろこの時代の車はターコイズとかエメラルドグリーンカラーがよく似合いますね。
おわりに
というわけで、1991年のハッピーミールホットウィール’57 T-Birdのレビューでした。
いつも言ってますが、日本でもまたやってくれないですかね~・・・。
「ベーシックカーよりチープじゃん」って思う方もいるかもしれませんが、なんとなく「わざわざチープなモデルをゲットする」という楽しみもあると思うんですよねw
Comment
こんにちは。57 T-Birdムチャカッコイイじゃないですか!!!いや〜羨ましいです!僕もレッドラインで57 T-Bird持っていますがカラーが一色です…確かにスペクトラルフレームもいいんですけどこのカリフォルニアカラー本当に羨ましいです!!これを売っているのは見たことないですね。今度僕もeBayで買っちゃおうかな…
harunamさん
こんにちは!コメントありがとうございます。
いやいや、レッドラインのT-Birdの方が明らかに羨ましいですがw
T-Birdはこれ以外にも似たようなカラーリングのが結構あるみたいですね。
ebay・・・ハマり過ぎないようにw