DATSUN 620のレビュー。作業用では留まらないカスタムダットサントラック[DTX75] | Hot Wheels 情報まとめ | ホットウィール にわかマニア

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DATSUN 620のレビュー。作業用では留まらないカスタムダットサントラック[DTX75]

手に取って見ると、一目で誰が手掛けたのかわかるデザイン。
こういうのを個性というんでしょう。

2017年Hアソートの目玉だったDATSUN 620です。

Hアソートがそもそもトイザらス限定だったにも関わらず、同アソートに含まれる数も、翌Jアソに含まれた数も少なかったようで、入手できなかった方も多かったのではないでしょうか。

僕は昨年のTRUCKSアソにラインナップされた時に(当時はそこまで魅力に感じていなかったので)取りこぼしてしまい、その後気になっていた一台です。
今回は運よく発売日に一番乗りだったのでゲットすることができました。

というわけで、DATSUN 620のレビューです。

ダットサン620のレビュー

今回紹介するDATSUN 620は2017年のHアソートにラインナップされたもの。
Hアソートは日本ではトイザらス限定だったので、近所にトイザらスがない地域では翌月のJアソートを狙うしかないアイテムでした。

「トイザらス限定アソってなんだよ!思いっきりマテルとの癒着じゃねーか!」
と思われる方もいるかもしれませんが、US本国でも「ウォルマート限定」「ターゲット限定」などがあることを考えたらホットウィールってそういうものなのかもしれません。

ホットウィールにおけるDATSUN 620は2014年にデビュー。
デザインはJun Imai氏です。

2014年、2015年とベーシックカーにラインナップされましたが、2016年にはサイドラインとマルチパックのみの展開となり、2017年にまたベーシックカーに戻ってきた印象です。

記憶に新しいのは昨年のTRUCKSでディスクホイールを履いていたヤツですね。

TRUCKSの発売日は売り場に行くのが出遅れましたが、これだけ綺麗に売り切れていたのを思い出します。
[参考]実車がそこそこ残ってた!?トラックスと2016年9月トイザらス限定アソートの戦果報告。

DATSUN 620について

DATSUN 620は日産ダットサントラックの第7世代モデルとして、1972年~1979年の間に販売されたものです。

北米市場を意識したモデルとして発売されたもので、日本でも「NISSAN」ブランドではなく「DATSUN」名義で発売されたそうです。
多くがアメリカに輸出され、Li’l Hustler Pickup(小さな働き者)という名称で愛されました。

こうしたピックアップトラックは通常「作業車」として使われることが前提ですが、USにおいては乗用車として取り入れられました。

この年代の日本車は「安いのに壊れにくい車」ということで、当時のUSの若者に好まれたようです。

今の日本車人気はもしかしたら1970年代~1980年代に日本車に乗り回していた世代の子供たちが車に乗れる年齢になり、「そういや親父が乗ってたDATSUNってクールだったよな」みたいなところから来ているのかもしれないですね。

それでは各部見ていきましょう。

フロント・リア

このモデルが「Jun Imaiっぽい」と思えるのは、このフロントマスクにあると言えるかもしれません。
グリル造形に氏の個性が表れている気がします。

CUSTOM ’77 DODGE VANにも通ずるところがありますね。
[参考]Kマート限定カラーのCUSTOM ’77 DODGE VANのレビュー。

また、特徴的なチンスポイラー(フロントバンパーの下についているエアロパーツ)も氏が手掛けた日本車カスタムカーによく見られる印象です。

純正のDATSUN 620に比べて本モデルがカッコよく見えるのはこのカスタムのおかげですね。
むしろこれ、「CUSTOM DATSUN 620」という名前の方がしっくりくる気がしますw

背面には「DATSUN」の文字が浮き彫りになっています。
USのピックアップトラックに比べた時の”どっしり感”こそありませんが、これはこれで魅力のあるお尻です。

サイド

シングルキャブのDATSUN 620はホイールベースが2545mmのショートボディ(標準型)と、2785mmのロングボディ(ロングベッド)が存在していました。
それぞれ全長は4300mm / 4690mmで、本キャストの実寸で比べてみるとロングボディのモデルを1:64スケールで再現したものとなるようです。

実際には6人乗りのWキャブも販売されていたとのことで、当時の購入者にもスタイリング重視ならシングルキャブ、実用性を考えたらWキャブといった選択肢があったわけですね。

フロントのチンスポイラーと同様に、サイドのオーバーフェンダーカスタムもかなりJun Imai氏っぽさを感じます。
ホイールはオールブラックの5SPですね。
我が家にはアルミのタンポが剥がれたオールブラック5SPは多く存在しますが、ストックベースで真っ黒というのは珍しいかもしれません。

タンポデザインはGreddyのトリコロールカラー(ややオレンジが強い)に、Japanese Nostalgic Carのデカール、ホットウィールロゴ、DATSUNエンブレムでした。

トップ・ベース

ボンネット部分もGReddyカラーで仕上げられていて、ホワイト地なのも相まって爽やかな印象です。

写真ではわかりにくいですが、左ハンドルになっているので北米仕様車なんでしょうね~。

底面には2013年の著作年とマレーシア製であることが記されていました。

おわりに

というわけで、DATSUN 620のレビューでした。

先日のおもちゃショーでのトークイベントにおいてデザイナーのJun Imai氏が「日本車は世界中で人気だから題材としやすい」というようなことを話されていましたが、氏が手掛ける日本車カスタムカーはたしかにカッコよくて、相乗効果を生んでいるんだろうなと感じました。

やや日産びいき過ぎる感が気になるところですが、今後のクラシックな日本車展開も楽しみですね。
Jun Imai氏が一番キャスティングしたいと言っていたスーパーシルエットはトミカのスポンサーロゴをどうするかも気になるところです。

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