三度目の正直!スペクトラフレーム再々チャレンジ – トミカのコンチネンタルをレッドライン化
2019/12/19
「おいおい、またレッドラインゲットしてるよ・・・」
「にわかとはなんだったのか・・・」
なんて声が聞こえてきそうな今回は、スペクトラフレーム塗装DIYの再々チャレンジです。
最初に謝っておかなければなりません。
トミカ派の人、正直スマンかった!
今回スペクトラ塗装の犠牲になったのは、オールドトミカのCONTINENTAL MARK IVです。
そしてホットウィール派の人にもトミカの記事で正直スマンかった!
スペクトラフレーム再々チャレンジの工程
スペクトラフレームは初期ホットウィールに採用されていた塗装方法で、アルミダイキャストにポリッシュまたはメッキ加工をした上にクリア塗料を重ねることでキャンディカラーに仕上げるというものでした。
「クリア塗装。ほーん」
ぐらいの気持ちでいた僕は、前回無謀にもスペクトラフレームDIYにチャレンジして、あえなく失敗に終わります。
これでも前々回の反省を生かした前回だったんですが、全然スペクトってねぇ!って感じですね。
ただ、失敗したおかげで優しい諸先輩方よりアドバイスをたくさんいただきまして。
これはもう失敗するハズないな、と。
アドバイス通りにやれば絶対うまくいくなと思い、今回に至りました。
一番の上達は、人の真似をすることです。
そしてちゃんと教えられたとおりにやれば、たいていのことは上手にできます。
というわけで、今回の再々チャレンジの軌跡についてまとめました。
生贄となった素材
今回生贄となったのはこちら。
’70年代のオールドトミカ、コンチネンタルマーク4です。
かなりボロボロですが、なんとMADE IN JAPAN。
日本製トミカなんて初めてゲットしましたよ!
トミカファンからしたら「オールドトミカを実験に使うとかマジありえないんですけど」って感じかもしれません。
実際、このコンチネンタルマーク4はかなり出来もよく、曲がっていた車軸を直してあげたらかなりスムーズに走ったので、僕もこのまま取っておきたいぐらいでした。
※ボディのズレも一旦バラシて組みなおしたらなくなりました。
でも、欲望には勝てなかったんです。
こういうヤツが罪を犯すんです。気をつけましょう。
塗装を落として磨く
まずは塗装を落として磨いていきます。
塗装を落とすのにはアサヒペンの塗装はがし液を使いました。
これを塗装面に塗ることで、面白いように塗装が落ちていくんですね。
数回は塗布を繰り返さなければなりませんが、ほぼ完全にアルミダイキャストがむき出しになります。
※瓶の中にそのままダイキャストを突っ込んで数時間置いといてもいいかも。
そこで大先輩の教えでは「ピカールを使って磨いていくといいよ!」ということでした。
結局のところ、スペクトラフレームってクリアカラーの下地になるダイキャストが如何に鏡面になっているか??ってところが明暗を分けるみたいなんですよ。
でも、あまり出費できる余裕のない僕は、早速教えを破ることになります。
・・・そりゃ上達しないわけだ。
ピカールが3000~4000番台ぐらいの粗さの研磨剤だという情報を得たので、「コンパウンドで磨いていける!」と判断したのです。
400番から1500番までペーパーをかけて、3000、4000番相当のコンパウンドで磨いていきました。
※本来は2000番ぐらいまでやってからコンパウンドだと思います。
それでとりあえず映り込むぐらいの鏡面に仕上げました。
レッツクリア塗装
ここでまた大先輩の教えを破ることになります。
「磨いたボディにはメタルプライマーを塗布して食いつきを良くしないと塗料が乗らないよ!」とのことだったのですが、またしてもメタルプライマー代をケチったわけです。
どれも安いんだから揃えておけば良かったんですけどね・・・。
あとあと後悔することになります。
さて、さっそくクリアを吹き付けたところ・・・
こんな感じ。
使ったのはタミヤのスプレー、クリヤ―レッドです。
じつはこれ、一回吹いたところで缶スプレーの中身を使い切ってしまい、中途半端な状態で撮影しています。
それでも前回の仕上がりよりはだいぶスペクトラフレームっぽい感じが出てますね!
※ちなみにスプレーは8~9年前に購入して使いかけだったものでした・・・よく頑張ったなw
その後スプレーを慌ててヨドバシにオーダーし、翌日再塗装。
どうでしょう。
写り込みはやや甘くなった気がしますが、かなりスペクトラフレームじゃないですか!?これ。
別角度だとこんな感じ。
ボディよりもクリップの方がスペクトラフレームになってる気がしなくもないですが・・・いい感じです。
この後丸一日乾かして、保護用のクリアーを吹いていきました。
Mr.カラーだったか、なんだったかの光沢クリアーで、これも8~9年前に買ったヤツです。
言わんこっちゃない、表面がかなりボッコボコになりました。
うーん、前回もこれで失敗したような気が・・・。
ちゃんと教えられたとおり缶もボディもドライヤーでアッツアツにしてからやったんですけどね・・・。
厚く塗り重ねてやろうと思いましたが、ここでクリアーの方もスッカラカンになりました。
こういうのって、本当に道具代や材料費がバカにならないです・・・。
これ以上のクリアーは諦めて、まるっと一週間放置した後に1000番のペーパーから磨いていくことにしました。
で、結果こんな感じです。
鏡面の写り込みもやや復活しました。
今回はこのままいこうと思います。
オマケのレッドライン化
今回コンチネンタルを素材に使ったのは、初期スペクトラフレーム期のレッドラインものである「コンチネンタルマークIII」に似せてやろうと思ったというのが根底にあります。
なので、タイヤをレッドライン化したくなるのは至極当然の流れと言えるでしょう!
そこで、取り寄せてあったRL Type1のキャップバージョンを使っていきます。
これですね。
キャップバージョンのRL Type1用リプレイス商品なので、これ単体では車輪になれません。
かといってキャップバージョンのRL Type1なんて持ってない。
そこで、
トミカのタイヤを一回り小さくなるように削りました。
使った工具は100均で買ったダイヤモンドやすりです。
ちょうどキャップの内側径(またはそれより小さく)になるように削ったら、
はめ込んでやればOKです。
これを板バネの下に戻し、ボディを組み込んで完成。
左がビフォー、右がアフターです。
スペクトラフレームかどうかはさておき、別の車になりましたねw
レッドライン当時モノと比べてみよう!
というわけで、完成した似非レッドラインと本物のレッドラインを比べてみようと思います。
こうやって並べてみても、結局はトミカくささって消えないですね~?
どうでしょう。
カラーリング的には(遠くから見ると)かなり近い物があるんじゃないでしょうか。
ただやっぱり本物の方のギラギラ感には敵わないかな・・・。
写り込み方の比較をすると、こんな感じ。
当時モノの方がしっかりと色が乗ってる感じがありますね。
ちなみにメタルプライマーを怠ったせいか、似非レッドラインの方はさっそく塗装がエッジ部から剥げてきてしまいました。
おわりに
というわけで、スペクトラフレーム塗装の再々チャレンジの結果でした。
成功!とまでは言えなくとも、かなりいい感じに近づいてきたのがわかるかと思います。
そして特別な塗料を用意せずとも、タミヤのクリアースプレーでいけそう!ってこともわかりましたw
こうなったら次はVintageシリーズのTwin Millを剥いて、クリアーブルーあたりでスペクトラしちゃおうかな!
ちなみに、本題とはズレますが、コンチネンタルが今一つホットウィールに似なかった原因について考えてみたのですが・・・
写真でタイヤ上部に水色で半円をかいたように、タイヤハウスがもっとくり抜かれていないとレッドラインが映えないんですね。これが原因かもしれません。
それか、このトミカはもともと少し小さめのタイヤが採用されていたので、サイズ感が微妙にあってないのかもしれないです。
まぁ、他にも後部座席脇の船舶窓みたいなヤツとか、テールフィンの形状だとか、全体的な「四角さ」だとかが違うのでこれだけが原因じゃないとは思いますが。
キリがないのと、ここから修復するのが面倒なので僕はこれ以上手を加えるつもりはありませんが、「マークIII化」を考えている人がいたら参考までに。(いない)
素材と材料と工具を考えたら普通に当時モノのコンチネンタルが買えるというツッコミは・・・無しの方向で!
追記
後日、違う車種でまたしてもスペクトラフレーム化に挑戦したもよう。
Comment
スペクトラフレームさんこんにちは!
僕は今日、神奈川県の中井町という所の中井町中央公園で行われているイベント
「ナカイアメリカンサンデー」というイベントへ行って来ました!
収穫品は(ここでも買うかおい)
(全部ルース品です)
tomica toyota supra 100円 自家製塗装などをされているもろカスタム品です。
Hot wheels 32 ford 200円
Hot wheels fishd & chipd 200円
Hot wheels 57 road ster 200円
Hot wheels deora 2 100円 (ラッキー)
メーカー不明 92?ford mustang 200円
メーカー不明 年式不明 chevy van? 100円
メーカー不明 70 chevy montecalro 300円 ハイドロが入っており車高などを変えられます。(リアバンパー紛失)
match box 82? pontiac firebird 100円
昨日買わなかったのはこれのせいですww
安くて良かったです!
inoriさん
こんにちは!コメントありがとうございます。
だれがスペクトラフレームさんだ。もうマニアでもなんでもない。そのもの自体になっちゃってるじゃないか!
>ナカイアメリカンサンデー
羨ましいです!
スワップミートでの戦利品なんですね?
僕も行ってみたかった・・・。
なるほど、これがあって買わなかったんですね~。いいなぁ。
にわかマニアさん、こんにちは!!!
ヴィンテージトミカをホットウィール化するとは、ロックンロールなことしてますね~ (笑)
トミカのタイヤにホットウィールのタイヤ履かせる改造は定番ですが、レッドライン履かせてスペクトラフレーム化するなんて…… ちょっと思いつきませんでしたね。
タイヤとカラーリングさえ同じなら、本当にこんなのあったんだ!!! って知らない人がみたら騙されるような出来栄えですよ。
次回は本番のツインミルを楽しみにしてますよ~♪
林さん
こんにちは!!!コメントありがとうございます。
>ヴィンテージトミカをホットウィール化するとは、ロックンロールなことしてますね~ (笑)
ロックですかw
そう言われて、なんか嬉しいですw
>トミカのタイヤにホットウィールのタイヤ履かせる改造は定番ですが、レッドライン履かせてスペクトラフレーム化するなんて…… ちょっと思いつきませんでしたね。
それこそ僕も完全なる思いつきで行動しました・・・後悔はしてませんw
>タイヤとカラーリングさえ同じなら、本当にこんなのあったんだ!!! って知らない人がみたら騙されるような出来栄えですよ。
試しにヤフオクに出品してみようかな・・・w
でも、もっともっとスペクトラな輝きを出したいです!
>次回は本番のツインミルを楽しみにしてますよ~♪
えー!僕も林さんのスペクトラフレーム塗装を勝手に楽しみにしてます!w
にわかマニアさん、こんばんは!!
順調に腕を上げてるみたいですね!
とても参考になります!
そのうち本格的なカスタムなんかにも
取り組んでみてください!
期待してま~す(W)
水戸さん
こんばんは!コメントありがとうございます。
>順調に腕を上げてるみたいですね!
ありがとうございます!
元々の成績が低いので伸び率は大きいですw
>そのうち本格的なカスタムなんかにも取り組んでみてください!
>期待してま~す(W)
ちょww
なんつー無茶ぶりですかw
ホットウィール&トミカの言わばハイブリッド、カッコイイ出来で素晴らしいと思います。
しかし、カスタムには結構お金が掛かるものなのですねぇ・・・。挑むのには躊躇してしまいますw。
>でも、欲望には勝てなかったんです。
>こういうヤツが罪を犯すんです。気をつけましょう。
不覚にも吹きましたw。いえ、わたしも今後気を付けていきます。
エイブさん
コメントありがとうございます。
>ホットウィール&トミカの言わばハイブリッド、カッコイイ出来で素晴らしいと思います。
ありがとうございます!
>しかし、カスタムには結構お金が掛かるものなのですねぇ・・・。挑むのには躊躇してしまいますw。
そうなんですよ!!
こだわればこだわっただけお金がかかると思うので、僕はなるべく「素人でもできる」「お金をかけずにできる」っていうのを目指したいと思っています。
・・・というか僕が素人でお金がないだけなんですけどね・・・。
カスタムって、コンクールに出すとか販売するとかしない限りは「自己満足」の世界だと思うので、「好きにやったらいい」の精神でやったらいいのかな~と。
>不覚にも吹きましたw。いえ、わたしも今後気を付けていきます。
まさに「カッとなってやった」ですw
実際、コレクターの中にもこういう想いを抱えている人って多いのかもしれないですね~。