ホットウィールのBlingsについての解説とまとめ。Chrysler 300Cのレビューも兼ねて。
2017/12/22
2016年HW ART CARSセグメントのクライスラー300Cを入手しました。
当初2016年HW ART CARSにはCHRYSLER 300C Hemiが入ると伝えられていましたが、実際のリリース段階になって登場したのは丸っこいスタイルのCHRYSLER 300C(Blings)の方でした。
正直「HemiじゃなくてBlingsだったよー」なんて言われても、当時の僕は「えっ、どう違うの・・・」と困惑したものです。
そこで今回はBLINGSについてまとめようと思います。
「そんな丸っこい車になんか興味ないやーい」って方も、名前だけでも覚えて帰ってあげてください。
Blingsとは
Blingsは2004年から2005年のベーシックカー「FIRST EDITIONS」に登場した一連のモデルで、極端に”箱型”にデフォルメされた車体とギラついた大きなタイヤ(BLINGタイヤ)を持っているのが特徴的なモデルです。
BLINGの元々の意味は「ギラギラした宝石のようなもの」というもの。
どういうコンセプトで造られたモデルかはわかりませんが、特長的なタイヤやフォルムから一目でBlingsであるとわかるのはブランディングの観点からいえば成功したデザインなんじゃないかと思えます。
※2年で新商品が出なくなったのを考えると、商業的に成功したモデルだったのかどうかは怪しいですがw
ホットウィールには他にも「’Tooned」というデフォルメシリーズがありますが、Blingsはそれよりもデフォルメ具合が強いですね。
‘Toonedはカートゥーンの略で、アニメ調に可愛らしくデフォルメされたものなのに対し、Blingsは本当に四角い箱に元の車を詰めたんじゃないかってぐらい四角く、大きいタイヤのおかげで全長に比べて車高が高いモデルとなっています。
Blingsのラインナップ(抜粋)
Blingsは2004年に10種、2005年に10種の計20種が存在していますが、そのうち半分以上が実車モデルという実車率の高さを誇っています。
・・・といっても、もはや謎車みたいなもんなんですけどね・・・。
どっちに分類されるんだろう。
ラインナップの一例をあげると、「Cadillac Escalade」「Dodge Ram Pickup」「Hummer H2」「Lotus Esprit」「Plymouth Barracuda」「Ford Bronco Concept」「Hummer H3」「Mercedes-Benz G500」「Dodge Mugnum R/T」「’67 Chevy II」など。
ラムトラやハマーがあるのか!って驚きました。
他にも当ブログのコメント欄でちょっと話題になった「Out-A-Line」も、「スカイラインじゃないぜ」って謳ってますが、スカイラインのBlingsであるというのが共通認識のようです。
そう思うと、Then And Nowみたいなセグメントで「Blings to Realistics」みたいなのやってほしいですね。
同じカラーリング、同じタンポでBlingsとRealisticsがリリースされる、みたいな。
現在のBlings
2004年、2005年の10種ずつのリリース以降、Blingsがどうなっているかというと、たいていのモデルは2004年または2005年の登場年のみ、長くても2008年程度までのリリースで実質Final Run状態になっています。
ただ、僕が入手したChrysler 300Cと、先日の2017年Bアソで登場したRocket Boxだけは定期的にバリエーション展開されているようです。
さすがに近年のモデルはBLINGタイヤを装着していませんが、一発でBlingsであることがわかりますね。
ではほかのBlingsはもう商品化されないのか?というと、それはなんとも言えないところです。
現にHummer H3なんかは2005年に登場したあと2011年にひょっこりマルチパックに新しいバリエーションが入っていたようなので、もしかしたらまだまだラムトラやシェビーIIをゲットできるチャンスがあるかもしれません。
Chrysler 300Cのレビュー
ついでなので、軽くChrysler 300Cもみていきましょう。
2016年のChrysler 300CはHW ART CARSセグメントから登場しました。
1stカラーがブラックに派手なペイントが入ったもので、僕が入手したのは2ndカラー。
メタリックレッドのボディに1stカラーと同様のペイントで仕上げられています。
フロント・リア
フロント形状だけ見ると、ちょっといかついクライスラー300Cって感じですね。
ヘッドライトとフロントグリルはウィンドウパーツと一体成型になっています。
1stカラーではここにイエローのクリアパーツが使われていたため、ウィンドウもヘッドライトもクリアに見えたのですが、2ndカラーはダークパープルのクリアパーツなので一見するとソリッドな感じに見えてしまいます。
内側にLEDでも仕込めば、カードイラストのような色合いになるかもしれません。
また、暗い窓のおかげでインテリアがどうなってるのかが見えませんでした。
・・・分解したいぜ。
お尻の部分にはクライスラーのエンブレムが浮き出ているのがいいですね。
サイド
前や後ろから見た時に比べて、かなりデフォルメ間を強く感じますね。
Blingsの特長である大きなタイヤのおかげで、ドアが実車ではありえないような形になっています。
・・・逆に乗って見たいですけどね。モンスタージャムに乗るような感じかな。
タイヤはBLINGではありませんが、負けず劣らずの派手さを持ったものが採用されています。
レインボーカラーなので、こうやって止まっている時の見た目も奇抜でカッコいいですが、走らせた時にはよりいい感じにギラギラします。
トップ・ベース
HW ART CARSセグメントの特長としては、アーティスティックであることはもちろんなんですが、ルーフに文字が描いてあるというのも挙げられます。
[参考]全台並べたくなるシリーズ HW ART CARS (2016) の車種と文字について。
Chrysler 300Cの担当文字は「R」でした。
これ、急にこの一台だけを手に取った人からしてみたら「なんだよRってw」と思われるでしょうね・・・。
ベースには2015年の著作年とマレーシア製であることが書かれていました。
このモデルのデビューは2005年なので、本来であれば著作年は2004年~2005年のはずです。
もしかすると2016年モデル様に新たに起こされた金型なのかもしれません。
おわりに
というわけで、Blingsのまとめと、Chrysler 300Cのレビューでした。
ちなみに上記画像にあるChrysler 300CのFirst Editionは、僕がよく行くリサイクルショップで半年前ぐらいに見かけたものです。
当時は「わーなにこれーめずらしー」ぐらいで写真に撮るだけ撮って帰ってきてしまいましたが、今思えばゲットしておけばよかったなぁ・・・って感じ。
ホットウィールって「こんなの売れるわけない」ってモデルが意外と売れたりしますしね。
今度どこかで見かけたらゲットして比較検証してみたいと思います。
Comment
これは相当ヘンな車ですよね!でもにわかマニアさんのレビュー見るとパーフェクト スピードでも欲しくなるから不思議ですね。ちなみににわかマニアさん、アメリカからの贈り物と仰っていましたが、僕がお小遣いで買ったんですw第二隊は22日に到着予定なのでこれもまた到着次第レビューしますのでお楽しみに。第一隊よりこちらの方がかなり豪華ですしね!あと、TRACK STARSの意味ってトラックを速く走る、という風に以前お話しましたが、僕の研究によると(何せ昨日は試験が終わってホームステイ先でお世話になった方々にクリスマスカードを書いたあとホットウィールのバレルスタントを中心に遊びまくったw)どうやらあれはループをよく走るという意味のようです!実際、パーフェクトスピードなんかはループを凄くよく走りますが、バレルスタントなんかでは(にわかマニアさんもお持ちなのでお分かりかと思いますが、)しっぽが飛び出ちゃって上手く走らないんです!ループ走る時にはしっぼが邪魔にならないからいいんですけどね。逆にTRACK STARSでなくても、他のループ以外のコースで才能を発揮することもあります!パガーニ ウアイラなんかがいい例でして、僕はグランツーリスモをやっていて、パガーニの車が登場するので好きになって買ったんです。でもこれパッケージには何も書いていませんが、ループなんかもフロントとか全くかすらず走りますし、おすすめですよ!しかしこのクライスラー300cは走るんだか走らないんだか見当も付きませんね〜コースゲットされたら走らせてみて教えてください!
harunamさん
コメントありがとうございます!
>パーフェクト スピードでも欲しくなるから不思議ですね。
ちょwwwそれはパーフェクトスピードに失礼www
>僕がお小遣いで買ったんですw
あ、大丈夫、わかってますよ!
贈り物というのは、「送られてくるもの」みたいな意味で言ったんだと思いますw
>何せ昨日は試験が終わってホームステイ先でお世話になった方々にクリスマスカードを書いたあとホットウィールのバレルスタントを中心に遊びまくったw
充実していて何よりですw
クリスマスカードとかカッコいいな・・・。
>TRACK STARS
なるほど。トラックスターだからってどのトラックでも得意というわけじゃないんですね。
我が家では何かしらの道路セット的なものを買おうという話になっているんですが、妻がHW及びファストレーンにあまり乗り気でなく、とりあえず最初はトミカの道路セットになりそうです。・・・残念!!
>しかしこのクライスラー300cは走るんだか走らないんだか見当も付きませんね〜
一応、発売された当初の触れ込みでは、このBLINGタイヤがよく走るという評判だったようですよ~。
こんにちは~
記憶が正しければこれ過去3回見かけて3回スルーしてるんですが、にわかマニアさんがレビューすると何でも欲しくなるので不思議ですw
Blingsは一回調べたきりだったんですが、エスプリもあったんですね~。欲しいです。
Toonedは実物見ると「なんか違うな…」って思って買わなかったんですよね。あの異常に突き出たスーチャーが好きじゃないんです。
関係ないですが、例のCかDアソのダットサンZはすでにオクで一万近い値段がついてるらしいですよ。母に見せたら「バカじゃないの」って言われましたw
日本以外の市場ではダットサンはどれほどの人気なんでしょうかね?
ユウサンさん
こんにちは!コメントありがとうございます。
>記憶が正しければこれ過去3回見かけて3回スルーしてるんですが
僕も何回スルーしたかわかりませんw
これは例の黒い金曜日にゲットしました。
>Toonedは実物見ると「なんか違うな…」って思って買わなかったんですよね。あの異常に突き出たスーチャーが好きじゃないんです。
今期は’Toonedセグメントがあるおかげで、カウンタックやらビートルやらの’tooned仕様が出てますね。
スーチャーってスーパーチャージャーですか?
僕もあれ「どうやって走るんだこれ・・・」って思いましたが、見ているうちに愛らしくなってきちゃいましたw
>関係ないですが、例のCかDアソのダットサンZはすでにオクで一万近い値段がついてるらしいですよ。
ベーシックカーの人気モデルは発売前にかなり値段の盛り上がりを見せますね。
僕も記憶に新しいところだと、CR-Xやトロフェオが5,000円オーバーで落札されていったのを覚えています。
なので、転売するなら海外からケースで早くに取り寄せればそこそこ稼げるんじゃないかと踏んでますw
(ちなみに以前ケースを海外から取り寄せた時は、2ケース買って一台あたり230円ぐらい。発売から1カ月前ぐらいに入手できました)
それが発売日を過ぎると一気に値段が下がるんだから不思議ですよね~・・・K.I.T.T.なんかは未だに1,000円オーバーだったりしますが。
>母に見せたら「バカじゃないの」って言われましたw
うちもそういうのは妻に必ず話すんですが、だいたい「ふーん」で終わっちゃいますねw
男のロマンたるものをわかってないんです!
>日本以外の市場ではダットサンはどれほどの人気なんでしょうかね?
件のダットサンZ(fugu Z)は結構取り上げられてたりするので、そこそこ人気なんだと思います。
ただ、日本での日本車人気は(僕の印象だと)異常なので、オークションで$100とかにはなってないんじゃないですかね・・・。
こんばんは〜
この頃のホットウィールはBlingsの他にもFatbaxやCrooze、Hardnose、Torpedoesなど色々と面白い車が多かった時期でした。
ただ、好みが分かれるものばかりだったので店頭には残りがちでしたが、今となってはその面影もありませんね。
どこへ行ったのかな…彼奴ら…
ちなみにコースで遊ぶのは両側の電動ローラーで走らせるタイプでは全長が短く、重い事もあって不向きですよ〜。ならばとモーターのパワーを上げてみたところコースアウトをした拍子に窓ガラスを割るという大惨事が…
最近は手動で後ろから弾きだすコースセットもあるのでそれなら大丈夫かな?
今回、管理人さんの手に入れた300Cは私の家にもいましたが、親戚の2歳児が来た時にえらくこれを気に入ったのでそのままお持ち帰りに…
なので今、手元には有ります(矛盾)
「なぁに、同じ車種の一つや二つ減ったところで屁でもないやい」
思えば今のチョロQって高いですし、幼稚園に入る前の小さな子供がキチンと持てて、ある程度頑丈なミニカーってないんですよね。
ちなみに「Blings to Realistics」ですが、過去に同じ車種、同じカラーのトミカとチョロQがセットになったシリーズはありました。
5踏みさん
こんばんは!コメントありがとうございます。
>Blingsの他にもFatbaxやCrooze、Hardnose、Torpedoes
Hardnoseのツインミルが例のリサイクルショップにずっと置いてある印象がありますw
Torpedoesは存じませんでした。調べてみます!
>ちなみにコースで遊ぶのは両側の電動ローラーで走らせるタイプでは全長が短く、重い事もあって不向きですよ〜。
おお・・・コース情報まで・・・。さすがです。
>ならばとモーターのパワーを上げてみたところコースアウトをした拍子に窓ガラスを割るという大惨事が…
えっw
てか、キューブ上の鉛の塊って、下手したら銃弾みたいなものですね!
ホットウィールが凶器になる危険性を秘めているとは・・・w
>親戚の2歳児が来た時にえらくこれを気に入ったのでそのままお持ち帰りに…
おおお・・・我が家の息子(2歳)も「これカッコいい!!」としきりに言っていたので・・・2歳児には何かしらのハマるアレがあるのかもしれませんね。
>なので今、手元には有ります(矛盾)
うぉーーーーーい!!!!!www
>思えば今のチョロQって高いですし、幼稚園に入る前の小さな子供がキチンと持てて、ある程度頑丈なミニカーってないんですよね。
なるほど・・・子供の手のひらに収まるサイズということですね。
たしかに我が家の息子が一番最初に選んだホットウィールはFiat 500でした。
このChryslerと並べてみたところ、全長がほぼ一緒という・・・。謎はすべて解けた!
>ちなみに「Blings to Realistics」ですが、過去に同じ車種、同じカラーのトミカとチョロQがセットになったシリーズはありました。
それを・・・それをホットウィールでやって欲しいんやぁ。。
こんにちは!
Blingsとか懐かしいですね!
私もたしかOut-A-Lineだけ買った覚えがあります(どこ行ったかなぁ・・・)
あの当時は、とにかくラインナップを増やすのが目的みたいな感じで車種が増えてましたね・・・
確かFEを100車種展開するって意気込んでいて、変な車がやたら増えた時期だったと思います。
5踏みさんも上げておられるTorpedoesなんかも、横から見るとまともなのに、上から見るとボディがゴボウのように細いというかなり謎な車でした。
でもSliderというモデルだけ持ってます(どこ行ったかなぁ・・・)
細っそいんですけど、ディティールを良く見ると、後期形のS14シルビアってのが面白かったですね。
同シリーズのインプレッサはそのまま実名(SUBARU WRX)だったのに、なぜS14は伏せられたのかは疑問ですが。
FatbaxもSnakeだけ持ってます。(どこ行っt)
あの頃は迷走してましたね。それでもミニカーとしてはしっかりしていましたし、色んなものが並んでいて面白かったですよ。
何やっても許されるのはHWだからなのかも知れませんね。
トルネオさん
こんにちは!コメントありがとうございます。
>とにかくラインナップを増やすのが目的みたいな感じで車種が増えてましたね・・・
なるほど!!ホットウィールにとってもそういう時期だったんですね。
今みたいに「いったい全部で何種類あんのよ・・・」っていう礎が出来た頃だった、ということでしょうか。
>FEを100車種展開するって意気込んでいて、変な車がやたら増えた時期だった
www
そうだったんですか!!ww
数値目標って大切ですしねw
個人的には「変な車」だったとしても、調べていて面白いのでありがたいです。
・・・でも当時のユーザーニーズにあってたの?と疑問ですね~・・・。
>Torpedoes
これ、細いモデルだったんですか!
横から見てるだけだと特長がわからなかったので助かりました!
そういえばリサイクルショップで実車名がついてながら極端に細い謎車があるなと思ってました。
>(どこ行っt)
ちょ、無くしすぎ・・・w
台数が増えていくと収納場所にも困りますよね・・・僕なんかまだまだですが。
>何やっても許されるのはHWだからなのかも知れませんね。
確かにそうですね~。
そもそも未だに「なぜこんなのを・・・」っていう新作ラインナップがありますしねw