TRICLOPZのレビュー!ホットロッドアーティストEd Newton氏デザインのフューチャーカー!
2018/01/24
昨年末に偶然見かけて入手することになった100% Hot WheelsのTRICLOPZ。
異形のスタイルとフレイムスに心を惹かれて入手したのですが、どういう車なのかまでは今の今まで知りませんでした。
しかしこれまた魅力的な一台だったりします。
というわけで、TRICLOPZのレビュー、いってみましょう!
トライクロップズのレビュー
僕がゲットしたのはリユース品・・・つまり中古品だったので、この状態で納品されました。
※100%ホットウィールはこうしたショーケースに入れられて販売されています。
中古で入手したとしても、この状態で保管されていることが多いので、なかなか状態が良い可能性が高いというのは100%ホットウィールの特権かもしれません。
冒頭で書いたとおり、たまたま出会ってしまい、一目惚れでゲットしてしまったアイテムです。
TRICLOPZについて
TRICLOPZは1999年の「Ed Newton’s Lowboyz」というコレクティブルな3カーパックにてデビューしたモデルです。
そのセット名が示すとおり、デザイナーはホットロッドアーティストのEd “Newt” Newton氏。
エド・ニュートン(Newt)と聞いても知らない方の方が多いのではないでしょうか。
※僕も知りませんでした^^;
Newt氏はかつて、ラットフィンクで有名なEd “Big Daddy” Roth氏の右腕として活躍した人物です。
一説にはエド・ロス氏のカスタムカーを設計するブレインだったとも言われています。
エド・ロス氏のカスタムカーといえばHot Wheelsファンなら真っ先にBEATNIK BANDITが思い浮かびますよね。
※ただBEATNIK BANDITの誕生が1960年あたりだったのに対し、Newt氏がEd Roth氏と仕事を共にしたのは1964年からだったとのことで、直接の関わりはなさそう。
Newt氏自身もカスタムカーデザイナーであり、パンサーモービル(ピンクパンサー)のデザインが有名。
Hot Wheels Collectibles 「Ed Newton’s Lowboyz」というアイテムはそんなNewt氏が手掛けたフューチャーカーが3台入ったセットでした。
その中の一台、TRICLOPZは米タッカー社のTucker Torpedo(’48 Tucker)がモチーフと言われる、Newt氏の独創的なオリジナルモデルです。
今回入手したのはそんなTRICLOPZの3バリエーション目である、2001年の100% Hot Wheelsとして発売されたモデル。
残念ながらTRICLOPZ自体はこのモデルを最後にホットウィールからは姿を消している模様。
多くの100% Hot Wheelsアイテムがそうであったように、コレクティブルラインだけでその役割を終えた車種ということになります。
・・・前置きが長くなりました。
各部見ていきましょう~。
フロント・リア
正面から見ると、特徴的な3つ目のヘッドライトに目を奪われます。
実はこれこそがタッカー・トーピードと言われる所以です。
同車には「ハンドルと連動して進行方向を照らす第三の眼(サイクロプス・ライト)」が搭載されていました。
元の車の方では、真ん中に目があることからサイクロプス(一つ目の巨人)をイメージしていたようですが、Newt氏はこれを「目が三つあるやん」って捉えたのではないでしょうか。
だから「TRI-」と名付けたのかもしれません。
異形でありながらも、どことなく旧車らしさが残るフロントマスクとは対照的に、リアビューはかなり未来的なデザインですね。
こういう不協和的なデザインの融合がなんともフューチャーカーらしいと思わせられます。
サイド
サイドビューは40~50年代のアメ車をベースにしたホットロッド、といった感じ。
パープルパッションとも近しいような・・・、レッドスレッドスタイルと呼んでもいいんですかね~?
めちゃくちゃカッコいいです。
ホイールはなんとも珍しい(?)RR3SP(Real Rider 3-Spokes)が採用されていました。
検索してもこれ以外に出てこないので、もしかしたらTRICLOPZ用にデザインされたホイールなのかもしれませんね。
100% Hot Wheelsの場合、「リアルだけどゴムじゃないリアルライダー」が採用されていることもあるようなのですが、TRICLOPZのRR3SPはしっかりゴムタイヤでした。
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トップ・ベース
ボディトップから見ると、ルーフにドアの開閉に使われると思われるモールドが確認できます。
もしかしてこれ、ガルウィングだったりするのかな・・・。
そしてボンネットのフレイムスがとても綺麗ですね~!
これ、通常のタンポ印刷とは違った技術で再現されているように見えます。
なんかデカールとかシールみたいなものが貼り付けてあるような感じ。
POP Cultureのフィルム印刷のようなものなんですかね~?
丁寧かつ細かく再現されており、なんともホットウィールらしくない印象を受けました。
底面はプロペラシャフト(?)とエンジン、排気管がシルバーで塗り分けられています。
これだけでも高級感が出ますねw
Tucker TorpedoはRRだったみたいですが、これはリアエンジンの4WDってことになるのかな。
いろいろ見比べるためにTucker Torpedoも入手したくなりました。(2009年のClassicsからHWに登場しています)
他にはホットウィールロゴ、車種名、1999年の著作年、そして中国製であることが記されていました。
ギミック
TRICLOPZには車体後部が跳ね上がるギミックがついています。
これによってお尻に備えられたごっついエンジンが見えるようになる仕組みです。
お尻側から見るとこんな感じ。
V字のエンジンに過給機のエアスクープみたいなものがついていますね。
なんかこれ、以前入手したワーゲンのT2ピックアップを思い出しました。(全然違うけど)
真横からみるとこんな感じ。
おお・・・なんか違う車種みたいですw
やっぱりこういうギミックがあるのって嬉しいですね~!
おわりに
というわけで、TRICLOPZのレビューでした!
これ、ebayなんかを見てもそこそこ安価で取引されているっぽいので、入手はそこまで困難じゃないと思われます。
コレクティブルだけで消えちゃってたり、RR3SPを履いてたりと・・・なかなか侮れないんですけどね~。人気ないのかなw
気になった方は是非探してみて欲しい一台です。
Comment
色も形も良いですね!
なかなか見つからないですよね?
真弥さん
コメントありがとうございます!
この良さをわかってくれますか~!
これ、僕がゲットした時も普通にヤフオクで2~3点の出品はされてました。
ただ「TRICLOPZ」という名前では出ていないかもしれません。
※僕がゲットしたときも「ホットウィール」みたいなタイトルだったので、当初「これ、何だろう・・・本当にホットウィールなのかな・・・」と思ったほどですw
ちなみにebayだと完品が大量に出品されていますので、送料があまりかからないセラーさんが見つかればラッキーかもです。
この手のクラシックカー大好物です。
リアボンネット開くのいいですねぇ。
poncha2016さん
コメントありがとうございます!
僕も50~60年代の車っていくら見ても飽きません。(これは40年代みたいですが・・・)
これ、リアボンネットっていうんですね。
開くのはいいんですけど、実はなかなか開けた状態で維持できない構造になっていて撮影では苦戦しましたw
こんばんは!
オリジナルカーにはあまり食指が動かなかったんですが、こう言うのはそそられますねえ、エヴァンゲリオンかダンバイン(50歳のジジイなんで:汗)みたいで格好良いですd( ̄  ̄)
しかし、奥が深いですねえ、さっき現状の所有台数を数えたら、HWが95台、マジョレットが67台、GREENLIGHTが3台、FASTLANEが1台でした。昨年の5月に1台目(マジョレットのOPEL ADAM)を買ってから、7ヶ月で計166台、ペースは落ちているとはいえ、気がついたら先輩方みたいに四桁五桁になっていくのでしょうね( ̄◇ ̄;)
ヤバい世界には足を踏み入れたようです・・・
MK@BKKさん
こんばんは!コメントありがとうございます。
>オリジナルカーにはあまり食指が動かなかったんですが、こう言うのはそそられますねえ
そこに手が伸びてしまうと・・・どうやら抜け出せなくなるようです。
人はそこを「沼」と呼びますw
>エヴァンゲリオンかダンバイン
ダンバイン懐かしすぎですw
リアルタイムでは観ていませんでしたが^^;
いや、ダンバインならむしろ2018年FアソのBEAT ALLかな!
>気がついたら先輩方みたいに四桁五桁になっていくのでしょうね( ̄◇ ̄;)
自分で制限しない限りは増える一方ですからね~・・・。
ただ、年間で数万円程度の趣味なので許して欲しいところですw
>ヤバい世界には足を踏み入れたようです・・・
もう手遅れなんやで。。。