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ホットウィールの過去モデル情報をウェブで正確に調べる方法

      2020/04/24  - いろいろな考察・まとめ

先日、ついに’68 EL CAMINOのFIRST EDITIONを入手しました。

これ、2017年のメインラインにも入っている’68 EL CAMINOと同じものなんですが、金型変更があったので是非比べてみたいと思っていたんです。
[参考]’68 EL CAMINOのレビュー!マッスルカーとピックアップのハイブリッドなアメ車

でも、マジマジとみているうちにちょっと気になった点があったんですよ。

これ、Hot Wheels Wikiにおいては「’69 EL CAMINO」として扱われているアイテムなんですよ。
でもFIRST EDITIONでは「’68 EL CAMINO」となっているわけです。

んっ?これ、どっちが正しいんだ???
※ちなみに、Descriptionには「しばしば’68 EL CAMINOとして扱われる」との表記がありました。

実はですね、Hot Wheels Wikiって手放しで信用しちゃダメな部分があるんです。
なぜならWikiってあくまでコレクターの有志によって成り立っているものだからなんですよ。

そういえば大学の頃に「Wikiを見てレポート書いちゃダメ!」って言われたことを思い出しましたw

そこで、ホットウィールの過去のモデルを調べる時に、その正確さ(精度)をあげていく方法についてまとめました。
何かのヒントになれば幸いです。

3つのサイトを上手にマージしていく

過去モデルの情報を調べる際、僕が参考にしているサイトは3つあります。

1つはお馴染み、Hot Wheels Wiki。
次にHot Wheels NewsLetter。
そしてhobby DBです。

これらの情報をうまくマージしていくことで、そこそこ信頼できそうな情報が作れます。

順に追っていきましょう。

Hot Wheels Wiki

誰しもが最初にざっと確認してしまうのはHot Wheels Wikiでしょう。
情報がテーブルでまとまっていて見やすいですし、僕もすぐに参考にしちゃいます。

参考までに、当該エルカミーノのページはこちら。
[参考]’69 El Camino | Hot Wheels Wiki | FANDOM Powered by Wikia

ただ、前述のとおり、Wikiという性質上、信ぴょう性に欠けるのが難点です。
僕も何度となくWikiの情報を信用して「いやいや、ちゃんと調べろよ」とツッコミを受けました。

信ぴょう性に欠ける例として、エルカミーノのページにも早速胡散臭い情報がありましたw
2000年デビューのはずの’68 EL CAMINOに1999年モデルがあったことになってます。(記事執筆時点のスクリーンショットです)

これ、実際には2001年の#246のモデルを指しています。
なぜ1999年となっていたのかというと、おそらくこの項目を編集した人がキャスト底面にある著作年をリリース年と勘違いしたのではないかと思われます。
※2000年にデビューするモデルは1999年が著作年である可能性が高く、以降も同じ金型を使う限りはずっと1999年が底面に記されることになるため。

これ以外にも、2001年に存在したFire Rodシリーズのエルカミーノが抜けていたり・・・要するに完全じゃないんですね。

そこで次にHot Wheels NewsLetterを確認しています。

Hot Wheels NewsLetter

我らがホットウィールプライスガイドの創設者マイク・ストラウス氏が中心となって作られた会報誌「Hot Wheels NewsLetter」の公式サイト。
USにて年に2回行われるホットウィールコンベンションの主催者でもあります。

そしてもはやこれ、ウェブ版のプライスガイドと言える内容が掲載されています。

当該エルカミーノのページはこちら。
[参考]’68 El Camino – 77mm -2000 | Hot Wheels NewsLetter

難点は、初見だとやや見づらいこと。
プライスガイドを見慣れている人なら同じフォーマットなのでわかりやすいかもしれませんが・・・初めて見た時は「????」ってなるかとw

ただ、Wikiと照らし合わせながら見ていくとなかなか面白いです。
もちろんこちらもマテルオフィシャルの情報ではないので、完璧とは言えない部分もあります。

というわけで、僕はダメ押しでhobbyDBなんかも参考にしています。

hobbyDB

ホットウィールに限らず、いろいろなホビーアイテムの情報がまとまったデータベースサイト(兼ショッピングサイト)。
たしかこちらもNewsLetterの人か、その関係者が運営していたような気がします。

hobbyDBにおける当該エルカミーノのページはこちらです。
[参考]Hot Wheels ’68 El Camino / ’69 El Camino | hobbyDB

画像情報も多いですし、カードバリエーション(エルカミの1stエディションならUSのカード左上が欠けてるヤツ、ラウンドのヤツ、日本パッケージのヤツ)まで網羅されているところなんかはすごいですね。
データベースと自称するだけのことはあります!

難点はやっぱりWikiに比べて見づらいところ。
年代順にまとまってないなど、散らばった情報をまとめるのが難しいかもしれません。

それでもWikiよりは正確な情報が載っている印象があり、かなり参考になります。

これら3つのサイトはどれも「絶対的に信用できる!」というものではありません。
ただ、どのサイトにおいても同じことを言っている場合にはそこそこ信用できる情報になる・・・といった感じです。

補足的にオークションやフリマサイトも利用する

残念ながら上記3つのサイトを見ても出てこない情報というのもあります。
さすが、様々な企業とコラボしつつ50年間大量のミニカーを増産し続けてきた歴史は伊達じゃありませんw

そこで、補足的に調べる手段として、オークションサイトやフリマサイトを参考にするというのも手です。

たとえばebayやヤフオクを見ればアイテムの細かい部分まで表示してくれている可能性があるので、実際に購入せずとも写真を見て確認するということが可能なんです。
「自分で見たものしか信じねえ・・・!」っていう人にもありがたいですね。

当然、こうしたサイトの情報も素人が作っているものなので、真に受けちゃダメな部分がある点は注意。
例えばこれ。

2003年のエルカミに対して「2002」と記載がありました。
WikiやNewsLetterでも2003年のモデルとなっていますし、カード表面には35thのロゴがあるので2003年のハズです。

おそらくはこれ、カード裏面の著作年表記をそのまま販売年と勘違いした可能性があります。

キャスト底面のものと同様に、だいたいはリリース前年であることが正しいんですが、出品者があまり調べずにこの情報をそのまま書き出してしまっているのではないかと思われます。

あとは個人のカスタム品なんかも何食わぬ顔で出品されていたりするので・・・「えっ、、こんなバリエーションあったの!?」と混乱させられる可能性も。

Photo by ebay.com

これなんて一瞬本当にターミネーターモデルがあったのかと思いましたw
でもReal Ridersとか書いてあるのに全然違うし・・・危なくだまされるとこだったぜ。。。

完璧なリストはこれだっ!

というわけで、以上の情報をもとに、完璧な’68 EL CAMINOの情報を作ってみようと思いました!
それがこれだっ・・・!

・・・と、紹介する予定でしたが・・・、あまりに数が膨大過ぎて面倒になっちゃいました。。。

ただ、当初気になっていた「’68 EL CAMINOなの?’69 EL CAMINOなの?」には面白い事実があったので、ちょっとだけ表にしてみます。

YEAR SERIES NAME
2000年 Mainline (First Editions) ’68 EL CAMINO
2000年 Hot Haulers ’69 EL CAMINO
2001年 Mainline ’68 EL CAMINO
2001年 FireRods ’69 EL CAMINO
2002年 Star Spangled ’68 EL CAMINO
2002年 Motor City Classics ’68 EL CAMINO
2003年 Mainline (Treasure Hunt) ’68 EL CAMINO
2003年 Mainline (Wild Wave) ’69 EL CAMINO

やっぱりデビューモデルは’68 EL CAMINOだったんですが、なんとデビューしたその年にはすでに「’69 EL CAMINO」としてリリースされていましたw

そして翌年にはすぐ「’68 EL CAMINO」になって・・・「あれ?もしやこれ、サイドラインが’69でメインラインが’68なんじゃね??」なんてアタリをつけたところ、2003年には「同年内メインラインに’68も’69も存在」というのを発見し、さじを投げた次第です。

おわりに

そんなわけで、過去モデルをウェブで正確に調べていく方法でした。

これ、本当に完璧なリストが作れたとしたらもはや国宝級なんじゃないかと思うんですよ。(・・・いや、アメリカの玩具だから国宝にはならないか!)

でも毎年メインラインだけで400種出ていることを考えると、本当に難しいんだろうなぁ。

それにエルカミのFirst Editionsみたいに「クリアパーツの色が違う」みたいな「本当に仕様なのかどうかもわからないもの」まで入れてくと思うと・・・果てしないですね~w
特にホットウィールはエラー品が星の数ほどありますし。。。

ちなみに、ウェブにこだわらなければ各種プライスガイドおよびホットウィール大図鑑といった書籍がかなり参考になります。

・・・まぁ、これらも信ぴょう性があるとは限らないんですけどね・・・。

お役に立てたらシェアして貰えると嬉しいです!

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Comment

  1. 虎鉄 より:

    こんばんは。これはマテルが正史と言うか社史と言うか、それを出さない限り、解決できないんじゃないかと。それでもファンにしてみたら違う!そんなのないやあれを外すなんて、どうかしてるとか、果てしない闘争になるんでしょうね、で明日は争奪戦ですが、何とトイザらスがTwitterで明日出るであろうAアソ、ドーナッツ、フォルツァの画像がTwitterで出てました。ポイントプレゼントらしいのでトイザらス争奪戦の方はお気をつけ下さい。さて昨日このサイトを昼に見て仕事帰りに、イオンに偵察に行きましたが、フライングはありませんでした。しかし、また無駄遣いと言うべきか、HW EXOTICSの5パックを思わず買ってしまいました。中身についてはポルシェカレラGT、パガーニウアイラ、ランボルギーニウラカン、アストンマーチンDBS、ランボルギーニアベンタドールJです。実車ばかりですが、争奪戦で中々手に入りずらかったアストンマーチンを手に入れた事が収穫でした。で、明日のドーナッツやフォルツァは一種類づつで済みそうなのでQAアソ?と祈りつつイオン争奪戦へ!ただ、討死だけは避けたいですね。

    • にわかマニア管理人 より:

      虎鉄さん

      こんばんは!コメントありがとうございます。
      マテルはどうも出してくれそうもない気がするんですよねw
      というか、データ残ってんのかな・・・。

      ただ50周年ということもありますし、期待したいところです。

      さて、争奪戦はいかがでしたか??
      EXOTICSなど、実車入りセグメントの5パックは何気にレアらしいのでおめでとうございます!

  2. B太(中) より:

    あらら、たまたまたった今、一昨日入れたコメントに補足で、マークジョーンズがHondaのデザイナーだったとの情報はホットウィール大図鑑で紹介されてました…と、このコラムを読む前にコメント入れたばかりです…(^^i)。
    正しい情報って、取るの難しいですよね。
    でも、歴史と一緒で色々なエピソードから自分に一番ハマったやつを信じるのもいいのかな?って個人的には思います(^^)。

    • にわかマニア管理人 より:

      B太(中)さん

      コメントありがとうございます!
      向こうの方にも返信しましたが、大図鑑は本当にまだまだ読み込めてなくて。。。
      ボリュームがすごすぎるんですよw

      なので、わからないことがあった時に辞書代わりに引く・・・っていう使い方になってます。

      >でも、歴史と一緒で色々なエピソードから自分に一番ハマったやつを信じるのもいいのかな?って個人的には思います(^^)。

      裏が取れない情報ならそういう捉え方も夢があって”アリ”ですね~。
      歴史と違う点は、それによって傷つく人がいない点でしょうか・・・。

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