NISSAN SKYLINE GT-R R33のレビュー!ずっしり色気ムンムンの第二世代GT-R![FJV51]
今月頭の発売日に運よくゲットできたNISSAN SKYLINE GT-R R33です。
ホットウィールのおかげで日本の車にも触れるようになったためか、最近街中でこいつをよく見かけて「うおっ、GT-R!」とか思う事が多々あります。(GT-Rエンブレムが本物かどうかはさておき)
きっと今までも出会ってはいたんでしょうけど、気づかなかったんでしょうね~。
実車の方は「GT-Rの失敗作」なんて言われることもある本車種ですが、ことホットウィールにおいても他の日産車に比べると人気薄なのか・・・ネットオークションなどでも安価に出回っている印象があります。
・・・が!!
僕が言うまでもないですが、実際にはめちゃくちゃカッコいい車ですよね!
今回手に取って、いろいろ調べてみて、Ryu Asada氏がこれをデザインしたかった理由がわかった気がします。
というわけで、NISSAN SKYLINE GT-R R33のレビュー、いってみましょう。
日産スカイライン GT-R R33のレビュー
本日紹介するのは、2018年1月頭に発売された「2018年Bアソート」にNew ModelsとしてラインナップされていたNISSAN SKYLINE GT-R R33です。
BアソートはNew Modelsが4種と豊富で、僕の地元の店舗にもしっかり入荷してくれたおかげでありつくことが出来ました。
といっても前述の通り、他の日産車などに比べると人気が薄く、価格の高騰も抑えられているので・・・今回逃した方も入手方法がいくらかある気はしています。
問題は来月(2月頭)の発売日に入荷されるのかどうかですよね。
PORSCHE 934.5のSTHが入ってくるみたいなので「Cミックス」であることを考えると・・・Bアソも臨めるんですが、絶対とは言えません。
その辺りも発売日には注目しておきたいところです。
NISSAN SKYLINE GT-R R33について
NISSAN SKYLINE GT-R R33は1994年~1998年の間に製造・販売された9代目スカイラインのGT-Rグレード、BCNR33です。
前作の「大成功した」と言われるR32、そして「GT-Rの完成形」などと言われるR34に挟まれたためか、失敗作と揶揄されることもあるR33。
その実態は「マイナス21秒ロマン。」というキャッチフレーズがつけられて販売されるなど、GTカーとしての完成度は高かったんだとか。
ドイツのニュルブルクリングでのテスト走行時に先代のR32(BNR32)と比べて21秒速かった、ってことですね。
開発時には8分9秒を目標としていたのが、実走行では7分59秒にまで縮められたのだとか。
ただ、そうしたGTカーとしての性能はあくまでサーキット走行を想定した時にのみ発揮されるものであり、日本の公道用に作られる一般販売車両にはリミッターがかけられていたという話もあります。
また、”走り”だけでなく、R32と比較した時に車体が大型化してしまったことなんかも、当時の顧客にとっては「野暮ったい」印象に映ってしまい・・・結果的にR32の需要を高めるために一役買ってしまったのだそうです。
当時のGT-Rユーザーの声を参考に居住性を高めたとか、北米市場を意識して体格が大きい現地の人でも快適に乗れるよう大型化したとかいろいろな説がありますが、一番目を向けなくてはいけない「これからGT-Rに乗りたい人たち」が求めるものを造れなかったのが不人気とされる理由なのかもしれません。
個人的にはどっしりしていてものすごく色気のあるマシンだと思うんですけどね~。
時代的に受け入れられなかったというのもあるのかな。
ちなみに、「北米市場を意識して」と書きましたが、アメリカには輸出されなかったモデルらしいです。
それでもホットウィールに登場するあたり、日本車・・・いやGT-Rの人気がそれだけすごいということを物語っていますね。
昨年のおもちゃショーでJun Imai氏が会場に持ち込んだプロトタイプのうちの一つだったのがもはや懐かしいです。
ホットウィールにおけるデザイナーはRyu Asada氏。
今月号のモデルカーズに付属しているホットウィールカレンダーにはRyu Asada氏のR33に向けたコメントが掲載されていました。
本作がNew Modelsであり、今後の展開が期待される一台です。
では各部見ていきましょう。
フロント・リア
ラジエーターグリル部分および背面パネルにGT-Rのエンブレムが印刷されているので、まぎれもなくBCNR33なんでしょう。
ここ最近のライセンスドカーNew Modelsの仕上がりに倣って、ヘッドライトやテールランプなどがタンポでしっかりと再現されており、ある意味ホットウィールらしからぬアイテムと言えますね。
デザイナーのRyu Asada氏曰く、「存在感を意識してフェンダーを強調した」とのことで、たしかによりずっしりとしたR33らしい面構えになっていると思います。
個人的にすごくいいと思ったのはリアスポイラーの仕上がりですね~。
ちゃんと立体的に(空洞があるように)作られていますし、ゴツすぎずちょうどいいサイズ感になっていると感じました。
サイド
サイドビューは「これ本当にホットウィール?」ってぐらい「まとも」ですw
メタルフレークが混じったブルーのボディカラーがよく似合ってますね。
R32と比べた際にホイールベースが100mm以上も延長されているとかで、こうしてみてもなんだか全長が長く、ラグジュアリーカーっぽい感じも。
僕からすると、よくも悪くも90年代的なデザインで、「ネオクラシック」といった印象があります。
トップ・ベース
ボディトップから見ても「強調した」といわれるブリスターフェンダーがよくわかりますね。
また写真からだとわかりませんが、さすが居住性を重視しただけあって、クーペとは思えないぐらい後部座席が快適そうですw
底面には2017年の著作年とマレーシア製であることが記されていました。
おわりに
というわけで、NISSAN SKYLINE GT-R R33のレビューでした。
デザイナーのRyu Asada氏も「いつかはハンドルを握ってみたい」と書かれていましたが、僕も手に取って触っているうちに「乗ってみたいなぁ・・・」と思うようになってしまっています。
特に街中でよく見かけることもあるので、今後も出会うたびに「ゴクリ・・・」と生唾を飲む日々が続くのではないかと思いますw
ちなみにこれ、THEN AND NOWセグメントから登場しており、そのうちの「NOW」のモデルです。
今から20年前に生産終了しているモデルを「NOW」というのもどうかと思いますがw、対するTHENがケンメリなので仕方ないですね。
こうなったらEアソのケンメリもしっかりゲットして並べて飾っておきたいところです。
Comment
レビューありがとうございます!
こうして見ると現物はなかなか良く出来てますねー。
FDといいR33といい、最近のHWは普通にモデリングがよくてビックリします。
紫色のカラーリングもこのあとのアソに控えてるみたいなので、僕はそっちを狙おうと思っています!
Lightning Johnnyさん
コメントありがとうございます!
なかなかいいですよね~。
すごく色気があるなと思ってます。
これ、FDと似たような方向性に仕上げられてますよね!
THEN AND NOWで対になるのはケンメリなんですけど、むしろケンメリがFDと対だったRX-7みたいな感じで不思議ですw
2ndが紫色なんですね~・・・なんだか欲しくなっちゃうなぁ・・・。
こんにちは~
このR33、ちょうどショップから届いたばかりで個人的にはかなりタイムリーな記事でしたw
タミヤのプラモの横に並べてもちゃんと存在感あるので最近のホットウィールはやっぱり侮れないですね。
斜めから眺めるとデフォルメの巧さ(特にリアウイングの広がりとグラマラスなボディライン)に溜息が漏れます…
2ndカラーの画像がちらほら上がってますが、どうもミッドナイトパープルらしいですね。
激戦間違いなし(白目)
もみじさん
こんにちは!コメントありがとうございます。
おおー、タイムリー更新w
よかったですw
>タミヤのプラモの横に並べてもちゃんと存在感あるので
プラモデルの横でも存在感あるってすごいですね!?
「グラマラスなボディライン」っていうのがよく当てはまってる気がします。
ある意味、気品あるシェイプだと思いました。
>2ndカラー
ミッドナイトパープルですか・・・むしろそっちがHW的にも本命だったりして。
1stカラーも買えることなら今のうちに買い足しておきたいぐらいです。(買えないけど)
にわかマニアさんこんにちは!!!
R33スカイラインについての考察記事、勉強になります。
なぜ車体を大きくしたのか不思議だったんですが、北米市場を意識したものだったんですね。
アメリカではたしか30年ルール? みたいなものがあって、それが切れた数年前から今日本から中古車のR32GTRがどんどん輸出されているみたいですから、R33が本来の目的を果たす日もそう遠くないのかもしれません。
出来栄えもホットウィールらしからぬ印象ですよね。
ヘッドライト、テールランプ共にタンポで彩色済みですし、GT-Rのバッジもかなり精密な印象を受けます。
R33の魅力、再認識できそうです♪
林さん
こんにちは!!!コメントありがとうございます。
>なぜ車体を大きくしたのか不思議だったんですが、北米市場を意識したものだったんですね。
あ、いちおう「一説によると」・・・ですw
僕もググった内容や雑誌を参考にしているだけなので、どこまで本当かはわかりません^^;
>アメリカではたしか30年ルール? みたいなものがあって
らしいですね!
JDMブームの陰にはそのルールがある、っていうのをこないだどこぞのニュースサイトで拝見しました。
30年だとすると、もう10年内には輸出されていくってことなんですか!
球数無くなる前に実車に乗れたらいいな~なんて思ったり。
>出来栄えもホットウィールらしからぬ印象ですよね。
そうなんですよ。
良くも悪くも、ホットウィールってこんなんだっけ??って感じがします。
GT-Rバッジは結構よかったんですが、日産のエンブレムはただの銀色の丸でしたw
>R33の魅力、再認識できそうです♪
そう言って貰えると嬉しいです!
僕も今後街中で見かけたら悶えそう・・・。
25年ですよ
このR33 5台持ってます。紫のお次は赤色が出ますよ
光(*≧○≦*)ホットウィール好きさん
5台も!?
何に使うん!??
次は赤なんですか~・・・楽しみ。
今日の仕事帰りに寄り道した子供用品店で、「無地のシルバーで良かったのに青模様とか余計なことしやがって…ワイスピ劇中車なのでしょうがないけど」という思いから当時は気にも留めていなかったリストックアソートのR33がラス1だったために、悔しいビクンビクンと思いながらも衝動買いしてしまいました(笑)。
これでホットウィールの第2世代GT-Rをコンプしたと同時に、S2000以外のリストックアソート分もコンプという不覚にしての快挙を達成したわけで…R32だけベーシックカーではあるのですがそんなことを気にしたら負けであるわけでして。
こうなると、R32が写実的フォルムで新しく出し直されてR33も新規で出たのだから10年選手であるR34もZ-tuneではないノーマル仕様でちゃんと作り直してくだちい…と猶更強く思いますね。
実物のほうは「実車以上に実車らしく魅せる」という近年の日本車キャストらしい良さが感じられて、モールドが浅くてタンポ頼みのテールランプもなんか許せる気がしました。
…と思ったのもつかの間、左前輪になんか引っかかりがあると思ったら製造過程での湯回り不良なのかシャーシのその辺りにバリがちょっと残っていたという…手持ちの細いペンチで軽く擦ったら取れましたけど、そういうとこだぞマテル検品という概念はないのかと呆れたものでしたよ。
この間も、ホムセンウィール狙いでハシゴをしたらフロントガラス付近に思いっきりゲート跡が残っているモデル3を見掛けたこともあったので、さらなる品質低下の原因はやっぱりコロナ禍でのモチベーション低下にあるのではないかと邪推してしまうんですよね…去年からなんか酷かったので。
>検品という概念はないのか
これなんですけど・・・僕はガチで「ない」と思ってますw
むしろそのコストを考えたら返金対応っていうのがメーカーとしても利益を出しやすいんじゃないでしょうか。
というか軽微なエラーを含めると、完品を引き当てるのがいかに難しいか、、、
>コロナ禍での
どうなんでしょうね〜??
さすがに全く関係ないとは言えないでしょうけど・・・それ以前からも多かったしなぁ、、、
サカBさん
コメントありがとうございます!
なんかいつも怒りながら買ってるやん!ww
R32だけベーシックカー・・・ふむふむ。
こうなったら全部ベーシック、プレミアムをそれぞれ揃えるしかありませんな!
>R34も
たしかに!
そしてついでに(GT-Rじゃないけど)R31もだしてくれると、ついにスカイライン全種っていうところも目指せるようになるのかな!?と。
>なんか許せる気が
結局許せるんかーーーーい!!!
良かったですw