HW POPPA WHEELIEのレビュー。実車とホットウィールらしさを兼ね備えた変態モデル[DTX42
2017/12/22
ホットウィールもついに2017年モデルが日本でもスタートしました。
これからまた一年間楽しみですね。
僕がゲットした最初の3台のうち1台は、「HW POPPA WHEELIE」。
ついにこの変テコHot Rodカーを入手したわけです。
今日は2016年ハロウィンカーにも指定されているこのPOPPA WHEELIEのレビューです。
ホットウィール・ポッパウィーリーのレビュー
2017年モデルの台紙は2016年を踏襲しつつ、よりシンプルになった印象がありますね。
表の右上には「5/365」と、かねてから噂されていた通り、2017年モデルは365種の展開になることが示されています。
※ただし、2ndカラーも含めての365種とのことで、台数的には前年までとほぼ変わり無し。
カード左上には2016年のハロウィーンカーであることを意味するロゴが印刷されています。
日本ではハロウィーンが過ぎた11月5日に入ってきたあたりがかなり残念ではありますが、ハロウィーンアソートが入荷されないことを考えるとホットウィールのハロウィーンを楽しめるのは今年はこれだけということになりますね。
リライアント・リーガル
HW POPPA WHEELIEはイギリスで1953年~1973年まで生産されていたリライアント・リーガルという三輪車がモデルになっています。
ミスター・ビーンで有名な「リライアント・ロビン」が後継車種です。
当時のイギリスでは税制面で有利だった三輪車がとても人気だったそうですね。
つまり、見た目からすると「また妙な謎車をリリースしやがって・・・」という印象ですが、立派な「実車モデル」であるといえる可能性があるわけです。
それでは各部見ていきます。
フロント・リア
ヤバイです。
このつぶらな瞳・・・。
どこか遠くの空を見上げているように見えますね。
漫画に出てくるカエルのような可愛い顔は、リライアント・リーガルがベースになっているとはいえ、ドンピシャなモデルは見つかりませんでした。
グリル形状やフロントライトカバーの形状が微妙にどの年代のものとも合致しないので、あくまでリライアント・リーガルベースのオリジナル車両なのかもしれません。
背面から見てもカエル感がありますね。
もしやPOPPAにはカエルとか跳ねるとか、そういう意味があるのか!?と思いましたが、翻訳ツールでは「お父さん」と訳されますね・・・。
でもPOPには「ポンとはじける」みたいな意味があるので、そのあたりのスラング的な名称なのかもしれないです。
サイド
可愛い顔に反した「牙をむいたようなペイント」のおかげで禍々しさが演出されています。
表面から見た顔とのギャップがかなり面白いですね。
オレンジボディ×ブラックフレイムス×パープルウィンドウ(写真では青っぽく見えるけれど、実際はもうちょっと紫です)のカラーリングがとってもハロウィーンっぽいです。
ハロウィーンの仮装で車をここまで仕上げたとしたら、こどもたちは大喜びでしょうね!
横からみると本当に思い切りのいいモデルであることがわかります。
常にウィリーしている形状って・・・これどうやって乗るんだろう。そして絶対に地面が見えないけれど、どうやって運転するんだろう・・・と妄想が捗りますw
タイヤは前輪だけ妙に大きく、ホットウィールお得意のファニーカーを彷彿とさせる感じです。
ボディ両サイドには「Halloween」の文字と、片側には「Trick」、もう片方には「Treat」が印刷されています。
日本人にもいつの間にか根付いた「トリック・オア・トリート」が両サイドをもって完成するわけですね~。
この車自体はお菓子を貰えなくてもすでにイタズラされちゃってますが・・・。
トップ・ベース
ボディトップにはボンネットからルーフにまでびっしりとフレイムスが描かれています。
そしてルーフには2016年ハロウィーンカーであるロゴも印刷されていますね。
HW POPPA WHEELIEは2014年のメインラインで「HW Off-Road」セグメント内「Daredevils」サブセグメントでデビューしたモデルなので、ベースには2013年の著作年が刻まれています。
ってこれ、オフロードカーなんですね!びっくりw
どういう道を走ることを想定したのか教えてほしいぐらいです。
そして特殊な形状ゆえに「ベースが2つある」というのも面白いですね。
著作年や製造国(マレーシア製)が刻まれているメタルのベースと、ボディの下部に位置するプラ×クロームメッキ製のベースです。
クロームメッキ製のベース部には、三輪車の名残ともいえる前輪が一つと、「かしめ穴じゃないの?」って思える穴が開いています。
かしめ穴を再現しているんだとしたらなんともHWファンを喜ばせる仕様だなと思うのですが、実はこのプラ製ベースの方はインテリアパーツと一体成型になっていて、バラすとこの向こう側がハンドル部分の造形に繋がっているんですね。
なのでおそらく金型の関係で出来ちゃう穴なんじゃないかな。
あと、正直後輪はもうちょっとどうにかならなかったのか?と思いますね~w
おわりに
というわけで、HW POPPA WHEELIEのレビューでした。
ヘッドライトを塗るだけでも見栄えがしそうですが、やっぱりどうしてもこれ、ウィリー状態から普通の走行状態に戻すというカスタムをしたくなりますよね。
こうやって見ると、このまま実車モデルとして通用しそうな感じもありますし。
実際、海外のサイトでは上手に「四輪車」として仕上げている例があって可愛かったです。
今の僕にはそこまでのカスタム技術はないですが、手を出したくなる欲求をかきたてられる一台であることに違いはありません。
Comment
こんにちは〜
また随分と変態なモデルを買いましたね…
この車、ドラッグレースの車両なんですよね。後輪の間にパラシュートも確認できますし。
ドラッグレースではハイパワーなクラスになるとウイリーバーが付きます。
この車はあえて後輪とウイリーバーの車輪にタイヤパーツを使うことで重心を後ろにし、ドラッグレーススタート時のウイリーの様子を再現している面白い車ですね。
ホットウィールではWhatta DragやFiat 500C、Jadedなど市販車をベースとした過激なドラッグマシンが数多く存在します。
それとこの車が「HW Off-Road」セグメントに区分けされているわけですが、正直HW CityやHW Off-Roadといった大きなセグメントって結構いい加減なのでそこまで気にしなくていいと思います。
15年トレジャーハントのPiranha Terrorは「HW City」セグメントに含まれてますし…
5踏みさん
こんにちは!コメントありがとうございます。
>ドラッグレース
おおお、さすが目の付け所が違いますね・・・!
ってことはこれ、僕らがシャーシだと思っているベース部分って、じつはウィリーバーってことなんですか!?
そう思ったら「どうやって乗るんだこれ」ってのがそもそも間違っていて、乗ったあとでこうなったよ!って状態なんですかね。面白い!!
>ホットウィールではWhatta DragやFiat 500C、Jadedなど市販車をベースとした過激なドラッグマシンが数多く存在します。
見てきました。
どれもなんだかんだカッコいいですね・・・個人的にはJadedが欲しいです。
>15年トレジャーハントのPiranha Terrorは「HW City」セグメントに含まれてますし…
たしかにww
あれが街中走ってたらヤバイですよね・・・。見てみたいけどw
こんにちは!
POPPA WHEELIE、次の土曜に購入予定です。もうちょっとシンプルなのがいいな~とか思ってましたが…よく見るとカワイイのでネズミと一緒に捕獲してきます。にしても5踏みさんの考察力すごいですね…こうして自由に色々想像できるのもHWの魅力ですよね。ちなみに実車のリライアント ロビンはノーマルでウイリーしますよ…Top gearでも横転しまくって放送事故を起こしましたね…このクルマのオーナーズクラブがまた変人揃いで…機会があったら見てみてください。
あと、インプレッサを分解しました。(プラボディなので削りやすいから)そしたら…衝撃でした。後年のモデルと比べて、内装の出来が全然違うんです。ドアの内張りまで作りこまれているんです。もう、スモークで見えないのがもったいないくらいです。あとスープラとSUPER TSUNAMIの比較もしてみました。二台とも結構面白いです。ブログはじめたので、そっちに書く予定です。
ユウサンさん
こんにちは!コメントありがとうございます。
さすが謎専、もう購入予定立ってるんですねw
HW POPPA WHEELIEはもうちょっとシンプルなデザインのものもまだまだ売り場に残ってる印象でした。
2016年モデルはSuper Chromeなのでギンギラですがw
>ちなみに実車のリライアント ロビンはノーマルでウイリーしますよ…
www
もしやそこから着想を得て作られたんですかね~。
>インプレッサを分解
うおお、ついに分解しましたか!
ホットウィールって「なんでここまで!?」ってとこにもこだわってあって、まるで「分解する前提」で作られているんじゃないかと思いますよね。
僕が驚いたのは何のモデルだったか忘れましたが、パーツが重なってしまって絶対の絶対の絶対に見えないところまで配管が作り込まれていたモデルです。
誰の何のためにここまで作ったの・・・って思いました。
>ブログはじめたので、そっちに書く予定です。
ちょwURLwww
シャーク隊長チーーーッス!w
POPPA WHEELIE、僕が初めてこのホットウィールを見た去年の春、何これ!?誰がこんな変なの買うんだよwと思いました(w)しかし、不思議なものでにわかマニアさんのレビューを見ると直ぐに欲しくなっちゃいました!!しかし、僕の最寄りのトイザらスは恐らく日本一競争率が高いので、恐らく買えない…にしても僕もにわかマニアさんも同じで、ハロウィン終わった直後にハロウィン限定の実車ホットウィールを手に入れましたねwチョット残念ですが、季節に関係なく大好きなホットウィールを手に入れられることは嬉しいですね。
harunamさん
コメントありがとうございます!
僕も初めて見た時はそう思いました。
いや、みんなそう思ったんじゃないかなw
>僕の最寄りのトイザらスは恐らく日本一競争率が高い
なにぃーーー!
気休めになるかはわかりませんが、僕が行ける範囲のトイザらス、イオン、西友では2016年モデルまでのHW POPPA WHEELIEはだだ余りしてましたよw
>ハロウィン終わった直後にハロウィン限定の実車ホットウィールを手に入れましたねw
しかもharunamさんのは2014 Halloweenのじゃなかったっけ・・・w
季節も年数も関係ないです!欲しいものは欲しい。それだけ!
にわかマニアさん、こんにちは!!!
POPPA WHEELIEは謎車だと思ってたんですが、正体はリライアントリーガルだったんですね!!!
そうわかるとがぜんカスタムしたい気分が湧いてきました!!!
ボディもプラ製で加工しやすいですし、真ん中のタイヤはバイク系モデルから持ってくればリーガル状態になんとかもどせそうかも。
今度ホットウィール売り場に行ったら探してきます♪
林さん
こんにちは!!!コメントありがとうございます。
POPPA WHEELIEがリライアント・リーガルであるという指摘は僕もコメント欄に頂いて初めて知ったんです。
それまでは「なんだこのはっちゃけたヤツは・・・」ぐらいにしか思わなかったんですが、知るとどうしても気になっちゃいますねw
>そうわかるとがぜんカスタムしたい気分が湧いてきました!!!
おおお!!!
また林さんのカスタムが見られるのかと思うと胸熱です!
>タイヤはバイク系モデルから
なるほどその手があったか!
・・・って、それでも難しそう。。
こちらの記事とユウサンさんのレビューに触発され、わたしもHWポッパ・ウィーリーを西友でついつい購入してしまいましたw。
『これは謎車ではなく実車モデルなのだ!』と捉えると、また妙な愛が生じてくるのも現金な話でしょうか・・・w。しかし、よく見れば味わいのあるクルマです。これを初見した息子のリアクションに今から期待ですw。
エイブさん
コメントありがとうございます!
おおお、ついつい購入してしまいましたか!w
>『これは謎車ではなく実車モデルなのだ!』と捉えると、また妙な愛が生じてくるのも現金な話でしょうか・・・w。
理由がなんであれ、愛を感じてもらえたらポッポウィーリーも嬉しいはずですw
>これを初見した息子のリアクションに今から期待ですw
我が家の息子は、全くハマリませんでしたw
やはり以前にも挙げた「街で見る車じゃない」というのが最も表れている形だからでしょうか・・・。
HWポッパ・ウィーリー、ウチの息子は結構ハマってくれていますねーw。ノーマル状態(?)からぴょこっとウィリーをさせて非常に喜んでおります。それと、ハロウィンのカラーリングもなかなかヒットしたようです。(もうハロウィンはとっくに終わっておりますが・・・w。)
エイブさん
いいですね~。
こどもが喜んでくれるかな~と思って買ったのにハマってくれない時はかなり寂しいですよ!w
我が家の息子はやっぱりトミカのような「よくみかける実車」が好きなんだろうなぁと再確認しました。
>ノーマル状態(?)からぴょこっとウィリーをさせて非常に喜んでおります。
これ、我が家では僕がよくやってますw
なんとかノーマル状態で固定できないかなぁ・・・と考えたりして。