傾いたホットウィールの修理。ミニカーをバラす方法(分解)について。
2019/12/19
先日購入した「Toyota Off-Road Truck」が、開封してよくよく見てみると、なんだか車体が傾いているという物でした。
しかも結構曲がってるっていう。・・・仕様じゃないよね・・・?
これ、開封しなければ特に気にならなかったんだと思いますが、
やっぱり手に取ってみると、この角度はかなり気になります。
神経質な人なら発狂するレベルです。
そこで、せっかくなので、この傾きを作っている原因を取り除いて正常にしてやろうじゃないかと思いました。
当初の僕の予想では、ベースパーツあたりの「バリ」があって、それがかみ合わせを邪魔しているんじゃないかなと。
それを削ったりやすったりすればいいのかな、といったところでしたが、実際はもうちょっと深刻な状況でしたw
※追記:分解方法については最新記事のアップデートがありますので、こちらを参考にしてみてください。
傾いていたホットウィールの修理工程
ホットウィール分解
ご存じのとおり、ホットウィールの分解はまず裏の「かしめ」を削り取るところから始まります。
こんな感じでドリルをあてて、山になっているところを削ればOK。
かしめはこんな感じでベースに引っかかっているので、ベースの穴からはみ出している部分だけ削れば取れるはずです。
削れたらベースとボディの間にマイナスドライバーのようなものを突っ込んで、テコの原理でゆっくり離してあげます。
※力を入れすぎるとプラボディの場合は割れやすいので注意。
今回僕が用意したドリルは径が大きかったのでまわりのプラも削ってしまいました。
おそらく3mm~5mm程度のドリルがいいと思います。(僕が使ったのは7mmぐらいの。)
この失敗は次回へ活かします。
こんな感じでバラせました。
左からボディ、飾りパーツ、インテリア、ベースとタイヤ。
他のホットウィールの場合、左から二つ目のパーツがクリアパーツでウィンドウを兼ねています。
傾きの原因
バラしてみたものの、ベースやインテリア系のパーツにバリなどはなく、
当初僕が考えていたような原因ではなさそうでした。
で、「いったい何が問題なんだろう・・・」と小一時間悩んだ末、発見したのがこれです。
ボディとベースを繋ぐ芯が根元から曲がってくっついていました。
おお・・・そりゃ傾くわけだ。
こういう場合、普通はどう修理するんでしょうね。
パーツがパーツだけに、ボディ側の曲がりをまっすぐにするのは難しそうです。
試しにペンチで力任せにひねってみましたが、ビクともしませんでしたw
そこで、方法としては邪道かもしれませんが、ベース側の穴を広げて斜めに刺さってもボディがまっすぐになるように修正。
中心線に比べて、円が少し偏って広がったのがわかりますでしょうか。
これでボディがまっすぐになったら接着剤でとめちゃえばいいかなと。
車体はまっすぐに。
穴を広げて、ボディもろもろを元に戻した結果、こんな感じです。
カメラテク的に真正面から撮影は出来ていませんが、車体自体はそこそこまっすぐになったのではないでしょうか。
・・・分解ついでに気になっていたライト部分を塗っています。
※たまたま実家で10年前ぐらいに使っていたガンダムマーカーを見つけたためw
作業自体は電動ドリルを使いましたが、慣れていないためかここまでで1時間ちかくかかってしまいました・・・。
おわりに
というわけで、曲がっていたホットウィールの修正についてでした。
なんとなく手を加えてやると愛着がわくものですね。
積んであるタイヤのホイールも塗ってあげました。
いろいろとやりたくなりますね~・・・ヘッドライト横のウィンカーをオレンジで塗ったりしたいです。
また、今回の一連の作業を終えて気づいたら、後輪のメタリックレッドのタンポがかなり剥がれていました。
ここは剥げやすいですね・・・息子にあたえたホットウィールも、軒並み後輪のホイールばかりハゲハゲになってます。
これも次回以降の課題ですね。
そしてちょっと手を加えたヤツはもとのブリスターに戻してあげると、
「少しだけディテールにこだわったベーシックカー」が演出できて、なんとなく嬉しいですねw
うーん、なんかもっといろいろやりたくなってきた!
Comment
こんにちは!
カスタム良いですね!こういうの大好きです!
自分も最初はカシメの外し方がわからなくて試行錯誤してました。
結果的にはピンバイスで3.2~3.5mmの刃で削ってます。
戻すときは瞬着か、さらに細い刃で穴を開けて、ミニ四駆で使うようなビスで固定したりしてます。
(ビスの固定は、昔中古で買ったHWでそういう状態で固定された物があったのでそのマネです)
HWは「顔」が結構細かく造型はされているのに塗られていない物が多くてちょっと残念なんですよね・・・
塗ってやると見違えるようにカッコよくなる不人気車(w)もあったりしますので、ぜひぜひチャレンジしてみてください!
トルネオさん
こんにちは!コメントありがとうございます。
>自分も最初はカシメの外し方がわからなくて試行錯誤してました。
>結果的にはピンバイスで3.2~3.5mmの刃で削ってます。
はじめからうまくはいかない!と割り切ってやってみましたw
とはいってもバラしたのは二つ目なんですけどね・・・。
ピンバイスって、手作業ですか??
>戻すときは瞬着か、さらに細い刃で穴を開けて、ミニ四駆で使うようなビスで固定したりしてます。
>(ビスの固定は、昔中古で買ったHWでそういう状態で固定された物があったのでそのマネです)
戻す時、そういう手もあるんですね!
確かにその方があとあとまたバラしたくなった時に便利かも・・・。勉強になります!
>HWは「顔」が結構細かく造型はされているのに塗られていない物が多くてちょっと残念なんですよね・・・
そうなんです。
さすがにRLCとかになると細かく塗られてたりするみたいですが、ベーシックはのっぺりしたものが多いですね。
だからウラカンやカレラGTみたいにヘッドライトが塗られているものは衝撃でしたw
>塗ってやると見違えるようにカッコよくなる不人気車(w)もあったりします
これはなんとなくわかる気がします。
同じ車種でもカラーリング次第で全然違って見えますよね!
・・・でもまた泥沼にはまっていっているような気が・・・w
そういや、これの元のTOYOTA BAJA TRUCKもライト周りはのっぺらだったような…
確かコレクティブルラインの奴で、当時普通に定価\1500くらいしてたと思うんですが、値段に関係なくそういう所を省略しちゃうのがHWなのかなぁ… それ以外の出来はお値段以上の凄いモノでしたけど。
今度引っ張り出して確認してみます。
トルネオさん
気になったので調べてみました。
Toyota Baja Truckのデビュー品(2000年のもの)は、ライト周りはのっぺりしてましたが、ボディとライト+グリルが違う色で塗り分けられていました。
さらに言うと、バンパーとロールケージも異なる色に仕上がっていました。(これが現行モデル同様に一体パーツなのかは不明です)
そして荷台のスペアタイヤも、もうちょっとリアルな感じの角度がついていて・・・カッコいいです!
こういう過去のカッコいいと思える作品を参考にカスタムするのもありかもしれないですね。
トヨタ・オフ・ロード・トラック。実はわたしも最初に見掛けたお店で手に取ったものがkaketayoさんの購入品と同様に傾いておりました。カスタムする自信もなく、結局はスルーに。後日、別のお店では架空車と勘違いされていたのかw普通に残っており、無事ゲット出来ました。
エイブさん
コメントありがとうございます!
もしかしてロットによって傾きがあるのかもしれないですね・・・。情報ありがとうございます。
・・・ちなみに無事ゲットしたものは傾きがなかったのでしょうか?
>別のお店では架空車と勘違いされていたのかw普通に残っており
わかりますwwwww
実はぼくも昨年10月の時点では「TOYOTA」と書かれているにも関わらず、車種名がなかったため架空車だと思ってスルーしています。
今思えば惜しいことをしました・・・。
無事購入出来た方のトヨタ・オフ・ロード・トラックについてですが、とりあえずは傾き等の異常はなしの筈です。いえ、ブリバリまではしていないので、果たしてどんなHWドッキリが隠されているのか不明な点も若干ありますが・・・w。
エイブさん
おー、ありがとうございます!
確かにブリバリしないとわからないことがあるんだなと、今回の件で痛感しました。
>果たしてどんなHWドッキリが隠されているのか
HWドッキリてwww
でも「うわー、ドッキリきたよー」ぐらいの軽い気持ちで対処したいものですね~