2018 SPRINGシリーズよりGROUND FXのレビュー!ボディをガバッと行っちゃいたい一台!
2019/06/06
オミット・・・日本語に訳すと「省略する」を意味する動詞。
ホットウィールコレクターなら一度はこの単語に触れたことがあるのではないでしょうか。
さて、ここに「ボディもガバッと開けてね。」というメッセージ付きで提供頂いたモデルがあります。
その名もGROUND FX。
僕はこれ、「この世で一番オミットされてはいけないモデル」だったのではないかと思っています。
それなのに・・・
それなのに・・・・・・くっ・・・!
・・・レビュー行ってみましょう。
グラウンドFXのレビュー
今回紹介するのは2018年Springシリーズと呼ばれるサイドラインよりGROUND FXです。
このシリーズは日本に正規では入ってこなかったですね。
春を思わせる爽やかなパッケージには50周年のロゴも印刷されています。
ラインナップはこの6種。
なんかすっごい潔い感じですよね。
全車種HWオリジナルカーで、かつコラボアイテムでも何でもないっていう。
完全にコアなコレクター向け・・・または子供向けアイテムってことでしょうか。
※ホットウィールはそもそも子供向け、というのは置いておいてw
GROUND FXについて
GROUND FXはフルスムースなカウルをかぶった形状の、ホットウィールオリジナルカーです。
Mark Jones氏のデザインで2003年にデビューしました。
以来、2010年までは精力的なリリースが続き、それ以降はスポット的に登場するアイテムとなっていたようです。
さてこのモデル、冒頭の「ガバッと開けてね」というメッセージの通り、このカウルが外れて中身が見えるようになる・・・というギミックが有名な一台なんですよ。
僕もその噂をCLOAK AND DAGGERを入手した時に聞いて、ずっと欲しいと思っていました。
・・・が!
今回入手して調べて、はじめてわかったんですが・・・2010年のメインライン登場時、MOONEYES仕様でリリースされた時に金型改修があり、なんとボディのリムーバブル機能がオミットされてしまっていたのです・・・!!!!
ウッソだろ・・・。
このモデルでボディを外れなくしちゃうなんて・・・マテルは何考えてんだ・・・。
ホットウィールにおいて「一番ギミックをオミットしてはいけないモデル」だったと思うんですよw
・・・とまぁ、嘆いても仕方ないので・・・各部見ていきましょう。
フロント・リア
正面から見ると・・・これまたクリーチャーか!?って感じですねw
実際にはもっとファニーカーとグループCの車を足したような造形をしています。
GROUND FXという名称がどこから来ているのかわかりませんが、GROUNDは「地面」を意味するわけで、それがこのスレスレのロードクリアランスとなんらかの関係があるのかな。
FXは・・・エフェクト?なんだろう。
フロント部分にあるハッチみたいなモールドが本来は空いていて、ギミックが生きていた頃はここに底面パーツがはめ込まれる感じだったようです。
背面にも本来は穴が開いていて、そこに底面パーツが引っかかるようになっていたようなのですが、これも廃止されました。
なのでものすごくシンプルに、真っ平になっています。
サイド
空力設計がすごい効いてそうなボディ形状に、春っぽいカラーコーディネートのトライバルパターンが描かれていますね。
このトライバル・・・なんとなく「鳥」のように見えなくもないです。
その上には一部欠けた感じで「18」という数字が印刷されていました。
パッケージイラストを見ると他の車種にも印刷されていたので、おそらく「2018年モデル」であることを意味しているのでしょう。
後輪部分にはノゾキアナがあり、”中身”のタイヤが見えるようになっています。
こういうのってなんだかワクワクしますよねw
トップ・ベース
ボディトップは辛子色をベースに紫とオレンジでこれまたド派手なトライバルが描かれていました。
これは結構圧巻というか・・・カッコいいです。
そこに入る水色の差し色がまたなんとも涼し気で良い感じですね~。
うわこれ、本当に春に出会いたかったなぁ。
後方には「SPRING 2018」という文字が印刷されていました。
これも同シリーズ内の他の車種と共通仕様っぽいです。
そして底面。
金型改修前はインテリアパーツ(今回ので言えば水色のパーツ)でかしめられてたっぽいんですが、今回のはボディパーツ(黄色)になっており・・・「あっ、絶対ボディ開かないやん」っていう絶望を感じさせてくれます。
パカッとやったよ!
さてさて・・・そうは言っても「ガバッと開けてね」という前提で受け取った車体です。
ガバッと開けないわけにはいきませんよね。
なので・・・
ガバッと行ったよ!!
そしたらなんとまぁ・・・ビックリ。
ボディを外す機能をオミットしておきながら、インテリアパーツは全然オミってないでやんの!
パッと見た感じ、金型改修前と同じような造形になってますよこれ。
ってことはなんだ・・・この金型改修ってコスト云々の話じゃなかったのかな。
というか・・・ここまで内部を作りこんでおきながら、開閉ギミックをオミットした理由って何があるんだろう・・・!?
などなど、すごくモヤモヤする結果となりましたw
でもまぁ、ガバッといったことで、しっかりとホイールも確認できたので・・・なんだかよかったです。
ホイールは5SPの薄型タイプ、SK5SPが採用されていました。
おわりに
というわけで、2018 SPRINGシリーズよりGROUND FXのレビューでした。
しかし「分解しないと見えないインテリアがガッツリ作りこまれている」って・・・なんともホットウィール的なアイテムですよね。
こんなのパッケージの外側からだけじゃ誰も気づかないし・・・いったい誰をターゲットにしているんだろう・・・w
なかなか考えさせられる一台でした。
よーし・・・これをベースに「ガバッと開けられる仕様」に改造すっか!
Comment
こんにちは。
かっこいいのに、ガッカリですよねえ。
私も先日「ファニーカー」なのに「パカッ」としないのを
つかまされてがっかりしました。
「ファニーカー」は「パカッ」とするものと思い込んで
いた私が悪かった・・・。
ぜひぜひ、GROUND FXの開閉バージョンへのニワカスタム
オレジャーハント希望です。
さて、今日の戦果wですが
まずイオン。
スローバックアソート入荷ありましたがすっかり狩られており
欲しいものは残っておらず、「かねます」の「冷凍たこ焼き」を
2パック買って来ました。これは大きな戦果です。
次にヤマ○ダ電機。
前回報告時、発売日に入荷無しでしたが、
今日偵察に行ったところ、8月ベーシックアソが入荷した痕跡あり、
GTアソートもGT-R以外全残しwという痕跡ありwww
ここに来る私以外のホットウィールファンは実車狙いで国産車狙い
ということは薄々気づいていましたが、あからさまです。
で、せっかくなんで、今日もRISE’N CLIMBを拾ってあげました。
もう3~4台あるような気が・・・。
だってかっこよくて好きなんだもの。50THホイールだし!
poncha2016さん
こんにちは!コメントありがとうございます。
ガッカリ半分、「うおお・・・作られてんだ!なか!」って感動半分w
>「ファニーカー」は「パカッ」とするものと思い込んでいた私が悪かった・・・。
自分を責めたらアカン・・・。
オミットする方が悪いんや・・・。
>ぜひぜひ、GROUND FXの開閉バージョンへのニワカスタム オレジャーハント希望です。
どこに需要があるのかわからないけど・・・がんばりま・・・キープで!
>今日の戦果
「かねます」の「冷凍たこ焼き」ゲット、おめでとうございます!
しかも開封用に2パックも。
>ヤマ○ダ電機。
いや伏せる場所!!!!!
8月の発売日以外で入荷した・・・ってことですか。
しかもすでに張ってた方もいる、と。
すごいですよね・・・僕なんかはほとんどパトロールをしなくなっちゃったので・・・いったい誰がいつどんなタイミングで狩りにきているのか、と思うことがしばしばあります。
>で、せっかくなんで、今日もRISE’N CLIMBを拾ってあげました。
ええええええ!!w
でもまぁ、ホットウィールなら「捨ててきなさい!もううちには3匹もいるでしょ!」ってならないからおkおk。
Hot Wheels Springで検索したら
エッロい、エッロいホットウィールが~
続々と~~~
うひゃ~
欲しーw
poncha2016さん
そんなの言われたら検索しちゃうじゃないですか・・・!
・・・あれ、おっかしいなぁ~?全然出てこないぞぉ。(ナンコー)
と思ってページを送っていったら・・・えっちぃパッケージデザインのカスタムホットウィールが!これか!
これね、
ホットウィールをはずすと
ヤバいことになるんですよ!
きっと!!!
www
poncha2016さん
ホットウィール外したらSPRING=春じゃないですかwww
こんにちは、
グラウンドFXはすごく好きなキャストですのでコメントしてしまいました。
テーマになっているのはソルトフラッツなんかのストリームライン ランドスピードレーサーですよね。
V8ツインエンジンにツインターボがエグいです。
旧金型ではボディ脱着のための稼働する爪パーツが付いていたのですが、それがコストダウンでオミットされた形です。
スムースなカウルの内装が作り込まれているので、エックスレイサーなんかで出ても映えると思うのですが、
またの登場を期待しているキャストなんです。
HALCAさん
こんにちは!コメントありがとうございます。
ソルトフラッツのスピードレーサー、全然知りませんでした。ありがとうございます!
そしてボディ脱着のための爪がコストダウンですか・・・くっ・・・それでいったいいくら抑えられたんだ・・・!
X-RAYCERは確かに映えそうですね。
でもそうなるとボディがプラにならないといけないので・・・また金型改修ですな・・・!
ランドスピードレーサーはドラッグレース以上に日本ではマイナー競技ですが、ホットウィールではスピードスレイヤーやSOOO FAST ソルトシェイカーとか結構精力的にラインナップに上がってきます。純粋な最高速度のみでの戦い、憧れます。
ボディ脱着ギミックはミニのほかにもハイパーライナーとかサイオンxbとかちょくちょくありますよね。どれも楽しいモデルですが、金型改修が入ると大概ギミックがオミットされてしまうのが……
あと、ランドスピードレーサーは
アウトウニオン Pワーゲンとか、メルセデス T-80とかで検査してみた方がこの形はイメージしやすいかもです。
ドイツでは戦前、国家事業レベルでアウトバーンを封鎖してやってましたが、日本ではどうやってもできるようなコースが確保できないorz
HALCAさん
SPEED SLYERは納得でしたが、SOOO FASTも!?と思ってよくよく見てみたら・・・たしかに単なるクラシックカーじゃないですねこれ。
そしてSALT SHAKER!!このマシンを知りませんでしたよ・・・欲しくなりましたw
サイオンxbも脱着ギミックありなんですか・・・本当にまだまだ知らないことだらけで奥の深さを痛感します。
>アウトウニオン Pワーゲン
検索してみたらまんまこんな感じのストリームライナー的なフルカウル車が出てきてビックリ。
ていうかこれ、Gran Turismoにも登場してる車種なんですね・・・。
そしてドイツではアウトバーンでやってたとな・・・。
当時の人たちは盛り上がっただろうなぁ。
こんにちは
私もこの車種が大好きなので、ボディ脱着がオミットされたとき本当に残念でした。
他にもミニクーパーなんかも脱着ギミックがなくなってますね。
GROUND FXというネーミングの由来ですが
そのものズバリ、「グラウンドエフェクト」だと思いますよー
グラウンドエフェクトカーとかで調べてみてください。
スタゲほしさん
こんにちは!コメントありがとうございます。
結構このモデルのファンの方って多いんですね~!
・・・って、ミニクーパーも・・・!?また気になることを・・・。
>グラウンドエフェクトカー
調べてみました!
すっごい面白かったです。参考になりました!
広義でダウンフォースを目的としたレースマシンってことなら・・・今のレースカーって全部グラウンドエフェクトカーってこと・・・?
う~む 残念。ギミックあった方が絶対面白いし人気出るのにな~。
ホットウィールって なぜか見えない内装に力を入れますよね。
なんだとう! クロークアンドダガーってボディ外せるの!?
あー! ほんとに外れた!!
すげー、中にダイキャストが仕込まれてて生物っぽいデザインだ。
この記事見なかったら一生気づかないところでした。ありがとう!
というかカードに説明書いてよマテル!
我執のマストさん
コメントありがとうございます!
ギミックをなくしちゃうのはダメですよね!!
見えない内装に力を入れるのはすぐにバラしちゃう僕からすると楽しいんですけど・・・特に謎車の場合はそれを知らない人にしてみたら魅力が半減してそうでもったいない気もしちゃいます。
>クロークアンドダガー
なぬ!?
むしろ持っていながら外してなかったんすかwww
そうなんですよ、これ、中身の生物っぽさがすごく熱いというか・・・むしろこっちを本体として売っててもおかしくないモデルですよねw
お晩で御座いまスプリング
このシリーズ、こちらでも発売された形跡がありません。
カードがとても爽やかで良いですよねぇ~。でも6車種全部
同じ背景なんですね。
買うとしたらこのモデルが色的にも一番かなと思われました。
炎のようにも、コンドルのようにも見える紫ラインに金系黄色は
コーディもバッチリです。ツインミルも大好きなんですが、
色がイマイチ萌えない・・・。
本来のギミックが省略されているのは極めて遺憾です。
結果をオミットしてしまうより、
ラ〇ザップのように結果にコミットして欲しいところです。
Ground FX = 地を這うような堅実な外国為替証拠金取引(ボソッ・・・
悪魔の”乙”さん
おばんでスプリング~。コメントありがとうございます。
なにぃ・・・NZでも見かけませんでしたか。
むしろどこで売ってたんだろう。そして僕に提供してくれた人はどこでゲットしたんだろうw
>コンドルのようにも見える
そうそう、コンドルとかその手の強い鳥に見えるんですよ!
なんとも春っぽいカラーで僕もなかなか気に入ってます^^
>ラ〇ザップのように結果にコミットして欲しいところです。
ほんとほんと・・・オミットするならコミットしてよw
実はレビュー用に昨日デロリアンを開けたんですが・・・この子もオミットされてました。
>Ground FX
FXの解釈が安直すぎぃ!!!!
ソーラーカーとラジコンみたいなボディにしかみえませんでした。
光(*≧○≦*)ホットウィール好きさん
コメントありがとうございます!
なにぃ・・・もうちょっと妄想を膨らませてくださいw
コスト、強度、安全面色々な理由が有るとは思いますが、ギミックの削除は悲しいですね。昨日のスローバックのビュイックにも元はボンネットの開閉ギミックが有ったとか?ベーシックならオミットされたモデルでもいいけど、サイドラインではギミック有った物はギミック有りで出して欲しい。
雷電さん
コメントありがとうございます!
そうですね、オミットされる理由はなにもコストだけではないですよね。
安全面っていうのはなかなか大きいような気がします。
スローバックはビュイックだけじゃなくてデロリアンもオミットモデルだったんですよこれが・・・!ぐぬぬ。。。
ほんと、おっしゃるとおり、メインラインに落ちるならまだしも、サイドラインは高額なのに省略しないで欲しいなぁ・・・。