COLOR CHANGERSとは?COLOR FX SUPER STAMPERSとFORD AEROSTARのレビュー。
2017/12/22
なんとも面白そうなホットウィールをゲットしてしまいました。
「COLOR FX SUPER STAMPERS」という、温度によって色が変わるシリーズです。
2008年からスタートした「COLOR SHIFTERS」は今でも人気のシリーズですが、その前シリーズとして「COLOR CHANGERS」というものが1988年から1995年まで展開されていました。
COLOR CHANGERSには「AUTO MAGIC」「AUTO MAGIC II」「COLOR RACERS」「COLOR RACERS II」「COLOR FX」というサブシリーズがあり、一番後発として出たのがこの「COLOR FX SUPER STAMPERS」です。
今ではそうそう入手できるシリーズではないので、こんなのを紹介しても本当に誰得になってしまいますが、せっかく入手したのでCOLOR FX SUPER STAMPERSのレビューと、付属していたFORD AEROSTARの簡単なレビューをしたいと思います。
カラーFX スーパースタンパーズのレビュー
当初、この写真だけ見ていた僕は、好きな車にスタンプしてペイントできるキットなのかと勘違いして購入してしまいました。
「これさえあれば、どんな車もフレイムスにできるぜ!!」
でも、ちゃんと見れば車の右側に「車を温かくして、冷たいスタンプ押すのやで」って書いてありました。
つまり、このキャストにしか通用しないCOLOR FXだったわけです。
※FXは「エフェクト」の意と思われます。
ブリスターカードの裏面には1994年の著作年が記されており、おそらく1995年リリースの商品であったことがわかります。
今からもう22年前ですね・・・
今回このアイテムのブリスターを開けるのに、オイルを浸して綺麗にあけるというのを試してみたんですが、そもそもカードがボロボロ過ぎて・・・オイルを浸したところを剥がそうとしたらカード自体が破れるという事態に陥りましたw
経年品はブリスターの取り扱いにも要注意ですね・・・。
FORD AEROSTARの簡易レビュー
COLOR FX SUPER STAMPERはパッケージ裏面の説明によれば、3種類の展開がありました。
僕がゲットしたのはFORD AEROSTARです。
FORD AEROSTARはアメリカとカナダで1986年~1997年まで販売されていたミニバン。
ホットウィールにおいては1991年にデビューし、1995年までのたった4年間のみ展開され製造が中止されています。
正確には1986年にFLIP OUTSというシリーズで金型が使われているため、著作年は1985年となっています。
※その時は「CAPSIDER」「VAULTIN’ VAN」という名称で販売。
正面から見ると、たしかに80年代~90年代のFORDっぽい顔をしています。
というか、ヘッドライトの造形やFORDのエンブレムはなかなかいい感じの仕上がり。
若干ボディとベースが噛み合ってない感が残念ですね。
なんと1995年のホットウィールって、まだBW (Black Wall) タイヤを履いていたんですね!
思わぬところで貴重なタイヤゲット、って感じですw(バラさないと思うけど)
ウィンドウパーツはクロームで、インテリアが見えない仕様になっています。
COLOR FX用にそうなっているのかと思ったらそういうわけではなく、FORD AEROSTARはリリースされたもの全てがクロームウィンドウだったようです。
プラボディにメタルベースという仕様で、底面には1985年の著作年かつマレーシア製であることが記されています。
ただこれ、1986年当時はFLIP OUTSという「クラッシュ時にひっくり返るギミック」がついたものだったはずなので、厳密にはベースの金型は1991年に造りなおされているものと思われます。
ここで不思議に思うのが、ボディはパープルカラーなのに対し、ベースのかしめはイエローグリーンっぽいカラーである点です。
実はボディも光の加減具合で玉虫色っぽく見えることもあり、おそらくはグリーン地の上に温度で変化するパープルを乗せてあるんじゃないでしょうか。
なんとなくLEDで照らしてみたら、照らした部分だけがいい感じのエメラルドグリーンっぽいカラーリングになりました。
もう、この時点でかなり面白いですw
それではCOLOR FX SUPER STAMPERSの真価を見せて頂こうじゃないですか!
スタンプカスタム
ブリスターカードに書いてある方法としては以下のとおり。
- スタンパーを氷水に入れておいてね。
- 車はめちゃアツなお湯につっこんでから乾かして、室温に戻しておこうね。
- スタンパーを選んだらペーパータオルで水気を拭こうね
- スタンパーを車に押し付けて数秒待てば出来上がりさ!(なるべく平らなところにね!)
よーし、おじさん頑張っちゃうゾー
お湯に浸けたら、こんな感じになりました。
試しに色の変化がわかるようにと半分だけつけてみた感じです。
ここにこの「あらかじめ冷やしておいたスタンパー」を押していけばいいわけです。
ただこれ・・・言うは易し、行うは難しでした・・・!
一回目。
説明を読まずに適用にやったので、お湯と氷水を逆転させて考えていて失敗w
二回目。
同様に「冷やした車に温めたスタンパー」という逆をやってしまった失敗。
なぜ二回同じ失敗をしたのかは、テンパっていたとしか言えません。
三回目。
うん。・・・成功。
ボンネット部は手のスタンプ、サイドのドア部分には足のスタンプ。
ルーフと後部窓にはフレイムスみたいなの。
・・・。
いやこれ・・・無理ですね。
スタンパーの形状と車のアールが合わないので、とてもパッケージのような綺麗なスタンプにはなりませんw
当時の子どもたちはもっと器用に遊んでいたのかなぁ・・・それとも「使えねーこれ!」とか言われてなかったかな・・・w
おわりに
というわけで、COLOR FX SUPER STAMPERSのレビューでした。
ホットウィールの90年代にはこんな感じの面白いアイテムがあったんだということですね。
(そういえば80年代後半から90年代って、ホットウィール以外にもこういう「温度で色が変わる」という玩具が多かったような気がします。)
パッケージのような仕上がりにはならずとも、なかなか面白い一品ではあります。
なんだったら今、外気が冷えてきているので徐々にパープルカラーになってきてますしねw
※そして手で持ち上げたらその部分だけイエローグリーンになったし。
こうなってくると、カラーシフターズも普通に欲しくなってきますね~。
日本にも入荷してくれないかな・・・。
Comment
おはようございます!ゲットおめでとうございます!って!!!水に付けちゃだめですよ!!!!!!!!!車軸が錆びます!!!今すぐ乾かしましょう!ホットウィールには水につける、カラーシフターズのようなシリーズがいくつかありますが、コレクターは絶対に水につけてはいけません!ボデイとシャーシは水に付けても大丈夫な仕様ですが車軸がボロボロになるのでやめましょう!僕はカラーシフターズで遊ぶ時は冷凍庫とドライヤーを使ってます!ぜひ!
harunamさん
おはようございます!コメントありがとうございます。
>水に付けちゃだめですよ!!!!!!!!!
いやだって説明書きにそう書いてあるんですもの・・・
そこはセオリー通りにやらないとw
>ボデイとシャーシは水に付けても大丈夫な仕様ですが車軸がボロボロになるのでやめましょう!
たしかに古いジャンク品とかで車軸がサビサビのヤツ、ありますね~。
>僕はカラーシフターズで遊ぶ時は冷凍庫とドライヤーを使ってます!ぜひ!
ありがとうございます!
次回以降遊ぶ時はそうします!
にわかマニアさん、こんにちは!!!
FORD AEROSTAR、地味ですが味わいのある車ですね。
トミカだとエスティマとかラクティスみたいな地味~なワゴン車がよくラインナップされていますが、アメ車の地味バン、しかもよりによって一番地味なフォードのバンなんてホットウィールじゃなかったら絶対に立体化されないですよね。
スーパーカーやスポーツカーと違って実用品として使い終わると一瞬で忘れ去られてしまうような車こそ、ミニカーとして手元に置いておきたいものです。
こちらのモデルは色変化ギミックの都合上プラ製ボディですが、ダイキャストボディのFORD AEROSTARがあればかなり欲しいですね~
林さん
こんにちは!!!コメントありがとうございます。
>FORD AEROSTAR、地味ですが味わいのある車ですね。
そうですね~。
ある意味ホットウィールらしくない感じもしますが、なんとなくしっかりと骨太なアメ車感が出ているというか・・・個人的には大好きですw
>スーパーカーやスポーツカーと違って実用品として使い終わると一瞬で忘れ去られてしまうような車こそ、ミニカーとして手元に置いておきたいものです。
確かにこういった普通のモデルって、トレンドもあるでしょうし街中でもどんどん見なくなりますもんね。
その点ランボルギーニとかはミニチュアとしてもずっと語り継がれていくし・・・不公平ですね!w
>こちらのモデルは色変化ギミックの都合上プラ製ボディですが、ダイキャストボディのFORD AEROSTARがあればかなり欲しいですね~
記事文中にも書いた通り、生産年数がかなり短かったので、ダイキャストボディのものがあったとしてもなかなか入手が難しそうですね・・・。
Hot Wheels Wikiaによるとシャーシが全部ダイキャストだったので、ボディもダイキャストだったらなかなか重厚感がありそうです!