MAD MANGAのレビュー。ブタケツベースのホットウィールオリジナル族車![DJL52]
2019/12/19
人気のMAD MANGA、納車しました!
僕は他人の睡眠を妨げる暴走車両は大っ嫌いですが、Jun Imai氏のおかげか、こうした族車も含めたJDM的な解釈の車両もなかなか興味が出てきました。
MAD MANGAは実際に手に取って見ると、ホットウィール架空車の中でもかなり異彩を放っている存在であると感じられます。
これはヤバイですね。
カスタム用にもう複数台欲しいぐらいです。
そんなMAD MANGAのレビュー、いってみましょう!
マッド・マンガのレビュー
僕がゲットしたものは昨年のBATMAN vs SUPERMANのアソートに含まれていたMAD MANGAです。
カードにはバットマンとスーパーマンのロゴを掛け合わせたエンブレムを背景に、対スーパーマン用に鋼鉄のアーマーをまとったという厳ついバットマンがデザインされています。
架空車のみで構成され、今やトイザらスオンラインでも叩き売りをされている(150円ぐらい)本アソートですが、BATMAN × SUPERMANのTWIN MILL、DARK KNIGHTのROCKSTER、SUPERMANカラーのMUSCLE TONEなんかは普通にカッコいいですね。
また買い足しそうです。
MAD MANGAとは
MAD MANGAは2012年にJun Imai氏のデザインでデビューしたホットウィールオリジナルカーです。
竹槍出っ歯と呼ばれる装飾を施した、いわゆる「族車」がモチーフになっています。
MAD MANGAの名前を直訳すると「狂った漫画」ということになりますが、「MANGA」はそのまま「コミック」という意味よりは「日本文化」的な意味合いで使われてるんじゃないでしょうかね。
通称”ブタケツ”こと2代目ローレル(C130)がベース車両と言われており、ローレルは族車としてカスタムされることが多かったことから「ジュンイマわかってんな~!」って感じのモデルだったみたいです。
※ほかにも美味しいところのツボをかなり抑えているみたいですね。
Jun Imai氏デザインのローレル C130は来年のCar Cultureで登場することがわかっていますが、MAD MANGAをベース車両にして逆にノーマル車へ戻すというカスタムも面白そうですねw
比べてみるとかなり違うので、ほぼスクラッチになると思いますが・・・。
MAD MANGAの2012年のデビュー時はパープルのラメラメ仕様で、かなり族車っぽい印象がありました。
今回ゲットした2016年のBATMAN仕様はアニメ調ではありながらも渋い感じ。
やっぱり族車だったらド派手であってほしいと思うのは僕だけでしょうかw
2016年にはGALACTIC EXPRESSというデコトラとMAD MANGAがセットになったサイドラインが発売されており、ここでも2012年のカラーリング(と、2015年のカラーリング)が使用されています。
GALACTIC EXPRESSはかなり人気ですね~。
僕も欲しいけど、価格的になかなか手が出ません^^;
では各部見ていきましょう。
※追記:後日ゲットしたんやで~
フロント・リア
30代中盤以降の人はこのご尊顔を見てこう感じたことでしょう。
ガンキャノン・・・と。
もしかしたら「MANGA」の名前はそういった部分から来ているのかもしれませんね!?
かなりガンキャノン的な、大河原的な顔つきをしています。
冗談はさておき、前から見ても後ろから見ても特徴的なのは大きく空へと伸びた排気管ですね。
通称「竹槍マフラー」と呼ばれるもので、族車の基本の「キ」というべき仕様だそうです。
「走る」ということに着目した場合、かなり効率の悪い装備らしく、族車の目的が「魅せる」ものであったことがわかります。
僕も「見た目カッコ良ければいいじゃん」という陸サーファー的な車好きなので、こういう仕様への理解はかなりありますw
※この見た目がカッコいいかどうかはまた話が別ですが・・・w
面白いのはヘッドライトやテールライトがしっかりと「ツリ目」になっているところ。
アオシマの族車プラモでの極端なデフォルメかと思っていましたが、実際の族車でもこういうカスタムってされていたみたいですね~。
いわゆるワークスタイプのオーバーフェンダーでかなり車幅も広く拡張されてます。
サイド
出っ歯スポイラー、シャークノーズ、シャコタン、小径ホイール・・・族車の美味しいところ取りといった感じです。
唯一リアスポイラーだけがちょっと大人しいかな・・・といった感じですねw
一応僕も付け焼刃的な知識ですが説明しておくと・・・
出っ歯スポイラーは極端に伸びたチンスポイラーのこと。
シルエットフォーミュラのスポイラー形状に影響を受けたデザインではないかと言われていますが、竹槍マフラーと同様に運動性能的な効率を求められるようなものではないとのこと。
シャークノーズはサメの鼻のように尖ったフロントノーズ。
おそらく純正のノーズからフロントグリル部の屋根になるような感じで延ばされていますね。
シャコタンは車高を低くした車。
族車好きな方からしたら、これでもまだ高い方らしいですw
そして小径ホイールは、より車高を低くするのに用いられるとか・・・。
前述の通り、かなり「見た目重視」なカスタムであることがわかりますね!
個人的にはホイールを深リムでホイールがギラギラした小径のヤツに交換したいです。
僕が持ってるのだとジャパンヒストリックスやエアクールドで使われたC4SPRR(Classic 4-Spokes Real Riders)か、先日紹介したFINAL RUNのCAT-A-PULTに使われていたCM5(Co-Molded Wheels)かな・・・。
C4SPRR
CM5
トップ・ベース
ボンネット部にはバットマンのアーマーを模したと思われるデザインがプリントされています。
フロントノーズが延長されたうえに真ん中で尖らされているのがよくわかりますね。
底面から見るとよくわかる通り、出っ歯スポイラーや竹槍マフラー、サイドステップはインテリアパーツと共通の軟質樹脂製になっています。
なので、「ノーマル仕様」にカスタムしたいと思った時にもここは加工しやすいかもしれませんね。
2011年の著作年、マレーシア製であることが記されていました。
おわりに
というわけで、ホットウィールの族車ことMAD MANGAのレビューでした。
これは間違いなくJun Imai氏の最高傑作と言えそうな架空車ですね。(個人の主観です)
本当にカスタムし甲斐がありそう。
うーん、もう一台欲しいw
Comment
にわかマニアさんこんにちは
マッドマンガかっこいいですね。欲しかったんだけど気づいたら市場からなくなってました。こんなかこいいなら買っておけばよかった。
あと、1つ報告があります。
近所のヤマダ電機にHWの入荷がありました。7月のアソだけでしたが全く荒らされた痕跡がなく実車も10台くらいありました。1台240円と少し高いです。
それと、レットラインも全車種ありました。こちらは480円でした。(価格設定おかしい?)
とりあえず 当日に買えなかった180xとOne-77とトラックとFORDGT買いました。 今後の入荷に期待!
硫黄酸化物さん
こんにちは!コメントありがとうございます。
>欲しかったんだけど気づいたら市場からなくなってました。
そういうもんなんですよね・・・。
ホットウィールって「まぁいいか」と逃したものほど、あとで欲しいと思った時に手に入りにくかったりして・・・なかなか悔しい思いをしますw
>ヤマダ電機にHWの入荷
おおお!噂には聞いていましたが、本当に入っているんですね~!ありがとうございます!
あいにくうちの近所にヤマダ電機がないので確認はいけませんが・・・まだまだ穴場かもしれませんね・・・よし、今度行ってみよう。
>レットライン
480円というと・・・レッドライナーズかな・・・?
だとしたらかなり安いですね・・・独自の入荷ルートでもあるのかな。
ベーシック240円も、欲しいものが買えると思ったら許せる範囲ではないでしょうかw
こんにちは!
同じシリーズのTANTRUMを安売りで購入しました。
さすがにカッコイイMAD MANGAはなかったなぁ~
さて、一方では
8月の積載車ブームに乗じて、不人気積載車GROOT(CGD56)を入手しようかと・・・w
http://play.hotwheels.com/en-us/collection/detail/groot?carId=CGD56
poncha2016さん
こんにちは!コメントありがとうございます。
TANTRUM、ノーマークでしたがEric Tscherne氏っぽさのあるキャストといった感じでいいですね!
MAD MANGAは僕も無理言って裏から出してもらったので・・・
見事にこればっかり売れてるのは、なんだか悲しくもあります。(これを買った僕が言うことじゃないですがw)
>8月の積載車ブームに乗じて、不人気積載車GROOT(CGD56)を入手しようかと・・・w
なぜあえてこれを・・・wwwww
確かに一時期トイザらスに余っていた印象がありますが・・・あれ、最近見ないなぁ・・・?
こんばんは〜
Mad Mangaは登場当時はケンメリがベースではないかとされている説が濃厚でしたが、wiki見るとローレルになってますね。
というのもMad Mangaが登場した前年の2011年にはハコスカ、ケンメリが相次いで登場しており、その印象が強かったためかもしれません。
ちなみに2週間程前に記事になったRX-7も2012年に登場していたりと、この頃は日本の旧車が続々登場し始めた時期だったりします。
そういえば、売り場で少し愉快な方々が増え始めたのもこの頃でしたかね。
このMad Mangaは竹槍がプラスチック製ゆえに折れていたり欠けていたりして、2本の長さが揃ってないモデルも多いんだとか…
名前に関しては…まぁ間違って海外に伝わってる日本語はとても多いですし…名付けはやっぱり雰囲気が大事です。
私の名前も母親はその場の勢いでつけたと言いますし…ちょっとショックなんですけどね…
Mad Mangaのカラバリにはカタカナで「ホットホイール」と書かれているモデルがあります。
こういった日本語が書かれたモデルとしてはMetrorailの2002年に登場したカラーや’67Pontiac GTOの2003年登場のカラーに見られますね。何が書かれているかはお楽しみで。
5踏みさん
こんばんは!コメントありがとうございます。
ベース車両に関して、WikiaではBピラーとテールライトの形状からローレル、となっていましたが・・・他の方のブログでは「アオシマのケンメリやローレルを参考に”いいとこどり”したモデル」と書かれていて、そういう感じだろうなと思っています。
>この頃は日本の旧車が続々登場し始めた時期
>売り場で少し愉快な方々が増え始めたのもこの頃
参考になります!!wwwww
>このMad Mangaは竹槍がプラスチック製ゆえに折れていたり欠けていたりして、2本の長さが揃ってないモデルも多いんだとか…
そうなんですか~!そういえばしまさんが以前にそんなようなことを書いていたような・・・。
真鍮パイプとかで作りなおしてもよさそうですね~。
>名付けはやっぱり雰囲気が大事です。
ですね!
ホットウィールの車種名は面白いものが多いので、そういう部分からもファンを楽しませようとしているのかな、というのが伝わってきます。
僕も名前は母親が「響き」で決めようとして、土壇場で祖母が考えた名前に押し切られたそうです。
親が考えてくれただけうらやましいですw
>Metrorailの2002年に登場したカラーや’67Pontiac GTOの2003年登場のカラー
いやいや、そんなこと言われたらもう気になるじゃないですか!!
ツサヒコミシモイ・・・なんの呪文だろう。。。見下井津佐彦モデル、かな。
そういえば最近M2 Machinesでも日本車のシリーズが展開されて、ボディサイドに「スーパー」とか「チェース」とかカタカナで書いてあったのを拝見しました。
カタカナが流行ってるとはいえ・・・なんとなくズレてる感じがするのは僕だけですか?w
僕らが「NAVY」とか書かれたTシャツを着ちゃうのも、向こうの人からしたら「ファッ!?」って感じだったりするのかな。
管理人さまこんにちは♪
このクルマは面白いですね。
雰囲気はC130っぽいし、ディテールはC230にも見える部分もある。でも何にも似てない。
でも、日産車の雰囲気しかしない(笑)
自分も某倉庫で複数台買いましたが、自分の行く倉庫ではその後このクルマだけ直ぐに無くなってしまいましたね。
じむさん
こんにちは!コメントありがとうございます。
>雰囲気はC130っぽいし、ディテールはC230にも見える部分もある。でも何にも似てない。
>でも、日産車の雰囲気しかしない(笑)
おおー、やっぱりそういう感じなんですかw
Jun Imai氏のNissan旧車愛が詰まったモデルなのかもしれませんねw
>自分も某倉庫で複数台買いましたが、自分の行く倉庫ではその後このクルマだけ直ぐに無くなってしまいましたね。
僕も今になってもう1台2台欲しいと思ってしまったので、このモデルばかり無くなる気持ちはよくわかりますw