ミッキー生誕90周年アソより’32 FORDのレビュー!蒸気船ウィリーコラボのクラシックホットロッド!
2019/12/18
2018年、ミッキーマウス生誕90周年アソートより’32 FORDです。
現時点では日本未入荷商品なのですが・・・なんとNZ在住の読者さん「悪魔の”乙”」さんが日本への一時帰国の際に持ってきてくれました。
・・・。
大量のその他アイテム(+チョコ)と共に!!
(最近この流ればっかでスマン)
一応「日本で発売される前に紹介できるように」とのお気遣いを頂いたのですが・・・そもそもこれ、日本に入ってくるのかどうかすら怪しいアソートですよね。
ただ、せっかく現地からはるばる日本まで運んで頂いたので、レビューしないわけにはいきませんよ~!
僕にとっても’32 FORD自体手にするのが初なので、勉強しながらいってみようと思います!
’32 フォードのレビュー
今回紹介するのはミッキーマウス生誕90周年アソと呼ばれていたシリーズ(実際はDisney MICKEY MOUSEというシリーズっぽい)より、’32 FORDです。
ミッキーのショートフィルムを初代から現代までいくつかピックアップし、ホットウィールの各車種にペイントした・・・というシリーズ。
ミッキーマウスの誕生日が1928年の11月18日とされているので、今年2018年の11月18日が彼の90歳の誕生日ってことになるんですね。
日本においてはタカラトミーがディズニー系ミニカーの権利を抑えているとかなんとかいう噂があって、そういった経緯からディズニー系のホットウィールは正規輸入されない・・・というような噂があるのですが、真意は不明。
もし日本に正規品が入ってくる可能性があるとしたら、誕生日付近に合わせた11月ぐらいかな。
ディズニーストアやTDL内で発売されたら、コレクターの幅も広がりそうですし・・・マテル神には交渉を頑張ってほしいところですw
’32 FORDについて
’32 FORDは1932年に発売されていた「フォード V8(フォード・モデルBにV8を搭載したモデル)」をベースとしたホットロッドアイテム。
自動車の歴史において欠かすことのできない車種「T型フォード(フォード・モデルT)」の後継車種ですね。
T型フォードは1908年から1927年まで実に19年もの間販売され続けたモデルで、それまで一般ユーザーの所有が困難だった自動車を大衆化させることに成功した自動車です。
このT型フォードの歴史は本当に面白いのでぜひ一度調べてみることをオススメしますが、簡単に説明すると「大量生産によるコストダウンばかりに目が行ってしまい、GMによる巧みなマーケティング戦略(買い替え需要への魅力的な車種のアプローチ)によってその座を奪われてしまった車」です。
フォードは巻き返しを図って1928年にはデザインが洗練されたA型フォード(フォード・モデルA)の販売をスタート。
そしてA型フォードの後継車種として1932年~1934年の間に販売されたのがB型フォード(フォード・モデルB)です。
通常4気筒エンジンを搭載するB型フォードでしたが、ライバルのシボレーが大衆車にV6エンジンを搭載していることに対抗します。
さらに大排気量のV8エンジンを積んだB型フォードとして生まれたのがフォード V8でした。
フォードV8の中でも1932年モデルを「モデル18」、1933~1934年モデルを「モデル40」と呼んでいるそうなので、今回のキャストはモデル18ベースなのではないかと思われます。
※「モデル」がゲシュタルト崩壊しそう。
ホットウィールにおいては1998年にGary Saffer氏デザインによって登場。
以降現在におけるまで特にこれといった金型変更もなく続いています。
(上級モデルにメタル×メタル仕様あり)
つい最近のメインラインでも2017年、2018年ともに2種類ずつ(USでは3種類ずつ)のバリエーション展開があったのが記憶に新しいですね。
では各部見ていきましょう。
フロント・リア
正直、こういう1900年代初頭のクラシックカーって「どれも同じ」に見えていたんですが・・・その歴史を知るとちょうどこの頃(1930年代付近)の車にはデザイン面での重要な要素があることがわかります。
B型フォードは明らかに後の流線形デザインを意識したような丸みがありますね。
と言っても、実際のB型を見てもここまで極端な丸みは帯びていないので、ホットウィール的解釈のデフォルメがなされたボディと言えるかもしれません。
グリル形状はハート型ではなく縦長のものなので、初期のB型(32年式)の面影をここに見る感じですかね。
実際のホットロッドだとこのグリル脇にヘッドライトも残されているものが多いですが、本キャストはボンネットと共にヘッドライトも外されているようです。
サイド
ボディサイドから見たシェイプもなかなか可愛らしい丸さがありました。
前部にはボンネットをかぶせられないほど大型のスーパーチャージャーが搭載されています。
ボディ脇には本車種とのコラボ作品である「蒸気船ウィリー」のミッキーが描かれていました。
蒸気船ウィリーは1928年に公開された映画なので、B型フォードよりは4年ほどパイセンってことになります。
(むしろA型兄ィと同期)
ちなみに蒸気船ウィリーはミッキーが登場する最初のショートフィルムで、B型フォードはフォードのフラットヘッドV8エンジンが初めて搭載された大衆車ということで、どちらも「初めて同士」という繋がりもあるんですよ。(無理矢理)
もし蒸気船ウィリーを観たことがない人がいたら、ぜひ一度はご覧になって頂きたいです。
お乳を飲んでいる子豚を蹴り上げ、持ち上げた母豚をアコーディオンのように抱え、乳首をつついて音を出す・・・というミッキーの鬼畜所業が見られる貴重なフィルムなのでw
本キャスト全体のイメージはそんな「蒸気船ウィリー」のモノクロ映像を模したもの。
そのためボディがモノクロなだけでなく、ホイールもブラックスポーク×ホワイトウォールが採用されていました。
トップ・ベース
モノクロフィルムを模したデザインと書きましたが、実際のボディカラーはちょっと濃い目のシルバースパークルですね。
ZAMACに見える方もいるかもしれませんが、塗装されたボディだと思われます。
底面にはどっしりとしたプロペラシャフトがデザインされていました。
著作年は1997年。
工場表記はタイ製となっています。
おわりに
というわけで、「蒸気船ウィリー」仕様の’32 FORDでした。
上述のとおり、このコラボモデルは日本には入ってこない可能性があります。
ですが、’32 FORDというアイテム自体はちょこちょこ見かけるので、未入手の方は是非是非!って感じ!
個人的にはカスタムペイントベースにも良さそうな気がしています。
そういえば今度発売される予定のFORD TRUCKS(ヨドバシ限定??)にはA型フォードもラインナップされているので、こうなったら合わせて飾りたいところですね。
Comment
こんにちは
32フォードいいですよね!
僕が初めて買ったホットロッドのモデルです
これはオレンジベースでファイヤパターンを入れたらヤバそう🔥
にわカスタム期待してます!
DKさん
こんにちは!コメントありがとうございます。
僕はいままであまり注目していなかったんですが、実際に手にするとやっぱりカッコ可愛くていいですw
オレンジベースにフレイムス・・・今年のHW FLAMESセグメントから出ていた’32 FORDがまさにそれだったような・・・。
えっ・・・さすがにミッキー消してフレイムスは許されなさそうww
可愛いしかっこいいですf(^ー^;欲しいです。笑後…マッドマンガのデコトラもありますね(^^;
光(*≧○≦*)ホットウィール好きさん
コメントありがとうございます!
そうそう、カッコカワイイですよね~w
>マッドマンガのデコトラ
そうなんです。
これもNZで普通に売られていたとのことで・・・
なぜ日本に入ってこないのか、謎。
管理人さん、こんにちわ。
こちらは相変わらずメインラインの新規入荷がありませんが、K-martにプレミアムラインがぼちぼち入ってきました。
先々週入ってきたのがShop Trucks、そして今週はディズニーアソートが入荷です。
面白いのはどちらもVolkswagenのみ売り切れなこと。
ディズニーアソートは白雪姫ですからわからなくもないのですが、なぜキャディ?
我が街にワーゲンマニアが降臨したか?
Shop Trucksは通販納車済みなのでスルー。
ディズニーはT1以外の4種をゲットしました。T1は今年に入ってからだけでも3台納車済みなのでもういいや。
やはり、日本にはディズニーモデルは入らないんですかね。
まあ、こちらでもネズミさん90歳アソはメイヤーでしか見かけませんが。
ディズニーといえば、先日パースに行ったときに日本には入荷しなかったというスターウォーズ・バウンティハンターアソを見つけました。
入荷したばかりだったようで全6種そろっていましたが、’70 Chevelle DeliveryとSilverade Off Roadの2台のみ拾ってきました。(私だって、常に全買いしているわけではない)
HWのSilvaradeもずいぶんバリエーションが増えてきましたが、どれもデカいですね。
(パースのディーラーに実車がおいてありましたが、本物もデカかった)
スターウォーズのミニカーといえばトミカの”Luke Skywalker SS-01L”がCorvette C2 Coupeにそっくりです。これ、問題にならんのかしら?
なんか、今回はとりとめがないな。
八面蛙さん
こんにちは!コメントありがとうございます。
メインラインと言えば、すでに2019年のAアソ情報も出回っているんですよね~。
さてさてプレミアムラインのVolkswagen・・・T1はまぁ、なんとなく頷けます。
そしてキャディは・・・球数が少なかったからじゃないですかねえ・・・。
ケース内でのレアリティが高まるように設定されていたはずです。
>やはり、日本にはディズニーモデルは入らないんですかね。
これはなんとも言えないですね~。
DCとかMARVELは仲良くやってるんだからディズニーもそうであって欲しいけど・・・。
>スターウォーズ・バウンティハンターアソ
おおっ・・・エコノラインのデビューシリーズ!
僕もシェベルデリバリーとシルバラードのオフロードが気になっていました。
>(私だって、常に全買いしているわけではない)
wwwww
>本物もデカかった
アメ車×トラック好きの僕としてはデカいピックアップとか見ちゃうと「やっぱりこういうのに乗りたいぜ・・・!」って思います。
でも日本だと駐車場とか小道とかいろいろ大変なんですよね・・・。
特に普段軽自動車に乗っちゃってると余計に。。。
※先日、旅先のレンタカーで普通サイズのセダンに乗ってめちゃくちゃドキドキしましたw
>Luke Skywalker SS-01L
拝見しました!「ホットウィールみたいなトミカ」とか言われてたヤツですねw
僕もダースベイダーだけ買いました。
C2 Coupe、斜め後ろから見た姿なんかソックリです・・・!
大変ご無沙汰しております。
久しぶりに私の好きな車種がポストされたので拝読した次第です。
このモデルは2017年から新キャストになっていますよ。
赤地にフレイムスのヤツからだと思います。
今回紹介されているのは古いキャストです。
私はモディファイするのが好きでいつも分解するので間違いないです。
古いキャストはフロント側をいじるのが楽な半面、リア側はすごく面倒で、
新しいキャストはバルクヘッドからエンジン上までメタルキャストになってて
エンジンの中に柱が貫通しているのでフロントをいじるのが面倒な半面、
リア側はすごく楽にいじれるようになっています。
どちらも好きですが、トータルで楽なのは新キャストだと思っています。
このエンジン上部の形状が新旧を見分けるのにわかりやすい部分だと思います。
Hotwheels Wikiだとこの新キャストが反映されていないですね。
Rodger Dodgerだとリキャストが反映されているので不可解というか、
どういうソースで編集しているのかな?と思います。
新キャストは最近もグリーンのが出回りましたし入手する機会も多いかと思いますので
いつか新旧比較をネタにしていただければと思います。
sk8erさん
お久しぶりです!コメントありがとうございます。
2017年から新キャストでしたか!
いつも分解されてるなら間違いないですねwありがとうございます!
そう言われて確認してみたら・・・ホンマやあああ!
エアスクープ部分が明らかに別パーツ・・・こうすることで何かしらのコストダウンが出来たんでしょうか・・・。
>Hotwheels Wikiだとこの新キャストが反映されていないですね。
いやまぁ、あくまでWikiなので、完璧ではないってことかと。
編集権限を頂けたら勝手にやっちゃうんですけどね~ww
>いつか新旧比較をネタに
むぐぐ・・・やりますか!w
お晩で御座います
レビュー待ちが多数との事で、登場はまだ先だと思っていたんですが、
いきなりですか!? 〇ンタマ飛び出ましたッ!!
このシリーズが日本に入ってくるかはまだ判りませんが、
本国の米国で8月下旬発売ですからまだチャンスは無きにしも非ず、
ってところでしょうか。
ところで、八面蛙さんの
>>なぜキャディ?我が街にワーゲンマニアが降臨したか?
って下りはメッチャ共感できます。シェビー兄弟の方が明らかに格好良いのに、
何故か地味ぃ~~なキャディだけがバカ売れって、どゆこと??
と自分もNZで思ったもんです(笑。
悪魔の”乙”さん
おばんです~。コメントありがとうございます。
>〇ンタマ飛び出ましたッ!!
猥褻物陳列罪!!!
いやー、レビュー待ちが溜まってるのは確かなんですが・・・「日本で発売される前に!」とせっかく送って頂いたからには早く出さねば!と思いましてw
この辺特にリサーチするでもなく僕の独断と偏見で記事内容は決まってますので、ある意味どうとでもなります^^;
>本国の米国で8月下旬発売
そうですね。日本で10月11月だったとしても何らおかしくない!
>シェビー兄弟の方が明らかに格好良いのに
ワーゲンキャディは確か新金型とかいうのも響いてたんじゃなかったでしたっけ??
それでいて箱の中には1つしかないとかなんとか・・・。
NZの場合は普通に入ってなかった(JH2が入ってた)可能性もあるかとは思いますがw