’38 DODGE AIRFLOWのレビュー!Agip仕様のエアストリーム・オイルタンカー![GRL39]
ホットウィールのPOP Cultureシリーズは「なんか変なアメコミが描いてある」という理由で(?)日本では不人気の部類に入るシリーズでした。
・・・が!
2020年末に発売された「Vintage Oil」アソートはそんなポップカルチャーシリーズに新しい切り口で「あわよくば日本でもバカ売れ」を期待させてくれたのではないかと思います。
そんなポップカルチャー・ヴィンテージオイルより’38 DODGE AIRFLOWです。
レビューいってみましょう!
’38 ダッジ・エアフローのレビュー
本日紹介しますのは、2020年のPop Culture – Vintage Oil (FUEL)アソートより’38 DODGE AIRFLOWです。
前述したとおり2020年末に日本でも発売となりました。
日本への入荷数が少なかったのか、はたまた想定よりも売れ行きが良かったのか・・・?
入荷数が予約数に満たなかったお店さんがいくつかあったそうです。
えー、じゃあ絶対買えないじゃんね?と、発売日には期待ゼロで30分遅れでお店に向かった僕を出迎えてくれたのは手付かずの1ケースでしたw
ホットウィールはこの辺のバランスというか、駆け引きが本当に難しくて。
予約しても買えないこともあれば、お店にだだ余りしていることもあるっていう、、、ね。
なんだったら「人気すぎて発売日には買えなかった」ってアイテムが後日クリアランスでも売れない状態になってたり。。。ほんと難しいわ。
んで!!
僕はこれを買うつもりはなくって・・・同じ「ダッジ」でもSHELL柄のヤツを買いに行ったんですよ。
現地に到着して、何気なくスマホを見てみたら・・・FTEさんから「エアフローは絶対に買っとけ」っていうコメントが入ってるじゃないですか。。。
・・・そんなこと言われたら欲しくなっちゃうよねえw(持ってなかったし)
ま、そういうわけでこいつも追加で購入してくることになったのであります!(前置き長い)
’38 DODGE AIRFLOWについて
ダッジ・エアフローはクライスラー社が1934年~1940年にダッジブランドで展開していたトラックです。
年代によって4つほど仕様があったみたいですが・・・1938年式ということはRX-70とかRX-71とかいうヤツみたいですね。
主にオイルタンカーとして使用され、TEXACOやESSO、ソコニー・バキュームオイル(現エクソンモービル)などの大手が使ってた模様。
※「Dodge Airflow」で検索するとTEXACOの赤い色のヤツがたくさん出てきます。
デザイン面ではクライスラー・エアフローという「世界で初めて空力設計を取り入れた車(と言っていいのかな?)」やDIVCOミルクバンなどが源流にあるそうで、いわゆる30年代のアール・デコ的な流線型を取り入れています。
※クライスラー・エアフローはホットウィールでもキャスト化されているので・・・いつか入手したい!(DIVCOミルクバンの方はDAIRY DELIVERYがそれの80年代版とかでした)
’38 DODGE AIRFLOWのホットウィールデビューは2012年のこと。
デザイナーは現時点では不明となっていますが・・・この頃のプレミアムライン担当をしていたのは主に誰なんでしょうね~?
デビューから一貫してポップカルチャー(その前身であるノスタルジアシリーズ含む)でのリリースのみとなっており、これまでは必ずボディにアメコミのグラフィックスが入ってしまう(ある意味)残念なモデルでした。
・・・が!
今回のポップカルチャーは実在するオイル・燃料ブランドをモチーフにしたものになっており、エアフローも4バリエーション目にしてAgipという「初めてのまともな仕様」で登場することになったのです!!(失礼)
これは今後「Vintage Oil 2」シリーズとかが出て、TEXACO仕様なんかも期待できそうな流れですな!!(知らんけど)
・・・では、各部見て行きましょう~。
フロント・リア
フロントビューは・・・今でこそ「異形の者」という顔つきになっていますが、30年代当時はこういうデザインがウケたんだとか。
逆にこれの元になったクライスラーエアフローは「フェンダーにヘッドライト乗ってないやん」って理由で全然売れなかったんだそうですよ・・・。(それだけじゃないと思うけどw)
ちなみにクライスラーエアフローは5年足らずで姿を消しましたが・・・空力設計面などでその後の自動車史に残る車となりました。
いつの時代も「先取りしすぎィ!!」ってヤツは一般大衆にはウケないんですな。
エロい人にはそれがわからんのですよ!
※エドセルがそんな感じだったよね。
サイド
おおお・・・なんだこの存在感。。。
なんか近未来映画とかに出てきそうな雰囲気ありません・・・?
実際は30年代なので未来どころか昔なんですけども。
もしかしたら実際の車に比べて車高がグッと落とされているスタイリングなんかが関係しているのかもしれませんね~。
純粋なオイルタンカーというよりも、それのホットロッドみたいなのをイメージして造られたミニカーなのかな。
その影響か・・・ホイールベースとかもデフォルメされている気がします。
それから、今回のテーマに選ばれているAgip、僕はこれが発表になった当時「アジップ・・・?なにそれうまいの?」とか思っていたんですよ、、、
その時のコメント欄で「フェラーリのF1にあったやで!」と教えて頂きまして「あっ、あーーーっ!!!」と。
一気に映像が蘇りました。
Agipはイタリアの石油会社で確かに90年代ぐらいのフェラーリのF1マシンにもこのロゴが付いていたんですよね~。
今回のも赤いボディに四角く黄色で枠をつくって「Agip」ってなってたら一発だったのになぁ~!()
トップ・ボトム
トップビューもなんか存在感がヤバイです・・・。ホットウィールじゃないみたい。
実際、ホットウィールにしてはかなり大きくて・・・
同じアソートに入っていたHAULIN’ GASなんかよりは全長も長かったです。
さすがに「ホットウィール最長!」みたいな大きさではなかったですけどね~。
あとはこれを買うキッカケになったFTEさんがね「ドラバスより重いんじゃね?」っていうのを気にしてたので・・・
計量しましたよ~。74gでした!!残念!
我が家にあるドラバス君は102gで、バイクを積んでないシェビーパネルも77gだったため・・・単純な重量では負けてしまいました。
それでもまぁズッシリしてるけどw
底面には2020年のクライスラーのライセンスと、2012年のマテルのライセンス、それとタイ製であることが記されています。
おわりに
というわけで!’38 DODGE AIRFLOWのレビューでした。
うん、たしかに満足感の高いアイテムでしたな・・・。急遽買うことになったけど良かったです。
石油会社がポップカルチャー(大衆文化)として見なされるのであれば、今後Pop Cultureシリーズもいろいろな方面に手をだせることになりますよね。
たとえば「パーツメーカー」とか、いくらでもホットウィールで売れそうなデコが思いつきそう・・・。
まぁそうなるとCar CultureやEntertainmentとの境目がどんどんドロリとしてきちゃって逆に面白味がなくなるかも?しれませんが、、、(でも期待せずにはいられないッ!)
Comment
うっ!重量ボロ負けやったか……手間を取らせてすんません。あれだよきっと、うん、後部オイルタンクが空荷だったからだよ。満タンならきっと勝ってた(なんのこっちゃ)。
時々こういうモデル見て思うんですけど、1938年って言ったら昭和13年とかってことですよね。「ニイタカヤマノボレ」が1941年末(昭和16年)ですけど、よくもまあこんな国を相手に戦争しようと思ったなぁと。大型トラックが空力なんて考えちゃう国ですよ。湯水の如く石油運べちゃうんでしょ。だれかタイムスリップしてこのホットウィールを当時の政府に渡してきてもらえませんか(なんのこっちゃ)。
FTEさん
コメントありがとうございます!
ボロ負けってほどではないけどもw
でもうん、満タンなら勝ってたな・・・
>1938年って言ったら
うおおお・・・たしかに!
そういう観点で観てなかったっすわ、、、
1938年ってドイツではビートルが生まれた年なんですよね。
一応日本でもダットサン商会とかトヨダとかは生まれてたのか。
当時の政府に教えたとしても引くに引けない事情があったから歴史は変わらんのじゃよ、、、
お疲れ様でふ
これ当日買えなかったやーーつ!
久し振りに目の前で無くなったやーーつ!
ブフーッ.∵・(゚ε゚ )
その重さ体感したいことしきり、、
正面から見るとチョビヒゲ親父がエクボ作って「ニカッ!」っと笑ってるみたいなのもまたいいじゃない!
FTEさんの後半のお話、技術力もさることながら、彼の国の奴らのガタイのいいことよ…
丸腰で喧嘩してもなかなか勝てないよありゃ
昔の人達の気概って凄いね
でもオレは平和主義よ👍
追伸
例のプライムミニカーの案件なんですが、お値段がプライムなんでしょうなぁ
正直高いと思うけど、いろんなキャストが各メーカーから出ると「オラ、ワクワクが止まらねぇゾ!」ってなるからまた一興です💮
ロードランナーK.K.さん
コメントありがとうございます!
もう一つ余分に買っておけばよかったですね~!!
>チョビヒゲ
こらwwwww
全然そんな気がしてなかったのに、またしてもそうにしか見えなくなった!
ヘッドライトのタンポがまたニッコリおめめに見えるし、、、なんだったらウィンカーランプは頬を赤らめてるように・・・
>彼の国の奴らのガタイ
本当にね・・・あれはズルいですよね。
まぁ鍛えているっていうのもあるだろうけど、そもそもの骨格が違うんだよなぁ。
でも仰る通り、喧嘩しないのが一番よ。
>お値段がプライム
いやそれはわかってるの!www
なぜあれのお値段がプライムなのかが気になってるの!
毎日のお努めおつかれさまです^^
ベーシックカー以外はあまり手を出さないのですが、こいつはそそりますね~
ホウリンガスもそそります。ホイールがメッキされてるのが良いです~
プラの無塗装だとこの手のシリーズの良さが無くなりますよね~
メッキぐらいしてくれよ!コストいくら違うんだよ!って言いたい!
忌野~♪~お前のために俺の会社はつぶせねーな~♪って逆に言われるってかww
最初から買えないと思い出向いてませんが意外と余ってるのかな?
ベーシックカーも気になるものが全く買えずストレスたまり放題、、、。
トイザの3台で20パーとかで安ければ買っても良い様な連中を漁り食いつなぎww
バースデさんで290円で前回無かったカスタムマスタングとジープが入っててストレス解消!
昨年発売のこれらとかバースデさんいつ仕入れてるんですかね?
発売時だったら今安く売る意味ないですよね?他店舗在庫処分?マル秘ルート在庫処分?
そういや~タイミング遅れましたが、、先日の権藤権藤雨権藤!凄いとこぶっ込んできましたね!
笑わしてもらいましたよぉ~~僕でさえ現役の権藤さんは知りません~(笑)~
ただ子供のころから続けてる数々の趣味のひとつで50年位前からの名古屋のドラファンでして、
権藤さんはレジェンドですからね、、ちょっと白状しときました。
生まれも育ちもチーバくんのとこなんですけどね。でも本名は愛知所縁みたいです、、。
サーフクレート大好きさん
コメントありがとうございます!
>プラの無塗装だとこの手のシリーズの良さが
ホイールはたとえソリッドなカラーだったとしてもプラ成形色は萎えますね~・・・。
「場合によっては映える!」ってこともあるのかなぁ?
ほんとほんと・・・メッキするのにいったいいくら分ぐらい変わってくるんだろう??
でもそこの値上げを許容しちゃうといくらでも吊り上げられちゃいそうだしなぁ。。。難しいところw
>意外と余ってる
まぁ・・・例によって需要と供給のバランスが地域によって差がある感じかと。。。
>バースデイ
僕も買ってきました~。
あれもね、当時は「発売日に買えなかったのに!!」ってヤツらが結構いたりして、すごく不思議ですw
たぶんルートはマル秘でしょうなぁ。
その昔「おもちゃ屋さんの倉庫」に流れていったように、マテル倉庫で眠っていた大量の在庫が安く買い叩かれたに違いないw
>権藤権藤雨権藤
ぬおおおお~!!時間差でwww
僕も現役時代なんて全く存じないのですが、なんかフレーズだけ頭に残ってまして。。。使ったろ、とw
ちなみに僕もチーバくんですが、ずっとヤクルトファンでした^^;
タンクローリー それは固体・液体・気体を
専用のタンクに封入し、移送する乗り物
その危険を省みない姿に惹かれミニカーを集めているわけでして
おっとお、かっこいいゾ^~コレ!
こういうので技術、デザインのお勉強ができるのが
ミニカーのいいところだなぁと改めて実感させられました!
らちぇっとれんちさん
コメントありがとうございます!
ほほぉ~!!!!そういう経緯がw
なんとなく「液体」にばかり目が行きますが、「気体」さらには「固体」もですか!
>技術、デザインのお勉強
そうですね~。
なんかそういうのを知るキッカケを貰ってる感じで・・・。
学校のカリキュラムに「ミニカー」いや、「玩具」ってヤツを入れてもいいんじゃないかと割とマジで思ってます。
お晩で御座います
この燃料・潤滑油シリーズはこちらではまだ
発売されてないっす(泣;
極少量がおもちゃ専門店で売られたんですが、
秒速で売切御免ッ!あとは量販店頼みです。
それにしてもデカイしエグイ形♪
欲しいゼッ!
今夜はこの間ギャングの抗争で発砲事件があった
危険町へ・・・。やはり甘い蜜は危険な場所にあった!
・Cアソ×5箱
・Aアソ×1箱
を開封の儀。その後地元量販店へ・・・。
・Bアソ×6箱(←また入荷!!)
を開封の儀。そしてMatchbox
・Xアソ×2箱
・Sアソ×2箱
を開封の儀でした。
昨日から計27箱、1,944台のHWを吟味。
なんでこんなに入荷するのか発狂しつつも
謎でした(ケツ汗;
乙さん
お晩です~。コメントありがとうございます!
専門店さんは正規ルート(マテル・オセアニア?)じゃないんですかね~??
なんか日本では流通量が少な目みたいでしたけど、、、世界的にはどうなんだろう。
・・・とかなんとか言って後日またドバっと出してきそうな気がしないでもない。。。
>甘い蜜
ぬおおお・・・またCアソを5箱もwwww
5×72=360台にSTHやidはあったのか・・・非常に気になります。
そして2,000台近くもの検品作業も乙です!押忍!!
お疲れ様です〜
>人気すぎて発売日には〜
分かるw
ホントにこれがなぜ!?ていう唐突な出会いがあるのがHWの難しいところでもあり楽しいところでもありますね
発売日には買いに行けなくて、翌日HAULIN’ GASとAIRFLOWだけでも、と思って行きましたが、この子には出会えませんでした・・・
売れ残ると思ったんだけどなぁw
ホントにHWは難しいw
レビューを見てますます買えなかったことを後悔していますw
次にでるならまたまともな仕様であることを願うw
まるまるさん
コメントありがとうございます!
ね〜・・・なので今回買えなかったFACTORY500もどこかで出会えると期待しております。
(ヨドバシが怪しいと思っている・・・)
>HAULIN’ GAS
うちの方ではこれが何気に人気だったみたいで。
むしろVALVOLINのステュードベーカーが残っててびっくり。
場所特性みたいなのもありますよね。
この土地ではこれが売れるのか〜!みたいな。
できれば次はTEXACO仕様で!w