MONTEZOOMAのレビュー!2006年HI-RAKERSのギンギラBLINGSなヤツ![J3427]
2018/08/19
ふらっと立ち寄ったリサイクルショップで出会った、MONTEZOOMAのリフトアップバージョン。
ホットウィールの出会いは一期一会・・・。悩んだ挙句、連れて帰ってきました!
というわけで、MONTEZOOMAのレビューです!
モンテズーマのレビュー
今回僕がゲットしたのは2006年のベーシックカー、HI-RAKERSセグメントから登場したMONTEZOOMAです。
MONTEZOOMAは立ち位置的には実車なのか、架空車なのか微妙な車種ですね。
一応’79 Chevrolet Monte Carloのルーフを取っ払ったカスタムカーというのが一般的な見解みたいですが、Monte Carloとしての発売はされていないようです。
この当時の「マテル・インターナショナルシール」はめちゃくちゃ強力なのか、ジッポオイルをビタビタに浸しても裏面のシールは綺麗に剥がれませんでした。
剥がそうと思っている方は最新の注意を払うようにしましょう。(僕は一部「ビリッ」といきました;;)
それにしてもこの「$」みたいなロゴ、何なんだろう??
HI-RAKERSセグメントを意味しているのかな・・・?
MONTEZOOMAとは
MONTEZOOMAについて調べてみると、カリフォルニアのブエナパークにあるナッツベリーファームという”元祖テーマパーク”の「Montezooma’s Revenge」が出てきました。
日本語にすると「モンテズーマの復讐」。
じゃあモンテズーマって誰やネンと調べてみると・・・アステカ帝国の9代目皇帝、モクテスマII世のことなんだとか。
モクテスマがUS的な読み方だとMontezoomaになるんですかね。
おそらくは車両ベースとなっているMonte Carloの「Monte(イタリア語で山)」にかけた名称なんだろうと思います。
ホットウィールにはこういう遊び心的なところから実車へのヒントを残してくれてるキャストがたくさんあって、そういうのを探すのも僕は楽しいですw
※ダジャレとも言う
HI-RAKERSについて
今回ゲットしたMONTEZOOMAがラインナップされていたのは2006年のHI-RAKERSというセグメントでした。
2016年のベーシックカーにラインナップされていたOLDS 442 W-30も同じセグメントでデビューしたモデルです。
ハイ・レイカーズと聞くと、1980年代のホットウィールにあった「後輪側の高さ調節ができ、車体を極端に傾斜(raker)させられるシリーズ」を想像する方もいるかもしれません。
・・・が、向こうは「HiRAKERS」で、こちらは「HI-RAKERS」なので、ちょっと違いますねw
ホットウィールは以前に登場させたセグメント名を余裕で近年の”違うヤツ”に使っちゃうのでなかなか頭が混乱します。
※Ultra Hotsとか、Modern Classicsとか。
HI-RAKERSは後輪だけではなく前輪もリフトアップしちゃったセグメント・・・といった感じでしょうか。
普通の乗用車(特にアメ車・・・インパラやリヴィエラなど)に大径のホイールを履かせて、なんとも奇異な形状に仕上げられています。
1980年代後半にリリースされたLarry Wood氏デザインの「MONSTER VETTE」が、その源流かもしれません。・・・いつかは欲しい。
MONTEZOOMAもOLDS 442もリフトアップされていないモデルがリリースされているのを思うと、両方ゲットしていろいろ見比べてみるのも楽しそうです!
それではMONTEZOOMAの各部を見ていきましょう。
フロント・リア
ハイリフト化されたホットウィールの残念なところは、ボディ下がかなりゴツくなっちゃうところです。
車軸の関係上、ミニカーである以上は仕方ない部分ではありますねw
フロントフェイスは’79 Monte Carloそのもので、70年代~80年代のアメ車好きにはたまらないカッコ良さ。
グリルが別パーツで黒く仕上がっているのもグッと引き締まる感じでカッコいいですね~。
※カラーリングアプローチ的にはなんとなく90年代~00年代っぽい印象があります。(ほんと、なんとなくw)
背面側の造形もそこそこ細かく、色が塗られてさえいればかなり良い感じだろうなと思います。
サイド
ボディサイドから見ると、なんとも異形の車であることがわかりますねw
極端なハイリフトにフロントシート頭上のルーフだけがすっぱり切り取られているという・・・。
あくまで、もともとオープンカーだったんじゃなく「カスタム過程で取っ払ったんだろうなぁ・・・」って感じに見えます。
ホイールはホットウィール史上最強にギンギラギンなBLINGSでした。
これもなんとなく90年代~00年代っぽさを象徴するホイールといった感じですね。
あまりにもギンギラすぎて、上の写真だとカメラや僕の手が思いっきり映り込んでいるのがわかりますw
正直BLINGSってブリスターに入っている状態のときはあまり好きじゃなかったんですが、こうやって開封して眺めてみると結構いいです!
なんだろう、リアルライダーのようなカッコよさではないんですけどね・・・なんかカッコいいです。
左後輪だけクロームメッキが一部剥がれていました。残念。
トップ・ベース
ボディトップから見ると、もはや普通のコンバーチブルなアメ車ですw
ボンネットのトライバルっぽいフレイムスなんか、もっとローライダーで走っててもおかしくない感じ。
底面にはなぜかホットウィールロゴ型のくり抜きがあって、そこにインテリアパーツのホットウィールロゴ型突起がピッタリハマっていました。
THE EMBOSSERのデザイナーさんはここからヒントを得たに違いありませんwww
[参考]THE EMBOSSERのレビュー!箔押し&積載で二度おいしいNew Models!
通常底面に記されているはずの著作年はなく、車種名とマレーシア製であることが記されていました。
・・・今気づいたんですが、Montezoomaと書かれた下に「TM GM」と書かれていますね。
おそらくは「ゼネラルモータースのトレードマーク」という意味だと思うので、やっぱり架空車ではなくモンテ・カルロそのものだと考えて良さそうです!
おわりに
というわけで、MONTEZOOMAのレビューでした。
リサイクルショップって僕らにわかコレクターにしてみたら宝の山です。
自分が収集を始める前のモデルに簡単に出会えてしまうわけですから。
ただ、その分リサイクルショップにハマると出費がかさみますね・・・。
出来ればリサ店ではなくマテルにお金を落としてあげたいんですがw
なかなか難しいところです。
こうなってくるとハイリフト化されていないMONTEZOOMAもゲットしたくなってくるのですが・・・2011年以来市場に登場していないことを考えると、またリサイクルショップやオークションに頼るしかありません。・・・沼だ。
Comment
いつも興味深く拝見させて頂いています。
MONTEZOOMA、OLDS 442 W-30もいわゆるDONKってやつですね。(マイアミスタイル)リフトアップして超大径ウィール、ランボドアっていうのが定番でしたね。
GAZUYOZIさん
コメントありがとうございます!
>DONK
マイアミ発祥のドンクカスタム!
そういえば以前にもコメント欄で頂いていたのですがど忘れしていました・・・!ありがとうございます!!
リフトアップして超大径ホイール、そしてさらに「ランボドア」って例の縦に開くヤツですね・・・。
ちょっと調べてみたらすごい車がたくさんでてきました・・・w
管理人さまこんにちは♪
昨日入手したルース品のクライスラー300Cのシャシーも同じような作りで、ホットウィールロゴのくりぬきがあって、内装パーツのロゴ型突起がはまっていました。この時代はこうゆう作りのモデルがいくつか存在してるんですかね。
じむさん
こんにちは!コメントありがとうございます。
>昨日入手したルース品のクライスラー300Cのシャシーも同じような作りで、ホットウィールロゴのくりぬきがあって
おおマジですか!
おそらく同じ時期のヤツですよね。
何を思ってこういう作りにしたのか・・・気になりますw