NISSAN SKYLINE SILHOUETTEのレビュー!HWでも待望のスーパーシルエットが登場!![FYN66]
2019/12/18
来たでええ!
Jun Imai氏の忘れ形見、NISSAN SKYLINE SILHOUETTEです!
特に日産党でもスカイライン派でもない僕でもこれは外すことができませんでした。
・・・たとえ、この車のことをよく知らなかったとしても!!
というわけで、先週末に入手したてホヤホヤのNISSAN SKYLINE SILHOUETTE・・・レビュー行ってみましょう!
日産スカイライン・シルエットのレビュー
本日紹介するのはCar Culture SilhouettesシリーズにラインナップされたNISSAN SKYLINE SILHOUETTEです。
いわゆるKDR30型ベースのシルエットフォーミュラ、「スカイライン・スーパーシルエット」ですね。
日本では2019年5月末の発売日に”トイザらス先行”で登場。
現時点で入手できなかったとお嘆きの方も、今週中には他量販店に並ぶ可能性が高いので要チェックです。
僕はとりあえずこれかRWBだけでもゲットできれば・・・!という想いで発売日当日に並び、無事ゲットしてきたアイテムということになります。
NISSAN SKYLINE SILHOUETTEについて
NISSAN SKYLINE SILHOUETTE(以降「スーパーシルエット」)については・・・本当に僕が語れるようなことなんて全然ないです。(いつものこと)
簡単に書くと・・・6代目スカイライン・ハードトップRSターボ(KDR30型)をベースにしたグループ5規定(シルエットフォーミュラ)のレーシングカーです。
外装だけKDR30に似せた”純レーシングカー”で、同時期には「日産ターボ軍団」として同じ中身でガワだけ違うシルビアやブルーバードのシルエットもありました。
この辺のところは前回のシリーズラインナップ紹介記事において、コメント欄でレース狂の某氏がとても詳細に語ってくれています。
ただしこれを読むとCar Culture Silhouetteのラインナップ全種が欲しくなってしまうので要注意!!
ちなみにグループ5-シルエットフォーミュラというのは「市販車のシルエットを残した規定(フォーミュラ)」っていうところから名づけられており、要は今回のスーパーシルエットのように「見た目はR30、中身はゴリゴリのレーシングカー」というコナン君のようなマシンが走っていたレースだったわけですね。
FIAにおいては1976年から1981年まで規定されており、1981年からはポルシェ956やマツダ787Bなどで有名なグループCにとって代わられました。
日産ターボ軍団が登場したのは1982年のことだったので、すでに海外では落ち目となっていた規定だったものの日本での人気は高かったそうです。
僕はその時代のレースシーンを知らないので(現在も知らないけど)確かなことは言えませんが・・・これ、単純にそのシルエットがカッコ良かったんじゃないですかね。
なんとなくですけど、今みても迫力があると思いますし。当時のファンが熱狂した気持ちはわかるような気がします。
ちなみに、そんなシルエットフォーミュラのシルエットに触発されて作られたのが当時の族車・・・いわゆる街道レーサーだったりします。
※シルエットフォーミュラが富士グランチャンピオンレースの前座で行われていたことから「グラチャン仕様」と呼ばれるんだとか。
ホットウィールにこの街道レーサースタイルを持ち込んだのはJun Imai氏の功罪といった感じですよねw
さてさて・・・スーパーシルエットと言えば僕にとって思い出深いのは2016年のおもちゃショーで来日されたJun氏のトークショーにおけるエピソードです。
座間にある日産の記念倉庫を訪問したJun氏は、現存する生のスーパーシルエットを見たのだそう。
そのおかげでファンからの「今一番デザインしたいミニカーは?」の問いに対して「スーパーシルエット!!」と即答していたのが未だに耳に残っています。
ただですね・・・日本人の印象に残るスーパーシルエットをホットウィールで展開するのには一つ問題点があったんですよ。。。
それは・・・
日本でブイブイ言わせていたスーパーシルエットって、スポンサーがトミカだったということです。(あえて伏字無しw)
僕の中でも「スーパーシルエットといえばトミカ!」みたいなところがあったので、これがHWから商品化されるならどうなるだろう?というのは非常に楽しみな部分でもありました。
「ホットウィールならきっとやってくれる!!」という期待半分、「なにかトミカに似せた”IMAI”みたいなロゴで誤魔化すのでは・・・!?」みたいな諦め半分みたいな気持ちでいたんですね。
マテルの方にお会いした時も「あれってトミカロゴはどうするんですかね!?」みたいな話をさせてもらったことがあって、先方さんも「(USのデザインチームが)やってくれたら熱いですけどね~!」と仰っていたんですよw
で、蓋を開けてみたらそのどっちでもなく、かつ当時のファンにしてみたら「こっちで来たかぁー!!」と納得の仕様だった模様。
これ・・・スカイライン25周年のテレビCM用にお色直しされたスーパーシルエットで、実在したグラフィックを模したものでした。
なるほど、こうやってトミカを外しながらも競合メーカーがスーパーシルエットをミニカーとして商品化できる術が残してあったわけですな。
だからといって「トミカロゴのスーパーシルエットはトミカにしか出せない」ということはなさそうなので・・・今後のバリエーション展開ではワンチャンあるかもしれませんが!!
さてさてさてさて・・・縁もゆかりもない、さらには当時熱狂していた層でもない僕がこれだけ語れるわけですから、ファンの人に語らせたらこんなもんじゃないほど色々なエピソードが出てくるであろうスーパーシルエット。
デザイナーはHot Wheels Wikiによると「Jun Imai / Mark Jones」とのこと。
おそらくはJun氏がマテル退社以前に企画していたアイテムをMark氏が形にした・・・といったところではないでしょうか!?
ホットウィールにおいては今回のシリーズでの登場が初であり、今後の展開がどうなるか非常に気になるモデルであります。
では各部みていきましょう!!
フロント・リア
若干物議を醸したフロントビュー。
カラーリング的には後期R30・・・鉄仮面っぽい雰囲気を出しているんですが、ヘッドライトの間にグリルがしっかり作りこまれているアタリは前期型フェイスになっています。
これはマテルなりの「どっちと捉えてもいいよ」的な造形なのか!?とも思いましたが、そもそもCMで使われた時のモデルをイメージしているのなら前期型なんですよね。
※CM撮影は1982年で後期型が登場したのは1983年からなので。
実際にポールニューマン氏が駆るCMのスーパーシルエットも前期型ですし。
つまりはまぁ・・・「フロントグリルを黒く塗り忘れただけ」っていう感じなのかなと。
逆に言えばフロントグリル周りにうまくマスキングして黒く塗ってあげたら、よりニューマンスカイライン・シルエットに近づくんじゃないでしょうか。
あとはバンパーに金色のレタリングを入れたいですねえ。
例のスタンピングリーフを使う方法ならそれも夢じゃないですぞ・・・!
金色のなら100円ショップでも売ってるし・・・。
・・・いっちょやってみっか!
ただ細かい話をするとヘッドライトの形状やらロー&ワイド具合やら、造形的に微妙に気になる部分がないわけでもない・・・といった感じでしょうか。
サイド
赤と黒のツートンというのが市販車のDR30をイメージさせて、より人気を高めるのに一役買ったんだとかなんとか言われています。
たしかに4 VALVE DOHC RS TURBOの金色文字が黒い部分に書かれてるのとか、すごく・・・R30です・・・って感じがしますもんね。
なんていうかガンダム的な話をさせてもらうと、R30がダブルゼータだとしたらスーパーシルエットはフルアーマーダブルゼータみたいな存在と言えますな!
ボディサイドに大きく入れられた「25」という数字こそが、スカイライン25周年記念CM用に化粧直しをされたマシンであることを物語っています。
なんとなく個人的にはこういうシルエットマシンってベタベタのロードクリアランスっていうのが普通なのかと思ってたんですが、スーパーシルエットもトミカ号はベッタベタなのに対してニューマン号はこれぐらいっぽいんですよね。(画像検索する限り)
CM撮影にあたって何かあったのか?はたまた走行コースに応じて調整したアレなのか・・・?
一方ホイールはCMで使われたのとは全然違うもので、最近流行りのRR6SPM(Real Rider 6-Spokes Mag)が採用されていました。
イメージとしてはクラシックな4SPのリアルライダーを使った方が近かったような気もします。
ただこれ・・・大注目なのは後輪側。
「深リムが過ぎる!」ってぐらい深い仕様になってるんですよ!
こんなん、このモデルが初ですよね???
よくよく見てみたら同シリーズのRWBポルシェも後輪だけこれになってました。
何気にこういうところでこだわりを見せてくるからHWって面白いんだよなぁ・・・。
トップ・ベース
トップビューもスーパーシルエット!って感じがしていいですね~。
実際にはノーズ部分に書かれているのは「NISSAN」ではなく「NISSAN PDC」だったり、チンスポには「Paul Newman」と書かれていたりしたんですが、そのへんは大人の事情でアレとなった模様。
そういえばその昔、「ポールニューマンはポールがニューなマンだからチェリーボーイ」みたいなジョークがありましたね。(余談過ぎ)
底面にはNissan Skyline Silhouetteという車名、2018年の著作年、タイ製であることが記されていました。
・・・2018年ってことは、場合によってはJun氏がそこそこのところまでデザインした可能性もあるのかな??
DR30との比較
さて、せっかくなので手持ちのR30型スカイラインと少し比較をしたいと思います。
’82 NISSAN SKYLINE R30のレビュー!「Ryu Asadaはずっとこれを作りたいと思っていた」な一台。[FJV44]
こちらも82年式なので同じく前期型なんですが、Ryu Asada氏によってホットウィールキャスト化されたベース車の方。
どうでしょうか・・・なんだか今回のスーパーシルエットはノーズがやけに丸みを帯びていて・・・このあたりが後期型にも見えてしまう一因なのかなと思います。
・・・実際の前期型スーパーシルエットってどうだったんでしょうね??
また、大型化したフェンダーを含めた状態で同じ3インチミニカーに収めるという必要があったためか、ややスケール感が違うような気もします。
(それでもスーパーシルエットの方が大きいんだけどw)
ただこういった細かい部分の違いって「いやいやスーパーシルエットはガワを似せているだけで、ベースとなるR30とは別物だから」と言われたらそれまでだし・・・。
識者の意見を聴いてみたいところですな!!
お尻側もこんなん。
巨大なフェンダー一体型カウルのおかげで全然印象が違うのは仕方ないとして・・・ウィンドウ形状なんかここまで違ってくるもんなんですかねえ~??
フロント側の全幅(っていうのかな?)は同じかスーパーシルエットの方が小さめだったのに、サイドビューのホイールベースは同じぐらい。
・・・ってことは、やっぱり今回のアイテムってワイド具合が足りなかったのかな・・・?
おわりに
というわけで!
スカイライン・スーパーシルエットのレビューでした。
これでJun氏も心残りがなくなったかな!?
まだ未入手の方も今週中にはトイザらス以外の量販店で発売されることが期待できますので・・・そこで狙って行って欲しい一品です。
すでに入手された方も、HWでは出ないかもしれないトミカ号を作る用に増車しておきたいところかもしれないですね!
それにしてもこれ・・・今後バリエーション展開されるんでしょうか?
個人的にはもうちょっとやらかしてくれると楽しいんですけどね~。
たとえばシルバーボディのアイテムとか、それこそポップカルチャーのアメコミ仕様とかw
出るとしてもReplica Entertainmentでホイールバリエーション(またはPaul Newman氏とのライセンスを取り付けて、よりCM版に近いヤツ)とかかな!
Comment
ポールがニューなマン!
オールドだけど、ここ2年くらい幽閉して軟禁中だからなぁ……ポールが化石なマンです!
久しぶりにコメントして言うことかね。
…またマジなやついずれ送ります。〆切終わって頭おかしくなってるんです。
FTEさん
コメントありがとうございます!
反応したのそこ!?w
んでもってポールオールドマンですかそうですか・・・。
マジなやつ、期待してますw
このスーパーシルエットを期に
スーパーシルエット軍団構成をしてもらいたいものですね。
ここまで来たらシルビアとかブルーバードのスーパーシルエットも出してほしいですよ。
例によって管理人さんにお知らせします。
Twitterの方のブログが載せてありませんので載せて下さいませ。
ろっきーでした。
ろっきーさん
コメントありがとうございます!
シルエット軍団ならそこそこ売れそうですもんね~?世界的にどうなのかは知らんけど。。。
>例によって管理人さんにお知らせします。
ウヒィー!!ありがとうございますwww
本当に毎度申し訳ない!
なんでこうなるのか・・・というのを考えたんですが、「記事投稿し終わる」→「ツイッターにアップする」という流れの間に「コメント返信する」「ツイッターで返信する」みたいなのを入れるとすっかり忘れてしまうようで。。。
以降気を付けます!(今後とも宜しくお願いしますw)
お晩で御座いまスッカイ、ライン
やはり某電気店は今回の土日ではなかった
みたいですね。価格が歴然と違いますし、
消費者は賢くないと、HW獲得競争は
生き残れませんッ!
さてこの後ろ姿、
屁ラーリのF40にも見えるような、見えないような。
なんか一石二鳥で得した気分でっす♪
悪魔の”乙”さん
おばんですぅ~コメントありがとうございまスカイライン。
某電気店は明日か明後日が怪しいとおもっちょります。
やっぱり価格がね・・・。トイザらスで2つ買う値段で3つ買えちゃいますから。。。
>屁ラーリ
なんか排気ガスがものすごく臭そうなんですが・・・
でも確かに屁ラリラリパッパに見えるってのはわかります!色味的にもw
こんばんは〜。
早速のレビューお疲れ様です!
自分も30スカイライン乗っていたのでやはり感慨深いものがあります、やっぱりカッコイイなあ。
保存用しか買ってないので、飾る用買っちゃおうか迷いますw
GBS-12さん
こんばんは!コメントありがとうございます。
いいですねえ~。そういう「乗っていた」的なエピソードが僕にはほとんどないので単純に羨ましいです。
>飾る用
保存用をブリッと行けばあら不思議!?飾る用に大変身!!!w
・・・あれ保存用どこいった!?
更新お疲れ様です。ほうほう、ノーマルスカイライン=ノーマルZZ、シルエットの素体=改造されノーマルと別物に成った強化型ZZ。でシルエットの外装=フルアーマーパーツって感じですね。分かりやすい。 例えにZZを持って来ている辺り流石管理人さん。 マッシブなフォルムやメカメカしいデザインが通じる所が有りますよね。 今後のバリエーションが楽しみなモデルですね。
雷電さん
コメントありがとうございます!
フルアーマーZZのくだりはなんとなくノリで書きました!すみませんw
なんか単純にノーマル車にゴツゴツしたパーツがついて強そうになっている点や80年代という時代背景からZZっぽいなぁと。。。
今後のバリエーションは本当にどうなるでしょうねえ?
それこそ白×青でZZっぽくなってもカッコいいと思うんですがw(売れるかどうかは別!)
おはようございます!
実物を見て悩みましたがラス1だったのでカゴに入れましたw
似てるかどうかはともかく、結果オーライ!
なかなかどうして良いじゃないですか。
やっぱり深リムホイールに圧倒されますね~!
内装も作り込んでると思われますが見えないのが残念。
チャレンジャークロックスさん
おはようございます!コメントありがとうございます。
そうそう、似てるかどうかなんて二の次ですよね!
要はカッコいいかそうでないか、欲しいか要らないかで判断すべきかとw
たしかに内装も作りこんでそうなのに全然見えなかったな・・・。
横の窓もしっかり閉じられちゃってるし。
こうなったら分解するしかないか!!
※ためしにライトで照らしてみたら、パイプフレームみたいなのが見えたり、助手席にナイトロみたいなボンベがあったりしました。
>こうなったら分解するしかないか!!
待ったああああああ! にわかさんがやらなくても大丈夫ですw
もったいないw
>※ためしにライトで照らしてみたら
おお、やっぱり作り込んでましたね! さすがJun氏
チャレンジャークロックスさん
僕はきっと手放さないと思うので・・・分解するぐらいなら大丈夫ですよ!w
ただライトで見えちゃったので今は思いとどまってますが^^;
これを作りこんだのがJunなのかMarkなのかというところも気になりますね。