FAST GASSINのレビュー。2016年に大胆なリキャストをさせられたモデル![DHW99]
2017/12/22
ホットウィールは「リツール」「リキャスト」と称して同じ車体でも適宜デザイン変更がなされています。
今回紹介するFast Gassinもその一つ。
2016年にとても大胆なリツールが行われたモデルです。
過去のモデルといったいどこが変更になったのか?
そしてこんな誰でもわかるモデルチェンジをしてもよいのか!?
そんなFast Gassinのレビューです。
ファストギャッシンのレビュー
ファストギャッシンは2009年にデビューしたホットウィールのオリジナルカーです。
2009年からの8年間で14種類ものカラーバリエーションが出ており、2017年モデルにもラインナップされているので、人気の謎車と言えそうです。
今回入手したのは2016年モデルの2ndカラーになります。
デザイナーはJohn Violette氏。
お恥ずかしながら初めて聞いたデザイナーさんでしたが、Custom Ford BroncoやTwinductionなどを手掛けられていて、知らずのうちに僕もお世話になっていたみたいですね。
リツール
前述のとおり、2016年に登場したモデルは2015年までのものからデザインが一新されました。
2015年までのものがこちら。
どこが違うかわかりますでしょうか・・・。
もう、わからない方がおかしいですね。
なんと、6輪モデルだったものが4輪に変更になっているわけです!
タイヤの数が減っちゃったのに同じ「Fast Gassin」として売られているなんて・・・さすがホットウィールですw
※ちなみに2016年の1stカラーのカードイラストは6輪で描かれており、「絵と車が違うじゃないか!」という騒ぎになったとかならないとか
実はリツールはタイヤの数だけではなく、他の部分にまで及んでいます。
その辺りも含めて、各部見ていきましょう。
フロント・リア
正面から見ると、クラシカルなトレーラーといった雰囲気が出ています。
一瞬クライスラーのエンブレムがついている!?と思いましたが、カードイラストを見ると微妙に違いました。
ウィンドウはソリッドなブラック。
背面は日本でもよく見かけるタンクローリーのお尻ですね。
ハシゴの造形など細かく作られているので、ちょっと塗り分けてあげるといい感じになるのではないでしょうか。
サイド
ボディサイドから見ると、タイヤが一つ削られた分、ボディ側のモールドが大きくなっているのがわかります。
以前のモデルを持っていたら並べてみたかったんですが、あいにく持っていないため比べられません。残念。
ただ、パッと見ただけでも重厚な印象が失われて可愛くなっているのがわかります。
変更点はタイヤ部分だけでなく、サイドパイプの角度にも若干の違いがありそうです。
サイドタンポの「HOT WHEELS FUEL」という文字からも、タンクローリーなんだなということがわかります。
トップ・ベース
タイヤの数以外の大きな変更点として、ボディトップから見た際のパーツ分けも挙げられます。
以前のモデルではタンク部分が一成型だったのに対し、新デザインではヘッドから続く一続きのパーツがタンクの上部にかぶさっています。
この部分がちょうどダイキャスト製であるため、タイヤ2つ分減った割に以前のモデルよりも重量がある仕上がりになっているようです。
ベースには「2008, 15 Mattel」と記されており、デビュー時の著作年とリツール時の著作年であることがわかります。
製造はマレーシア製。
分解
いろいろいじくっていたら、どうもタンク部分がカタカタ言うので「これ、パーツ着脱式か!?」と疑いましたが・・・いくらやっても外せない。
だったら、というわけでバラしてみました。
パーツ構成はこんな感じで、赤いボディパーツにある柱が青いタンクにある穴を通過してベースで留められていたため、どう頑張ってもタンク部分が取れる事はありませんでした。無茶しなくて良かったw
以前のモデルとはパーツ構成も違いそうなので、こうなってくるとやっぱりリツール前のキャストも欲しくなってきますね・・・。
おわりに
というわけで、リツール後のファストギャッシンでした。
なんか既視感があるよなーと思ったんですが、
これかなぁ。
トミカのミッキーカーです。
クラシックカー特有の丸みとフェンダーの形状と色・・・かな。
ボディサイドから見るとマリオっぽいカラーで、同年のHAULINATORと並べてもいい感じです。
というか赤、青、黒、銀というカラーリングは同じだし。
ホットウィールは本当に「同名異モデル」とか「異名同モデル」が多いです。
たとえばCool Oneなら全然違う車種で2つ存在しているし、Tri BabyとBuzz Offのように同じモデルだけど違う名前というのもあります。(厳密には同じモデルじゃないのかな・・・?)
さらには先日レビューした’68 CamaroとCustom Camaroのように、ほぼ同じモデルなのに別のモデルとして扱うものがあったりして、その辺りの基準がよくわかりませんね。
ただまぁ、「Fast Gassinのファンならリツールしても買い続けるよね」って思ったら、商売戦略的にはこういったリキャストモデルっていうのはアリなのかもしれません。
また、こういったものをいろいろと集めてみるのも楽しそうですね。(これが沼か・・・!?)
Comment
はじめまして、毎日の更新、楽しく拝見しております。
今回のファストギャッシン。
私はトランスフォーマーのコンボイの配色に思えました。
両者がコラボなんていうのも楽しそう。
追伸。hwの干支のシリーズですが、以前にようつべでドラゴンのやつを見た記憶があります。車体にそれらしいプリントはなかったですが、ブリスターにそれらしいことが書いてあったかと。
hanaクマさん
はじめまして!コメントありがとうございます。
>私はトランスフォーマーのコンボイの配色に思えました。
あ、確かにそうですね!w
>両者がコラボなんていうのも楽しそう。
ホットウィールは常にずっといろんな企業とコラボをしているのを思うと、あってもおかしくないです!
>干支のシリーズ
マジですか!
ドラゴン・・・ドラゴンブラスター?それともナイトドラッギン!?
とか思いながら検索していたら・・・ありました!!!!
Rodzillaの2012年バージョンが「Year Of The Dragon Edition」と書かれていました。
・・・となると必然的に「巳年」もあるはずですね。
ヘビ・・・スネーク!?もしや・・・
マニア様、皆様こんにちは
実は昨日HotWheelsの神様から、お年玉を貰いましたので御報告致します?
高速道路のパーキングで売っているのは、この板で知りましたが、実際には見たことが無かったのですが、昨日寄ったパーキングで、なんとTHをゲットしたのです。
ブツは2013y HWRACING トイナンバーX1753-07A3 コレクトナンバー121/250
グリーンのCIRCLE TRUCKER!カードは随分くたびれて角は折れてますが、まぎれもないTHでした、何時からココにぶら下がっていたのでしょうかね?
ゲットできたのも、この板を知りマニア様の情報を見たおかげだと思います。
ありがとうございます。
偶然とは言え、これが本当の宝探し(TH)なんですね?
益々HotWheelsにハマリそうです。
Hiroさん
こんにちは!コメントありがとうございます。
Hot Wheelsの神様からのお年玉wいいですね!
そしてまさかのパーキングでTH・・・!
というか、僕もどこかで偶然見かけただけですが、いろんなSAに置いてあるんですかね~。
いずれにしろホットウィールコレクターがわざわざそのためだけに立ち寄らないことを考えると、なにげに穴場スポットなのかもしれませんね・・・!
今度は是非STHをゲットしてほしいところですw
>偶然とは言え、これが本当の宝探し(TH)なんですね?
僕もそう思います。
日本ではどうしても欲しい車種をゲットするためにトイザらスに朝から並ばなければならないなどの試練がありますが、本国アメリカではそこら中で売っているミニカーなので偶然レア車種に出会うというリアルトレジャーハントが普通に起きているみたいです。
今回の高速道路もそうですが、あとはヤオコーのように少数だけ入荷しているお店や、あとはリサイクルショップなんかもなかなかお宝さがし感があって楽しいですよ!
THやSTH、日本車といった「誰から見てもレア」ってヤツじゃなくても、「他の人は見向きもしない自分だけが欲しいもの」を見つけたりすると、それもまた嬉しかったりしますw
こんばんは、この車は見たことはありましたが、初めて車名、そしてデザイナー名を知りました!ありがとうございます!!かなり大胆なりツールですね!凄いなwww話はトミカに変わりますが、僕はトミカの方が実はコレクター歴が圧倒的に長く、詳しかったりするのですが僕の知る限り、最も大胆なリツールは今も売られているトミカ通常品カマロのフロントバンパーが初めは別パーツでプラスチック製だったのですが、後にボディと一体の亜鉛合金製になったものですね。やはりホットウィールをアメリカ版トミカというにはすこし語弊がありますね…
harunamさん
こんばんは!コメントありがとうございます。
>かなり大胆なりツールですね!凄いなwww
すごいですよね。
これ、リツール後もデザイナーが同じなのか、そこんところが気になります。
>トミカ
今年はトミカに傾く年になりそうですねw
ちなみに僕もトミカに浮気して、ボロボロのコンチネンタルIVをゲットしてしまいました。(あくまで浮気です)
>後にボディと一体の亜鉛合金製になったものですね。
ホットウィールにもありますね。
PORSCHE 911 GT3 RSなんかがそうだったと思います。
>やはりホットウィールをアメリカ版トミカというにはすこし語弊がありますね…
僕のイメージとしては両者とも「3インチ」というだけでコンセプトから販売方法から違う感じです。
ていうか、トミカが日本版ホットウィール(もしくはマッチボックス)という方が正しいのではw
こんばんは!
ファストギャッシンは、私がホットウィールを集め始めたきっかけのひとつ「かっこいい働く車」を探していた時ファーストエディションで登場し、一目ぼれしたモデルなので思い入れがありますね~
以来カラバリが出続けるたびに追っていたので、4輪になってしまった時には少し残念でした。
ただ、実車のトラックも4輪と6輪のグレードがある車種もあるので、これもこれでありかなと思ってます。
今度は実在企業のUNION76カラーが出るのでゲットしたいです。
6輪のモデルが4輪になる例は他にINVADERやFast Fortress等があります。
やはりコストカットでしょうか。(カスタムされる方は、車輪が多いモデルはパーツ取りに重宝していたようです)
過去に6輪だったモデルが今後登場する時、4輪に変更される可能性がありますね・・・
koishiさん
こんばんは!コメントありがとうございます。
おおー、きっかけの一つになった車両ということですね!
そういうのはいつまで経っても本当に思い入れが深いですよね。
>4輪になってしまった時には少し残念でした。
あ、やっぱりそうだったんですか!
集めているファンからしても残念なんだったら、HW側の戦略としてもミスってますね・・・。
>6輪のモデルが4輪になる例
>やはりコストカットでしょうか。
他にもあるんですね~。
コストカットは大きいと思います。
過去のモデルからのリキャストがあった際に、どうしてもパーツ構成的に省略される傾向にある気がします。
商売である以上、コストは気にしなければならない部分だとは思いますが、あまりチープになり過ぎないようにしてほしいものですね。
こんばんは〜
Fast Gassin、分解するとこんなパーツ構成だったんですね!どうりでカラフルなわけだ。Fast Gassinは一時期集めてましたが、15年のトレジャーハントが入手できず、それ以降のモデルは入手していません。こういったカラバリを集めていたけれど、とある事をキッカケに以降全く集めなくなるモデルが私にはいくつかあります。そしてひょんな事をキッカケにまた集めたりも…またFast Gassin集めるの再開しようかな…
話は変わりますが、本日はオートサロンの方へ行っておりました。オートサロンではミニカー販売を行うブースも存在し、トミカやホットウィールなども販売があります。ホットウィールのラインナップは180SXやインテグラなど、日本車を中心に実車ばかりのラインナップで凄いですが、その分値段も凄いことに…例えばついこの前登場したフェアレディ2000は1台1800円、その他のベーシックの日本車もだいたい1000円前後と行った感じで、サイドラインになると更に額は上がります。なので
子供「パパ!ミニカー売ってるよ!」
パパ「売ってるね〜。何か買ってこうか。」
子供「パパ!これ買って!」(ジャパンヒストリックスのハコスカ。2000円ナリ)
パパ「…」といった光景がしばし見られます。
今から買おうとするとどうしてもこれぐらいの額になってしまうものばかりが並んでいるので価格設定は妥当ですし、日本に正規輸入されていない商品も比較的安く並ぶので販売ブースはコレクターにとってありがたい存在な半面、親にとっては試練の場でもあります。なんと恐ろしい…
5踏みさん
こんばんは!コメントありがとうございます。
>15年のトレジャーハントが入手できず、それ以降のモデルは入手していません。
集めていた物を頓挫するタイミングって、案外そういうところにありますね。
僕も結構「コンプしないと気が済まない」という性格の少年時代を過ごしてきたのですが、ホットウィールに関しては(大人になったからか)諦めが付きやすくなってます。
>オートサロン
寒い中お疲れ様でした。
なんだかツイッターがオートサロン関係で少し賑わっていたような気がします。
>フェアレディ2000は1台1800円
すごいですね・・・あれ、そんなにするんですか!?
開けないで転売すればよかったかなw
>販売ブースはコレクターにとってありがたい存在な半面、親にとっては試練の場でもあります。
そうですね~。
まぁ、適正価格なんてあってないようなものですし、それこそ本人が納得して買えれば元値なんて関係ないとは思いますが。
僕だったら子供にねだられても買えないかなぁ・・・。
こんにちは!
HWでは本当にリツール多いですね・・・
Fast Gassinもそうですが、私の好きなStreet Cleaverも、2年くらい前に6輪が4輪にされました・・・。
まぁ車輪数が変更になった変わりに、後輪が大径化され、リアウイングも大型化されたので、よりワイルドなスタイルになったとも言えるのですが・・・
他にも、Surf Crateのサーフボードがインテリアと一体化されたり、Cool-Oneのパーツ構成が全く違うものになったり、見た目でわかりにくい変更は凄く多いです。
harunam様同様に私もトミカは買っておりますが、トミカも結構色々ありますよね。
古くはカウンタックLP400がLP500に、ホンダシティがシティターボ、ターボⅡブルドッグに、最近?だとスズキアルトが日産ピノに、とか。
ただ、カマロのように品番も名称も変わらずに金型変わるのは珍しいかもですね!
カマロ持っていなかったので、その事を後から知って大慌てで販売店を探しまわりましたよ(汗)
あと、レギュラーではないですがR32のスカイラインGT-RやS13のシルビア、AE86トレノあたりは何故か金型新しくなってます。
そんな変更も、比較して楽しめたり、新しい発見があったりで楽しいんですけどね。
トルネオさん
こんにちは!コメントありがとうございます。
>Street Cleaverも、2年くらい前に6輪が4輪にされました・・・。
ああ、あれもだったんでしたっけ・・・!
コストカットなのか、パーツ構成を変更してでも続けたいほどの人気車種ということなのかもしれないですね~。
>Surf Crateのサーフボードがインテリアと一体化されたり
たしかにこういうパターンもあるみたいですね!
それこそボンネット開閉がなくなったり。昔のブレイザーはドアが開くと聞きました。
とはいえ、見た目でわからなければまだマシですねw
>古くはカウンタックLP400がLP500に、ホンダシティがシティターボ、ターボⅡブルドッグに、最近?だとスズキアルトが日産ピノに、とか。
名前まで変えてくれたらバリエーション展開なんだと思えそうです。
OEMならバリエーション増えた方がファンも増えそうだし・・・。
>あと、レギュラーではないですがR32のスカイラインGT-RやS13のシルビア、AE86トレノあたりは何故か金型新しくなってます。
金型を新しくするコストをかけてでも得られるメリットがあったんでしょうね。
>そんな変更も、比較して楽しめたり、新しい発見があったりで楽しいんですけどね。
そうですね!
HWの奥深さの一つでもあり、それを許容してしまうファンの懐深さを象徴しているとも言えそうですw
はじめまして。毎日楽しく拝見しております。
今回のファストギャッシンですが、近所のトイザラスで10台以上残っていまして、1台だけブラックメッキ仕様がありビックリしました。ブラックといっても陳列状態が手前と奥にあったら、気づかないと思いますが、2台手に取ってみると明らかに黒い(笑)。
不思議なことにシャーシ裏だけは普通のメッキ色でパッケージも同じ。嬉しかったです。
さて、明日は2月の発売日ですね。朝の4時にはトップバッターが並んでいますので、今回は気合を入れて3時に並んでみせます(苦笑)
がっきー☆さん
はじめまして!コメントありがとうございます。
>1台だけブラックメッキ仕様がありビックリしました。
なにぃぃぃ!!
それはカッコいいですね!!
ホットウィールはこういう微妙な仕様の違いがあるのが面白いですよね~・・・。
>不思議なことにシャーシ裏だけは普通のメッキ色でパッケージも同じ。
塗装担当の人(機械)が間違えたロットだったのかなw
メッキのうえにクリアブラック吹いてから「あ、いけね!!」みたいな。
>朝の4時にはトップバッターが並んでいますので、今回は気合を入れて3時に並んでみせます(苦笑)
すごっ・・・!!!
一番に並ぶってのはそれだけで何か感じるところが違ったりするんでしょうね・・・。