POP CULTUREアソートとは?MARVEL仕様のHAULIN’ GASのレビューと共に。
2019/06/06
2016年のPOP CULTUREアソートMix 3「Marvel」のHaulin’ Gasを入手しました!
僕にとって初となるPOP CULTUREなんですが・・・これはいろいろとハマりそうですね・・・。
ということで、POP CULTUREについての簡単なまとめと、Haulin’ Gasのレビューを行いたいと思います。
POP CULTUREアソートとは
POP CULTUREは2016年、2017年モデルにおいてCAR CULTUREやENTERTAINMENTアソートと並ぶ上級サイドラインの1種です。
2013年に従来まで展開されていたNOSTALGIC BRANDSというサイドラインから名称変更になりました。
年間6アソートが展開され、ボディサイドに描かれた大きなイラストや、他のシリーズと比べても大型でしっかりとしたブリスターカードが売り場においても異彩を放つ存在となっています。
そのシリーズ名の通り「大衆文化(Popular Culture)」とのコラボレーションが各アソートでの特長となっており、今回紹介するアソートならMARVEL、2017年にはビートルズなど、もともとのホットウィールファン以外の層も取り込めるシリーズとも言えそうです。
※過去にはルーニーチューンズやスーパーマリオの展開もありました。
2016年のアソート展開は以下。
Asst. | アソート名 |
---|---|
Mix 1 | NETSLE |
Mix 2 | STAR TREK 50th ANNIVERSARY |
Mix 3 | MARVEL |
Mix 4 | DC COMICS BATMAN VS SUPERMAN |
Mix 5 | PEANUTS WINTER SCENES |
Mix 6 | STAR WARS CONCEPT ART |
その年のイベント的な大衆文化にフィーチャーしている部分(STAR WARSやSTAR TREKなど)もあるんだとは思いますが、NETSLEやPEANUTS(スヌーピー)なんかも入ってくるあたり面白いですね。
6つのアソートが各6台ずつで構成されています。
MARVELならこの6台。
なので年間36車種のPOP CULTUREが存在することになりますね。
日本においてはホビダスの情報では2016年にMix 4のバットマンvsスーパーマンだけが入荷していることになっていますが、今回僕がゲットしたものもマテルインターナショナルの正規輸入品であり、どこまで入荷されているのかが謎だったりします。
・・・トイザらスの店頭で注意してたら結構並んでたりするのかな・・・?
少なくともスヌーピーとスターウォーズはトイザらスでは見かけなかった気がします。
※というか「トイザらス限定アソート」とかいうベーシックカーの枠がありますが、こういうサイドラインって基本的にはほぼトイザらス限定だったりしないか・・・!?ヨドバシがあるからセフセフなのかな・・・。
METAL x METAL / REAL RIDERS / フィルム転写仕様
POP CULTUREは上級のサイドラインらしく、裏面クレジットに「Hot Wheels COLLECTORS.COM」の表記があります。
この手のヤツはブリスターカードも分厚く、ボディとシャーシが共にダイキャストの「METAL / METAL」仕様で、タイヤにはゴム製の「REAL RIDERS」が採用されているのが特長です。
また、後述のレビューでも紹介しますが、ボディサイドに描かれるイラストはとても美しく「普通のタンポ印刷とは違うなー」なんて思っていましたが、ディスカウントミニカーコレクションさんの記事によれば「フィルム印刷」という手法が使われているそうです。
こういった仕様の豪華さが物語るとおり、価格も高いですね・・・。
たしかトイザらスで698円とかだったかと。・・・ベーシックカー3台買ってもまだこっちが価格的に勝ってますw
HAULIN’ GASのレビュー
HAULIN’ GASは2011年にPOP CULTUREアソートの前身となるNOSTALGIC BRANDSの「Hershey’s」アソートからデビューしました。
以来2017年のBeatlesアソまでで9車種が登場していますが、その全てがNOSTALGIC BRANDSまたはPOP CULTUREという、まさに「ポップカルチャー専用モデル」と言えそうなホットウィールオリジナルカー(謎車)です。
デザイナーは2017年2月の現時点で明らかになっていないようです。
眠そうな目のデザインなんかはVWバスを彷彿とさせるんですが、おそらくモデルとなった車種は1930年代のストリームライン・ガスタンカーなんじゃないかと言われています。
ボディラインやボディトップのデザインがフィル・リールマン氏デザインのROCKET OILにも似ている感じがしますね。
ちなみにHAULIN’ GASはガソリン輸送車的な意味なので、いわゆるタンクローリー的なものかと思われます。
それでは各部見ていきましょう。
フロント・リア
ヤバイです。めちゃくちゃ可愛いです。
うちの2歳の息子からすると「おーーー!かっこいい!!!」って印象らしいんですが、妻からすると「全然かっこよくない」そうな・・・。男女の差なのか年齢の差なのか。
Streamlined Gas Tankerとかで検索するとこれっぽいのはたくさん出てきますが、ドンピシャなのはないですね。
やっぱりどことなくワーゲンバス(Late)っぽさを感じます。
フロントのタンポはガッツリとズレていましたが、リアビューはそれはそれは綺麗な仕上がりです。
タイムボカンに出てきそうなポンコツメカ感があるのも憎めないところですw
サイド
POP CULTUREの顔と言えるのが、このサイドビューですね。
MARVELのキャラクタ―「THE PUNISHER!」のイラストが大きな車体をキャンバス代わりにとても美しく印刷されています。
ブリスターに入っている状態で見えていたのはこっちの面のイラスト。
ラッピングバスみたいな感じですね~。
反対側にはブリスターカードのデザインと同じイラストが印刷されていました。
ブリスターに入った状態では見えない方のデザインがカードに使われているというのは、なんだか粋ですね。
前述の通りこれはフィルム転写という印刷手法だそうで、タンポ印刷のようなズレが少ないんだとか。
たしかにアートワークが要であるPOP CULTUREアソートにとって、サイドビューのイラストがズレてしまってたら悲しい・・・というか誰も買ってくれない気がしますw
同じくアートワークを主体としたベーシックカーの「HW ART CARS」のタンポ印刷は光に当てるとこんな感じです。
悪い言い方をすれば、こすったら取れちゃいそうな感じ。
対してPOP CULTUREの印刷は、表面にもう一枚透明なシートが貼ってあるような感じの仕上がりです。
これがまた綺麗なんですよ・・・。POP CULTUREをもっと欲しくなっちゃいます。
ちなみにタイヤはRR5SP(Real Riders 5-Spokes)でした。
トップ・ベース
ボディトップは本当に1930年代のストリームライナーっぽさがあるデザインになっています。
僕にはこの3つの突起が何に使われるのかはわかりませんが、この部分がいいアクセントになってますね。
何気にこのパーツが大きなインテリアパーツになっているっぽいので、一回バラしてみたいなと思ってます。
塗装はいわゆる「ZAMAC」で、無骨な印象がたまりません。
ベースには2011年の著作年と、なんと「タイ製」であることが記されていました。
2016年モデルを見た感じ、上級サイドラインはマレーシア、通常のサイドラインがタイという分け方だったので、これはなんだか悔しかったですw
ボディ・シャーシともにメタル製なので、かなりの重厚感があるモデルとなっています。
とくに大型車両なので、他のMETAL / METALと比べてもズッシリきますね~。
これは病みつきになりそうです。
追記
後日、ホーリンガスはスタッフが美味しく錆び塗装をしました。
おわりに
というわけで、POP CULTUREについてとHAULIN’ GASのレビューでした。
僕は個人的に今後のPOP CULTUREの入荷状況から俄然目が離せなくなってきていますw
でも、高いんだよなぁ。。
ちなみに、「ホットウィールはブリスターカードもカッコいい」というのがなかなか開封できずにいる理由だったりしますが、ポップカルチャーはそれこそブリスターカードがハンパなくカッコいいです。
僕は開けてしまったので
こんな感じでブリスター部分だけ切って取っておこうと思ってます。
こういうのって他になにかいい方法ありますかね?
追記
データにしておけば良かったんや!
Comment
再びコメントさせてもらいます。
先月中ごろ、秋葉原のヨドバシにあった(まだあるのかな?)「マーベル」と「スターウォーズ」の期間限定ショップにこのポップカルチャーシリーズがあるのを確認してます。値段とキャラクターが推しではなかったのでスルーしましたが……。
この車、オリジナルなんですね、てっきりテキサコあたりのオイルタンカーだとばかり思ってました。
そしてキャラクターのパニッシャー、元海兵で目の前で家族を殺され、復讐に走っているキャラクターと……。ドリームトミカもそうですが、ミニカーのよさってオリジナルキャストが造れたり、こういうキャラクターや映画、企業とのコラボが出来る点だと思います。こういう「カルチャー」も好きでミニカーや車も好きな人からするとすごい嬉しいところです(笑)
Joe Steelさん
コメントありがとうございます!
>「マーベル」と「スターウォーズ」の期間限定ショップにこのポップカルチャーシリーズがあるのを確認してます。
なるほど!!!
それは盲点でした。
なにもホットウィールが売られている場所=トイザらスやイオンだけ、ってわけじゃないですもんね。
ってことはBeatlesのポップカルチャーがHMVとかで売られる可能性もあるのかな・・・。
>この車、オリジナルなんですね、てっきりテキサコあたりのオイルタンカーだとばかり思ってました。
テキサコのオイルタンカーは海外のコミュニティでも取り上げられていましたが、ドンピシャのものは見つけられませんでした。
僕がオリジナルと判断したのはHot Wheels Wikiaの記載に則っています。
>こういう「カルチャー」も好きでミニカーや車も好きな人からするとすごい嬉しいところです(笑)
ですね~!羨ましいです!
僕は残念ながらまだMARVELをしっかりと観たこともないのでパニッシャーも設定ぐらいしか知らなかったのですが、この車種ゲットきっかけに映画を観てみようかなと思いました。
こんにちは!
ブリスター台紙からプラカバーをきれいに取るために
ウラ側からシール剥がし剤(スプレーのヤツ)を噴くと取れる、
というのを以前ネットで知って試したことあります。
ベーシックなヤツはかなり簡単かつきれいに取れますよ。
でも価格帯が上のヤツは台紙も厚いし、ウラ側もカラー印刷のため
紙が上質でスプレー液が染みこみにくく、かなりビショビショに噴いても
慎重さが求められる感じですかね。
またモノや店舗によってはプラカバーの枠部分にバーコードが付いていたりして
そうするとそこはスプレー液が染みないのでさらにハードルが上がります。
私はこういうのにチャレンジすること自体が好きでやってますが
実際に保存している台紙があるわけではないんですけどね。
明後日の戦果報告楽しみにしております。
sk8erさん
こんにちは!コメントありがとうございます。
>ウラ側からシール剥がし剤(スプレーのヤツ)を噴くと取れる
これ、ZIPPOのオイルでもいける!って聞いてチャレンジしてるんですが、未だに上手に出来た試しがありませんw
シール剥がし剤だとまた違うのかな・・・?
機会を見てやってみますね!
>私はこういうのにチャレンジすること自体が好きでやってますが
>実際に保存している台紙があるわけではないんですけどね。
わかりますw
やること自体が楽しいっての、ありますよね。
僕は一度塗装を剥がしてからというもの、もう塗装を剥がしたくて剥がしたくて仕方ないですw
>明後日の戦果報告楽しみにしております。
うっ・・・大した報告はできないと思いますが、宜しくお願いします!
こんばんは〜
私もポップカルチャーはいくつか所持していますがやっぱりどれも塗装が綺麗ですね。ただ、価格が高めなので購入する時は「各シリーズどれか1台にする」というルールを自分に設けており、このアソートだとGMCモーターホームだけが我が家にいます。ホントはダッジA100も欲しかった…
ポップカルチャーにはお菓子やロックバンドのアソートも過去に登場していてこれらは企業のキャンペーンカーの様でかっこいいんですよね〜。私はスタートレックのアソートから集め始め興味を持ち調べた結果、過去にロックバンドのシリーズがあった事を知り後悔しています。AC/DC欲しかった…
またルーフの3つの突起ですがこれは燃料を入れる際のハッチですね。タンクローリーのタンク内部には仕切りがあり、違う種類の液体を入れられるようになっており、このハッチはタンクローリーの架空車のファストガッシンでも確認できますね。
なのでハッチの数=部屋の数なのでHaulin’ Gasは3つの液体が運べることになりますね。
5踏みさん
こんばんは!コメントありがとうございます。
>購入する時は「各シリーズどれか1台にする」というルールを自分に設けており
えっ、意外です!!
でも確かに高いですしね・・・。
僕はCOMBAT MEDICやCHEVY PANELも欲しかったですw
>ポップカルチャーにはお菓子やロックバンドのアソートも過去に登場していてこれらは企業のキャンペーンカーの様でかっこいいんですよね〜。
たしかに企業のキャンペーンカーみたいですね!
それが謎車と組み合わさるのはまた面白かったり・・・。
ただ、日本では馴染みのない企業だと、やっぱり入荷されないのも頷けますね・・・。
>またルーフの3つの突起ですがこれは燃料を入れる際のハッチですね。
おおおお!!ありがとうございます!
そうなんです、FAST GASSINでも気になっていて・・・燃料タンクのハッチだったのか~。カッコいい!
>ハッチの数=部屋の数なのでHaulin’ Gasは3つの液体が運べることになりますね。
なるほど、そういうことなんですね。勉強になります!!!
「絵がなければ欲しい。」という本末転倒。(ノД`)
しまさん
コメントありがとうございます!
絵がないのが欲しければ、消せばいいじゃない!
・・・消せるのかなこれ・・・。
にわかマニアさん、こんにちは!!!
私の記事を引用してくれてありがとうございます!!!
またいきなりアクセス数がUPしてたのでビックリしたんですが、こういうことだったとは!!!
フィルム印刷については私も詳しくは知らないんですが、モデルカーズに連載されている「ホットウィール ファンクラブ」内のDCコミックシリーズポップカルチャーの解説文に表記されてたんですよ。個人的にもこのあたりの技術は気になるので、もう少し詳しく知りたいところですね。
HAULIN’ GASは豪華版サイドライン専用モデルだけあってイイですよね。
お店で見かけたときはあまりのボリュームにビックリしちゃいましたよ。
体積も大きいから重さもハンパないですし。
彩色もライト塗り分けられてるので精密感もバッチリ。
ご子息の「超カッコイイ」って感覚は解りますね♪
林さん
こんにちは!!!コメントありがとうございます。
>またいきなりアクセス数がUPしてたのでビックリしたんですが
えっ!そんなにですか!?
でもみなさんフィルム印刷にそれだけ興味があるってことですかね!?
僕は本当に知識が少ないので林さんの記事みたいにガッツリ解説されてるのはかなり参考にさせて頂いてます^^;
>フィルム印刷については私も詳しくは知らないんですが、モデルカーズに連載されている「ホットウィール ファンクラブ」内のDCコミックシリーズポップカルチャーの解説文に表記されてたんですよ。
そうなんですか~。
やっぱり専門誌の情報には敵わないですね~・・・w
>HAULIN’ GASは豪華版サイドライン専用モデルだけあってイイですよね。
>お店で見かけたときはあまりのボリュームにビックリしちゃいましたよ。
>体積も大きいから重さもハンパないですし。
そうなんです!僕も店頭で手に取って「重っ・・・1!」って感じたぐらいの重量感と、車体そのものの迫力が他のモデルを凌駕していました。
さらにZAMACなのがまた余計に重そうに見えるという。
>彩色もライト塗り分けられてるので精密感もバッチリ。
>ご子息の「超カッコイイ」って感覚は解りますね♪
ライト・・・塗られてるのはいいんですが、本当にしっかりズレてて悲しくなります。
2色刷りの手塚漫画を読んでる感じです。(謎)
>ご子息の「超カッコイイ」って感覚は解りますね♪
そうなんですよ!僕と息子はそれで意気投合しましたw
「ちーがんばってこれゲットしようね!」という約束を交わしてるんですが、なかなかまだまだ難しいみたいです。
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