CAPTAIN AMERICA 75 Years Series ’57 PLYMOUTH FURYのレビュー。[DJK78]
2019/12/19
行動心理の1つ「ザイオンス効果」をご存知でしょうか。
マーケティングにも使われるもので、人は「何度も接触するうちに抵抗感がなくなる」という心理のことです。
誰しも初めて会った人よりは既に知っている人、知らない店よりはよく知っている店といったように、何度も顔を合わせている存在に深層意識レベルで信頼をおいてしまうものなんですね。
我が家の一番近所にあるホットウィール売り場って、バースデイなんですよ。
で、こどもの服なんかを見るついでにちょくちょく通っちゃってるわけです。
すると、毎回目に付くんですよね・・・売れ残ってるCAPTAIN AMERICAアソがw
僕はCAPTAIN AMERICA自体あまり知らないのでそこまでグッと来てなかったんですが、やっぱり何度も顔を合わせているうちに気になる存在になってしまっていました。
あれですね、仲良くしているうちにいつのまにか異性として意識するようになってしまった幼馴染的な。
というわけで、CAPTAIN AMERICAアソの’57 PLYMOUTH FURYです。
キャプテンアメリカ ’57 プリムス フューリーのレビュー
今回ゲットしたCAPTAIN AMERICAアソートは、2016年に発売された「キャプテンアメリカ75周年シリーズ」というもの。
日本では「キャプテンアメリカ3アソート」という名前で展開されました。
全8車種で、キャプテンアメリカが活躍した各年代のコミックスをモチーフとしたものになっているようです。
実車と謎車が混じった、いい感じのアソートですね。
僕はPLYMOUTH FURYとQOMBEEで悩みました・・・。
PLYMOUTH FURYのブリスターカードにはthe AVENGERS(AVENGERS #4 1964年)のコミックに使われたイラストが再現されており、キャプテンアメリカを中心にアントマンやマイティ・ソー、オロカメンアイアンマンといったキャラクターが描かれています。
遠目ではオロカメンに見えたアイアンマンもアップで見たら違いますね~。
※オロカメンが何かわからない人はお母さんに聞いてみよう!きっとお母さんもわからないぞ!
実際のコミックの表紙イラストの方ではハルクなんかも載っていました。
僕はAVENGERSはおろか、MARVEL自体もX-MENとかSPAWNとかのフィギュアが流行った頃に名前を耳にしたぐらいの知識しかないので、あまりここを掘り下げるとボロが出まくりそうですw
カード裏面には「HOTWHEELS.COM」の記載があり、廉価サイドライン(トイザらスで299円)であったことがわかります。
また、裏面右上には「J08」と書かれたシールが貼ってあったので剥がしてみました。
これはおそらく車体の底面に印刷されている製造年月を表すもの(ベースコード)ですね。
[参考]ホットウィールのベース(シャーシ)の種類(メタル・プラスチック)とカラー、刻印内容について
Jは2016年を表し、03、08はそれぞれ「第3週目」「第8週目」を表します。
もともと3週目にたくさん作ってあった台紙に8週目につくったモデルを入れちゃったからあとで慌てて修正したんですかね・・・?
経緯はわかりませんが、珍しかったので取り上げてみました。
’57 Plymouth Furyについて
Plymouth Furyはクライスラーが1950年代に発売したハードトップ2ドアセダンです。
大衆車ブランドとして誕生したプリムスに当時の流行りであった豪華な外装を施したモデルがこのFuryというシリーズだったそう。
1956年にデビューしています。
ホットウィールにおいては2005年のデビュー以降、サイドラインまたはトレジャーハントでのみしか登場していない車種みたいです。
それでは各部見ていきます。
フロント・リア
これ、めちゃくちゃカッコいい車種なんですが、初っ端からこの顔はいただけないですね・・・。
Plymouth Furyの特長的な4連ライト、1957年時モデルのエンブレムなどなどが忠実に再現されているのですが・・・どうしてもタレ目でニッコリ笑っている顔に見えてしまいます。締まらないですね~w
フロント部はベースと一体になった造形なんですが、今までのモデルではこれがクロームメッキまたはメタルだったのでそこそこ見栄えがしたと思います。
今作はガンメタシルバー風の樹脂色で、真正面には残念なウェルドラインがしっかり入っちゃってます。
グリル部とバンパー部でパーツ分けをして、グリルはインテリアと一体にした方が引き締まったんじゃないかな~なんて思いますね。
対してリアの造形はかなりいい感じ。
塗り分けしてあげたいところです。
サイド
ボディサイドには大きくAVENGERSのロゴが入っていますね。
ホワイト地のボディにクリアブルーのウィンドウ、レッドホイールのタイヤ・・・なんともアメリカ的なカラーリングです。カッコいい!
そして、特徴的な大きいテールフィンがアメリカンゴールデンエイジを思わせます。
ボディの各部にはアベンジャーズのキャラクターを思わせるアイコンが印刷されていました。
キャプテンアメリカは知らないけど、このシールドは知ってる!って人も多いんじゃないでしょうか。(僕みたいに)
トップ・ベース
ボディの上面には何も印刷されていないので、こうやってみると普通のアメ車って感じがします。
カラーリングは粒子の細かいパールホワイトっぽい感じ。高級感あります。
・・・もし、AVENGERSのペイントが好きじゃなければシンナーか何かでサイドタンポを拭きとってあげてもめちゃくちゃカッコいいかも。
全長は8cmとそこそこの大型モデル。
底面には2003年の著作年、タイ製であることが記されていました。
デビューが2005年のはずなので、著作年は通常なら2004年か2005年のはずですが、2003年・・・これは調べてみる価値がありそうですね~。
車種名も「’57 PLYMOUTH FURY」ではなく「PLYMOUTH FURY」とだけ記載されています。
実はこのモデル、「1957年の仕様ではありえない」とも言われており、デビュー当時の段階で「’57 PLYMOUTH FURY」だったのかどうかも気になります。
また、DCCというコピーライトが入っていて、最初「DC Comics」かと思いましたがよくよく考えてみたらMARVELだし、車体自体はこのアソ用に作られたわけじゃないし・・・DCCってなんだろう。
おわりに
というわけで、CAPTAIN AMERICAアソート ’57 PLYMOUTH FURYのレビューでした。
ちょうど同年代のキャデラック・エルドラドがいたので並べてみました。
やっぱりこの時代特有のデザインの傾向というのがありますね。
なんともカッコいいのでいつかはフロントの塗りわけとかタイヤ交換とかしてあげたいところです。
そして、これを機にアベンジャーズを観たくなってきてしまいました。
これがコラボ効果なんですね!コラボすげえ!
Comment
このアソートはカードのデザインが良いので3つほどつまみましたね。
アメコミ系アソートは全部開封せずに未開封で保管しています。それくらいカードのデザインが気に入っているので(笑)
キャプテンアメリカ、何回もリブートされて映画の方はともかく、コミックの方は去年から「ヒドラ・キャップ」なんて呼ばれる意外性の高いシリーズが始まっているようで……。こういう何度もコミック化されるのは面白いというか、アメコミの特徴ですね、バリエーションが豊富なのは。
僕自身は映画が中心の知識なのでそこまで語れませんが(苦笑)
映画の「アベンジャーズ」はお勧めですよ。
ちなみにこのフューリー、ツイッターで交流のある方が探してましたが、こちらでは見つけられず。
前にこのアソのをつまんだときは普通にあったんですが。物欲センサーが働くとまったく見つけられないこの現象に名前を付けたいですね(笑)
Joe Steelさん
コメントありがとうございます!
>カードのデザインが良いので3つほどつまみましたね。
たしかにカードデザインが秀逸ですよね!
実際のキャプテンアメリカのコミックスに使われてたもの・・・ってのがまたいい感じですね。
>ヒドラ・キャップ
調べてきました・・・!
やばいですねwこれ、読みたくなりました。
>アベンジャーズ
はい・・・実は以前、知人からずっと勧められていて、観られずにいたんです。
これを機会にかなり観たくなってきてます・・・!
>ちなみにこのフューリー、ツイッターで交流のある方が探してましたが、こちらでは見つけられず。
>前にこのアソのをつまんだときは普通にあったんですが。
僕が行った店舗は2カ所とも2個ずつぐらいはあまってました。
なので人気がないのかなと思ってたんですが・・・そんなこともないんですねw
>物欲センサーが働くとまったく見つけられないこの現象に名前を付けたいですね(笑)
たしかに!!!!!
あれ、なんなんですかね~。
「あのとき買っておけばよかった!!」ってヤツですよね。
こんばんは!
50年代のゴールデンエイジ当時のアメリカ車はやっぱり最高ですね!
前に紹介されていたキャデラックや今回のフュ―リーはかなり好みです。
キャプテンアメリカアソートの中でもこのフュ―リーはそこそこ人気があったようで、他のモデルよりも明らかに売れている様子でした。
サイドライン限定モデルなのでこれを期に手に入れた人もいると思います。
同じサイドライン限定モデルで58年式のプリマスベルヴェデアもラインナップされていましたね。
こちらはレトロエンターテイメントで58年式フュ―リーとしてクリスティーンの劇中車仕様で出てました。
ホットウィールの50年代のアメ車は一通り集めてみたいですね。
koishiさん
こんばんは!コメントありがとうございます。
>50年代のゴールデンエイジ当時のアメリカ車はやっぱり最高ですね!
いやー、もう本当に大好物ですw
あの年代は家電や家具、楽器なんかも最高ですね~。
>キャプテンアメリカアソートの中でもこのフュ―リーはそこそこ人気があったようで、他のモデルよりも明らかに売れている様子でした。
そうなんですか・・・!
地元で余っていたので人気ないものだとばかり思ってましたw
>58年式のプリマスベルヴェデア
うわー、知りませんでした!
これも並べて比べてみたいですね~・・。
>ホットウィールの50年代のアメ車は一通り集めてみたいですね。
そうですね、いったいどれぐらいの種類が出ているのか気になります・・・。
こんばんわ~
50sアメ車、最高ですよね!私もこの年代のプリムスは大好きです~
キャプテンアメリカアソートのフューリーは、ホイールが5spであれば買ってたのですが……私はQOMBEEだけ入手して終了しましたw
ちなみに、別キャストでグレード違いの58年式 プリムス・ベルべディアも作られていて、そちらはもっとリアルなキャストになってます
最近だと、去年のレトロエンターアソで”クリスティーン”の仕様で出ていましたね~
Roseさん
こんばんは!コメントありがとうございます。
>50sアメ車、最高ですよね!私もこの年代のプリムスは大好きです~
最高です!
プリムスはあまり知らなかったんですが、これを機にいろいろ欲しくなりました。
>キャプテンアメリカアソートのフューリーは、ホイールが5spであれば買ってたのですが……私はQOMBEEだけ入手して終了しましたw
やっぱりQOMBEEですか!!w
僕もこの2つで迷ったので親近感ありますw
>ちなみに、別キャストでグレード違いの58年式 プリムス・ベルべディアも作られていて、そちらはもっとリアルなキャストになってます
>最近だと、去年のレトロエンターアソで”クリスティーン”の仕様で出ていましたね~
他の方のコメントでも教えて頂いて、これもかなり気になってます。。
でも昨年のレトロなんて・・・なかなか入手できなさそうですね~・・・違う形で再販された時にはゲットしたいです!