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MERCEDES-BENZ 280SLのレビュー!初期メルセデスSLクラスって・・・改めてカッコいいな!!

初期ホットウィールのひとつ、MERCEDES-BENZ 280SL。

最近なんだかこういう「レアもの」ばかり紹介しているような気がしてならないにわかです。どうもこんにちは。

(あっ、SPEED DRIVERとかもやってたわ!)

SPEED DRIVERのレビュー!工具をモチーフとしたホットウィールオリジナルカー(のリバイバル版)[GHB62]

でもほら、入手したアイテムは紹介したいやん・・・?

というわけで・・・今更手に入るようなアイテムでもないのですが、MERCEDES-BENZ 280SLのレビューです!

メルセデスベンツ 280SLのレビュー

本日紹介しますのはホットウィール初期レッドラインアイテムの一つ、MERCEDES-BENZ 280SLです。

こんな高額アイテム、僕が自力で入手できるはずもなく・・・
例によってたぁ坊さんから送っていただいた中にルースで紛れていたものでした。

「緊急事態宣言対策として暇つぶし用にレストアベースのボロウィール?(笑)送ります。」という一文と一緒に・・・。

いやそれが全然言うほどボロウィールじゃなかったっていうね、、、

ただまぁ緊急事態宣言も全面解除とのことですし、せっかくなので少しだけレストアさせて頂きました。
(それは番組後半で!)

※ちなみにたぁ坊さん曰く「地元のフリマで100円で買った」とのことなのですが・・・絶対ウソだよね?

もし本当なんだとしたら夢があり過ぎるお話やで~・・・!!!!

MERCEDES-BENZ 280SLについて

MERCEDES-BENZ 280SLはメルセデス・ベンツのSLクラス(Sport Leicht=軽量スポーツカー)、第二世代「W113型」の2.8Lモデルです。
ホットウィールと同じ1968年に誕生したマシン。

最近思うんですが、メルセデスといえばSL!って感じなんですかね~??
なんかこの当時のヤツ、どれもめちゃくちゃカッコよくて・・・今度トランポで出る300SLも絶対にゲットしたいところ。

2020年 Team Transport Mix H (FLF56-956H)のラインナップまとめ!

ホットウィールにおいては初期レッドライン期の1969年にスペクトラフレームバージョンが製造され、その後1973年にエナメルカラーのバージョンが出て終了してしまったアイテム。
なのでめちゃくちゃ貴重なわけです。

※Hot Wheels Wikiによると1969年版と1973年版は別物として取り扱われているので、もしかしたら違う金型なのかもしれません。

製造は香港のみで、インテリアのカラーが白またはグレー、ヨーロッパ発売版のみルーフがブラック・・・といったバリエーションがあったのだそう。

デザイナーはIra Gilford氏。
たしか1969年はHarry Bradley氏が辞めちゃって、アイラ氏が一人で全部のマシンを手掛けてたんだったと思います。

※しかもその中には4種ほどの「HW初のオリジナルカー」も含まれてたというパワフルさ。

当時物レッドライン Torero のレビュー。ついにゲットした初期ホットウィール!

ではでは早速各部見ていきましょう。

フロント・リア

はい、カッコかわいい~。

メタル製のフロントグリルにスリーポインテッドスターがしっかり造形されているとか、(消えかかっているけれど)背面にはテールランプがしっかり塗られているとか・・・。
当時はこれが「ベーシックカー・メインライン」に相当するアイテムだったんだと思うと・・・なんとも羨ましい感じ。

そして当時のホットウィールと言えばこれ。
エンジンフードの開閉ギミックがついていて、中身もしっかりとメタル製パーツで作られています。

もし今この仕様(メタル×メタル、エンジンフード開閉、スペクトラフレーム)を再現しようとしたら、いったいどれぐらいの価格帯で発売されるんでしょうね。
リアルライダーじゃない分だけ安くなるとして・・・600円+税ぐらいでいけるかな?(無理か!?)

こんな感じのライセンスドカーで600円だったら欲しいっすよねえ??

サイド

初代の300SLよりはややラグジュアリー要素の強かった280SL。
たしかにそう言われて見るとあまりスポーティな印象はない感じかも。

ただ、これと同じ2代目モデルも結局はモータースポーツでも活躍していたそうなので・・・見た目で判断しちゃダメみたい。

実車と比べるとタイヤハウスのザグり方がえげつない感じになっており、これが僕にはすごく「初期ホットウィール感」を覚えさせてくれる部分だったりします。
この、どことなく危うい感じのデザイン・・・好きだなぁ!

チープなようで味があって・・・こういったところが当時の子供たちも虜にしたのかなぁ??などと思うんですよ。

※おそらくはサスペンション機能のおかげでこうせざるを得なかったのかな~?

トップ・ベース

50年前の当時にはギンギラだったであろうボディトップ。
その面影は残っているものの・・・傷も多く、ややくすんでしまっています。

きっとたぁ坊さんの前の持ち主さんがガッツリ遊んだ証拠なんだろうなと思ったら、こんなんも味があって素敵なんですよね~。

でも最初に売り場に並んだ時にはどれぐらい輝いていたのか?っていうのは本当に気になるところ。

底面も割ときれいな感じで残っていました。
・・・これ、レストアなんてする必要ある?w

一点気になったのはフロント側のかしめ部分です。
すこしズレた位置に丸い穴みたいな痕が見えますでしょうか。

これ・・・サイズ的に、かしめる部分をしくじったとかですかね~??
いや、でもそこも本来は金型でスポンと抜くだけだろうし・・・こんな痕が付くことってあるのかなぁ??

ていうかこのキャストは全てがこの仕様なんだったりして・・・?(謎は深まるばかり)

著作年表記は1969年、香港製、USパテント・ペンディングということが記されています。

かんたんレストアやっていきます。

さて・・・たぁ坊さんから「レストアして楽しんでね!」と言われていたこの子なのですが・・・なんかもともとすっごいキレイだったのでもったいなくて・・・本当にレストアすべきか悩みました。

で、結論としては「がっつり色を塗り直す」とかはせず、分解もせず、「レタッチ」というところで手を打たせて頂こうかなと!

・・・だって、なんかもったいない感じがしちゃったんだもん。。。

とりあえず気になるのは

ホイール。

エッジの塗装剥げ。

この2点のみなんですよ。
ウィンドウもコンパウンドかけようか迷いましたが、本当にきれいじゃないですか!

なので今挙げた2つだけ、とりあえず手を入れていくことにしました。

ホイール修正

まずはホイールから。
この時期のレッドラインホイールは「ブッシュ式」といって、簡単に取り外すことができるものになっています。

レッドラインホイールの仕様と製造時期や国による違いまとめ

なので4つとも全部外しまして・・・

とりあえず石鹸で洗いました。

んで、これにハセガワのミラーフィニッシュを貼り付けていきます。

ちょい足しカスタムにハセガワミラーフィニッシュのすゝめ

別にハセガワのものでなくても、同等商品を使えば宜しいかと・・・。

手順はこんな感じでやりました。(右から左へ)

ミラーフィニッシュをホイールより少し大きめに貼り、必要な部分だけ残して切り取る・・・という方法です。(原始的!)

ポイントは2つほどありまして、1つはマークソフターをつかうこと。
ハセガワのミラーフィニッシュなら専用の軟化剤が出ており、僕はそれを使いました。

これによってある程度はモールド部分にもシートが入り込んでくれるため、ぴったりと貼り付けられるのです。

もう一つのポイントは切り抜く際にデザインナイフの刃を新しくすること。
まぁ、こんなのってカスタムとかやってる方にしてみたら当たり前のことなんでしょうけど・・・僕は結構ものぐさで、古い刃のままやっちゃったりして失敗するんですよね。

結構カッターの刃って消耗品っていうか、すぐに切れ味が悪くなるものなので・・・少なくともこれを切り抜くときには新しいものに替えた方がよさそうです。

ボディレタッチ

お次はボディの剥げた部分をレタッチしていきます。

本来ならばかしめを外して分解、塗装を落として鏡面に磨く、クリア塗料吹き付け・・・というのが一番綺麗にレストアできる方法です。

僕もちょっと前にエルドラドでそれをやりました。

ただ、今回のは本当にそこそこ綺麗だったので、「エナメル塗料のクリアカラーを調合し、面相筆でトトンと叩いていく」・・・という方法を試してみることに。

エナメル塗料ならスペクトラフレーム上で失敗したとしてもエナメル溶剤で拭きとれると思ってのことです。

で、こんな感じに。

で、出来上がったのがこちら。

やっぱりホイールがシルバーになって、エッジの剥げが解消されるだけでも全然違いますよ!!

ボディの小傷はお察しって感じですが。。。

実際に当時のレッドラインを見ると、ホイールはここまでギラギラしてなかったっぽいんですけどね~。
これ、どっちかっていうとNEO CLASSICSなどのHWC製レッドラインに近い感じかな。

もしかしたら以前に紹介した4Artistマーカーのシルバーとかを駆使した方が当時ものっぽくなるかもしれん。

ホイールの剥がれたメッキタンポの再生に、ペベオ 4 ARTIST MARKERを導入してみた

テールランプもちょちょっと塗ってあげて・・・。

・・・小傷は薄く伸ばした塗料を全体的に塗ってみたりもしたんですが・・・うまく消えてない感じ。
やっぱり塗料を剥がして塗り直すべきだったか。

一応底面もコンパウンドとピカールで磨いたんですが・・・あんまり変わって見えないなぁ。
(実物はもうちょっとピカってるんですけどw)

この辺も匙加減が難しいところで、あまりにピッカピカに磨いちゃうと当時っぽく見えないのかなぁ~??とかね。

まぁ、当時っぽくすることだけが正解というわけではないと思うのでアレですが。

・・・どうしよう?
やっぱ分解してやり直すべき??

おわりに

というわけで、MERCEDES-BENZ 280SLのレビューでした!

いやー・・・なんだ。
SLクラスかっけえな!って感じでしたね。

そういえば前に500SLとかいうのもゲットしてたっけ。

MERCEDES 500 SLのレビュー!「ベンツっぽいぞ」と思って買ったらベンツでした。

これ、ピッカピカの鏡面仕上げをしたあとでスペクトラ化したんですけど、その後息子に奪われて、ガンガン遊ばれてボロボロになっちゃったんですよ。

結局はこれがミニカーの辿る正しい運命ってところなんっすかねえ~w

お役に立てたらシェアして貰えると嬉しいです!

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Comment

  1. poncha2016 より:

    こんにちは。

    「前振り」があったもので、
    前カシメのずれ穴が消えるシーンwまで
    期待してしまった(^^;)

    • にわかマニア管理人 より:

      poncha2016さん

      こんにちは!コメントありがとうございます。

      前振りちゃうわーいw
      こういう風になってました~っていうおしらせでした。

      でもかしめ穴のずれを直すって、どうやるんでしょうね。
      ZAMAC溶かして流し込む・・・みたいなのが出来ればいいのかな。

  2. ロードランナーK.K. より:

    レストアお見事アッパレ
    トイ・ストーリーのウッディも言ってましたよ
    「俺たちはオモチャなんだよ!」って
    レストアされた500SLも息子さんに蹂躙され手込めにされ、最後にお股に挟まれて本望でしょうなぁ

    • にわかマニア管理人 より:

      ロードランナーK.K.さん

      コメントありがとうございます!

      レストア、意外といい感じでした??
      ボディの小傷がもうちょっと誤魔化せたらなぁ~なんて思ってました。

      >お股に挟まれて

      挟まれてないよ!?
      てかウッディもそれはさすがに嫌かもしれない。

  3. たぁ坊 より:

    にわかさんこんばんは

    これ、本当に俺が送ったやつ?見違えるようにキレイになってびっくりです

    大変良く出来ました(*^^*)

    本当にこれは段ボール箱に大量にあったトミカから救いだした物ですから

    本当よ!

    • にわかマニア管理人 より:

      たぁ坊さん

      こんばんは!コメントありがとうございます。

      いやー、そう言ってもらえたら嬉しいですw
      足回りは本当に綺麗になったんですが、ボディの小傷というか錆びみたいなやつはどうにも消せませんでした^^;

      >段ボール箱に大量にあったトミカから救い出した物

      マジですか!!!
      だとしたら本当に夢があるわぁ・・・ちょっとリサイクルショップ巡り行ってくる。(コロナのアレが収まったら)

  4. shubee より:

    手を入れると随分見違えますね〜
    参考になります♪

    めんどくさがりなので、ルース品のスペクトラフレームのチップなどは油性のカラーマーカーでタッチアップしてるんですが、微妙な色は対応できなかったりしますので^^;

    メタルメタルでギミック付き、いいですよねぇ。
    集めだすときりがないですが、67カマロなどいつの間にか結構たまっていきます。
    ’55 Chevy Panelは積載されてるバイクもメタルで積み降ろしができるギミックもあり、お気に入りの1台です♪

    • にわかマニア管理人 より:

      shubeeさん

      コメントありがとうございます!

      そう言ってもらえると嬉しいです!
      やっぱエッジ部分が誤魔化せるだけでも違うのかなw

      >油性のカラーマーカーで

      そうそう、そういう感じに簡単にタッチアップできるのが理想です。
      ハッ、もしかして車用のヤツを使えばそれなりに色もあって上手にできるのかな・・・?

      ’55 Chevy Panel

      おおお・・・僕はそれ、ギミック無しのヤツしか持ってないんやぁ。
      バイク付きのヤツもいつかはゲットしたい。

  5. より:

    お晩で御座いまれすとあ

    レストアしてるともっと良くしたいという向上心が
    芽生えますよね。最終的にマテル工場と同様の塗装・タンポ
    機械と技術を導入して「HWにわかモデル」とかできそうですね!
    となると、ブリカも実際に描いて印刷して究極のオリジナル・モデルが♪

    私も自宅に70年代のト〇カが結構あるんですが、
    何であの時、砂場プレーや泥んこプレーをしてお股に挟んだのかと、
    激しく後悔しております “(>_<)"

    そういえば緊急事態宣言が解禁ですよね!お疲れ様で御座いました♪

    筆者にわか氏(以下”甲”とする)は、
    業務上マテル社の縮小車両玩具を電磁的記録として一般閲覧者に
    公開する名目上、量販店並びに専門店での購入に関し正当な理由がある。
    よって”甲”は、いかなる状況下においても縮小車両玩具を購入できるものとする。

    と何処かに書かれていた様な気がしますので、
    なんだかんだ自宅待機無しでも大丈夫だったのでは!?
    とフト思ってしまった次第です。

    • にわかマニア管理人 より:

      乙さん

      お晩です~。コメントありがとうございまレストア。

      工場と同様の塗装・・・やれるようになりたいですねえw
      材料と設備さえあればできるはずなんや・・・。

      >砂場プレーや泥んこプレーをしてお股に挟んだ

      待って?
      お股に挟むの、そっち界隈ではデフォなん???

      僕はミニカーを子供の頃に触ってこなかったのでお股は綺麗なままでしたよ。(20歳ぐらいまで)

      >緊急事態宣言

      なんか段階的に?みたいな感じみたいです。

      って、なんすかその契約書みたいなやつ!
      僕は正当な理由があるから不要不急ではなく買いにいって良いということなんですね!?

      くそー・・・それに気づくのが早ければ!!
      (でも今のところ家族に何も起きなくてよかった!)

  6. 雷電 より:

    更新お疲れ様です。こういう初期の物ってホントに作り豪華ですよね。 今この仕様で作って売ってってなったらグリーンライト未満トミカプレミアム以上な価格帯なんですかねー。 たまに、こんな仕様の高級サイドライン出してくれたら買うんだけどな。 個人的に好きなベンツって190Eなんですよね。ヤクザベンツとか小ベンツなんて言われてるけどあの四角く角張った感じ好きなんですよね。 四つ目の奴はあんまり魅力感じないけど…。

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