Hot Wheelsの基本情報 | 発売日・価格・買える店など
2020/02/28
手のひらサイズのミニカーながら、アメリカンでなんともカッコイイ”ホットウィール”。
そんなホットウィールについての基本的なことを「買えるお店」「価格」を中心にまとめました。
ホットウィールとは?
Hot WheelsはアメリカのMattel(マテル)社が1968年から開発・販売しているミニカーの総称。
日本では國際マテル、バンダイ、京商といった輸入代理店を経て、2020年現在はマテル・インターナショナル株式会社が正規輸入をしています。
主に1:64スケールのミニカーを中心に展開。
※ただし、実際のスケールを忠実に再現しているわけではなく、そのコンセプトである”カリフォルニア・ルック”に重点が置かれているモデルが多い。
スケールに関しては1:64のほか、3インチ、7センチなどと表記されることも。
※ちなみに1:64スケールのミニカーは他にトミカ、マッチボックス、マジョレット、グリーンライト、ジョニーライトニング、レーシングチャンピオンなどがあげられます。
世界最速のミニカー
発売当初は「世界最速のミニカー(Fastest metal cars in the world)」として売り出されていたとおり、当時から子供が遊ぶための玩具として生み出されたことに間違いないでしょう。
・・・が、現在ではデザイン面やクオリティなど、あきらかに大人をターゲットにしている商品も多く、ご存じのとおり発売日には”おおきなおともだち”が販売店の前に列を作っているのです。
これは日本に限った話ではなく、アメリカでもおじいちゃんが発売日に並んで、喜んで買っていたりするそうです!熱い!!!
ちなみに、ホットウィールが大人をターゲットにし初めた背景はトレジャーハントの歴史からも少し垣間見ることができます。
日本でホットウィールが買える店について
Hot Wheelsは主に量販店やネットショップで購入することができます。
特にメインラインと呼ばれる、ベーシックな車種の最新モデルを取り扱っている日本の大手量販店は以下の通り。(※2020年1月時点)
新作が買える店
- トイザらス
- イオン
- ヤマダ電機(New!)
- ヨドバシカメラ
- 西友・LIVIN
- ヴィレッジ・ヴァンガード(New!)
※最新モデル以外にもホットウィールの取り扱いがある販売店の詳細は以下を参考のこと
ホットウィールは毎月新作が入荷されますが、新作を購入するなら確実なのはトイザらスでしょう。
なぜなら毎月必ず発売日には入荷してくれるからです。
※ただし、一部店舗では取り扱い無し
さすがもともと「海外のおもちゃ屋さん」なだけあって、最新作以外のホットウィールの品ぞろえも豊富ですね。
イオンや西友に関しては、取り扱いの無い店舗があったり、新作が入荷しない店舗があったりとマチマチ。
ホットウィールは子供服売り場に併設するおもちゃコーナーに置いてあるので、あったらラッキーぐらいの気持ちで覗いてみましょう。
※ヴィレッジ・ヴァンガードも同様で、極一部の店舗でのみ取り扱いあり。
ヨドバシカメラは大手量販店では唯一、ネットショップでベーシックカーを単品販売されてます。
※トイザらスはネットショップでベーシックカー以外の単品やトラック(コース)、サイドラインセットなどの販売あり。
ヤマダ電機は2019年から本格参入し、取り扱いのある店舗(玩具取り扱い店舗など)では毎月の新作およびサイドライン・プレミアムラインなどが積極的に入荷されています。
また、トイザらスやイオンと並んで「店舗限定アソート」の展開もあるなど目が離せません。
※系列のベスト電器でも取り扱いあり。
こういった大手量販店以外では、個人輸入されているようなショップさんや、またはそのネットショップでの購入が一般的になります。
新作が不定期入荷する店
- ドン・キホーテ
- ローソン
- セブンイレブン
- バースデイ
- ヤオコー
これらのお店は定期入荷というわけではないのですが、一部の取り扱い店においては不定期で新作が登場します。
中古品が買える店
中古品ならヤフオクやメルカリ、ハードオフなどの各種リサイクル店舗で見つけられます。
特にルース品(開封済み品)なら、衛生面やコレクト面が気にならなければ、欲しいモデルが安価に入手できる可能性も。
中古品ならコレクト品(レアなヤツや古いヤツ)が数多く出回っていたり、たまにケース販売もあるので魅力的。
ただし、中古の取扱店はそのものの価値を知っていますので、必要以上に高い値段がついていることがほとんどです。
ホットウィールの価格について
ホットウィールベーシックカーの日本での定価は300円(税抜)です。
この定価というのは、おそらく輸入代理店のマテル・インターナショナル株式会社による希望小売価格のことでしょう。
ただし、トイザらス、西友、イオン、ヤマダ電機といった量販店ではいずれも200円前後で売られているため、実質価格をこちらで考える人も少なくありません。
同じ商品でもコンビニで買うよりスーパーで買う方が安い、というような感じでしょうか。
その代わり、こうした店舗では新しいものや人気なものはすぐになくなってしまうため、「売れ残ったモデルがたくさん置いてある」という現状です。
一方ネットショップなど専門店では売れ残りも考慮して人気のモデルや希少アイテムを少し高額で販売しています。
定価より高額になる上、送料などの考慮も必要ですが、自分の欲しかった車種を入手する場合にとても重宝しますね。
※基本的にホットウィールはその時を逃すと同じものが買えません。一期一会ですw
同じ車種(金型)の色違いやバージョン・クオリティが違うものが何年かに1度発売されるのが基本なので、欲しいと思ったらその時買っておくに越したことはないでしょう。
現地価格は・・・?
参考までにアメリカでのホットウィールの価格を見てみると・・・
HWC(ホットウィールのコレクター向け公式サイト)ではベーシックカーが$1.09となっていたり、ミックスアソートが72台入りで$71.xxだったりするので、だいたい$1前後ってところみたいです。
現にアメリカのスーパーでは$0.99とかで売られていましたし、セール時期には$0.79とかに落ちていることも。
ここに送料やら関税やらが乗って、日本では定価300円になっていると考えたら良いのかもしれませんね。
※グアムのスーパーやトイザらスでは軒並み$2前後でした。
これはリゾート地ゆえに足元を見られたか・・・本国から遠い島国だからかな。
このように、海外でも観光地などでは日本で買うよりも高くなっちゃう場合があるので注意。
日本での発売日について
現在のホットウィールの日本での発売日は「毎月第1土曜」という事になっています。
マテル・インターナショナル株式会社によるオフィシャルアナウンスはFacebookページ、Hot Wheels Japan上で確認することが可能。
また、そのラインナップも2019年8月より公式サイトで展開されるようになりました。
[参考][ホットウィール ベーシックカー] 今月のラインアップ
これよりも詳しい情報は雑誌「モデル・カーズ」にて毎月掲載されているので、そちらを確認しておくと確実です。
※モデルカーズの最新号は、毎月月末(26日あたり)に再来月のタイトルで発売されます。(例:1月26日発売なら「3月号」)
ちなみにこの発売日に新作が買えるのは、上記の「新作が買える店」にあげた店舗のみ。
一部イオンではその翌日となる日曜日に発売される店舗もあるそうです。
トイザらスや西友では発売日当日の朝には「本日発売」という張り紙がしてある(こともある)ので、それを目印にするのもありかもしれません。
サイドライン・プレミアムラインの発売日
上に書いたものはあくまで「ベーシックカー・メインライン」の発売日です。
ホットウィールはメインラインの他にも「ベーシックカー・サイドライン」や「プレミアムライン」という派生アイテムがあり、これらの発売日は決まっておりません。
多くのお店では土曜日の朝に統一されているようなのですが、特にメーカー指定もないそうなので木曜日あたりにしれっと店頭に並んでいることも。
サイズについて 1:64スケールの実際
ホットウィールは1:64スケールと言われていますが、例えばバイクとバスが同じサイズで展開されているなど、厳密ではありません。
どちらかというと、「3インチ」というのが公称サイズで、全長約7cm前後で統一されています。
※例えばFIAT 500なら実車の全長が3545mmなのに対し、ホットウィールの全長は58mmなので、だいたい1:61といったところ。
ホットウィールの楽しみ方
ホットウィールの楽しみ方は、基本「自由」です。
遊んでよし、飾ってよし、集めてよし。
好きなように楽しめばいいわけですね。
走らせる
王道の楽しみ方はレースでしょう。
ホットウィールは専用のプレイセット(レーストラック)が売っていますし、「世界最速のミニカー」として売り出されたとおり、他のミニカーよりも速いという特徴が挙げられます。
アメリカの子供たちはホットウィールでレースをして競って遊んでいるみたいですね。
日本でも子供向けのイベントなどがあると”レアなモデル”でもコース上を走らせてガンガンぶつけあっている場面に遭遇します。
専用のコースにはループトラックがあったり、スーパーチャージャーという加速システムがついているものも存在しており、アグレッシブにミニカーで遊ぶことができるのです。
集める
もう1つの楽しみ方はコレクションです。
ホットウィールは全世界で発売されている上に、50年近くもの歴史があり、今でも続いているため、いくら集めても収集に終わりがありません。
前述のとおり、アメリカではおじいちゃんが並んで買っているぐらいです。
それほどまでにコレクターを熱狂させるミニカーというわけですね。
※ちなみにアメリカの標準的なコレクターの収集数は1,500台程度なんだとか・・・!
実車をそのままミニカーにしたものはもちろん、実車をベースにカスタムしたオリジナルカーも多いので、そういったモデルを探すのも楽しいです。
こうしたオリジナルカーもチープなものは少なく、「ホットウィールならでは」といった感じで奥深いと思います。
例えば2015年モデルのMad Mangaという車。
ネーミングから一見ホットウィールオリジナルモデル(架空車・謎車)かと思いきや、
FordのFalcon XBをベースに、暴走族の車をイメージしたカスタムカーなんだそう。面白いですね!
映画好きならバットモービルやバックトゥザフューチャーのデロリアン、ゴーストバスターズのECTO-1に007のボンドカーなんかもそそられるのではないでしょうか。
最近だとディズニーのキャラクターたちまでホットウィールになっているのです。
(ただしディズニーアイテムは現在、版権の都合で日本への輸入が難しいそう)
実際の映画に使われたマシンだけではなく、”小説に登場する架空の車”でさえ、ホットウィールではGreat GatSpeedというネーミングで商品化されています。
「華麗なるギャッツビー」という
(厳密には違いますが)
たまたま出会ったマシンにどんなコンセプトが隠れているのか?を妄想するのもホットウィールの嗜み方の一つと言えそうですね。
他にも、その年の干支を模した車というのも存在していて、なんとなく集めることの楽しさを演出してくれます。
2014年は馬、2015年なら羊、2016年は猿です。
台紙や車体に干支を表すイラストと、車体に干支を表す漢字が描かれています。
コレクトについては書くとキリがありませんのでこの辺で・・・。
とにかくこういう仕掛けみたいなものが満載のミニカーだったりするんですよ。
それでいて毎年400台超の車種が登場するので、知れば知るほど深みにはまっていける・・・そんなミニカーだと言えるのです。
追記:カスタムする
もう一つ、ホットウィールならではの楽しみ方がありました。
それは「カスタム」です。
さすがアメリカのカーカルチャーに通じているだけあって、ホットウィールはオフィシャルに「ミニカーの改造を良しとしている」んですね。
そのため全国各地でのホットウィールカスタムコンテストなんかもあって、老若男女を熱狂される要因となっています。
僕も「ニワカスタム」と称して簡易カスタム(主にリペイントなど)をやっていますので・・・興味がある方は参考にしてもらえると幸いです!
[参考]分解・カスタム記事一覧