標準的な5SPホイールを簡単カスタムでカッコよくしたい・・・というお話。
2019/12/19
ホットウィールの標準的なホイールの1つ、5SP(5-Spokes)。
写真の5SPは1995年当時のDODGE RAM 1500のもので今のものとはちょっと形状が違いますが、ホットウィールを集めていたらこんな感じのホイールをよく見かけると思います。
たいていは5本のスポークとリムが一色(主にクローム系)で仕上げられていて、このままでもそこそこカッコよく、実車のタイヤとしても使える感じなんですが・・・なんかちょっと物足りないと思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで、ちょい足しでカッコよく見えるようにならないか試してみました。
ポイントは2つ。
「情報量が増えること」と「奥行が出ること」です。
5SPがカッコよくならないか試してみた
僕の中で「カッコいいホイール」というと、やっぱりリアルライダーが思いうかびます。
同じ5SPでもリアルライダーだとここまでカッコいいわけです。
で、これなんでなんだろう?と考えたところ上記2つのポイントが見えてきました。
1つめは情報量が多いということ。
リアルライダーの場合、造形が細かいため目に入ってくる情報量が違うわけです。
要するに、同じ5SPといっても標準的な5SPの場合は「デフォルメ」されたものということ。
リアルライダーがなぜ「リアル」なのかというと、情報量の多さ故に「スケール感の錯誤」が起きているのかなと思いました。
もう1つは奥行があるということ。
5SPホイールの場合、一応中央に向かって窪んだ形状はしているものの、リムもスポークも同じカラーリングなせいで「平面的」になってしまっています。
たとえば、同じ標準ホイールでも人気のDD8はリムが深く設定されているのでかなり奥行が感じられますね。
こんな感じでリムの内側をシルバーに塗ってあげると・・・
どうですかね・・・なんとなくさらなる奥行感が演出されて、ちょっとだけリアルライダーに近づいたんじゃないでしょうかw
もっとギンラギラのシルバーで塗れたら最高だったと思います。
というわけで、その2点を意識して手を加えてみました。
疑似的に奥行き感を出す
まずは簡単に「奥行感」を出してみます。
どうしたら奥行が感じられるのか?
おそらくはリムとスポークが分離していればOKなのではないかと思いました。
そこで、ガンダムマーカーブラックを使って、リムとスポークの境目を描いてあげます。
はい、できました。
この画像を見ただけだとかなりガッカリされそうですねw
でも、肉眼で見るとこんな感じにはなってます。(ホント)
どうでしょうか、なんとなく奥行が出て「ちょっと深リムっぽい」って思える感じになりましたよね!?
ガンダムマーカーのブラックだと地のタイヤの黒と色味が違うので、写真でアップにするとさすがにごまかせませんが・・・人間の目は結構ごまかせる感じです。(それか僕の目が節穴か)
上手にできる人は、その境界線をケガキ針やデザインナイフなんかで削ってあげてもいいのかもしれません。
※僕は不器用なので無理
情報量を増やす
次に「情報量を増やす」という方法です。
要するに目で見た時に「このホイール・・・単純じゃないぞ!」と思わせられたら勝ちというか。
たとえばこの写真で言うと、上の車両のホイール・・・ワイヤースポークの方が下の5 DOTSに比べて複雑な感じがありますよね。
もちろんリアルライダーのディスクホイールみたいに、あえて単純な造形にしてカッコいいものなんかもあるので、どちらが良いというわけではないです。
5SPも全部真っ黒であることで逆にカッコよくなる場合もあります。
これとかね。
ただ、ここでは情報量を増やす方向で話を進めていきたいと思います。
で、情報量を増やすといってもなかなか難しいわけですよ・・・。
スポークやリムに細かいエングレービングを入れてもいいんですが・・・そんな技術はありません。
同様にタイヤ部分にホワイトレターを入れるとかも考えましたが、そういうデカールでもない限り、なかなかうまくいかなさそうです。
そこで僕が考えたのは、リムとホイールで色を分けるという方法です。
こんな感じ。
カラーリングが違うことで情報量が2倍になりました。
これはもともとがグリーンクロームホイールだったのでリムをシルバーにしましたが、もともとがシルバーのホイールだったとしても同じです。
リムかスポークどちらかを塗ることで別パーツ感を出していこうというわけです。
これみたいにグリーン×スカイブルー的な色味でもカッコいいですね!
よりリアルにするなら同系統の色でリムを明るく、スポークを暗くすると疑似的な奥行感も同時に出せると思います。
情報量と奥行感の合わせ技
これらのことから、僕が導き出した簡単なカスタム方法としては、情報量と奥行感の合わせ技一本、って感じです。
なんかちょっと汚くなってしまいましたが・・・w
要するにリムとスポークの色を分け、そしてリムとスポークの境目を塗ることでさらにはっきりさせるということ。
これだけで平面的だった5SPがある程度カッコよくなったのではないでしょうか!?
もっとできる人は・・・
さらに、もっと手を加えられる人なら、よりリアルにできる方法がありそうな気がします。
たとえば、薄手のプラバン(僕が使ったのは0.5mm)を細く切り出して・・・
こう、ホイールの周りに貼ってみて、ホイールとウォールの間に一段設けるとか。
同じ5SPでも2017年SUPER CHROMESセグメントに採用されていたモデルがこんな感じですね。
・・・これも本来穴が開いている部分を黒く塗ってあげたら化けそう・・・。
同様に切り出したプラバンをそのままリム表面部分に貼って、リアルに奥行きを出しちゃうとか。
こんな感じ。
・・・僕はうまくできませんでしたがw
ちなみに僕は今回、タミヤの0.3ミリ、0.5ミリ、1.2ミリがセットになったプラバンを使いました。
プラバン自体を人生で初めて使ったのですが、0.3mmだとハサミでも簡単に切れるような感じなので、こういうのをうまく使うことでカスタムの幅が広がりそうですね。
下手糞ながらもいろいろ楽しんでいきたいと思います。
※やらないと上手にならないしねw
おわりに
というわけで、5SPをカッコよくしたい、というお話でした。
あとはどこまで「簡易的にカッコ良くできるか」のバランス感が大切ですね。
どうしても作りたい形状があるとかなら話は別ですが、がっつり手を入れてカッコよくするよりも「リアルライダーのモデルを買ってきて、足回りだけ取り換える」という方が手っ取り早く簡単にカッコよくできるわけですしw
もし、「俺ならこうする!」とか「もっとカッコよく出来る方法あるで!!」とかあれば教えて頂けると幸いです!!
Comment
どうも…湾岸です。
ソレっぽくするにはやっぱり深リム加工が良いと思われます。
我流で考えたヤツですが、①標準的なホットウィールの足(5SP,PR5etc…)とかを用意②足のタイヤ部分(ホイールは削らん)をとにかく削る③削った足の外径と内径が同じ(かなり近い)アルミパイプ(金属系)を用意④パイプに足を入れて深くしたい分の長さを測って切断(ホイールからどこまで伸ばしたいかを考えた上で)⑤切断したパイプ(深くするために切ったヤツ)内にホイールを接着(瞬着だと白くなったりします)⑥パイプが収まるサイズの熱収縮チューブを用意⑦熱収縮チューブに熱を加えて収縮させる
てな感じです。解説していくと、④はホイールの厚さ+深くする長さ=切断したパイプになるようにするイメージです。⑤はホムセンで売ってる黒いボンド?っぽいヤツを使うと目立ちにくかったりします。⑦は難点としてはタイヤが薄めなんですよ…何重にも重ねるとタイヤは厚くなりますが材料費ry…
説明が分かりにくかったら、ゴーグルやらヤホーで「ミニカー 深リム」とかでやるとそれっぽいのが出てきます。
追記 ここで言う足はホットウィールのタイヤ部分のことです…説明下手で申し訳ありません。
湾岸さん
コメントありがとうございます!
深リム加工、詳細のご説明もありがとうございました。
参考になり・・・ま・・・いや、全然簡単じゃねえええええええ!!!!!!!!!
やっぱりカッコいいのを作ろうと思ったら、それなりの手間が必要ですね・・・。
・・・よし、リアルライダー買ってくるかw
※「ミニカー 深リム」の検索もしていろいろ見てみました!こちらもありがとうございます^^