ホットウィールのインディカーまとめ。佐藤琢磨 INDY500優勝を祝して!
2018/05/14
先月末、佐藤琢磨選手が日本人として初の快挙となるインディ500での優勝を飾りましたね!
そこで、ホットウィールのインディカーってどんなのがあるんだろう?と気になっていろいろ調べてみました。
インディ500とは?インディカーとは??フォーミュラカーとは???といったところにも触れていきながらまとめていきます。
インディカーについてのまとめ
そもそもインディカーとは何か?というと、インディカーシリーズというレースで使われるフォーミュラカーのこと。
インディカーシリーズは1996年にスタートした北米最高峰のレースで、オーバルトラック(楕円形のコース)を周回するレースが多いのが特徴。
フォーミュラカーの世界選手権であるF1と比べるとコースの複雑さがない分、最高速度や平均速度が速く、最高速度がF1の372km/hを超えて380km/hに達するレースもあるとか。
今回佐藤琢磨選手が優勝したインディ500はインディカーシリーズに組み込まれたレースで、1911年から開催されている歴史的なもの。
モナコGP、ル・マンと並ぶ世界三大レースの一つです。
アメリカのインディアナ州、インディアナポリスで開催される500マイルのレースなので「インディアナポリス500マイル=インディ500」と呼ばれています。
ホットウィールにおけるインディカーとF1マシンの違い
僕は調べているうちにインディカーとF1マシンの違いがわからなくなって、気になってしまいました。
これ、明確な違いをつけるのって難しそうです。
というのも、1911年からの歴史あるインディ500というレースは、今でこそインディカーシリーズの1つですが1951年から1960年まではF1シリーズの1つに入っていたんですね。
※さらには他のフォーミュラカーレースであるCARTの1レースだったことも。
そう考えると、現時点だけで見れば「インディカーはインディカーシリーズを走る車である」と言えるのに対し、「当時のインディカーはF1カーであった」とも言えるわけですよね。
特にホットウィールはそういった線引きにゆるい部分もあるので、どこまでがインディカー、どこからがF1マシンと無理に分ける必要はなさそうです。
つまり、フォーミュラカーなら全部が「インディカー」になる可能性も秘めているのではないでしょうか。
※フォーミュラカーとは、ドライバーとタイヤが剥き出しになっているレースカーのこと。
ことUSにおいてはフォーミュラカー全般をインディカーと呼ぶという説もあるので、ホットウィール界に限らずその線引きは難しいのかもしれないですね。
厳密にはボディデザインが全然違うそうですが・・・。
ホットウィールのインディカーキャスティング
ではホットウィールにおいて「インディカー」としてキャスティングされているマシンはどんなものがあるのか挙げていきます。
HOT WHEELS 500
名前に「500」とついているあたり、Indy500をベースとした車両なんだと言えますね。
1995年~2001年までのキャスティング。
写真のものはFINAL RUNセグメントにラインナップされたアイテムで、リアルライダーが採用されてます。
もともとは1994年にNO FEAR RACE CARとしてキャスティングされたものが1995年からHOT WHEELS 500という名前でも展開されるようになったようですね。
HONDA INDY CAR (2009 HONDA INDY CAR)
2010年から2013年にかけてインディカーシリーズはアパレルブランドIZODが冠スポンサーに付き、「IZOD インディカーシリーズ」という名前で開催されました。
それに伴い、ホットウィールでも2009年~2010年にかけてIZOD Indy Car Seriesというサイドラインが展開されています。
このシリーズは情報が少なくてはっきりしたことがあまり良くわからないのですが、全車種HONDA INDY CARというキャストが採用され、そこに企業スポンサーロゴ(DAD’Sとかセブンイレブン、マクドナルドなどなど)のデザインが入り、リアルライダー×メタル/メタルという仕様だったようです。
HOT WHEELS 500と比べるとフロントノーズがシャープな印象ですね。
また、1:64とは思えないほど細かい造りになっています。
2011 INDYCAR OVAL RACE CAR
2012年のメインラインに登場したインディカーがこの2011 INDYCAR OVAL RACE CARで、現行で入手できる可能性があるのがこれかもしれません。
2016年のマルチパックにも入っていたそう。
デビュー年と同じ2012年には「Indy Racing League」という上級サイドラインでバリエーション展開もありました。
ただこれ・・・良く見るとフロントノーズの形状が違うんですよね。
実物を比較したわけではないので何とも言えませんが、サイドラインバージョンの方がノーズが長くてシャープな印象です。(2009年モデルに近いイメージ)
ebayなどで底面を見ても、メインラインものとはデザインが違っていました。
なので、同じ車種としてまとめてしまっていいものなのかどうか・・・今後の課題と言えそうです。
ちなみに、2012年のメインラインではDW-1という名称でDan Wheldon氏の記念モデルがリリースされ、STHでないのにも関わらずスペクトラフレーム×リアルライダーという仕様だったみたいです。
うーん、これは本物を見てみたい!(というか欲しい!)
ほか
他にも過去のINDYCARと思われる、TURBO STREAK、THUNDERSTREAKというキャストもありますし、マクドナルドのハッピーミールにも採用されたF1マシン「GP-2009」もGENERIC INDYCARという名称でキャスティングされたことがあるという説もありました。
GENERIC INDYCARはジェネリックの意味合いを考えるとF1カーの起源がインディカーにあることを示唆しているような名前なのかもしれませんが・・・。
また、2017年モデルにもラインナップされたTARMAC ATTACKもインディカーの’TOONEDモデルみたいですね。
逆にWINNING FORMULAなんかはボディ形状を見るに、F1マシンとしてとらえた方が良さそうな気もします。
・・・うーん、むずかしいw
おわりに
というわけで、ホットウィールにおけるインディカーまとめでした。
付け焼刃的な知識でまとめあげたものなので、フォーミュラカー好きの方からしたらツッコミどころ満載かもしれません。
もし訂正項目等あればお気軽につっこんでくださいねw
僕は昨日まで「フォーミュラカー=F1マシン」という印象しかありませんでしたが、今回の件でインディカーにもかなり興味が出てきてしまいました。
特にホットウィールのインディカーはあれこれ手にして比較してみたいところです!
Comment
伝道師様、皆様こんばんは!
私が初めて買ったHotwheelsが、何を隠そうCARTシリーズのチャンプカーだったのです。
確か1999y頃に購入した、PRO RACING、コレクターズED、1998y1ST、ED。
この頃はHotwheelsに興味は無く、レースをやってた関係でカッコイイマシンと言う理由で買った様な記憶が?何処で幾らだったかも思い出せません!
ドライバーはジル、ドフェラン、もう1台はTARGETカラーのアレックスザナルディ!
ザナルディはCARTとF1両方で活躍しましたが、2001年にCARTで両足を切断する事故にあい、その後義足でツーリングカーに復帰し、現在はパラリンピックの選手としても活躍しています。
前後しますがそれぞれのブリスターには、顔写真入りのカードが入っていて、タイヤはデラックスラバータイヤ(リアルライダー風?)でサイドにGoodyear,eagleのレター入りで、とてもカッコイイです。
サイドラインで是非、インディカーシリーズ(佐藤琢磨バージョンとか)出して欲しいですね、箱のレースカーはあってもフォーミュラカーは少ないので、人気出ると思いますが如何でしょうか?
hiroさん
こんばんは!コメントありがとうございます。
>私が初めて買ったHotwheelsが、何を隠そうCARTシリーズのチャンプカーだったのです。
おおー思い出の一台ですね!
僕も初めて買ったモデルはHot Wheelsだかどうだかは関係ありませんでした。
今思えばあれがすべてのはじまりだったのか・・・。
1998~2000年ぐらいはホットウィールを日本に浸透させようとメーカーがかなり頑張っていた時期だと聞きます。
きっと良モデルがたくさんあったんでしょうね~。
>ザナルディはCARTとF1両方で活躍しましたが、2001年にCARTで両足を切断する事故にあい、その後義足でツーリングカーに復帰し、現在はパラリンピックの選手としても活躍しています。
アレックスザナルディ選手を存じませんでしたが、調べて見て事故のすさまじさに息をのみました。
レーシングドライバーは文字通り「命がけ」でレースに臨んでいるんだというのが実感できますね・・・。
そして義足をつけてまで、両足を失ったレースに復帰するというのも本当にすごいです。
>タイヤはデラックスラバータイヤ(リアルライダー風?)でサイドにGoodyear,eagleのレター入り
これはリアルライダーとはまた違うということなんでしょうか!?
かなり気になりますね~。
>サイドラインで是非、インディカーシリーズ(佐藤琢磨バージョンとか)出して欲しいですね
>箱のレースカーはあってもフォーミュラカーは少ないので、人気出ると思いますが如何でしょうか?
確かにフォーミュラカーって少ない気がしますね。
人気が出るかどうかはわかりませんが、メモリアルモデル的なのでもいいので出てくれたら嬉しいです。
・・・どこかの企業さんがコラボしてくれたりしないかな・・・?
レス後に失礼します
>タイヤはデラックスラバータイヤ(リアルライダー風?)でサイドにGoodyear,eagleのレター入り
これはリアルライダーとはまた違うということなんでしょうか!?
かなり気になりますね~。
ブリバリしていないので何とも言えないのですが、ブリスターの上から触ってみると硬いですがゴムです、スリックタイヤなので溝は無いです、カードにはデラックスラバータイヤ、ダイキャストボディ&シャシー、と書かれていますので、リアルライダーとは違うのですかね?
判断がつきませんので、お分かりの方がいらっしゃいましたら
是非ご教授いただけたらと思います。
hiroさん
>ブリバリしていないので何とも言えないのですが、ブリスターの上から触ってみると硬いですがゴムです、スリックタイヤなので溝は無いです、カードにはデラックスラバータイヤ、ダイキャストボディ&シャシー、と書かれていますので、リアルライダーとは違うのですかね?
僕の中では1983年ぐらいに初めて世にでたリアルライダー以降、ゴムタイヤはすべてリアルライダーだと思っていましたが・・・調べてみる価値ありですね!
貴重な情報をありがとうございます^^
にわかマニアさんこんにちは!!!
インディカーとF1カー、知らないと意味不明になっちゃいますよね。
同じような形してるのになんで名前が違うんだ? って……
ファイナルランのホットウィール500をゲットしたときに調べて私も初めて知ったのですが、同じものなんですよね。
インディーカーのほうが使用できる車の制限が厳しいぶん、よりドライバーの腕前がF1以上に試されるのかもしれません。
そんな意味でも、今回の優勝は祝うべき大イベントですよね♪
林さん
こんにちは!!!コメントありがとうございます。
>インディカーとF1カー、知らないと意味不明になっちゃいますよね。
>同じような形してるのになんで名前が違うんだ? って……
そうなんです。
というか、車関係全般、もともと好きだったわけではないので知識に乏しいんですよ・・・。
フロントスポイラーとチンスポイラーの違いは?とか、そういうところからよくわからないですし。
ホットウィールを通してそういうのもわかっていくと楽しいだろうなーと思ってます。
>ファイナルランのホットウィール500をゲットしたときに調べて私も初めて知ったのですが、同じものなんですよね。
えっ、ファイナルランのホットウィール500持っていたんですね!!!
早速林さんのブログで検索しちゃいましたw
ファイナルランシリーズ、最近かなり気になってるんです。
>インディーカーのほうが使用できる車の制限が厳しいぶん、よりドライバーの腕前がF1以上に試されるのかもしれません。
僕はレースの経験がないのでなんともわかりませんが、オーバルなトラックが多いと聞くとドライバーに求められるものが違うんだろうなーと思いますね!
F1は一時期よく見ていたんですが、インディカーシリーズは観たことがなかったので、いまかなり興味があります。
>そんな意味でも、今回の優勝は祝うべき大イベントですよね♪
やっぱり日本人なので、日本人が世界的なイベントで優勝すると目が行っちゃいますw