ULTRA HOTS 2006-2007について。ラインナップまとめなど。
2018/02/23
先日、お台場のGREASEさんでULTRA HOTSの’64 PONTIAC GTOをゲットしました。
ULTRA HOTSに関しては以前にも軽く触れていたのですが、もう少し深く掘り下げてみたいと思い、今回調べ直してみることに。
前の記事を書いた当時(2016年10月)に比べたら僕の手元にも資料が少し増えたんで、もうちょっとマシなまとめが出来ると思いますw
Ultra Hots(2006年・2007年)のCUSTOM CHEVY CAMARO (HEAVY CHEVY) のレビュー
というわけで、今日はULTRA HOTS 2006-2007についてのまとめです。
ウルトラホッツ(2006-2007)のまとめ
ウルトラホッツシリーズは2006年にスタートしたプレミアムライン。
50年代後半から70年代初頭までの車を全車種「フード開閉ギミックと内部エンジンの再現」、「メタルボディ×メタルシャーシ×リアルライダー」で仕上げた豪華なシリーズです。
日本では京商が輸入販売しており、当時の定価で945円と・・・価格だけ聞くと「ホットウィールにしてはかなり高額」に思われるアイテムでした。
※ただし、そのクオリティは100%ホットウィールと現行のプレミアムラインの中間ぐらいなので・・・実際に手に取ってみると価格も妥当かなと思えます。
いろいろと情報がまとまっておらず、「2005年発売」とされていたり、「2008年モデル」と紹介されているものがあったりしますが、2006-2007の2年間で展開されたモデルと考えるのが正しいみたいです。
おそらくはカード裏面の著作年に2005と記されていたり、2007年モデルが2008年にまで跨って発売されていたことから混合されるケースではないでしょうか。
※ちなみに1980年代にもUHホイールを採用した「ULTRA HOTS」という同名のシリーズが展開されていますが、通常今回のものとは別物として扱われます。
以下、ラインナップについて見ていきますが、もし当時の記憶が鮮明な方がいたら色々と補足頂けると幸いです。
2006年のULTRA HOTS
2006年に登場したULTRA HOTSはこのようなパッケージでした。
ホットウィールロゴが赤い炎のものではなく、Eliteとか100%のような上級なシリーズに使われていたものに近いですね。
カードサイズはちょうど現在のPop CultureやCar Cultureシリーズ(2018年)ぐらいの大きさです。
カード裏面には発売された全15種のラインナップが記載されていました。
- ’70 CAMARO RS
- ’50s CHEVY TRUCK
- ’65 MUSTANG
- FORD ANGLIA
- COBRA 427
- ’56 FORD PANEL
- ’69 DODGE CHARGER
- ’67 CAMARO
- ’58 CORVETTE
- ’67 MUSTANG
- ’56 NOMAD
- ’37 FORD WOODY
- ’64 GTO
- ’65 GTO
- ’57 CHEVY BEL AIR
※車種名はカード表面の記載名に準拠。
ただ、実際には裏面に記載のない車種も展開されていたようです。
たとえばこの’55 CHEVY PANEL。
カード裏面に名前こそないものの、2006年のカードなので同年モデルなんでしょう。
また、この2つのマスタングを見てください。
カード上は’65 MUSTANG(トイナンバーがJ2831)となっており同じアイテムのはずですが、単なるカラーバリエーションではありません。
左がコンバーチブル、右がハードトップなんです。
これと同じことが’67 CAMAROでも起きていました。
つまり、同じカードを使って違う車種を展開していたわけです。
これらのことから、厳密には18種+カラーバリエーションといった内容だったみたいですね。
※ちなみに’65 MUSTANG(コンバーチブル)、’67 CAMARO(ハードトップ)、FORD ANGLIA PANEL、’55 CHEVY PANELの4種に関してはカラーバリエーションの展開がなかったようです。
もしかしたらいずれかのモデルはCHASE扱いだったりしたのかもですね。
当時の情報がないため、これら38種がどのように展開されていたのかは不明です。
2007年のULTRA HOTS
続いて、こちらが2007年のULTRA HOTSのパッケージです。
2006年に比べて、パッケージもさらに豪華になった印象がありますが、ロゴはメインラインと同じものに戻されています。
ラインナップは以下の35種類。
TOY# | col# | モデル名 |
---|---|---|
L0061 | 1 | ’55 Chevy Panel |
L0062 | 2 | ’50s Chevy Truck |
L0063 | 3 | ’57 Chevy Bel Air |
L0064 | 4 | ’64 Pontiac GTO |
L0065 | 5 | ’70 Chevy Camaro |
L0066 | 6 | VW Karmann Ghia |
L0067 | 7 | ’67 Pontiac GTO |
L0068 | 8 | ’69 Dodge Charger |
L0069 | 9 | ’70 Chevy Chevelle |
L0070 | 10 | ’65 Ford Mustang |
L0071 | 11 | ’67 Camaro Convertible |
L0072 | 12 | ’67 Camaro |
L0073 | 13 | Custom Chevy Camaro |
L0074 | 14 | ’56 Merc |
L0075 | 15 | ’68 Ford Mustang |
L0076 | 16 | Custom Barracuda |
L0077 | 17 | Shelby Cobra 427 S/C |
L0078 | 18 | Custom Volkswagen Beetle |
L0079 | 19 | ’56 Flashsider |
L0080 | 20 | ’70 Dodge Challenger |
L0081 | 21 | ’68 Mercury Cougar |
L0082 | 22 | ’69 Ford Mustang |
L0083 | 23 | ’56 Ford F-100 |
L0084 | 24 | ’57 Buick |
L0085 | 25 | Custom Volkswagen Beetle |
L0086 | 26 | ’56 Merc |
L0087 | 27 | ’56 Flashsider |
M3641 | 28 | ’70 Dodge Challenger |
M3642 | 29 | ’68 Mercury Cougar |
M3643 | 30 | ’69 Ford Mustang |
M3635 | 31 | Custom Chevy Camaro |
L0480 | 32 | VW Karmann Ghia |
M3633 | 33 | ’68 Ford Mustang |
M3636 | 34 | Custom Barracuda |
– | 35 | ’57 Buick |
M3653 | 36 | ’56 Ford F-100 |
2006年と違って1種ずつにコレクターナンバーが振られており、カラーバリエーションだったとしても別ナンバーになっています。
Wikiによると、#35に予定されていた’57 BUICKは結局発売されなかったとのこと。
2002年あたりのFINAL RUNでも似たようなことをやらかしていたので・・・もはやお家芸と言ったところでしょうかw
カード裏面にはその時のアソート内容と思われる車種が載っていました。
これは今回僕がゲットした#4の’64 PONTIAC GTOのパッケージに記載されていたものです。
ご丁寧に「Collect all the Ultra Hots vehicles」と書いてあるのですが・・・ここに載っている「Custom Pontiac Firebird」も発売されませんでした。
車種の順番で考えると、ファイヤーバードの代わりにカルマンギアが入ったっぽいですね。
また、バリエーション展開というわけではないのですが、こんな興味深い2台を見つけました。
一見どちらも同じアイテムなんですが・・・、左の方は’67 Ford Mustangとなっているのに対し、右側は’68 Ford Mustangとなっています。
わかりやすいように拡大してみます。
どうでしょう。
コレクターナンバーも両方とも#15/40となっていますし、明らかに同じ車ですよね。
(ていうか、本当は40種出る予定だったのか・・・!)
おそらく左のカードがUS国内向け、右側がインターナショナルだと思われるので、もしかしたらそこで何かしらの問題(?)があって差し替えたのかもしれません。
ホットウィールにおいて’68 MUSTANGはTOONEDしか出ていないようなので、幻の一台と言えるかもですねw
まぁ、「同じ世代の車だし名前は替えてもいっかー・・・」ってぐらいだとは思うんですが、なぜ変更する必要があったのか・・・気になるところです。
そういや’67年も’68年も’69年も全部1種のカマロで補っていたこともあったっけ・・・。
こちらも全35種がどのように流通されていたのかは不明です。
当時の雑誌情報によれば、8種または12種ずつぐらいを1アソートとしていたようなのですが、定かではありません。
※追記
調べ直してみたところ・・・FORD MUSTANGの問題はちょっと「国内向けか海外向けかの違いじゃない?」みたいな一筋縄ではいかなさそうな感じがしています。
そのうち入手することが出来たら詳しく掘り下げていきたいところ!
その他ラインナップ
ULTRA HOTSは通常の展開以外にも、コミコン限定アイテムやKar Keepers限定アイテムなんかもあった模様です。
それぐらいマテルとしても力を入れていたアイテムのはずなんですが・・・2年間で終了、しかも40種予定していたものが35種で終わってしまったというのは、当時の需要とマッチしていなかったのかもしれませんね。
おわりに
というわけで、ULTRA HOTSのラインナップについてでした。
ULTRA HOTSってたかだか10年前ぐらいのアイテムのくせに、出ている情報がかなりぐちゃぐちゃだったりするんですよ。
まぁきっと上に挙げたような「コンバーチブルもハードトップも同じ名前かつ同じトイナンバーで展開している」とか、「同じマスタングなのに年式が違うアイテムがある」とか、そういったことが影響しているんだとは思います。
他にも2007年のULTRA HOTSにおいては、裏面の左上にある数字がトイナンバーだったりアソートナンバーだったり、発売時期なのか発売地域なのかによってコロコロ変わっているのもユーザーを惑わせる一因になっているのかもしれません。
誰かのお役に立てたら幸いです。
Comment
管理人さん、こんばんは
Ultra Hotsは確かいくつか持っていたなと思ってデータベースを繰ってみたら、5台ほどありました。
’58 Corvette、’56 Nomad、’70 Camaro RS、’67 Mustang、そして記事では「結局発売されなかった」とされている’57 Buick
途中で、送信されてしまいました。
結局発売されなかった」とされている’57 Buick。
ただし、私が持っているのは’57 Buick Estate。いわゆるエステートワゴンです。
オレンジのボディにサイドモールより下部がホワイト。
ホワイトラインのリアルライダーを履いています。
シャーシ底部には”MALAYSIA”と”’57 Buick”の刻印があり、トイナンバーは記載がありません。著作年の表記もありません。
’67 Mustangは記事にあるシルバーではなくゴールドとブラックのツートン。
ボディ上部がゴールドで下部がブラック。ボンネットからルーフを経てテールにかけて2本の太いブラックのストライプが入っています。
シャーシ底面には、1968の著作年と”MALAYSIA”の刻印、それに”110P7M”というナンバーがあります。
トイナンバーでもなさそうですが、なんでしょうね。
’58 Corvetteはメタリックっぽいブルー、’56 Nomadはメタリックっぽいアクア、’70 Camaro RSはエンジ色です。
参考までに。
八面蛙さん
こんばんは!コメントありがとうございます。
>’57 Buick
なんですと・・・!?
まさか発売されていた・・・?
と、思いましたが、おそらくオレンジ色の’57 Buickは#24のものではないでしょうか!?
こちらは発売になっていて、#35の方が発売されなかった・・・という噂です。(違ってたらごめんなさい)
>’67 Mustang
2007年#33のモデルですかね?
これもWikiでは’68 Mustangとなっていますが、実際はやっぱり’67 Mustangということですか。
そして110P7M・・・なんだろう。
これ、その情報をもとにいろいろ調べていたらかなりドツボにハマりそうになりました。
’67 Mustang、’68 Mustangまわりは一筋縄ではいかなさそう・・・ヤバいです。
クッソー・・・またいろいろゲットして調べたくなりました!!!
情報ありがとうございます!