複製ホイールや標準ホイールのカスタムでミニカーの足回りをカッコ良くしよう! | Hot Wheels 情報まとめ | ホットウィール にわかマニア

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複製ホイールや標準ホイールのカスタムでミニカーの足回りをカッコ良くしよう!

      2019/12/18  - 分解・改造(カスタム)・DIY

画像はhiroshi.syoujiさんより

以前カスタム品をプレゼントしてくれた@hiroshi.syoujiさんから、「複製ホイールが意外と綺麗に出来たので使ってみません?」とのご連絡を頂きまして、せっかくなので使わせて頂くことにしました。

hiroshi.syoujiさんのカスタム品紹介記事はこちら↓

他人様のカスタムホットウィールを紹介するデー!

ホットウィールを集めていると「ホイールがもうちょっとカッコ良かったらなぁ~」と思うことって多いと思うんですよね。
で、簡単にカッコ良くできる方法として「足回りをリアルライダーと交換する」というものがあるんですが・・・リアルライダー、高いんですよね。。。

そこで誰もが思いつくのが・・・

リアルライダーがないなら作っちゃえばいいじゃない

という、かの有名なマリー・ナントカネットの言葉でしょう。

実は僕も以前からなんどもこの足回りの壁にぶち当たっていまして・・・

標準的な5SPホイールを簡単カスタムでカッコよくしたい・・・というお話。

こんなんとか

プラスチックねんど「おゆまる」でリアルライダーを複製して足回りをドレスアップ

こんな涙ぐましい努力をしてきました。

・・・が!今回hiroshi.syoujiさんに頂いた複製品からその答えが導き出せたと思うので、それを共有させて頂きたいと思います!

ホイール複製方法

まず最初にhiroshi.syoujiさんから伝授されたホイールの複製方法について簡単に説明します。

プラモデルなどだと複製にはシリコン+レジンというのが定番ですが・・・

ここでは「プラスチックねんど」を使います。
なんと・・・僕が以前複製(に失敗)した時に使っていたおゆまる君を使うわけですね!

僕の場合、こんな感じで横着して複製を取りましたが・・・hiroshiさん曰く

複製前にゴムタイヤを外してホイールの外形をφ9程に削り複製元を製作します。

*φ10位にして複製後、微調整でも良いと思います。

とのことで、要はちゃんとリアルライダーもバラして、ホイールだけの状態にしてから複製した方がうまくいく・・・というわけですね。
(φ9というのは直径9mmのこと)

hiroshi.syoujiさんはその型にレジンではなく光硬化パテなるものを使っているそうです。

僕がやったみたいにUVレジンを使ってもいいと思うんですが、光硬化パテなら硬化前にも成型ができるそうなので便利そう。

こうして作った複製ホイールにアルミパイプをかぶせて、その上から熱収縮チューブでゴムタイヤを作る・・・という過程になります。

ちなみに左側がRR10SPのホイールだけを複製したもの、右側はCM6(リアルライダーではないヤツ)を複製し、周りのタイヤ&リム部分を削ってスポークだけにしたものにアルミパイプ+プラパイプで段差をつけたもの。
今回頂いたものはどちらもφ9で作られていたので、内径9mmのアルミパイプとφ10の熱収縮チューブを使う感じです。

※熱収縮チューブというのは熱を加えることで収縮するチューブのこと。(商品名そのまんま!)
ホームセンターなどで調達可能です。

複製ホイールを実際に取り付けてみました。

さてさてせっかくなので・・・以前レビューしたトラックマンガに複製ホイールを取り付けていきたいと思います。

TRACK MANGAのレビュー!あの族車がレースカー風新モデルで登場じゃ~っ[FJV95]

今回は2種類の複製ホイールを頂いていますが、時間の都合上、CM6を深リム化した方を使わせて頂きました。

画像はhiroshi.syoujiさんより

hiroshiさんのやり方だと、先にアルミパイプに熱収縮チューブをくっ付けちゃうそうです。
こんな感じでラジオペンチでパイプをつまみ、上に被せたチューブを回転させながら熱していくだけ。

ドライヤーの熱ではさすがに収縮しませんが、ストーブから出る熱風ならいけます。
あとはガスコンロとかライターでもOK。僕は昔、ハンダごての熱で収縮させてました。

チューブが巻き付いたらパイプカッター(チューブカッター)を使ってホイール幅に合わせてカットしていきます。
※先にアルミパイプをカットしてから収縮でもOKとのこと。
・・・ま、自由にやったらいいじゃない!!

パイプカッターは家になかったので・・・僕はこんなヤツを購入しました。

これがねえ・・・めちゃくちゃ便利!
あるのとないのとだと全然違いますね。

もっと早くに導入していれば、いろいろと捗ったのになぁ・・・。

カットしたアルミパイプ+チューブと、複製ホイールがこんな感じです。
内側のバリをもう少し整えてあげると良い感じですね。

そうそう、今回は純正のアクスルを中心に通そうと思ったので、ピンバイスを使ってホイール中心に穴をあけておきました。
ピンバイスは最近だと100円ショップでも購入可です。

組み合わせるとこんな感じ。

ピッタリではないですが、違和感なく組み合わせられるようになっています。
要は内側のホイールパーツの直径と、外側のアルミパイプの内径に少し差分ができるように設計するのがポイントですね。

一旦ホイール部分だけ抜き出して塗装。
キャン★ドゥで購入したブラックスプレー→シルバースプレーの順に吹きつけました。

乾き待ちの間、車軸受け側も作っておきます。
今回ようやくこうした模型用の小さいパイプを購入しました。

ホットウィールの車軸が0.5mm以上1mm未満・・・といった感じなので、内径1mm程度のものならOKです。
僕が購入したのは内径1.15mmのWAVE製Cパイプなるもの。

これをカッティングマットなどの上に置き、端から5mm~8mmぐらいのところでデザインナイフをあてがって転がします。

ころころやってるとそのうちパキンと折れますので・・・それを車軸受けにします。

もともと付いているタイヤはシャーシのツメを削るなり折るなりして外し、真ん中あたりでバツンと切断します。
この時小型のニッパー等だと刃こぼれするだけで切断できない可能性があるので、ワイヤーカッターがあると良さげ。

我が家では見当たらなかったので、100均で買った大き目のニッパーを使いました。

で、もともと車軸があったところに車軸受けを取り付けて、トレッド調整をしながら両端から新しいタイヤと半分になった車軸を接着すれば完成です。(写真忘れた)

車軸と車軸受け(パイプ)、車軸受けとシャーシは瞬間接着剤を使って接着しました。
今回初めて100均のじゃない瞬着を使ってみたんですが・・・優秀ですね~。やっぱり違うんだなぁ。

完成したのがこちら。

塗装が乾いたらホイールをアルミパイプ+熱収縮チューブを切り出したパーツに接着します。
今回頂いたものは微妙に径が合わなくてちょっと隙間が空いてしまいましたが・・・遠目に見る分には違和感なく「複雑な造形」に見えてかなりいい感じ。

トラマンに装着してみたのがこちら。
こういう旧車っぽいモデルなら、もう少し径が小さいホイールの方が似合うかもしれませんが・・・でもなんかカッコ良くなりましたよね!?

ちょっとロードクリアランスが高くなりすぎちゃったかなぁ~!w

前輪後輪でリムの深さ?が違っちゃいました・・・失敗失敗。
でもでも、かなり深リム×扁平タイヤでカッコいい感じですぞ!!

ちなみにタイヤを分厚くしたかったら熱収縮チューブを何重にもするとか、アルミパイプとチューブの間に厚めの両面テープを噛ませるとか・・・いろいろ方法はあるようです。

また、タイヤのショルダーもちゃんと削ってあげるとよりリアルな感じになりますね。

応用編~5SPを使って深リムホイールを作る

さてさて!!
複製ホイールを使ってカッコいいタイヤにスワップするというカスタム・・・いいですよね!

でも・・・僕のように誰かから複製ホイールを貰ったのならまだしも、一からやろうと思うとかなりハードルが高いと思われます。
いや、複製ホイールを貰った僕でさえかなり苦戦したしね・・・。

そこで、もっと身近な素材を使って、今回の複製ホイールの応用編とでも言うべき深リムホイールの作り方を伝授いたします。

(※以下、今から7ヵ月前にほぼ書き上げていたものですwようやくお披露目することができました・・・)

材料

まずは複製ホイールの時と同様にアルミパイプを用意します。
僕はAP395-8という型番の外径8mmパイプを通販で購入しました。

そして、このアルミパイプがすっぽり中に入るような内径8mmのブラック丸パイプ(硬質ABS)なるものも用意します。

こちらの外径は12mmでしたので、サイドウォールに相当する部分の厚みが2mmということになりますね。
このあたりは好みだと思うので、ちょうどいい厚みになりそうなパイプを探すといいかもしれません。

この時の僕は肉厚にしたかったので、2mmがちょうど良かったです。

あとはテキトウなHWのホイールを一組用意しておきましょう。
作例では5SPを使ってますが、基本的にはどんなんでも行けるんじゃないかと思ってます。

切断して、整えて、タイヤっぽく。

材料が揃ったらパイプ類を適当な長さのところでカットしましょう。

僕は当時、パイプカッターの存在を知らず・・・100均でホビー用のファミリーソーなるものを購入してきました。

のこぎりだと頑張って切ってもこんな感じです。
とっととパイプカッターを導入しておけば良かった・・・。

「弘法筆を選ばず」とか言いますけど、弘法こそ本当はめちゃくちゃいい筆使ってますからね。
いい作品を作りたかったら、まずはそれに適した道具を入手すること・・・というのを思い知らされました。
・・・大人しくパイプカッターを導入しましょうw

さて・・・頑張ってこの切断面をデザインナイフやらやすりやらで整えてあげると・・・

こんな感じになりました。
なんとなくタイヤっぽくなってきましたね~。

5SPをアルミパイプの内径に合わせて深リム化

次に5SPホイールの方を加工していきましょう。

このアルミパイプ、図って見ると内径が7mmとなっていました。

そこで・・・

5SP側も外径が同じサイズになるようアタリをつけ・・・

ひたすら削ります。

実際にはニッパーでバチンバチン切ってある程度小さくし、デザインナイフで形を整えて、やすりで丸くしていった感じ。
※やすりは100均でダイヤモンドやすりを買ってきました。

これを先ほどのアルミパイプの内側にはめ込めば・・・

はい!これもんです。
深リム・肉厚タイヤが出来上がりました。

ショルダー部のエッジが立ちすぎているので、ここを丸くしてあげるとリアリティが増すと思います。

また、ブラックパイプに艶消しトップコートを吹けば、ラバータイヤにも見えてきそうですね。

そして完成

僕がこのカスタムに使った5SPはメッキタンポが剥がれていたので・・・内側のスポークもチタンシルバーで塗ってあげました。

これが実際にどう見えるかというとー・・・

こんな感じ!

【オランポ】TURBINE TIME + THE EMBOSSER = CARRY ON? TEAM TRANSPORT買えないストレスをカスタムで解消!

このオランスポーターのフロントタイヤに採用したのが、この5SPカスタムホイールでした。
なんかリアルライダーのRR6SPMにもやや似てるような気がしますよね?

BAJA5ホイールをドナーにしてもいいかもしれません。

気になるのはやっぱりショルダーですかねえ・・・。
もうちょっと丸みを持たせられると最高だと思うんですが、、、リューターか何かの先端にくっ付けて、回転させながらペーパーを当てるとかするといいかも?

もちろんこのタイヤ部分を熱収縮チューブにしてもOKだと思います。
ブラック丸パイプの方が速く走れそうな気もしますが・・・必要ないもんね・・・w

※追記

メッキタンポの修復はタミヤエナメルのチタンシルバーよりも4 Artist Makerを使う方がいいかもです。

ホイールの剥がれたメッキタンポの再生に、ペベオ 4 ARTIST MARKERを導入してみた

おわりに

というわけで、複製ホイールやカスタムホイールで足元をカッコ良くするお話でした。

本当は冒頭でも書いたとおり、リアルライダーを用意してサクッと交換するのが簡単だしカッコいいし、最適なんですよ。
ただ僕・・・貧乏性なんですよねえ。モノが捨てられないというか。

リアルライダーからの換装だと、残った方のボディとタイヤがすごくもったいなく感じちゃって。。。

その点ホイールの複製や、既存ホイールを改造する方法だったら無駄が出なくていいんですw

・・・その分手間がかかるので、巡りめぐって結局時間が無駄になるんですけどね!
(でも体験はプライスレス!!!)

最後になりましたが・・・複製ホイールを提供して頂いたhiroshi.syoujiさん、ありがとうございました。
僕もこれを機にもう一度複製ホイールを試してみたいと思います!!

お役に立てたらシェアして貰えると嬉しいです!

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Comment

  1. poncha2016 より:

    こんにちは。

    努力の汗と汗と汗が感じられる回でした。
    感動。

    • にわかマニア管理人 より:

      poncha2016さん

      こんにちは!コメントありがとうございます。

      そんなこと言ってもらえるなんてこっちこそ感動ものw
      楽しんで頂けたようで何よりです^^

  2. じむ より:

    管理人さまこんにちは♪

    錆び塗装といい、今回のホイールといい、参考になります。
    それにしても、カスタムがニワカじゃなくなって来てますね(笑)

    • にわかマニア管理人 より:

      じむさん

      こんにちは!コメントありがとうございます。
      ・・・そういえば錆び塗装からあまり日にちがあいてなかったですね^^;

      >カスタムがニワカじゃなくなって

      おお~!本当ですか!?
      これは嬉しい反面、ちょっと気を付けなければならない部分ですね・・・。

      やっぱり「簡単なのに超カッコいい」を極められたら最高だと思うんですよねえ~w

  3. super cub より:

    ニワカ師匠おはようございます!

    トラックマンガ良かですね~
    ホイールがRSワタナベに見えちゃって、何とも言えないカッコ良さ!
    ボンネットのNWKマークもアクセントになっているし
    アレッ⁈ ロールバーらしき物まで、、、

    もう過ぎてしまった話なのですが
    先週の土日に「伊豆高原ミニカーフェス」なるものが開催され、
    ホットウィールで遊べる!なんてのがあり、コースで遊べたらしいです
    5PACKが並んでいたり、巨大なショーケースに所狭しと並べられていたそうです。

    地方でもこんなイベント開催してもらうと、子供は喜びますよね!
    で、コレ何処で買えるの⁈ イオンとかトイザらスが遠いところでもセブンイレブンで!

    ハッ!この為のセブンだったのか⁈
    深読みですかね~

    鉄ちゃん仲間からのイベント情報でしたので、詳細は?です

    先日の香港土産のKOOL KOMBIも回収して来ました
    リヤーハッチからサーフボード⁈が二本飛び出しています。

    • にわかマニア管理人 より:

      super cubさん

      おはようございます!コメントありがとうございます。
      トラマン、もともとカッコいいホイールの複製品なので、カッコ良くなって当たり前といえば当たり前!?

      ボンネットのNWKマークとかロールバーまで気づいてもらえるとはwww
      ロールバーは車軸受け用のパイプが余ったのでついでに工作してみました。

      >伊豆高原ミニカーフェス

      おおお・・・!?
      ホットウィールのコースまで??
      調べてみたら、マテルの協賛でやってるんですね・・・もっと宣伝すればいいのに。。。

      でもほんと、各地でこういうミニカーイベントがあると嬉しいですよねえ。
      セブンの件はどういう意図があるかはわかりませんが・・・それでも全国で販売できるネットワークっていうのは大きいのでは!?

  4. 量産型ウィラー より:

    カスタム系の記事、すごく参考になります!
    少し前にツイッター上で、ノーマルタイヤを深リムに改造するために、アルミパイプを純正リムにそのままはめて、周りをホワイトボード用のラインテープで巻くというワザが投稿されてました。簡単そうなので僕も挑戦してみようと思っていたところに、にわかさんの+αの記事があり、とても参考になりました!

    • にわかマニア管理人 より:

      量産型ウィラーさん

      コメントありがとうございます!

      アルミパイプを純正リムにそのまま・・・ってやつ、ようやく僕も拝見させて頂きました。
      簡単カスタムを極めたい僕としてはかなり参考になりました!!

      僕の記事が少しでも参考になったなら幸いです^^

  5. mogomogo より:

    にわかさん、こんばんわ。

    ニワカスタム、いつも楽しみにしてます!

    ホイールは、ちょうど熱圧縮チューブに挑戦しようと思っていたところなんで、とても参考になりました!

    ちょうどいい大きさのホイール探したり、リムの形が気になったりして、そのためにリアルライダーを手に入れたりするのに限界を感じてたので…。

    これからも、ニワカスタム期待してます!

    • にわかマニア管理人 より:

      mogomogoさん

      こんばんは!コメントありがとうございます。

      そうそう・・・リアルライダー換装といっても、ちょうどいいヤツを探すのが大変なんですよねえ。。
      ただほんと、こうやっていろいろやる経験ってプライスレスだと思うんで・・・ぜひやってみてください!w

      ニワカスタムも楽しんでいきますよ~^^

  6. Blue より:

    いいですね , こういうDIY 系! もっとこういう記事作ってください!!! 🙂

    • にわかマニア管理人 より:

      Blueさん

      コメントありがとうございます!

      何かしらの参考になりましたら幸いです^^
      もっといろいろやれるように頑張ります!(・・・ネタさえあれば!w)

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