DODGE CHARGER STOCK CAR のレビュー!HW RACE TEAMカラーのNASCARチャージャー![M6884]
2019/12/19
僕は普段、あまりリサイクルショップへは行けません。
というのも、僕の生活圏にホットウィールが置いてあるようなリサイクルショップが存在しないからです。
なので、たまにリサイクルショップがある街へ行ける時はめちゃくちゃテンションがあがります。
※その分、収穫が全然なかった日はすごーく落ち込みます。
僕がリサイクルショップで一番楽しみなのが、ルース品です。
もうごっちゃごちゃに積まれたルースの山からお宝(オレジャーハント)を発掘するのがすっごい面白いんですよね。
リサイクルショップのホットウィールの神髄はルース品にあり、って感じです。
で、今回拾ってきたのが上の写真のモデルです。
ボディサイドにホットウィールロゴが入っているので明らかにホットウィールなんですが・・・底面にモデル名もなく、何だか全然わかりませんでした。
フロント造形やサイドネットからストックレース用の車両であることは間違いないと思ったものの、それ以上の情報がない。
「うーん、見たことないぞこれ!」と思ったらいろいろ調べたくなっちゃったんですね。
ルースかつ状態はよくないものの、108円ならいいか!と連れて帰ってきました。
※よくよく調べたら手元にある「Hot Wheels CULTURE」に載ってたんですがw
というわけで前置きが長くなりましたが、DODGE CHARGER STOCK CAR、いってみましょう!
ダッジチャージャーストックカーのレビュー
今回ゲットしたものは、2008年のTEAMセグメント内「HOT WHEELS RACING」のサブセグメントにラインナップされた4種のうちの一つ、DODGE CHARGER STOCK CARでした。
今でいうHW RACE TEAMセグメントですね。
実車の方は2000年代前半の「Dodge Charger NASCAR」じゃないかと思われます。
NASCARのストックカーなので、市販車のそれではなくレース用に作られたハリボテのボディなんですね。
DODGE CHARGERと名前がついているものの、同世代のチャージャーには全然似てないと思います。
こうした造りがキャストにも再現されている感じですね。
さて、このDODGE CHARGER STOCK CARですが、ホットウィールにおけるデビューは2006年だったようです。
映画Carsの公開時に作られたプロモーションモデルで、Scott Riggs×Valvoline仕様のものが映画館で売られたのか配られたのかしたようです。
詳細はハッキリわかりませんでしたが、ブリスターパッケージに「Only in Theatres」と書かれていたので市販されなかったモデルなんでしょう。
ヘッドライトの表現がかなり実車に近い感じですね~!
その後、2008年に今回紹介するRACE TEAMカラーが登場し、2010年のメインライン、2011年のマルチパック、2012年のメインラインと展開されました。
hobby DBによれば2001年ごろに出た「Dodge Intrepid」なる車種も同じ車かのように扱われていましたが、写真で見た限り別モデルではないかと思われます。
そのうちゲットして比較してみたいところです。
では各部みていきましょう~!
フロント・リア
フロント造形はかなりかなりのっぺりしています。
NASCARのストックカーは本来の意味でのストックカー(工場出荷状態の市販車)ではなく、1970年ころからパイプフレームに金属のハリボテをかぶせたものとなっており、ヘッドライトはおろかドアすらも存在していません。
のっぺりしたお顔はそれを忠実に再現しているんですね~。
モンスタージャムのトラックもそんな感じ(パイプフレーム×ハリボテ)でしたが、走行性能だけでなく安全性も高まるんだそうです。
同様にリアもすごーくシンプルな造形です。
その代わりリベットのようなものがたくさん打ち込まれていてカッコいいですね。
今回ゲットしたものはだれかがガンガン遊んだ後のものみたいで、エッジ部分の塗装がかなり剥げちゃってました。
ソリッドなカラーリングだったら再塗装してあげてもいいんですが・・・綺麗なメタルフレークだったんですよこれ。
なのでこのままの状態で僕のコレクションに入ってもらおうと思います。
サイド
ボディサイドにはHot Wheelsのロゴが大きく入っています。
近年のRACE TEAMデザインとは若干違いますが、ブルーのボディに大きな赤いホットウィールロゴはまぎれもなくHW RACE TEAMカーと言えますね。
白いファイアパターンもいいアクセントになってます。
運転席側の窓は取り払われていて、インテリアパーツと一体のサイドネットが取り付けられていました。
また、写真ではわかりづらいですが、右側面のリアタイヤ付近に排気管が出てますね。
個人的にはリアバンパーにあたる部分?の造形がかなり気に入ってます。
ホイールはクロームのOH5が採用されていました。
これもまたガンガン遊んだ証拠なのか、後輪側にタンポ剥げが見られますね。
僕の経験上、小さな子供が握って遊んだ時にこの現象が起きることがわかっていますw
前オーナーはチビッ子だったのかな!?
トップ・ベース
ルーフには大きく13番のナンバリングが入っていました。
2013年のモデルではないところから考えると・・・誰か有名な人に起因するナンバーなんですかね?某氏の#44的な。
それはさておき、ボディトップから見た時のカラーリングがめちゃくちゃ美しくないですかこれ!
メタリックブルーのボディ×オレンジの内装が補色の関係にあるので色の映え方が半端ないです。
・・・ストック状態の物が欲しくなっちゃいそう。
底面には「©DCC 2005」とマレーシア製であることが記されていました。
DCCは以前入手したPLYMOUTH FURYにも入っていたんですが・・・ダッジおよびクライスラーの何らかの略称でしょうか。
[参考]CAPTAIN AMERICA 75 Years Series ’57 PLYMOUTH FURYのレビュー。
2005年の著作年なのは2006年の映画公開に合わせて作られたことを物語っていますね。
※追記:DCCはダイムラー時代のクライスラーの略称でした。
おわりに
というわけで、リサイクルショップで入手したDODGE CHARGER STOCK CARでした。
僕みたいに「車だけ見ても詳細わかんない」って人にはリサイクルショップのルース品コーナーって本当に面白いと思います。
連れて帰ってレアだったらラッキー、そうじゃなくてもいろいろと知ることができる、みたいな。
・・・その場で調べればいいだけなんですけどねw
まぁ、詳細も知らないのに惹かれた車種とも一期一会・・・ってことで、その出会いを大切にして楽しんでいけたらいいかなと!
ちなみにルースで入手した車って、ディスプレイケースで飾るか押し入れにしまっておくか・・・しか方法がないように思われますが、
綺麗にブリバリしたパッケージに犠牲になってもらって保管するという方法もありますw
参考までに。
[参考]ホットウィールのブリスターパックを除光液で綺麗に剥がしてみた
Comment
お疲れ様です教授!
ストックカー来ましたね!
あまり詳しくはないですけど、こうやってホットウィールのストックカー見てると…
かっこいい!そして欲しい!
ってなりましたよ☆
僕もときどきリサイクルショップ行くんですが、前にホットウィールのストックカーを見つけたものの…
何か豪華なパッケージに入っててお値段もなかなかのもんでした。
教授がハンティングしたストックカーは前オーナーはキッズですかぁ。
そのヤラレ具合がまた走り込んだ激しさをリアルに再現してて良い味出してますね~♪(※バンパーやらの飛び石傷や欠け割れは走り込んだ勲章、証です!笑)
あと余談ですが、ヴァルボリンオイルいつも愛用させてもらってます。
映画のプロモーションモデルも欲しいなぁ~!
D’sさん
お疲れ様です!コメントありがとうございます。
僕も全然詳しくないので、いつもちょいちょいご指摘を受けてますw
それでもカッコいいものはカッコいいんですよね~!
>何か豪華なパッケージに入っててお値段もなかなかのもんでした。
ホットウィールって、よくわからないアイテムが急に超高額だったりするからビックリですよね・・・。
見た目的に納得できるものもあれば「なぜこれが・・・!?」というようなものも。
逆にスーパートレジャーハントなのに300円で売られている、みたいなのがあるのもリサイクルショップの魅力だったりします。
上手に利用していきたいですね!
>前オーナー
おそらくキッズかな~と。
うちの息子が遊び倒したホットウィールと同じような塗装の剥げ方なんですよね~w
たしかに実車が走りこんだ後・・・って考えたらいいかもですねw
逆にウェザリングしてみたり。
>ヴァルボリンオイルいつも愛用させてもらってます。
おおーw
これはもうプロモーションモデルをゲットしないと、ですねw
ebayだとそこそこ安価に売ってるんですが、送料が・・・。
こういう記事も久しぶりな気がしますね。待ってました。
リサイクルショップは実車を探すのももちろん楽しいですが少し前のぶっ飛んだ謎車を目にすることができるのも楽しいですよね。
Kimiさん
コメントありがとうございます!
こういう記事・・・ってどういうのでしょう?w
リサ?レビュー??昔のモデル???
>少し前のぶっ飛んだ謎車を目にすることができるのも楽しいですよね。
そうそう。そうなんです。
やっぱりホットウィールにも流行りがあるというか、その年代ごとの色があって、そういうのを感じられるのも楽しいです。
あとはめちゃくちゃボロボロなのを探す・・・みたいなのも結構面白いですね~。
なぜそんな状態になったのかを冷静に考えると、ちょっと恐怖ですが^^;
お疲れ様です!
トミカのカーズのホイールに交換するとかなり見栄えが良さそうですね。
HW大好きマンさん
お疲れ様です!コメントありがとうございます。
>トミカのカーズホイール
ですね~!
あれ、グッドイヤーのレースホイールみたいなのを手軽に手に入れるのにいいなと思ってました。
ただ・・・カーズトミカそのものがかなり高額で手がでません^^;
こんにちは~
最近出てないキャストなので、そろそろ復活してほしいですね
“HW speed graphics”セグメントでMoparカラーとかなら人気が出そうです
シャシーのDCCですが、キャストの作られた時期的に、ダイムラークライスラー(Dymler Chrysler Corporation)の略かと思われます
よく考えたら、もうダイムラークライスラーって古いんですよね~今はフィアットの子会社になってますし……
Roseさん
こんにちは!コメントありがとうございます。
Hot Wheels Wikiaによれば2012年を最後に出ていないようなので、もう5年は出てないことになりますね。
>“HW speed graphics”セグメントでMoparカラーとかなら人気が出そうです
わー、たしかに。
来年はMoparのサイドラインもあるみたいですし・・・期待ですね~。
>DCC
あっ、ダイムラークライスラーか!!!
ありがとうございます!!
てっきり「Dodge~~」で始まるものとばかり思いこんでいました^^;
今はフィアットの子会社なんですか~。
ビッグ3も大変ですねw
こんにちは。
あの高クオリティなFDを見た後だとなんだか落ち着きます。懐かしいというか、ああ、これこれ。という感じです。
サイドネットが再現されてるのがイイですね。
ホント、うちの近くにHW扱ってるリサイクルショップがなくてよかったです(沼的な意味で)
「ぐるぐるまわってるだけで何が楽しいの?」と言われると答えられないんですが、見たことが無かったら是非NASCARのレースを一度見てみてください。
NASCARをよく表している言葉に「時速300キロで渋滞」なんていうのがありますが、一見単調に見えて実はハイレベルな技術の応酬なんです。
でもそんな細かいことは考えずに見るほうが楽しめます。
今のHW情勢には全く付いていけないので、こういう掘り出し物や古めなもののレビューは個人的に好きです。
もう追いつこうと思ってもムリなんですw
ユウサンさん
こんにちは!コメントありがとうございます。
>あの高クオリティなFDを見た後だとなんだか落ち着きます。
笑いましたwww
たしかに落差激しいですが、こっちの方がホットウィールっぽいですよねw
>ホント、うちの近くにHW扱ってるリサイクルショップがなくてよかったです(沼的な意味で)
それは確かにそうなのかも・・・って、トレファクで扱ってるんじゃなかったでしたっけ・・・?
うちの近所のトレファクにはないんですよ。。。
>「ぐるぐるまわってるだけで何が楽しいの?」と言われると答えられないんですが、見たことが無かったら是非NASCARのレースを一度見てみてください。
オーバルコースってことですかね?
僕はF1を最初に見た時も「同じところを何周もして何が楽しいんだろう」と思ったクチですが、見ているうちにその面白さはわかるようになってきましたよ!
なのでNASCARも観る機会があればどっぷりハマることはできそう・・・。
>でもそんな細かいことは考えずに見るほうが楽しめます。
いいですね~!そういう楽しみ方の方が”純粋に好き”って感じがしますね。
ホットウィールも細かいことは考えずに楽しむのが一番だと思ってます^^
なので、今のHW情勢に無理についていく必要はないかとw
こんにちは〜
おー、懐かしい売れ残りチャージャーだ!
これは2008年ごろの日本語ショートカードのラインナップにもあった1台で、日本での流通量も多く、私もリサ店で何度か見ていますが傷だらけの物が多いですね。
当時は他の車種に比べて作りが粗い(というか他の車種が魅力的だった)ことや、ナスカーが日本ではそれほどアツくないからか、ナイトロドアスラマーやサーフィンスクールバスなんかと一緒に店頭で売れ残り続け、埃を被っていました。
なので他の日本語カード版に比べて、子供のおもちゃとしての役目を果たした物が多いのかもしれませんね。
5踏みさん
こんにちは!コメントありがとうございます。
売れ残りチャージャーて!!w
こんなにカッコいいのに・・・日本語ショートカード時代ってどんだけいい時代だったんですか・・・いいなぁ。
>スカーが日本ではそれほどアツくないからか、ナイトロドアスラマーやサーフィンスクールバスなんかと一緒に店頭で売れ残り続け
えーっ・・・!
個人的にはナイトロドアスラマーもサーフィンスクールバスも欲しいんですが・・・これらオリジナルカーと同等扱いだったんですね。面白い!
ていうか最近でも先日のVIPERやブロンコなど、実車でもなかなかはけないモデルってありますもんね。
>なので他の日本語カード版に比べて、子供のおもちゃとしての役目を果たした物が多いのかもしれませんね。
なるほど・・・!
そうであれば、逆におもちゃとしての使命を全うしてきた子だった・・・と言えるわけですね!!
こんばんは!
HWではここ数年ご無沙汰なNASCAR車両ですが、これもまたアメリカンでいいですよね~
日本語版ショートカードで出回っていた時に買ったのを覚えてます。
久しぶりにHWの作ったストックカーも見たいような…w
HWからは話がそれてしまいますが、NASCAR、面白いんですよね。
ここ数年毎週欠かさず見ています。
かつてのヨーロッパの箱車レース(DTMとかBTCCとか)にあった、筋肉感溢れる箱車レースが楽しめる今では数少ないカテゴリーだと思います。
日本であまりにも人気がないのがかなり残念…(何よりカーズの元ネタで、しかも日本でもレースが開催されたことがあるのに!)
もちろんミニカーも出ていて、ライオネルレーシングというメーカーが製造・販売しています。(国内でも取り扱っているショップ有)
個人的に、HWでアメ車の魅力に気付いた人にとってNASCARは必修科目だと思っていますw
HWでおなじみのあの車種も、実はかつてNASCARで勝つために作られたものだったりしますよ。
もみじさん
こんばんは!コメントありがとうございます。
>日本語版ショートカードで出回っていた時に買ったのを覚えてます。
おおおぅ羨ましい~。
近年におけるホットウィールの黄金期ってまさにその時期だったんじゃないかと思うんですよ・・・にわかモンとしては。
そのころにホットウィールを体験できていなかったのが本当に悔やまれます。
あ、でもそのころってちょうど40周年だったわけで、来年の50周年は次なる黄金期になるのかな!
HWのNASCAR車両はご無沙汰気味なんですか~。
なんとなくリサ店とかオークションでよく見かけるので身近に感じてましたが、確かに新しい車両ではみないような気がしますね。
>HWからは話がそれてしまいますが、NASCAR、面白いんですよね。
毎週欠かさずですか!筋金入りですねw
そしてカーズの元ネタ・・・全然意識してませんでした。
あ、だからこそこのキャストとのコラボだったんですね!
・・・だったらマックイーン仕様にすればよかったのに・・・w
うわ、しかも調べてみたらUS版の声優さんにリチャードペティが起用されてたりするんですね・・・そういうのを知って観るとまた違うかも!!
>HWでアメ車の魅力に気付いた人にとってNASCARは必修科目
必修ですかw
でも確かにそうですよね。
トミカじゃなくてホットウィールだった時点で「USのレース史を知りません」ってのは無しなのかもなぁとは思ってます。
逆に、「車とかレースとか全然知らないけれどホットウィールは大好き!」っていうスタンスもいいかなって思ってたんですが・・・単純に興味出てきちゃってますw