Hot Wheelsのコンベンションについてと、チャリティーカー(1999年マクドナルド)のレビュー。
2017/12/22
昨年の終わりごろ、こんなモデルをゲットしました。
1999年に行われた13th Annual Collector’s Conventionで販売された、ドナルド・マクドナルド・ハウスのチャリティーカーです。
マクドナルドといえばハッピーミールホットウィールがとても魅力的ですが、こっちのアプローチでのホットウィールコラボカーもあったんですね。
いやー、可愛いですw
コンベンションについては僕はまだよくわからないのですが、チャリティーカーのレビューも兼ねて少しまとめてみたいと思います。
もし記事の内容に誤りがあった場合などは盛大にツッコんでもらえると助かります!
ホットウィールのコレクターズコンベンションについて
ホットウィールのコンベンションは2017年現在、春と秋の年に2回行われています。
春の方は「Annual Hot Wheels Collectors Nationals」と呼ばれるもの。
秋は「Annual Hot Wheels Collectors Convention」です。
Collectors Conventionは1987年から毎年行われていて、2016年の10月には30回目の開催がありました。
2000年までは全国各地で行われていたイベントだったようですが、以降現在まではカリフォルニアで開催されるイベントという立ち位置になったようです。
その代わりに2001年から登場したのがCollectors Nationalsで、こちらは全国版のコレクターイベントという立ち位置になりますね。
いずれもマテルの協賛で行われているわけではないものの、ホットウィールデザイナーが参戦したり、新作の発表があったり・・・というかそもそもHWCのニュースとして取り上げられたリする以上、オフィシャルのイベントと言って良さそうです。
※追記:ホットウィールのコンベンションはマテル公認のファン会報誌「NEWSLETTER」によって開催されているファン交流イベントだそうです。
コンベンションモデル
コンベンションで行われるのはカスタムカーのコンテストやチャリティーライブ、新作発表会やコレクター講座などなどファンにとっては目白押しのイベントばかりですが、中でもコレクターが注目したいのは「コンベンションモデル(スーベニアモデル)」と呼ばれるコンベンション限定の車種ではないかと思います。
例年、チケットカー、ディナーカー、RLC Partyカーなどが用意されていて、2016年のRLC Partyか何かは普通に$100オーバーで取引されててビックリしました。
今回僕がゲットしたのはコンベンションモデルの中の「チャリティーカー」です。
チャリティーカー
チャリティーカーについても詳細はわかり兼ねますが、おそらく売上金の一部をチャリティに回すものではないかと思います。
アメリカの人たちは日本人に比べて「寄付」に対する心理的なハードルが低いと聞きます。
日本人はなかなか募金とかもしないですし、Wikipediaの寄付も「どうしようかな・・・」ってなりますよね。
でも今回ゲットしたようなドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズのように、病気と闘っている子どもとその親の助けになって、そのうえ限定モデルが貰えるとなれば・・・そりゃ僕らだって寄付したくなるのではないでしょうか。
(・・・って、僕は中古でゲットしてるので全くチャリティーに貢献できてませんが・・・)
このモデルは13th Annual Collector’s Convention(1999年)のチャリティーカーで「8th Annual Collector’s Car for Charity」と書かれているので、チャリティーカーという枠が登場したのが1992年なのかもしれません。
チャリティーカー自体はドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズだけでなくいろいろなモデルがあるみたいですね。
日本のイベントでも行われているのかな・・・?気になるところです。
13th コレクターコンベンションのチャリティーカー・1970シェベルSSのレビュー
では実際のモデルの方、みていきましょう!
梱包はブリスターではなくビニールの袋と紙のタグがホッチキスで留めてあるだけ、というものです。
タグ(台紙?)には8th Annual Collector’s Car for Charityと書かれており、8年目のチャリティ用コレクターモデルであることがわかります。
1999年の10月14~16日の間にミシガン州ディアボーンで行われた13th Annual Collector’s Conventionのものであることを表すロゴも入っていました。
2000年以降はCollector’s Conventionはカリフォルニアで行われたことを考えると、最後の「カリフォルニア以外のCollector’s Conventionモデル」と言えますね。
裏面には「Adult Collectible Die Cast Metal and Plastic Parts」との記載があります。
余談ですが、僕らはメタル製ボディのことを「ダイキャスト製」と呼んでしまいますが、正しくは「ダイキャストメタル製」なんですよね。・・・ほんと、余談ですし、僕はこれからもダイキャスト製って言っちゃうと思いますがw
右側には1996年から2000年まで使われたホットウィールロゴと、マテルとマクドナルドのコピーライトが描かれています。
マテルとマクドナルドのコラボアイテムと言っても良さそうですね。
また、左下にはイベント主催のHot Wheels NewsLetterの連絡先も入っていました。
フロント・リア
正面と背面はこんな感じです。
コンベンションモデルといってもライトの塗り分けのなさやボディの傾きなどはホットウィールクオリティと言えますね。
サイド
マクドナルドのコーポレートカラーである赤と黄色で塗られているため、一発で「マクドナルドの車でしょ!」と言われそうなサイドビューです。ポテト食べたい。
マクドナルドのロゴ、ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズのロゴ、そして
13th Annual Collector’s Conventnionのロゴも入っていました。
マクドナルドのチャリティーカーはこれが第4弾で、他にもPurple Passionや’67 Camaro、Dairy Deliveryなんかも確認されています。
2005年には真っ白なチャージャーがマクドナルドチャリティーカーとして登場していたようです。
タイヤはリアルライダーを採用。
僕がゲットしたモデルはリアルライダーだからなのか、傾いているからなのか、ボディにタイヤがやや干渉してしまい、ありえない程に走りませんでしたw
トップ・ベース
ボンネット部には黄色地に赤抜きでマクドナルドのロゴが描かれています。
赤いマクドナルドロゴというのも、なんだか珍しいですね。
ルーフにはドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズのロゴが、
トランク部にもチャリティーカーであることがしっかりと記載されています。
ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズは病気の子どもとその家族を支える、100%寄付で成り立っている団体です。
アメリカにおいては2016年時点で182カ所のハウスがあり、自宅から離れた病院へこどもが入院することになった時に家族が安価に利用できる第二の家のようなもので、日本でも全国に12の施設が存在しています。
[参考]ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン
車体のベースには1998年の著作年と、マレーシア製であることが記されていました。
1970 Chevelle SS 異なる生産国の比較
ついでなので、僕が所有している1970 Chevelle SSの中国製のモデルと比較してみようと思います。
1970 Chevelle SSはシボレー・シェベルの二代目、1970年モデルのSSグレードになります。
ホットウィールでは1999年にFirst Editionとして登場。
僕が持っていたのは2000年のベーシックカーで登場したシェベルSSです。
ヘッドライトだけ自分で塗ってしまいましたが、他は手を加えていません。
なのにフロント部分の車高がずいぶんと低いですね。
横から見てもわかる通り、お尻の高さは同じなのにゴールドの2000年モデルの方が前傾姿勢になっています。
ベース形状がもはや違うということですよね~・・・もっともっとサンプルが欲しい・・・。
ベース部分は基本的なデザインが同じなので「ついにメタルとプラで同じ金型のものを見つけたか!?と心が躍りましたが、やっぱりディテールの違いがありますね。
メタルの方はマレーシア製、プラの方は中国製です。
1999年にデビューして、翌年にはもう他の国での生産が始まるものなんですね~。
直近のものは昨年のワイスピアソートにあったもので、タイ製です。
・・・どこかで見つけたらゲットして比べたい。
おわりに
というわけで、コンベンションモデルのチャリティーカーのレビューでした。
コンベンションについてはもっと調べてしっかりとまとめたいですね~。
そしていつかは参加したいところです。
今度の3月か4月に行われる17th Annual Collectors Nationalsでは人気車種のTexus Drive ‘Emなどがコンベンションカーとしてラインナップされることが分かっています・・・うーん、欲しいぞ!
Comment
こんにちは、これは激レアではないですか?!僕はリアルライダーものは集めてないのでなんとも言えませんので、詳しくはほかの皆さんにお聞きください。しかしマクドナルドチャリティーモノは相当高いと聞いたことがあるのでこれはにわかマニアさんのブログで今まで紹介された中では一番レアなんじゃないかと思いますwシェベルも相当カッコイイですね!!!僕まで欲しくなっちゃいましたw大切になさってください
harunamさん
こんにちは!コメントありがとうございます。
>これは激レアではないですか?!
激レアの基準がなんとも言えませんが、ebayなんかでは結構出品されてますね。
>しかしマクドナルドチャリティーモノは相当高いと聞いたことがある
そうなんですか!?
ってことはこれ、断然安くゲットしたのでかなりラッキーでしたね・・・
こんばんは!
これはスゴイモノが来ましたね…
ショップなどで見るとコンベンションモノはどれも高い値段が付けられていて、なかなか手が出にくいです。
ちなみにこのモデルはアティックトイズ様だと3,910円でした。再入荷の際にはもう少し値段が上がってそうです。
このモデルのように袋にホチキス止めされているバギーパックはブリスターに比べるとガードが薄いため保管に気をつけなければと考えてしまいます。(考えすぎかな?)
私はシェベルSSのファーストエディション(メタルベース)を2台所有してますが、どちらもタイヤが車体に干渉してうまく走りません。
キャストの仕様なんでしょうか。
koishiさん
こんばんは!コメントありがとうございます。
>これはスゴイモノが来ましたね…
おお、、みなさんがそう仰るので、そんな気がしてきました・・・。
>ショップなどで見るとコンベンションモノはどれも高い値段が付けられていて、なかなか手が出にくいです。
>ちなみにこのモデルはアティックトイズ様だと3,910円でした。再入荷の際にはもう少し値段が上がってそうです。
コンベンションモデルって、それこそピンキリかなーと思ってたんですが、3,910円ですか!?
開けないでとっとけばよかったかなw
そう思うと先日ヤフオクでRLCパーティーカーが2,000円ぐらいで落札されてたのは激安だったんですね・・・入札しとけばよかった。
>このモデルのように袋にホチキス止めされているバギーパックはブリスターに比べるとガードが薄いため保管に気をつけなければと考えてしまいます。(考えすぎかな?)
こういうの、バギーパックっていうんですね。勉強になります。
たしかに「コレクター向けアイテムがこんな梱包でいいの!?」って感じですw
僕は比較的雑に扱っちゃうほうなので・・・気をつけます。
>私はシェベルSSのファーストエディション(メタルベース)を2台所有してますが、どちらもタイヤが車体に干渉してうまく走りません。
>キャストの仕様なんでしょうか。
おおー、貴重な情報ありがとうございます!
どうなんでしょう・・・僕の中華シェベルはそこそこ普通に走ってくれるので、もしかしたらマレーシア製のヤツがダメなのかもですね??
こんばんは〜
遂にコンベンションモデルに手を出しましたか…にわかとはなんだったのか…
日本でもマクドナルドのチャリティーはありますが、貰えるものは靴下です。実用的ではあるけど、いらないなぁ…
koishiさんもコメントするように殆どのコンベンションモデルは海外モノということもあり、流通的にも金額的にもポンと買えるものではないんですよね。ebayならまだ流れてるのかな?
ちなみに日本においてチャリティーのハードルが高いのは今の景気もそうですが、「本当のチャリティー」じゃないからというのが1番の理由かと。日本でも海外でもチャリティーを目的とした番組やイベントはありますが、海外ではギャラが出ないことが殆どなのに対して日本ではギャラが出ています。「困っている人のために募金したのにそのお金は実際に出演者の懐に入っている」そういった事を考えるとなんだか善意を悪用されているみたいで、募金は躊躇してしまいますよね。
5踏みさん
こんばんは!コメントありがとうございます。
>遂にコンベンションモデルに手を出しましたか…にわかとはなんだったのか…
www
にわかゆえに、いろんなモデルに触れたいと思ってます!
>日本でもマクドナルドのチャリティーはありますが、貰えるものは靴下です。実用的ではあるけど、いらないなぁ…
靴下かぁ・・・w
要らないなぁ。。。
>koishiさんもコメントするように殆どのコンベンションモデルは海外モノということもあり、流通的にも金額的にもポンと買えるものではないんですよね。ebayならまだ流れてるのかな?
海外モノってのがネックなんですね・・・。
ebayでは同モデルがそれこそ価格ピンキリで出品されていたと思います。
僕は国内の某オークションで入手したんですが・・・みなさんの意見を聞くとかなり格安だったみたいです。ラッキーでした。
>日本においてチャリティーのハードルが高いのは今の景気もそうですが、「本当のチャリティー」じゃないからというのが1番の理由かと。
>海外ではギャラが出ないことが殆どなのに対して日本ではギャラが出ています。
えっ・・・そうなんですか。
チャリティーライブとかって完全ボランティアなんだと信じ込んでました。。。
確かに、会場を抑えるのにも、電気代やらパンフレット代やらを考えても、そこに関わる全ての人がボランティア精神でやってくれないと全額チャリティってのは難しいですね。
それでも受け取れる側からしたら、そういうイベントや著名人の名前を借りてでも資金援助があった方が助かるのも事実だし・・・今更ながら、なかなか考えさせられる問題です。
にわかマニアさん、こんにちは!!!
チャリティ用のコンペティションモデルとはまたマニアックなアイテムですね。
「ホットウィール大辞典」なんかを読むとこの手のアメリカでのイベント限定のホットウィールがたくさん紹介されていて、アメリカはいいな~ と羨ましくなります。
この手の限定モデルだとカスタム・オットーが一番欲しいですね。
豪華版のサイドラインにいつかラインナップして欲しいものです。
林さん
こんにちは!!!コメントありがとうございます。
先に書かせて頂きますが、カスタムお疲れ様でした!!!
短期間であんな変態的なものを・・・すごいです。プロのチカラをまたしても見せつけられました。
>「ホットウィール大辞典」なんかを読むとこの手のアメリカでのイベント限定のホットウィールがたくさん紹介されていて、アメリカはいいな~ と羨ましくなります。
そうなんですか~。
ただイベントものってどうしても元から高い金額が設定されているので、僕はどちらにしろ手が出せないかな・・・と思っちゃいます。
このモデルは本当にたまたま安価に入手出来たのでラッキーでした。
>この手の限定モデルだとカスタム・オットーが一番欲しいですね。
わかります!!!
僕もアレがモデル化されていることを知ってから、「いつかは欲しい一台」のうちの1つに入れてます。
たまにオークションとかで見かけるんですが、やっぱり高値で落札されていくので手が出ません・・・。
>豪華版のサイドラインにいつかラインナップして欲しいものです。
そうですね。
Custom Continental Mark3なんかもRLCモデルでリキャストされているんだからサイドラインで出してほしいところです!