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Hot Wheels COLLECTIBLESシリーズのまとめ

ホットウィールを集め始めたぐらいからずっと気になっていた「COLLECTIBLES」。
そのうちの1つをついに入手することができました。

いまから20年近く前のアイテムなので・・・現役コレクターさんでも「まともにみたことない」って方がいるのではないかと思われます。

そんなHot Wheels COLLECTIBLESシリーズについてのまとめです。

ホットウィール・コレクティブルズについて

ホットウィール・コレクティブルズは1996年にスタートしたアダルトコレクター向けのシリーズ。

今でこそ大人向けのミニカーとして根強い人気のあるホットウィールですが、30周年を目前にしたこの頃はまだまだホットウィールも大人の階段を上っている状態にありました。

1991年リリースのPURPLE PASSIONに始まったアダルトコレクターへのアプローチとして、マテルが一発仕掛けたシリーズの一つ・・・という感じですね。

「全米の玩具屋から姿を消した」で有名な最初期Purple Passionのレビュー。NEXとの比較検証も。

60年代当時ホットウィールで遊んでいた子供たちは90年代には30~40歳代に成長しているわけですよ。
たまたま子供と訪れた玩具売り場で「あ、ホットウィールだ懐かしい~」みたいなことを言いながら店頭で手に取ったアイテムがPURPLE PASSIONとかVW BUSだったなら・・・そりゃ震えますってw

マーケティングに長けていると言われるマテルですので、そういったお父さんがたの姿が企画時には目に浮かんでいたんでしょう。

1996年にはCOLLECTIBLESよりもさらに上級なシリーズであるLEGENDSも同時に登場し、どちらも2000年まで続きました。

Hot WheelsのLEGENDSシリーズについて

翌2001年には双方のアイテムを統括した上級シリーズとして100%ホットウィールが誕生します。

100%ホットウィールシリーズについてのまとめ。ついでに’70 Firebird T/Aのレビュー。

つまりCOLLECTIBLESおよびLEGENDSは100%ホットウィールの源流であり、さらには今日のHWC/RLCモデルやCar Cultureなどのプレミアムラインが生まれた背景にCOLLECTIBLESやLEGENDSの展開があると言っても過言ではないでしょう。

COLLECTIBLESの概要

COLLECTIBLESは1996年の登場時点では「既存金型を使った、ややグレードの高いモデル」という位置づけにあったそうです。
ハイクオリティモデルであるLEGENDSシリーズとベーシックカーの中間的な役割を担っていたんだとか。

Photo by ebay.com

基本的に2~4台のセットで販売され、そのセットにはコレクター心をくすぐるようなテーマ(’57 CHEVY 4種セットとか)が設けられており、要は「企画力で勝負!」という部分でもLEGENDSシリーズとは一線を画していたわけです。

こういうCOLLECTIBLESのセット、未だにリサイクルショップでちょいちょい見かけますね~。
値段がかなりえげつないことになっていますが・・・w

ちなみにLEGENDSは1996年の登場時点より、既存モデルのラインナップだったとしても新規金型(LEGENDS専用アイテム)が採用されました。

Photo by ebay.com

LEGENDSのツインミルもこれもんですよ・・・。

そういう住み分けをしていたアダルトコレクター向けシリーズ2種ですが、1997年にはCOLLECTIBLESも「COLLECTIBLES専用アイテム」を展開し始めます。

Photo by ebay.com

例えばこれ。
ラリー・ウッド氏(L.Wood=ELWOOD)の手によるCOLECTIBLES専用金型のElwoody CUSTOM CARSに採用された2種なんかはベーシックカーとして買うことは出来なかったアイテムでした。

1999年ごろには「SINGLES」という単体でのCOLLECTIBLES展開が始まります。
今回僕がゲットしたのはこのSINGLESです。

SINGLESはそれまでテーマ販売が基本だったCOLLECTIBLESのアイテムをバラ売り×別バリエーションにしたもの。
イメージとしてはTeam TransportのCARRY ONとかSAKURA SPRINTERとかが別カラーの単品で売られている感じでしょうか。
当然セットに比べて価格も下がったと思うので、コレクターにしてみたらより集めやすくなったのではないかと思われます。

そして2000年になってやっと日本では京商がCOLLECTIBLESの輸入をスタートしたそうです。
これで日本のコレクターも一気に入手しやすくなったわけですね。

前述のとおり2001年からは新しいコレクティブルラインである100%ホットウィールがスタートします。
専用金型およびテーマごとのセット販売、SINGLESという形態は全て100%ホットウィールに引き継がれていくことになりました。

COLLECTIBLES(SINGLES)の仕様レビュー

今回僕が入手したのがSINGLESなので、それベースでの仕様解説になります。

単体売りでもこのように外箱からしっかりした造りで売られていたようですね。
ディスプレイケースにしっかりとミニカーが固定されており、まさにコレクティブルライン!という感じ。

僕からしたら100%ホットウィールと全然区別がつかないっていうか・・・むしろロゴを替えただけなんじゃね??って感じに見えます。

※ちなみに裏面には「COOL COLLECTIBLES」というシリーズ名称が書いてあったのですが、このシリーズ名も100%ホットウィールに引き継がれています。

ボックス裏面には「LIMITED EDITION」というタグがあり、何やら番号が振られていました。
これが全てのCOLLECTIBLESに採用されていたのかはわかりませんが、限定数量での販売ということになるとHWC/RLCの源流にもなっていそうですね。

外箱から取り出すとこんな感じ。
あれっ・・・?なんでディスプレイケースが宙に浮いてるんだ・・・?と思ったら、

ディスプレイケースごとブリスターでパッケージングされていました。
なるほどなるほど・・・COLLECTIBLESと言えどブリバリしないと中身は拝めないわけですね。

ちなみに箱の中にはミニカーと一緒に、アンケートはがきおよび2年間の保証書(と思われるもの)が入っていました。
保証が適用されるのはUSのみとなっていますが、それでもミニカーにこういうのがついてくるっていうのは僕にとっては新鮮ですw

ブリスターをバリッとやったらディスプレイケースが取り出せました。
中身がゴールドだからケースもゴールドに輝いている・・・のではなく、経年によって黄ばんでいます。

まぁ・・・今から20年近くも前のアイテムだと思ったら仕方ないですね~。

同様に、COLLECTIBLESや100%ホットウィールを購入する時の「あるある」なんですが、エンジンフードのオープンギミックを支えるために使われていた輪ゴムが劣化し、ボロボロになってしまっています。

まさかマテルとしても「こんなに長い間、輪ゴムを外さないで飾っておくとは思わなかった!!」って感じでしょうかw

ボロボロなだけならまだしも、本体にくっついてしまって・・・何かしらの化学反応を起こしちゃってるんですよねえ~・・・。
たとえばメタルベース部分だったら輪ゴムが緑色に変色してましたし・・・ボディの方は塗装とくっついちゃってる状態っていう。

貼りついているものはピンセットなどで摘まんでやればすぐに取れるんですけど、もれなくボディ側の塗装も一緒に持って行かれます。
なので・・・COLLECTIBLESや100%ホットウィールを入手する時は未開封品よりもむしろ綺麗な状態のルース品を探した方がいいかもしれません。

台座から外し、輪ゴムを無理やり引っぺがした後の状態がこちら。
輪ゴム痕がなんとも痛々しい感じですが・・・それ以外の部分はまさにCOLLECTIBLESと呼ぶにふさわしい仕様だったと思います。

ギミック付き、メタル×メタル仕様、細部への塗装などを考えても今のプレミアムライン(Car CultureやEntertainment)以上かなと。
※その分価格も倍以上していたそうですが・・・。

フード内部の再現具合はこんな感じ。
僕らが知っているKING KUDAとは違いますが、100%ホットウィールあたりのアイテムって印象ですね。

ちなみにすべてのCOLLECTIBLESがこうというわけではないのですが、今回僕がゲットしたものはたまたま初期ホットウィールを模したアイテムだったようで、レッドラインホイールが取り外せる仕様になっていました。

このあたりにもHWC/RLCへの流れを感じます。

おわりに

というわけで、COLLECTIBLESについてのまとめでした。

今回はたまたま手の届く範囲にこのKING KUDAがあったのでこれをゲットしましたが、せっかくなら今度はセットものや専用金型アイテムを入手したいところですね!!

お役に立てたらシェアして貰えると嬉しいです!

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Comment

  1. poncha2016 より:

    こんにちは。

    おお!
    古き良きホットウィールにも踏み込みはじめましたねぇ~

    私もはずかしががら、にわかぶりを発揮w
    ”COLLECTIBLES”も、”100%”も、ホットウィールを
    集め始めた頃に500~1000円で手軽にゲットして
    あんまり気にせずにブリバリ(というか開封)して
    遊んだり、飾ったりしています~。

    去年や一昨年は(まだ日本車投入が少なく?)今ほど
    ホットウィール人気がなくて入手しやすかったのかも~

    また、いずれ珍しいモノをゲットしたら紹介してくださいねっ

    • にわかマニア管理人 より:

      poncha2016さん

      こんにちは!コメントありがとうございます。

      最近のアイテム(たとえばJH1とか)よりもむしろこの当時のアイテムの方がリサ店では見かけるような気もしますw
      なので集め始めぐらいによく出会うのかな~??

      >去年や一昨年は

      やっぱり日本車投入ラッシュあたりからの購買者数ってかなり増えてますよね?
      どうりで発売日に行ってもなかなかいいのが買えないわけだぜ!

      >また、いずれ珍しいモノをゲットしたら

      言わずもがなですw
      よーしMEAゲットしてブリっといっちゃうぞー

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