ホットウィールから学ぶ、自動車のパーツ名称あれこれ。
2017/12/22
僕がこのブログを書くにあたって、ずっと思っていたことがあります。
それは、「自動車のパーツ名称って難しい」ってことです。
調べていてもぶっちゃけどこがどこなのかよくわからないということが多々あるんですよ。
おそらく自動車整備系の本でも買えば一発でわかることだとは思うんですが、僕のようになかなか重い腰が上がらない人もいるのではないでしょうか。
そこで、ミニカーを通じてパーツ名称を知っていけたら便利だなと思い、まとめてみました。
ただし、あくまで「ミニカー的な視点」を重視し、わかりやすく簡単な表現にとどめています。
というのも僕自身が車の構造等に全く詳しくなく、難しい説明ができないということが第一に挙げられます。
そのため、曖昧な表現も多く、間違っている部分も多いかもしれません。
※間違っている部分があれば正して頂けると幸いですw
また、とりあえず僕が学んだことベースでのまとめなので、粒度もまちまちです。
「これってどうなの?」「この用語がよくわかんないんだけど」「この項目を載せないとはwww」などもあれば、ぜひぜひ教えてください。
車体関連
ボディ(Body)
車の”ガワ”のこと。
その車の強度やデザインに関係する部分。
ミニカーを好きになり始める当初は、ボディデザインの優劣がかなりの割合を占めるのではないでしょうか。
シャーシ(Chassis)
車の枠組みのこと。
ミニカーにおいてはベース(車両底面部)とほぼ同義。
日本語読みではシャシ、シャシー、シャーシーなどがありますが、ミニ四駆世代は「シャーシ」と呼んでいたと思う。
モデルカーズ標準は「シャシー」。
ルーフ(Roof)
車の天板のこと。
ルーフトップ、トップなどとも。
天井まで窓が繋がっている場合はルーフウィンドウのように呼び、その窓自体のことはグラスルーフとか言ったりする。
ボンネット(Bonnet)
乗用車の運転席前部にある蓋のこと。
本来はフロントエンジン車両におけるエンジンフードのイギリス英語がボンネットであり、ミッドシップ車やリアエンジン車の場合には運転席前部がトランクとなるためその場合には「トランクリッド」と呼ぶのが正しい。
僕のように「ミニカーのエンジン構造までは頭が回りません」と言う人は「フロントリッド」と言っておけば間違いないかもしれません。
とはいえ、日本においては一般的に、その中がエンジンルームだろうとトランクルームだろうと「ボンネット」で通じるので便宜上ボンネットと呼んでおけば会話は成り立つ感じですw
ピラー(Pillar)
車を支える柱。
車両前部からAピラー、Bピラー、Cピラーと呼ばれている。
中にはDピラーが存在する車も。
ホットウィールにおいてはBピラーは省略される傾向にあり、あったとしてもウィンドウパーツのモールドで再現されている場合が多い。
エキゾーストパイプ(Exhaust Pipe)
自動車の排気管のこと。
エグゾーストパイプとも呼ぶ。
しばしばマフラーと混同されますが、マフラーは排気管の先についている吸音気・消音機(サイレンサー)のことで、排気管そのものではありません。
グリル(Grille)
自動車の顔となる、フロント部分の網状の部分。
フロントエンジン車においてはエアインテークの役割を兼ねている。
そのため、リアエンジン車の場合にはフロントグリルがないものも。
語源はバーベキューなどで使われるグリル。
エンブレム(Emblem)
主にフロントグリルやフロントノーズ部に配置される自動車メーカーのロゴをエンブレム(紋章)と呼ぶ。
タイヤハウス
タイヤが取り付けられる部分。
フェンダーの内側。
フェンダー(Fender)
タイヤのカバーのような部分。
泥はねなどを防止する役割や、単純に人がタイヤの回転に巻き込まれにくくする役割がある。
スポイラー(Spoiler)
エアロなどとも呼ばれるいわゆる空力パーツのひとつ。
車両後部につけるものをリアウィング、リアスポイラーと呼ぶ。
車両前部にあるものはフロントスポイラー、またはチンスポイラー(チン=顎)、リップスポイラー(リップ=唇)と呼ぶ。
ディフューザー(Diffuser)
これも空力パーツの一つで、車体下部の気流を拡散する役割があるもの。
気流の出口である車両後部に配される。
エアインテーク(Air Intake)
エンジンルームへの吸気として車体に開けられた口のこと。
換気や冷却、走行風を利用してうまくゴニョゴニョするなどの役割がある。
フロントエンジン車のボンネットなどににょっきり出ているものはエアスクープと呼ぶことも。
エアクリーナーと混同されがちですが、エアクリーナーはエアスクープの中で空気をクリーンにするパーツのこと。
ヘッドライト(Head Light)
フロントに配されているライト。
ミニカーにおいてはタンポ印刷によって再現される場合とクリアパーツによる仕上げの場合があるが、ホットウィールではいずれも省略されることが多い。
テールライト(Tail Light)
車体後部に配されているライト。
ブレーキランプとほぼ同義。
ホットウィールにおいては省略される傾向にある。
サスペンション(Suspension)
主にバネなどによって路面からの衝撃を車体に伝えにくくする役割のあるパーツ(機能?)。
トミカやマッチボックスの板バネが有名ですが、ホットウィールでも一部採用されている車種があります。
初期ホットウィール及びRLCカーはトーションバーサスペンションという車軸を工夫してサスペンション機能を付けているのに対し、近年のホットウィールの場合はインテリアパーツの軟質樹脂という素材特性を生かしたサスペンションが採用されていて、コストダウンと機能面との両立を叶えた良例と言えます。
プロペラシャフト
フロントエンジンリアドライブの車両において、フロント部エンジンの回転を後輪に伝えるために車体底面に配されたシャフトのこと。
リアハッチ・テールゲート(Rear Hatch / Tail Gate)
車体後部の上下に開けられるドア。
主に乗用車の荷台部分の上に開くドアをハッチ、トレーラーなどの下に開くドア(兼スロープ)をゲートと呼ぶ傾向にある(気がする)。
テールフィン
50年代のアメ車に見られた、車体後部の「尾ひれ」のこと。
エンジン関連
フロントエンジン
運転席の前部に配されたエンジンのこと。
エンジンが前にある後輪駆動車の場合フロントエンジンリアドライブ(FR)などと呼ばれる。
ミッドシップ
スポーツカー、スーパーカーに見られる、後部座席あたりに配されたエンジン。
リアエンジン
60年代の空冷車などに見られた、車体の後部にあるエンジン。
スーパーチャージャー
ホットウィールのホットロッド車でよく見る、ボンネットから飛び出たごっついパーツ。
これ自身がエンジンというわけではなく、外付けのパワーアップエンジン的なもの。
タイヤ関連
リム
ホイールの外縁部。
タイヤの内側にある金属の円になっている部分。
これが深いものが「深リム」と呼ばれるホイールで、めちゃくちゃカッコいいヤツです。
スポーク
リムと車軸(ハブ)を結ぶ柱のようなもの。(写真の青緑の部分)
ホットウィールではスポークが5本のものが5-Spokes(5SP)、7本だと7SP、10本だと10SPのように呼ばれる。
スリック
溝のないタイヤ。
レース車両などに用いられる。
ホットウィールのノーマルタイヤは基本溝がないのでスリックということになりますが、たいていはリアルライダー(ゴムタイヤ)に対してのみ用いられる。
ウォール
タイヤの側面にあるゴムの部分。
写真のように白く塗られているものはホワイトウォールタイヤと呼ばれる。
ホットウィールの初期モデルはここに赤い線が入っており、レッドラインタイヤと呼ばれている。
おわりに
というわけで、ホットウィールから学ぶ自動車のパーツ名称でした。
ちょっと駆け足で作ってしまったので、インデックスや言葉尻なんかもめちゃくちゃですね・・・。
随時”使えるように”追記修正していく予定ですので勘弁してください^^;
Comment
差しでがましいですが
エンジン関係の部品について、
ロジャーダジャーでいうとエンジンのシリンダーヘッドがV字に突き出してその間から垂直に立っているのがスーパーチャージャーですね。(ブロアーとも言ったり)。
)エンジンに無理やり空気を押し込むための掃除機みたいなものです。)
エンジン動力で中の風車を回すため外からベルトがかかっていることが多いです。
この風車をエンジン排気のエネルギーで回すのがターボチャージャー。
(エキパイ途中にかたつむりみたいな風車がついています。)
ほかにホットウィールではタービンエンジンやロケットエンジンジェットエンジンの車もあったりして楽しいですよね。(ターボジェットエンジンやターボファンエンジン等この中でも色々種類はあるのですが。)
ホットウィールに限らずUSAのカーモデルってこのエンジンが主体みたいな構成で好きなんです。
HALCAさん
コメントありがとうございます!
>ロジャーダジャーでいうとエンジンのシリンダーヘッドがV字に突き出してその間から垂直に立っているのがスーパーチャージャーですね。(ブロアーとも言ったり)。
ありがとうございます!こういう補足が助かりますw
>タービンエンジンやロケットエンジンジェットエンジン
この辺りも追記していきたいですね~。
仕組みはさておき、どんな形状のどれが何・・・ってところだけでも網羅しておきたい感じです。
>ホットウィールに限らずUSAのカーモデルってこのエンジンが主体みたいな構成で好きなんです。
そうなんですね~。
文化の違いで、USではドレスアップよりも速度重視みたいなのをどこかで聞いたことがあります。
そう思うととりあえずの要となるエンジンは外せないんでしょうね!
すげーがんばりましたね。
特に画像のチョイスが秀逸です!
編集は激めんどくさかったと思いますが。
今後アップデートされる際、「フェンダー」の項目に「ブリスターフェンダー」も
加えるとより充実するんじゃないでしょうか。
7月に新キャストで出るスカイライン34Rなんかはブリスターフェンダーですが
ノーマルフェンダーのモデルがないので、同一車種で比較できるモデルがあるといいんですがね。
ともかくお疲れ様でした。
sk8erさん
コメントありがとうございます!
>すげーがんばりましたね。
いやー、そういってもらえると報われますw
>今後アップデートされる際、「フェンダー」の項目に「ブリスターフェンダー」も加えるとより充実するんじゃないでしょうか。
ブリスターフェンダーという言葉を知りませんでした!
今後追加していきますね!
>7月に新キャストで出るスカイライン34Rなんかはブリスターフェンダーですがノーマルフェンダーのモデルがないので、同一車種で比較できるモデルがあるといいんですがね。
そうですね。
比較できると「これってどれのこと??」が一発でわかるんですけどね~。
こうやって欲しいモデルが増えて行っちゃうんだなぁ・・・w
連投失礼いたします。
ブリスターというと、マッスルカーにはおなじみのボンネットの膨らみをいうこともあります。(パワーバルジとも)。エンジンにスーパーチャージャーなどの補機を追加した時、ボンネットが閉まらなくなるのを回避するために設けられる膨らみです。
マッスルカーの力強さを強調する部分ですよね。
あとはボンネットに穴を開けてエアクリーナーボックスをむき出しにするシェイカーとか(スタイルの話ですね。)
HALCAさん
>連投失礼いたします。
ガンガンくださいw
>ブリスターというと、マッスルカーにはおなじみのボンネットの膨らみをいうこともあります。(パワーバルジとも)。
パワーバルジも初耳です・・・まだまだ知らない用語があるなぁ・・・。
>あとはボンネットに穴を開けてエアクリーナーボックスをむき出しにするシェイカーとか(スタイルの話ですね。)
今回は「パーツ」に限って書こうと思いましたが、思いっきり「ミッドシップ」とか書いちゃってますし、このあたりの切り分けが難しいですねw
スタイルでいうとドラッグカーとかギャッサーといった車そのもののスタイルなんかもまとめられたら・・・という野望もありますw
ごめんなさい。ウソついてますね。
補機に限らずエンジン自体大きなものを積んでも当然ボンネットは閉まらなくなる為バルジが設けられますね。
ブリスターは「気泡」の意味の通り追加された膨らみ全般に当てはまるのかと。
ギャッサーとかアルタードとかドラッグスターのスタイルやクラスについてははっきりわからないことが多いので纏めて貰えるととても嬉しいです。
HALCAさん
>補機に限らずエンジン自体大きなものを積んでも当然ボンネットは閉まらなくなる為バルジが設けられますね。
とにかくボンネットが閉まらなかったらバルジ、と思っておけばいいんですね!?
>ブリスターは「気泡」の意味の通り追加された膨らみ全般に当てはまるのかと。
ブリスターの本来の意味は気泡だったんですか。
当然ブリスターパックもそこから来てるのかな。
>ギャッサーとかアルタードとかドラッグスターのスタイルやクラスについてははっきりわからないことが多いので纏めて貰えるととても嬉しいです。
いやいや、僕も全然わからないですからね!?w
期待しないで待っててくださーいw
カスタムカーでは出っ張ったボンネットを新造するなんてせず、出っ張ったら当たった部分に穴を開けて飛び出させる、若しくはボンネット自体を取っ払ってしまう事の方が多いかも?
HALCAさん
ああ、ホットウィールでよく見る光景ですねw
雨が多い日本で同じようなカスタムをすると直接エンジン部分に雨が降り注いでしまうことになるのが「大丈夫なの?」って感じちゃいます。
うわー、がんばりましたねー。
1項目1日でも良かったくらいのボリューム。
さて、明日は・・・
晴れたら並ぶ、
降ったらギリギリ入店
の予定です。
poncha2016さん
コメントありがとうございます!
>1項目1日でも良かったくらいのボリューム。
いや、それにしてはボリュームが少なさすぎる項目もw
>晴れたら並ぶ、
>降ったらギリギリ入店
僕は晴れたらトイザらスと西友、雨なら西友のみ!
いずれもギリギリ入店!w
どーも、どーも。
ロジャーダッジャーのEgのことを聞きたいんだけど、この日記に載っている写真は3型のバレンタインに、2型のEgだよね。
先日2人の先輩とオフ会をしたんだけど、大量の頂き物の中に1型の香港製ゴールドが入っていてビックリぽん。
もう1人の先輩がクラッシクスの2型を持っていたんだけど、エンジンが青みがかっている。
「2型のエンジンは途中でEg部の材質変更をしたのかなぁ?」
という質問。
1型のEgは良い色してるよ。
しまさん
どーもどーも!コメントありがとうございます。
>この日記に載っている写真は3型のバレンタインに、2型のEgだよね。
そうですね。たまたま手元にあったのが遊びで載せ替えた時のヤツで・・・紛らわしいことをやってしまいました^^;
>大量の頂き物の中に1型の香港製ゴールドが入っていてビックリぽん。
おおおおお・・・ほんと、ホットウィールコレクターの大先輩ってなんでそんなに気前いいんですかね!?!?すごい!
>「2型のエンジンは途中でEg部の材質変更をしたのかなぁ?」
ええとですね・・・そんなの・・・わかるわけないじゃないですか!!w
てか、どこに目を付けてんすか!マニア過ぎですw
でも確かに僕がもってるヤツは青みがかってないですね・・・。
>1型のEgは良い色してるよ。
いつかはゲットしたい・・・そう思うモデルが山のようにあります。