1962 CHEVY BUBBLE TOPのレビュー!この世代だけの特別なベルエア![J2758]
2018/11/04
先日、某所にて落札致しました1962 CHEVY BUBBLE TOPです。
なんとなく物色していて、なんとなく見つけ・・・「かっこええやん」という理由だけで買ってしまったという一台。
いろいろと未開封品が溜まっているのにも関わらず新しいミニカーに手を出してしまうというのは、もう本当にアレかもしれませんw
※これを「ホットウィール買っちゃう症候群」=Hot Wheels Acquisition Syndrome(HWAS)と名付けましょう。
この症状を改善させるには開封してレビューするしかない・・・!というわけで。
1962 CHEVY BUBBLE TOPのレビュー、いってみましょう!
1962 シェビー バブルトップのレビュー!
本日紹介するのは2006年のClassics シリーズ2にラインナップされていた、1962 CHEVY BUBBLE TOPです。
Classicsは2005年よりスタートした「メタル×メタル、スペクトラフレーム」という仕様が採用されたシリーズで、SERIES 2はその第二弾。
全30種の実・謎交えたラインナップで、各車種5種類ぐらいまでのバリエーションが展開されるという大きなサイドラインだったようですね。
日本でも京商が正規に輸入したので、当時のコレクターさんたちはある意味買いやすいシリーズだったのではないかと思われます。
ただ、おそらく定価は683円(税込)だったようなので・・・かなりお財布に厳しかっただろうなぁ・・・w
1962 CHEVY BUBBLE TOPについて
1962 CHEVY BUBBLE TOPは1962年製のシボレー・ベルエアをキャスト化したもの。
ベルエアと言えば、GMの大衆車ブランドCHEVROLETにおいて1953年当初に上級シリーズとして設定された車です。
ロサンゼルスの高級住宅街「Bel Air」にちなんで名づけられました。
1958年、ベルエアには最上級グレード「インパラ・スポーツ・パッケージ」が設定され、1959年にはインパラがベルエアから独立し、ベルエア自体のグレードは「中級」に格下げされることになります。
以降しばらくの間、シボレーの上級車と言えばインパラということになり、当時の販売数としてもベルエアよりインパラの方が売れセンだったんだそうです。
そんな中でも1962年製のベルエアというのは特別な存在にありました。
その理由がこちら。
ピラー類が極端に細く、ガラス面が大きくとられ・・・やや丸みを帯びた形状も相まって”車に泡が乗っている”ようだったルーフ。
これが1962年のインパラには設定されておらず、かつベルエアにおいても1963年以降には廃止されたから、なんですね。
それゆえホットウィールにおいてもあえて1962年製のバブルトップという名称でキャスト化されているわけです。
ホットウィールにおけるデビューは2004年のサイドライン Auto AffinityシリーズのMotor City Muscleセグメントで、デザイナーはLarry Wood氏。
以降数年はメインラインへのラインナップなどもありましたが、2013年のCool Classicsシリーズでの登場を最後にリリースが停まっているアイテムです。
各部見ていきましょう。
フロント・リア
フロントマスクはまさに1962年製ベルエアのそれですね。
欲を言えばもう少しグリル形状やその上部(エンブレムが設定されるあたり)に抑揚が欲しかったような気もしますが・・・大衆車に位置しながらも大型のボディだったベルエアの雰囲気をよく捉えているのではないでしょうか。
この車、インパラ同様にローライダーカスタムのベース車としても人気だったそうですね。
丸目4灯のヘッドライトも当時のインパラ・ベルエアの特徴・・・といった感じ。
背面デザインもおとなしく、当時のベルエアが上級グレードではなかったことを物語っているような気がします。(あくまで主観)
サイド
ボディサイドから見ると、バブルトップと呼ばれるルーフ形状がよくわかります。
ホットウィールの縮尺でもピラーが細く造りこまれているように見えますし・・・ウィンドウもなんだかラウンド状ですよね。
実際の1962年製ベルエアも2ドアハードトップはこんな感じでBピラーがなかったようで・・・剛性とか強度的な部分がどうだったのかが気になります。
あとはローライダー化するのに必須と言われているトランク形状の長さにも注目ですよ!
ローライダーは50年代にロサンゼルスで生まれたカスタム文化で、こうした比較的安価だった車のトランクに「ハイドロ」と呼ばれる油圧ポンプシステム(のバッテリー)を仕込み、フロントサスペンションを上下させられるようにしたものに起源があるそうです。
そのシステムのおかげでボヨーンボヨーンと跳ねる”ホッピング”ができるわけですね。
当時の低所得者層による、「裕福な白人によるホットロッドに対抗するスタイル」がローライダーだったんだとか。(Wikipediaより)
ホットウィールをキッカケにこういう歴史を知っていけるのもまた面白いです。
車体後部には白地にシルバーでベルエアのロゴ(と、おそらくシェビーのエンブレム)が印刷されていました。
・・・み、見づらい・・・。
トップ・ベース
Classicsシリーズはボディおよびベースの素材がどちらも亜鉛ダイキャスト(ZAMAC)。
なのでメタル×メタルのズッシリ仕様となっています。
・・・これ、手に取ったとき地味に嬉しいんですよね~。
でもってボディはスペクトラフレームペイントの上級仕様です。
1962 CHEVY BUBBLE TOPはこのClassicsシリーズで3色ほど展開があったようですが、僕がゲットしたカラーは「ダークゴールド」。
なんとも激シブな色味・・・!
暗いところだとオリーブ~茶のような色に見える部分も、光に当たるとこの通り。
なんて表現したらいいんだろう・・・アンバーエールとカラメルの中間のような・・・琥珀色!?
とにかくめっちゃカッコいいです。。
底部には「’62 Chevy」という簡易的なネーミングと、タイ製であることが記されていました。
おわりに
というわけで、Classics Series 2より1962 CHEVY BUBBLE TOPのレビューでした!
なんとなく「お、かっこええ」と思って買ったアイテムでも、よくよく調べてみると色々な歴史が紐解かれていって・・・本当に面白いです。
特にベルエアとインパラが近しい関係にあるなんて今回初めて知りましたし・・・(へへっ・・・お恥ずかしい)
本当に日々ホットウィールを開封することが勉強になるもんですね~w
よーし、こうなったら是が非でもメインラインのインパラもゲットせねば・・・!
Comment
更新お疲れ様です。クラシックスは良いですよね。今も比較的入手しやすいので、ここ二、三年で集めだした自分みたいな新参コレクターでも入手できるから嬉しいです。
雷電さん
コメントありがとうございます!
クラシックス、比較的入手しやすいのはやっぱり流通数が多かったんですかね~?
僕もここ2年のコレクター歴ですが、やっぱり2~3個所有してますし・・・。
ただその中でも240Zとかは普通に高くて買えないです(泣)
ご無沙汰しております。何気に日々チェックさせて頂いております。
「ダークゴールド」?!渋いっすね。
’60s のCheyの渋さ?カッコ良さ?たまりませんですね。
インパラやマリブとか沢山あって、集めきれないです。って言うか中々出会えませんよね。
ChevyだけでなくFordなんかもたまりませんが、自分は’70sのマッスルカーよりずーっと好きですね。
これからも渋いネタもよろしくお願い致します。
ノスタル爺さん
どうもお久しぶりです!
コメントありがとうございます。
ダークゴールド・・・シブいですよ~!激シブ。
>’60s Chevy
そうですね~。メインラインものは本当になかなか出会えないですが・・・こういうサイドラインアイテムならたまに見かけるかなと。
っていうか、これでも全車種の網羅は出来てないわけで・・・まだまだ種類が増える可能性もありますよね。
僕も一度は60年代のGMマッスルカーに乗ってみたいという願望があります。
でもまぁ現実にはなかなか難しいだろうな・・・