100% Hot Wheels ’56 CHEVY 210のレビュー。一目でホットウィールとは気づけない上級仕様に見惚れる! | Hot Wheels 情報まとめ | ホットウィール にわかマニア

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100% Hot Wheels ’56 CHEVY 210のレビュー。一目でホットウィールとは気づけない上級仕様に見惚れる!

      2018/01/04  - ライセンスドカーのレビュー , ,

年に一回~二回だけ行けるリサイクルショップがあるんですが、そこで以前見かけていながらもスルーしてしまい、ずっ・・・と気になっていた100%ホットウィールがあったんです。
先日(といっても数か月前)たまたまそのショップに行ったらまだ売れ残っていてw
これはもう、今回またスルーしたら今度こそなくなっちゃうんじゃないか・・・!?と不安になって連れて帰ってきてしまいました。

それがこの’56 CHEVYです。

狩場がかぶっている方々からすると「ああ、あれにわかさんが持って帰ったのかw」と思ったかもしれませんね!

普段本当に渋い買い方しかできない懐事情の僕ですが、たまにはこういう買い物もいいよね・・・ってことでレビューです。

’56 シェビーのレビュー

リサ店で外箱がかなりボロい状態で売られていた’56 CHEVY。
なんとなく値札の剥がされた跡なんかから、リサイクルショップからリサイクルショップへと渡った商品なんじゃないかと思います。

それでも100%ホットウィールはハードケースに入っているものなので、基本的に中身は無傷なのが嬉しいですね。
※というかホットウィールは基本ブリスターものも無傷で売られていますがw

裏面もカード折れなど、外箱の損傷が激しいですね。

右上のナンバリング部分を見ると2003年のリリースであることがわかります。
また、右下には京商が輸入販売を行っていたことが記載されたシールが貼られていました。

京商が輸入していた当時のモデルは高額だったという話を聞きますが、100%ホットウィールはだいたいいくらぐらいだったのか気になりますね~・・・。
※ちなみに2008年の40周年記念100%ホットウィールは2,500円ぐらいだったそうです。

大人向けのホットウィールだからか、対象年齢の表示がない点もポイント高いですw

箱の中身はこんな感じ。
100%ホットウィール自体は僕にとって2台目なのですが、こうやって箱の状態のものをゲットするのは初です。
[参考]100%ホットウィールシリーズについてのまとめ。ついでに’70 Firebird T/Aのレビュー。

台座下のダンボールの中には当時のアンケートハガキが封入されていました。
マーケティング能力に長けているマテルですが、こういった地道な努力の賜物なんだろうなと思わせられます。

’56 CHEVYについて

ようやく箱から脱したハードケース状態がこちらです。

本キャストである’56 CHEVYは「トライシェビー」と言われるシリーズの1つ、CHEVY 210(ツー・テン)をキャスト化したもの。
トライシェビーは正式には「トライファイブ」と呼ばれる50年代後半(55年~57年)のシボレー・ベル・エア、150、210、ノマドを指す言葉です。

210は1953年以降にはベル・エアの下級ラインとしてラインナップされますが、それ以前はベル・エアと同じ「デラックス」という名称の車でした。
どことなくベル・エアのような高貴さが感じられますね。

100%ホットウィールはその前身である「Hot Wheels Collectible」ラインにおいて専用金型を作られてデビューしたアイテムをバリエーション展開したものであることが多く、本キャストも例外ではありません。
1999年のHot Wheels CollectibleシリーズにおけるREGGIE’S CARSという4カーパックがデビュー作となります。

その後、100%ホットウィールの「TRI FIVE CHEVY SET」(2001年)としてラインナップされるなどのバリエーション展開はあったものの、基本的にベーシックカー(メインライン)に落ちてきてはいないモデルみたいです。

ホットウィールにおいては2008年にラリーウッド氏デザインで「’56 CHEVY」が、2015年のレトロエンターテインメントではコンバーチブルの「’56 CHEVY」がリリースされていますが、いずれも本キャストとは造形が違いますね。
※余談ですが、1992年のラリーウッド氏のモデル「’56 FLASHSIDER」も底面の刻印には「’56 CHEVY」と打たれていますが、これも当然別物ですw
[参考]パーツ点数が少ないホットウィール?’56 Flashsiderをバラしてわかったこと。

台座

100%ホットウィールのハードケース、台座部分にはネジがあって、これで車体を留めていました。
かなり強く締まっていたのでドライバーでネジ山を壊しかけましたので・・・今後ゲットする方は注意ですw

このネジ、どこに留まっているのかなと思ったら、なんとカシメの穴にねじこまれていてびっくりしました。

ということは、ですよ。
100%ホットウィールの前後かしめの間の距離が全部同じになっているということでしょうか。
・・・それかもしくは台座も一台ずつ専用のものを使っているという事を意味していますね。

・・・このあたりはもうちょっといくつかのモデルを見てみたいところです。

台座表面にはホットウィールのロゴもしっかり入っていました。
これが100均で売られているケースではないことを物語っているわけですw

では各部見ていきます!

フロント・リア

ちょっとホワイト飛びまくっちゃっててわかりづらいですが・・・フロントバンパーの形状があきらかに他の’56 CHEVYのキャストや’55、’57のものとも違っています。
グリル形状もやや丁寧で、なんとなくホットウィールじゃないような印象がありますね。

ヘッドライトもシルバーで塗られていました。

リアの造形もなかなかこだわって作られていることがわかります。
特にこの時代の特徴的なテールランプは良い感じですね。

ただ、ナンバープレートがかなり玩具っぽいのだけは残念です。
現在のラインナップで言うところのプレミアムライン(上級サイドライン)とHWCモデルの中間、といった感じでしょうか。
・・・全体像で見ればかなりHWC寄りな感じがします。

※ちなみに、リアガラスにカーテンのように見えているのは撮影時に映り込んでしまったライトの光です。

サイド

僕はこのキャストを初めて見た時、この横顔に一発KOされてしまったのです。
ものすごく美しいと思いませんか!?(いや、実物はもっと綺麗なんですよ!)

ボディサイドには’56年式であることからつけられたナンバリング「56」や、9~12.59ポンド/キュービックインチのスーパーチャージャークラスを意味するB/GS、あとはCHAMPIONやGOODYEARなどのロゴも入っていました。

そして特筆すべきはホイール!!

一見、何の変哲もないDDRR(Deep Dish Real Riders)に見えますが、なんとこれ、タイヤ部分がプラで出来ています!

これだけリアルな造形を目指していながらもゴムではないタイヤ・・・
果たしてこれを「ゴムじゃないから」という理由だけで「リアルライダーではない」としてしまっていいのでしょうか。

図らずして、こんなのもあるんだ~という発見になりました。

トップ・ベース

ルーフトップを見ただけでもその輝きがわかるでしょうか。
玉虫色のような、緑~青のさまざまな表情を見せるスペクトラフレーム仕上げのカラーです。

スペクトラフレームのキャストを1960年代当時の少年がゲットした時って、こんな感覚だったんでしょうかね~・・・「なんだこのギラギラの車は!!」って思いました。

これもんですからね。
まさに鏡面仕上げ。

スペクトラフレームカラーは2005年のClassicsシリーズで復活しているものの、ここまでの輝きはありません。

先日入手したNITTY GRITTY KITTYがこれです。
ただ、Classicsの方がデビュー当時のホットウィール感は強いですね。

まぁ、目指す方向性の違うミニカー2つを比べたところで特に意味はありませんが・・・。

とにかくめっちゃピカピカで、一目見たら忘れられなかった、ということが伝えたかったのですw

底面には1956 CHEVY 210というモデル名と、1998年の著作年、中国製であることが記されていました。

ギミック

これまでの画像からもお察しの通り、ボンネットに開閉ギミックがついていました。
どことなくスーパーチャージャーの造形も細かいような気がしますw(プラシーボ)

おわりに

というわけで100% Hot Wheelsの’56 CHEVYのレビューでした。

中古とはいえ、僕にしてはえらく高額なモデルに手を出してしまったこと・・・後悔していないといえばウソになります!w

ただ買った当初は「もうしばらくはこういったモデルに手を出すことはないだろう」と思っていたのに、やっぱり一度手に取ってしまうとこのクオリティに圧倒されて次々欲しくなってしまうものですね・・・。

100%ホットウィール自体はまだまだリサイクルショップやオークション、フリマでも出会う機会が多いアイテムだと思いますし、2008年の40thアニバーサリーものなら京商ビレッジに新品状態で置いてありましたので、気になる方は一度手に取ってみてください。

新たな沼がそこに口を開けていることにはくれぐれもご注意を。。。

お役に立てたらシェアして貰えると嬉しいです!

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Comment

  1. poncha2016 より:

    あ・・・

    実はワタクシも・・・

    近くのハードオフに4000円くらいする大きめのホットウィールが
    2台ほど鎮座しているので、気になってしょうがないです。

    こっそり写真撮ってこようかな・・・

    • にわかマニア管理人 より:

      poncha2016さん

      コメントありがとうございます!

      大きいやつですか~。あれはあれでド迫力ですよね!
      僕も1/18とかのを見つけると「おっ・・・」ってなりますw

      写真だけで我慢できればいいですが・・・w

  2. sk8er より:

    毎度楽しませていただいております。
    今回の210、私の大好きなモデルなのでうれしいです!
    私は3台持ってますが、このカラーリングのは持ってないです。

    ここ最近はあのケースに入ったモデルを買ってないのでケースも懐かしかったです。
    (開閉がキツくて好きじゃないので買う都度息子の友達にあげてましたが)
    このケースのシリーズでは、ボンネットを開けた状態で梱包させるために
    車体に輪ゴムがかけられているモデルが多くありますが、それが現在まで未開封で
    生き残っていたとしても、中でゴムが劣化して車体の塗装を侵している、
    というパターンに遭遇するので注意が必要です。
    私はこれまでコルベットとかVW T2、ランボ・ミウラなんかでそういうのを
    手に入れています。(その分安いんですよね)
    T2とミウラは気にならないレベルなんですが、コルベットはだいぶ酷かったので
    塗装し直そうと考えるも、そうするとせっかくプリントされたエンブレムや灯火類まで
    消さなくてはならず、復旧も困難なので厄介ですね。
    むしろ発売当時にルースにして保管してる人の方が賢いと思います。
    私はルース派なので今後はそういうモデルと巡り会うのがひとつの楽しみです。

    関係ない話になってしまいましたが、またリアルライダー系モデルのポストを
    楽しみにしております。

    • にわかマニア管理人 より:

      sk8erさん

      コメントありがとうございます!
      おおお、3台もお持ちですかw

      >車体に輪ゴム

      そうなんですよね・・・この210も写真からわかるかと思いますが、ボンネット部分に一部塗装の剥げのようなものがあります。
      おそらく輪ゴムがついていた部分じゃないかな~と。

      マテルもまさか「こんなに長い間輪ゴムを外さないとは思わなかった」って感じなんですかねw

      >コルベットはだいぶ酷かったので塗装し直そうと考えるも、そうするとせっかくプリントされたエンブレムや灯火類まで消さなくてはならず

      手を入れてしまった時点で偽物認定されなくもないですしね・・・僕はまぁ、あんまりそういうの構わないタチではあるんですが^^;
      個人であそこまでの細かいプリントの再現もなかなか難しいですよね。

      ・・・ミウラいいなぁw

      >むしろ発売当時にルースにして保管してる人の方が賢いと思います。
      >私はルース派なので今後はそういうモデルと巡り会うのがひとつの楽しみです。

      なるほど・・・この手のモデルに関しては未開封だから良いとは限らないってことなんですね。ひとつ勉強になりました!

      >またリアルライダー系モデルのポストを楽しみにしております。

      これをリアルライダーと認定して良い、ということですね!?w

  3. poncha2016 より:

    同じもの(’56 CHEVY)をAmazon.comで見つけました。

    $54.99もするじゃないですか!
    (日本への配送あり)

    車種によって人気に差があるのでしょう。
    私はなんかのついでに$5~$10のものから入門したいと思います。

    • にわかマニア管理人 より:

      poncha2016さん

      いやいや、アマゾンは基本高いっすから!
      ebayだと$10程度だったので、やっぱり相場はそれぐらいかなと思いますよ~。

      >私はなんかのついでに$5~$10のものから入門したいと思います。

      海外からの購入はどうしても送料が高くついてしまうので・・・$5~$10が国内の2000円~2500円ぐらいに相当しそうな印象があります・・・。

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