FANGSTERのレビュー!DRAGON WAGONとの比較も![16047 / DHT35]
ついに入手してしまいました・・・!
ファングスター・・・もとい、ドラゴンワゴンです!
「いやいや・・・トイザらスにめっちゃ余ってるやん」
って、思いましたよね?
思いましたよね!
・・・ノンノン。
それはこっちでしょ?
(えっ・・・同じやん・・・ついに頭おかしくなったんか・・・)と思ったあなた!!!
安心してください。(履いてますよ)
というわけで、本日はゲテウィールの代表格「FANGSTER」のレビューです!
ファングスターのレビュー
事の始まりはいまからもう4年前ぐらいになります。
ひょんなキッカケでUS版のファングスターをゲットした僕。
当時からすでに、このマシンがホットウィールの暗黒期に誕生したアイテムであることを知っていた僕は、こんなことを考えていたんです。
「おれ・・・このファングスターをネオンカラーでリペイントして、UHホイールを履かせて『当時物ゲットー』ってみんなを騙してやるんだ・・・」
でもその考えはとあるキッカケでこう変わってしまいました。
「いつかは当時物のファングスターが欲しい」と。
今回、縁があってルース品の当時物(といっても1996年のモデル)に出会うことが出来、ゲットと相成ったのでありました。
FANGSTERについて
ファングスターはトカゲをモチーフとしたホットウィールオリジナルカーです。
おそらくその名称は「fang(牙)」と「gangster(ギャング)」を組み合わせた造語でしょう。
Larry Wood氏のPURPLE PASSIONが弾ける数年前・・・1986年に「Speed Demons」というゲテモノカーを集めたシリーズの一つとして誕生しました。
当時のホットウィールはまだまだ子供向けの玩具であり、おそらくはLarry氏でさえまさか30年後にこれをオジサンが喜んで買っているとは思いもしなかったのではないかと思われます。
1995年に今でいうメインラインシリーズがスタートし、その翌年の1996年には「DRAGON WAGON」という名前でFANGSTERもメインライン入りします。
今回入手したものがこの1996年メインラインものですね。
ドラゴンって名前が付いているんだから龍の謎車なんじゃねーの、って思われるかもしれませんが、世界最大のトカゲが「コモドドラゴン」なのを考えてもこいつはトカゲのホットロッドなんでしょう!
以降、2009年まではメインライン、サイドライン含めてリリースがなく、2010年にようやくFANGSTERとして復活を果たしました。
それからは定期的なリリースが続いており、最近だと2019年のメインラインにもラインナップされていたのが記憶に新しいところではないでしょうか。
さてさてこのファングスター君ですが・・・ここに掲載した1996年ものと2016年ものを見比べてみて、何かに気づきませんでしたか!?
そう・・・顔つきが全然違うんですよね・・・。
実はこれに気づいてしまったことがキッカケで、2016年モデルを今日の今日まで開封することなく、”当時物”を探し回っていたわけなのです。
当時物を入手したからにはやることは一つ!
比較レビュー、いってみましょう!
フロント・リア
まずはフロントビューから・・・って、ゲェーッ!全然違う!!
当時物・・・ドラゴンワゴンの方はおめめのカラーリングや形状のせいで、なんだか昆虫っぽさがありますね。
一方新しい方のファングスターはしっかりトカゲ感が出ています。
目だけじゃなくて顔の形状や顎の大きさが違ってますよね。
背面デザインも微妙に違ってはいますが・・・まぁこれぐらいなら気づかなかったかもな~ってぐらいの違いです。
サイド
サイドビューも「違う」と思って見始めるとやっぱり違いますね。
大きく違うのはやはり目と・・・口かな。
旧キャストは閉じている口が新キャストの方は微妙に開いてます。
これ・・・ボディとベースパーツのかみ合わせが悪いとかではなさそう。
あとはエンジンパーツの形状が違いますね。
旧キャストの方がやや躍動感がある感じではないでしょうか。
ちなみにこのエンジンパーツ、旧キャストではベースパーツと一体成型になっているメタル製なのに対し、新キャストでは目と一体成型のプラ×クロームメッキとなっています。
プラの方がくっきりはっきりした造形になるのですが、そのぶん重量感を犠牲にしなければならないわけで・・・なんとも諸刃の剣的な感じ。
トップ・ベース
トップビューは「ドラゴン」と呼ばれるワケがわかるようないかつさです。
特に首回りも太くなった新キャストはめちゃくちゃ強そう。
なぜか新キャストのモールドはすでに甘々になってました。
底面ビューも一見すると同じように感じますが・・・顔周り、首回りのゴツさが全然違いますね。
カシメ位置は同じっぽいなぁ・・・?
ちなみに旧キャストは1985年の著作年および中国製なのに対し、新キャストは2015年の著作年およびマレーシア製となっています。
2015年にはリリースがなかったモデルですので、ちょうどこの2016年モデルからリツールされたことがわかりました。
おそらく以降のアイテムも新金型で作られていると思われます。
おわりに
というわけで、2つのファングスターを使った比較レビューでした。
この子たち、1996年と2016年のアイテムなので、ちょうど20年差で生まれてきた2台ということになります。
オリジナルから30年経ったタイミングで金型を変更しなければならなかった理由はやっぱり「製造コスト」だったりするんでしょうか。
こうやって旧キャストが別物になってしまう寂しさと、それゆえに入手しやすくなるという嬉しさを、僕らはこれからのメインラインでもちょいちょい感じていくことになるのでしょうな・・・。
まぁ・・・旧キャストには旧キャストの、新キャストには新キャストの良さというものがあって、結局(比較するためにも)両方欲しくなってしまうんですが。
・・・これがマテルのやり方かぁー!!!
Comment
いつも明るい…
お疲れ様でふ
ゲテモノ系キターー!!w
底無し沼へwelcomeケケケ
KK、トカゲじゃなくずっとワニさんキャストだと思ってました…
おすぎのことをずっとピーコだと思ってたのと同じ現象だこれw
ゲテモノ系なにげに好きで集めてたりします
昆虫系は大嫌いだから皆無よ✋
金型が変わってたなんて目から鱗(トカゲだけに)
今日にでも手持ちのものを確認してみますわ
しかし何回見ても俳優の遠藤憲一さんが乗っかってるようにしか見えないなぁww
ロードランナーK.K.さん
コメントありがとうございます!
実は僕もワニかなー・・・って思ってましたw
でもホットウィール大図鑑にはトカゲって書いてあったのと、やっぱり「ドラゴンワゴン」が決め手かなとw
昆虫大嫌いは絶対嘘だよなぁ。。。
>目から鱗(トカゲだけに)
ファーwww
・・・いやトカゲにウロコないっしょ!!!!!!
え、あるん・・・?
>俳優の遠藤憲一さんが
エンケンさんが!?w
どこに!?
エンケンさんの顔を見るとワニを思い出すんですねw
なのでワニ顔かと🐊
あっ…キャストはトカゲかw
爬虫類だからセーフ!
ロードランナーK.K.さん
あっ、そういうことですかw
トヨエツみたらヘビを思い出す・・・みたいな感じですね!
僕も不思議と爬虫類は全然平気・・・っていうか愛おしくさえ感じるんですよねえ。
トヨエツはマシリトでしょうがっ!!!
ロードランナーK.K.さん
マシリトww
今の子供たちにはまず通用しないキャラでしょうな!
こんにちは 2016年のは見たことないです
(大抵STING ROD IIが売れ残っている)
2019年度の同モデルは見かけますが
とかげの皮膚を思わせる塗装・金型が
1$以上かかりそうな感じがして
豪華っちゃあ豪華ですねー(たぶん)
このレビューでFANGSTERが棚から消える日も遠くないことを願います
らちぇっとれんちさん
こんにちは!コメントありがとうございます。
さすがに2016年のは25円のブラックフライデーで消えたかなと!
たしかにこの原型、かなり大変だったんじゃないかなーって思いますよね。
3Dモデリングの裏ワザみたいなのでサクッと出来るとかなら話は別ですがw
>このレビューでFANGSTERが棚から消える日
来ないんやで・・・。
こんばんは
僕がこちらのブログを毎日熱心に見ているので、いつも何をそんなに見てるんだと思ったらしく、奥さんが今日このブログを見てしまいました。
にわかさんが嬉々として語るファングスターの当時ものとの比較レビューをw
奥さんの顔には30年前のLarry氏以上に、たくさんの「?」マークが浮かんでいるようでした・・・w
あまり手を広げすぎないように、動物ものには手を出すまいと思っていたんですが、先日ついシャークルーザーを入手してしまい、始めの一歩を踏み出してしまったわけですが、そうやって気になりだすとどんどん欲しくなってくるのがホットウィールの怖いところです。
いつか僕も「ファングスターの当時ものが・・・」
とか言い出すんじゃないかと心配です^^;
shubeeさん
こんばんは!コメントありがとうございます。
おおお奥様!!!
なぜよりによってこの記事を見せたのかと!www
・・・いや、どれを見られたとしても「???」だったことでしょう。。。
>動物ものには手を出すまいと
>始めの一歩を踏み出して
ご愁傷様ですw
そこがズブズブの沼だったんですよ・・・一歩踏み出したら抜け出せなくなるという。。
あっ、いや、まだ間に合うか!?間に合うかも!
逃げてー!
>気になりだすとどんどん欲しくなってくる
手遅れだったか。。。。。
>いつか僕も「ファングスターの当時ものが・・・」
今回僕がゲットしたのは1996年のアイテムだったんですが、1986年の当時物は普通に欲しくなっちゃうかもしれません。
特にホットウィールがあまり売れなかった時代にラリーウッド氏が苦心して(または乱心して)生み出した・・・という背景を知ると余計に可愛く見えてくるかとw
>ホットウィールがあまり売れなかった時代にラリーウッド氏が苦心して
以前「ホットウィールのゲテモノ系ウィールまとめ」でまとめられてますが、この時代のものってシャークル−ザーやゾンボットはまともな方で、なんともおもしろいものが多いですよね。ずらっと並べると楽しそう♪
>1986年の当時物
トカゲモチーフのミニカーとしては新しいものの方がかっこよくはなってるのかな?と思うんですが、当時ものってチープシックな趣というか、色使いやホイールなども含めて何ともいえない味がありますね。
UHホイールは是非復活させて欲しい。。。
ホイールといえば、マッチボックスの5スポークホイールってかっこいいんですよね。’95 SUBARU SVXとかに使われてるやつ。
5SPとそんなに大きく違うってこともないと思うんですが、ディテールがしゅっとしてて質感が高いといいますか。
ポルシェ914にホットウィールのリアルライダーが使われてますが、マッチボックスの5スポーク、ホットウィールにも使ってくれないかしらw
shubeeさん
まとも、てwww
いやーでもおっしゃるとおり、これ系をズラリと並べたらそれはもう壮観というか・・・これぞホットウィール!という感じに思えるかもしれません。
同時に「なんでおれ・・・こんなの買っちゃったんだろう・・・」という後悔の念に苛まれる可能性も。。。
>当時ものって~~~何ともいえない味が
そーーーーなんですよ!
僕はなんとなく当時のチープなアメトイ感というか・・・80~90年代のカリフォルニアっぽさを感じずにはいられないのです。(そのまんまなんだけどw)
>マッチボックスの5スポーク
同じ5スポークでもリアリティが違いますね~。
やっぱりマッチボックスはリアル系と言われるだけあって、ある意味では面白味に欠けるのかもしれませんが、実際にありそうなホイールというところを目指しているのではないでしょうか??
>マッチボックスの5スポーク、ホットウィールにも使って
そうなるとますます2ブランドの境目が・・・w
にわかマニアさんこんにちは!
ファングスターとドラゴンワゴンの比較解説お疲れ様です!
私もスピードデーモンズ系は結構好きなんですが、
いや〜、まさかここまで全然違うとは思いませんでした!
てっきりエンジンがプラになったくらいかと…… やはり並べて見ると違うものですね。
個人的には虫っぽい旧モデルもめちゃいい感じで欲しくなりますね!
このすっごいおもちゃっぽい色が透けそうな蛍光イエローのボディとかチープさがたまりません!
旧ゾンボットとか超欲しいんですけど、なかなか自分のルールだと巡り会えないんですよ……
林さん
こんにちは!コメントありがとうございます。
記事では触れるのを忘れてしまいましたが・・・僕がファングスターの比較記事を書きたくなってしまったキッカケは林さんのファングブラスターちゃんの記事だったんです!
http://discountminicar.blog.jp/archives/1061741484.html
当時すでに持っていたものの、、、欲しくて購入したわけではなく、特に注目もしていなかった一台でした。
それをあんなカスタムされたら気になっちゃうわけで・・・「よーし、僕はドラゴン化じゃなくて昔風にリペイントするぞー!」って思ったんです。
で、いろいろ昔のファングスターを見てたら・・・「全然違うやん、、、」ってなって。
そこからずっと探していたんですね~w
>すっごいおもちゃっぽい色が透けそうな蛍光イエローのボディ
そう!!!これが魅力的なんですよ!!
なんとも90年代初期っぽいというか・・・当時僕らが思ってたカリフォルニアってこんなんだったんじゃないかとw
>旧ゾンボット
あれはもう完全にプレ値化しちゃってますもんね・・・。
今回僕が入手したドラゴンワゴンのルースは、ネット通販というところを抜けば林先生のルール内で収まるアイテムでしたw