1996 Holiday SeriesのCLASSIC NOMADをレビュー!クリスマスを祝う豪華な一台!
ハッピーメリークリスマーーーース!
僕はキリスト教でも仏教徒でもないですが、クリスマスもお正月も大好きです!
もう毎日毎日楽しい方がいいですよね?ね!?
というわけで、今日はとってもゴキゲンなHot WheelsのHolidayカーを紹介したいと思います。
1996年のCLASSIC NOMADのレビュー、いってみましょう~!
1996ホリデーシリーズ クラシック・ノマドのレビュー
今回紹介するのは、1996年のHolidayシリーズとしてラインナップされたCLASSIC NOMADです。
ホットウィールでは毎年、いろいろな形でHolidayを祝う車種が展開されます。
USにおいてはこの時期に「Holiday」というと、年末年始休暇・・・特にクリスマスあたりからの休暇を指しているみたいですね。
※余談ですが、先日アメリカにオーダーしていたあるもの(ホットウィールじゃないっすw)が「ホリデーシーズンに間に合わないからキャンセルするね」と勝手にキャンセルされたのもいい思い出です・・・。
詳細はわかりませんが、1996年にはこのようなパッケージのHolidayシリーズとして展開されていたようです。
CLASSIC NOMADが2種と、PORSCHE TARGAが2種というラインナップだった模様。
そのうち僕がゲットしたのはゴールドクロームカラーのCLASSIC NOMAD(ルース)です。
Holidayシリーズと言えば、Walmartで毎年展開されていますが、基本的に日本には入ってきませんね。
ただ2013年には僕の地元の西友で入荷した形跡があり、まったく入ってこないというわけでもなさそうなんですけどね~・・・望み薄かと思われます。
これです。未だに大量に余ってますw
日本に住むコレクターにもホットウィールのHolidayを祝わせて欲しいところですよね!
CLASSIC NOMADについて
CLASSIC NOMADはホットウィールのごく初期モデル、1970年に登場した一台です。
1955年式のChevy Nomadステーションワゴンをキャスト化したもので、デザイナーはIra Gilford氏。
オリジナルは1970年から1978年までで製造が終了していますが、その後リツールを経て、現在まで続いているモデルです。
1973~1978まではALIVE ’55という名前で(厳密には違う車種らしい)、リツール後はしばしば’55 CHEVY NOMADという名前で展開されており、後述しますが名前も顔つきも違うのに同じ車種扱いをされたり、されなかったり・・・という複雑なヤツだったりします。
各部見ていきましょう~。
フロント・リア
今回ゲットしたアイテムはHolidayシリーズ向けのアイテムであり、通常のCLASSIC NOMADとは明らかに違う部分があります。
・・・まぁ、もうパッと見でわかりますよねw
ルーフにクリスマスツリーが搭載されているんです。
まさに、ブッシュド・ノマド。(テキトー)
さらに、写真からだとわかりづらいですが、車内にもクリスマスプレゼントと思しきボックスが乗っていました。
アドベントカレンダーにも脱着可能なクリスマスツリーがついていましたが、こちらはがっつり接着されてるっぽいですね。
※壊れてもイヤだったのであまり触れなかったため、もしかしたら外れるかもしれません。
どうやらこの当時のHolidayシリーズにラインナップされた車にはこういったオマケ要素がいくつかあったみたいです。
同年のPORSCHE TARGAにはサンタさんが乗っていたりとか。
こうした遊び心溢れるホットウィールを50周年の今こそまた展開して欲しいところですね~。
サイド
ホットウィールの正面こと、ボディサイドから見ると、かなりクリスマス感溢れるカラーリングなのがわかります。
SUPER CHROMESだと敬遠されやすいゴールドクロームも、こうやってみるとかなりカッコいいですね。
ホイールはヴィンテージシリーズで使われたRL Type 3の、グリーンクロームでした。
[参考]ホットウィール最初期モデルの製造国とレッドラインホイール仕様まとめ
赤と緑というカラーリングはクリスマスを表すのにピッタリです。
欲を言えば、タイヤもホワイトウォールだったら完璧だったんじゃないかと思います。
また、ボディサイドには赤いラメでフレイムスのような模様が描かれていますが・・・、これが経年劣化なのかボロボロ剥がれましたw
未開封モデルとの差が一番出そうな部分ですね~。
トップ・ベース
ボディトップのクリスマスツリーはなかなかクオリティが高いです。
なぜここにツリーが(キャリアーもなく)乗っているのか・・・といったことを疑問に思ってはいけませんw
絶妙なバランスで乗っているんです。たぶん。
そしてルーフウィンドウには1996の文字が入っており、まさしく1996年おHolidayシリーズものであったことがわかります。
底面には1994年に展開された「VINTAGE Collection」のロゴが入っていました。
[参考]ホットウィールのVINTAGE Collectionについて。Paddy Wagonのレビューも。
ただ、このCLASSIC NOMAD、1991年にリツールされた2年後(1993年)には「25TH ANNIVERSARY COLLECTOR’S EDITION」としてリツールされているんですよ。
[参考]Hot Wheels 25TH ANNIVESARY COLLECTOR’S EDITIONについて。SPLITTIN’ IMAGEのレビューも。
ということは、1991、1993、1994と立て続けに金型を作り直しているということになりますね。
こうした業界の金型修正にかかるコストがどんなものなのかはわかり兼ねますが、いずれにせよそれをするだけの価値があるモデル・・・つまりNOMADというのがそれだけ愛されている車種だったんだろうなというのがわかります。
ちなみに、VINTAGEのロゴが入っていながらも、著作年は1969と記されています。
生産工場はCHINAとなっていました。
40周年時の’55 CHEVY NOMADと比較
さて、冒頭で書いたとおり、このCLASSIC NOMADはしばしば「’55 CHEVY NOMAD」として扱われたりします。
厳密には別のデザインの車なんですが、どうも名前が混同されることが多々あるようで、Hot Wheels Wikiにおいては同じ車として扱われています。
※Newsletterでは別の車扱いになっていそうですが・・・どちらも完璧なリストには程遠い感じ。
実際に僕も40周年の際にリリースされたSince ’68シリーズの’55 CHEVY NOMADを所有しているので比較してみました。
[参考]ホットウィール40周年を飾った「Since ’68シリーズ」について。
もう顔つきが全然違うんですよね。
1991年にリツールされた際には確かに左の顔つきでした。
ただ1970年デビューのものは右の顔。
で、じゃあ1955年のNOMADって実際どんななの?っていうと・・・左のヤツに近いと思うんです。
もしかしたら1970年デビュー時のCLASSIC NOMADってホットウィール的な「カスタムノマド」だったりしたのかな。
’55 CHEVY NOMADの底面はこんな感じ。
こちらも見事に「1969」という著作年が入っていますが、どっちがオリジナルに近いのか・・・オリジナルをゲットしないことにはなんともわかりませんね。
ちなみにCLASSIC NOMADの方はボンネットの開閉ギミックがありました。
このあたりもオリジナルに近いと思うんですよね。
ネットでALIVE ’55の画像検索をしたら、底面デザインも違うならばボンネット開閉ギミックもなさそうでした。
やっぱりオリジナルとALIVEも似て非なるものということか。
うむむ・・・これはますます調べたくなってきましたよ・・・!
おわりに
というわけで、クリスマスにピッタリな、HolidayシリーズのCLASSIC NOMADでした。
見れば見るほど豪華で、本当になぜ今のホットウィールにこういった感じのものが登場してくれないのか疑問です。
・・・まぁ、50周年にはいろいろな50th Anniversaryモノが登場しますし、いろいろ期待したいところではありますね。
ところで、最初の方の画像に一緒に写っていた青いホットウィールロゴ上のオブジェ。
これ、なんと・・・
メロンパン入れになってまーす。ホットウィールが収納可能なケースだったりしまーす!
後輪がすごい感じで歪んでますねw
場所を取りますが、なかなか「開けた後もしまっておいてね!」というメッセージのように取れていい感じです!
Comment
こういう遊び心溢れたモノをリリースするのはやはりさすがアメリカ!って感じですね。
GTAなどのオープンワールドゲームでわかりにくい場所に小ネタが仕込まれてたりするのと似た感じです。
南紀の鉄砲玉さん
コメントありがとうございます!
良くも悪くも、ゆるーく遊んでる感じがアメリカンな印象ですよね。
(・・・といっても、なんとなく勝手に思ってるだけのアメリカンだったりしますが^^;)
>GTAなどのオープンワールドゲームでわかりにくい場所に小ネタが仕込まれてたりするのと似た感じです。
あー、なるほどw
ホットウィールは普段から結構そういう感じの小ネタが満載な気がします。
たとえばダジャレが利いたネーミングとかw
やっぱり本国では$1っていうところが、そういうゆるい空気感を作れるのかもしれませんね~!
日本でも100円でこのクオリティを出せるメーカーが出てきたらすごいのになぁ・・・。