KING KUDAのレビュー!初期ホットウィールSpoilersのリバイバル品![FKB09]
2019/06/06
2018年最後のメインライン発売日にゲットできた、KING KUDAの2018年モデル2ndカラーです。
これ、本当は1stカラーの黒が欲しかったんですが、見事に発売日に参加できず逃したモデルでした。
日本では発売日を逃したら人気モデルはゲットできないと思った方がいいですからね。
どうしても欲しかった僕は2ndカラーの発売日に、かなり気合を入れて入手したのでした。
というわけで、KING KUDAのレビューいってみましょう!
キングクーダのレビュー
本日紹介するのはこちら!
2018年Qアソで登場したCHECKMATEセグメントのKING KUDA、2ndカラーです。
僕はなんだかんだ今年、まともにCHECKMATEセグメントのヤツをゲットしなかったような気がします。
何気にこれが初モノかも・・・?
実はセグメントに関係なく、このアイテムだけは欲しいと思っていたんですよ。
その理由は・・・これが初期ホットウィールのリバイバルアイテムだからです!
KING KUDAについて
KING KUDAは1970年にホットウィールで誕生したPlymouth Barracudaベースのカスタムカーです。
Plymouth Barracudaはもともとホットウィール最初の16台としてCUSTOM BARRACUDAがありました。
![](https://hotwheels-labo.xyz/wp-content/uploads/2018/08/custom-barracuda-1.jpg)
Photo by Hot Wheels Collectors
CUSTOM BARRACUDAはストックに近い状態だったのに対し、今回のKING KUDAは「ボンネットなし、スーパーチャージャー仕様」のSpoilers仕様。
同1970年にはホットウィール初となるメールキャンペーンのClub Kit Carにも選出されました。
オリジナルキャストとして展開されたのはその一年のみで、KING KUDAはその後2002年にHWCモデルとしてリツールを遂げることになります。
・・・が、悲しいかな2000年代に流行した丸みを帯びたデザインでリツールされてしまったんですね。
そのリツールモデルが2017年のHWC Spoilersまで続き、ついに50周年となる今年・・・2018年に、初期モデルを彷彿とさせるかのようなプロポーションで待望の再リツールが行われたのでした。
なんとなく、なぜ僕がこれを欲していたのかがお分かりいただけましたでしょうかw
ただですね、実際に入手してみるとやっぱり初期ものとは全然違うわけで・・・過度な期待は禁物。
そのあたりも注目しながら各部見ていきたいと思います。
フロント・リア
正面から見ると、60年代後期っぽいバラクーダの顔にボンネットレス、スーパーチャージャー、そしてチンスポイラーと・・・まさにSpoilersのKING KUDAといった佇まい。
あれですね、白いカラーリングも初期モデルのテストショットみたいに見えてきましたよ・・・!
どうしても初期モデルのイメージを頭に持っているとクロームメッキ部分が安っぽく見えてしまうのはご愛敬。
むしろ今も当時と変わらない価格で勝負できているというところを讃えてあげてくださいw
※前述のClub Kit Carは当時$1で貰えたんだそう。
お尻側にはCUSTOM BARRACUDAにはなかったダックテールがついており、「金型流用してボンネットだけ外してやったぜぇーヒャッハァ!!」みたいなモデルではないことがわかりますね。
サイド
今回このボディサイドからの見た目が2002年のリツールモデルに比べてだいぶ当時物に近づいたように思います。
ただやっぱりそれでも「現代のホットウィール」に違いないですね。
当時物は独自の絶妙な魅力というのがあるんでしょう。
グラフィックスはCHECKMATEセグメントのチェステーマよりキングの駒とチェック柄。
「やっぱりキングの駒ならKING KUDAしかないよね」ということで採用になったのか、それとも再リツール品が出ることが決定して「KING KUDA出すのにふさわしいセグメントを考えよう・・・チェックメイト!!」ってなったのか・・・どっちでいいかw
ホイールはPR5が採用されていました。
トップ・ベース
ルーフにもチェスの駒が描かれているので、CHECKMATEセグメントの全種を使って本当にチェスが出来そうですね。
めちゃ大きい盤が必要になると思いますが・・・w
白いボディにクリアブルーのウィンドウ、そしてインテリアがクロームということもあってすっごい美しいです。
暖かい時期にリリースされてたら、なんとも地中海的な雰囲気を感じたかもしれませんね~。
底面デザインはオリジナルのものとはだいぶ違っているようです。
特に近年のホットウィールはアクスル部分がすごく出張っているんですよ。
このあたりをうまくカスタムする「ORIGINAL 16を作ろう!」みたいな企画も面白いかも。
底面表記を見ると「1969, ’17 Mattel」という著作年表記がありました。
つまりこれが1970年当時のKING KUDAの系譜にあるということに間違いはないようです。
ただし車体名称がなぜか「Plymouth Barracuda」に変更されていますね。
※ちなみに当時物の名称は「KING ‘KUDA」だったそう。
工場表記はマレーシアとなっていました。
比べてみよう!
さてさて・・・ここで取り出したるは、先日紹介したCOLLECTIBLESシリーズのKING KUDAです。
唐突なCOLLECTIBLESの紹介はこれの伏線だったんですね~w
COLLECTIBLESのKING KUDAは厳密にはKING KUDAのリツールモデルではなく、CUSTOM BARRACUDAのリツール品とする意見もあります。
実はこのバラクーダ関連アイテムってめちゃくちゃ派生があって、どれがどこに源流を持っているのかがイマイチ掴めないんですよ・・・。
※全部ゲットしたら見えてくるかもしれないけど。。。
ただですね、底面表記はKing ‘Kudaとなっていますし、ダックテールもあるし・・・やっぱりこれはKING KUDAなんじゃないかなぁ。
でもでも1967年表記だからCUSTOM BARRACUDAの派生なのかなぁ。。。(クーダがゲシュタルト崩壊)
![](https://hotwheels-labo.xyz/wp-content/uploads/2018/12/king-kuda-16.jpg)
Photo by ebay.com
ちなみにオリジナルの底面表記はこんな感じ。
上が1968年のCUSTOM BARRACUDA(US製)で、下が1970年Club KitのKING ‘KUDA(香港製)です。
うーん・・・なんとも言えないので、COLLECTIBLESのKING KUDAがリツール版KING KUDAにリツール版CUSTOM BARRACUDAのエンジンフードを取り付けただけ・・・という前提で話を進めていきたいと思います。
一応比較用に今回ゲットしたKING KUDAもグリルやお尻の赤いバーを塗っておきました。
こうして見ると同じリツール版とはいえ、まったく違うアイテムになっていますね。
フロント・リアともに形状が全然違いますし、ウィンドウサイズも違います。
![](https://hotwheels-labo.xyz/wp-content/uploads/2018/12/king-kuda-10.jpg)
Photo by ebay.com
オリジナルものも持ってたら比較が捗ったと思うんですが・・・持ってないのでebayから拝借してきました。
真正面のものではないですけど・・・今回の再リツールアイテムの方が顔つきは近い気がしますね。
![](https://hotwheels-labo.xyz/wp-content/uploads/2018/12/king-kuda-17.jpg)
Photo by ebay.com
オリジナルのお尻はこんなんなので・・・これはもうどっちにも似てないな・・・。
※もしかしたら香港版・US版でこのあたりのデザインも違うかもしれないです。
これは頑張って資料かき集めてKING KUDA年表を作りたくなるレベル・・・!
サイドビューだと、今回のアイテムがやっぱりシャープな印象で、COLLECTIBLESは丸みを帯びたものになっています。
ただ後輪のタイヤハウスだったり、チンスポの形状だったり・・・あとはやや前傾姿勢になっているところなんかはCOLLECTIBLESに軍配と言ったところでしょうか??
![](https://hotwheels-labo.xyz/wp-content/uploads/2018/12/king-kuda-12.jpg)
Photo by ebay.com
・・・でもオリジナルを見てもそこまで極端な前傾ではないのかな・・・?
うーん・・・なんだろう。
やっぱりオリジナルものは妙な武骨さがあるというか・・・なんか魅力的なんですよねえ・・・。
・・・どうにかゲットするしかないな!
おわりに
というわけで、2018年再リツール版のKING KUDAのレビューでした。
今回のレビューを経て、やっぱりORIGINAL 16を一つは持っておきたいという想いも強くなりましたが、それよりも「どうにかこれをORIGINAL 16化できないだろうか・・・」みたいな想いも出てきちゃってます。
なかなか罪なミニカーですぜ・・・。
ちなみに、2019年モデルにもMUSCLE MANIAセグメントからの参戦が決定しているアイテムです。
今回逃した方は2019年のゲットを目指してみてください!
Comment
こんにちは。KING KUDA黒見つけたとき「カッコいいな~」くらいに思ってたんですが、そんな背景があったんですね。
私はKING KUDAありきのチェックメイトと思う……ようにしてます(笑)
ほかの駒がキャストとあんまり関連していないですし、やっぱKINGありきのセグメントと考えた方が……夢があるので。
わりと、そういう粋なことするんじゃないかなと思ってます。
という雑感でした。
Geckhaさん
こんにちは!コメントありがとうございます。
仰る通り、単純にカッコいいですよね!
背景はまぁ、予備知識程度でいいかとw
>KING KUDAありきのチェックメイト
たしかにこっちの方が夢がありますね。
マテルならそういうことをやってくれそうだし・・・!
他の駒・・・一応マスタング=ポニーカー=馬=騎士・・・ってのぐらいかなぁw
こんにちにぃ。
私は黒色のノーマルみを購入しましたが、ノーマルでもかっこいい!
スーパートレジャーハントなんてものは見ていませんが、
ノーマルを手に入れただけでも満足になった1台です。
MUSCLE MANIAセグメントではどのようなカラーデザインで
王様の風格を表してくれるのかが、楽しみです。
KING KUDAなどの購入を終えて家路へ向かうらちぇっとれんち。
疲れからか、不幸にも黒塗りの高級車に追突し(ry
・・・んなことはなかったわけで。KING CUDAと誤植はしましたが。
らちぇっとれんちさん
こんにちにぃ~。コメントありがとうございます。
ノーマルでカッコいいならスーパートレジャーハントは・・・わかりますね?w
でもこれ、本当に「ザ・ホットウィール」って感じの一台ですよね。
こういうのがもうちょっと出てくれると嬉しいなぁ。
>MUSCLE MANIAセグメントでは
抹茶みたいな緑色にベージュっぽいラインが入ってるだけ・・・みたいなのだったら悲しい!
>不幸にも黒塗りの高級車に追突し
ファッ・・・!?
一瞬マジでやらかしたのかとヒヤヒヤしました^^;
KING CUDAは・・・もともとBarracudaなのを考えると正しい気がするんですけどね~。
アメリカのそういう言葉遊び?みたいなのって日本人にはなかなか難しいところです。
※「言う」を「ゆう」って書くようなものなのかなぁ・・・。それをオフィシャルがやっちゃう!?
更新お疲れ様です。ボンネットを取っ払いエンジン剥き出しのスタイルがホットウィールらしくて格好良い。 これはカラバリも欲しくなりますね。
雷電さん
コメントありがとうございます!
そうなんですよ!これぞホットウィールって感じで。
同様のスタイルのヤツだとTNT BirdとかマスタングBOSSとかもあったと思うんですが・・・これらもメインラインに来てくれたらなぁ、、、なんて期待。
マスターにわか。
いつもお世話になってます。あまりにも小ネタですが、チェックメイトセグメントのクルマたちを使ってチェスをしようとすると、クルマだけに思わぬ方向へ動いちゃったりして、ぜんぜん集中できん!とかどこかで誰かがボヤいてましたよ。それでは、Let the Force be with you.
しとろ子さん
コメントありがとうございます!
これでチェスをやると集中できないんですねww勉強になりました。
ていうかちゃんとこれでやろうと思った人がいたということに感動です!!
僕はまずチェスのルールを覚えるところから・・・いや駒を揃える段階で断念。
フォースとともにあr(ry