Volkswagen SP2のレビュー。ブラジリアンワーゲンのレアスポーツカー![DWH74] | Hot Wheels 情報まとめ | ホットウィール にわかマニア

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Volkswagen SP2のレビュー。ブラジリアンワーゲンのレアスポーツカー![DWH74]

ちょっと前に入手していたVolkswagen SP2です。
Car Culture Air-Cooledにラインナップされていた一台ですね。

色々調べているとなかなか面白い車種だなと感じるようになりました。

当初はホットウィールの玩具的な側面にばかり興味がある僕でしたが、最近はその車の歴史背景というか、いわゆる「Car Culture」的な部分にもかなり興味が出てきています。

それこそ掘り下げていったらキリなさそうですけどね~・・・。

というわけで、Volkswagen SP2のレビューいってみます。

フォルクスワーゲン SP2のレビュー

今回紹介するVolkswagen SP2は2017年のCar Cultureアソート第二段「Air-Cooled」セグメントにラインナップされた一台です。
Air-Cooledはその名の通り「空冷エンジン搭載車」というくくりになっており、空冷エンジン全盛期である60年代の欧州車が並ぶセグメントでしたが、一台だけ70年代の南米車という異質さを持っていたのがこのVolkswagen SP2でした。

Volkswagen SP2について

Volkswagen SP2の実車は1972年にフォルクスワーゲンのブラジル法人「フォルクスワーゲン・ド・ブラジル」から販売されたスポーツカーです。

当時ブラジルでは事実上スポーツカーの輸入が禁止されており、そんな中で生まれたのがこのSP2だったそうです。

「SP2」というイニシャルから「スーパー」の略かとばかり思っていましたが、ブラジルの都市「サン・パウロ」の頭文字なんですね。
余談ですが、ブラジルの首都ってサンパウロでもリオデジャネイロでもなく「ブラジリア」だって知ってました?
僕は30数年生きてきて、たった今知りました。。。

ホットウィールにおいては2010年にベーシックカーとしてデビューするものの、その後はWalmart Exclusiveや10 Pack Exclusiveと続き、なかなかお目にかかることのなかった車種と言えます。

実車も性能面の低さや他の車種との競合に負け、生産台数が少なかったことから今ではレアな一台とされています。

では各部見ていきましょう。

フロント・リア

案の定塗りの甘さがありますが、なかなかいい感じです。
これがフォルクスワーゲン・ド・ブラジル流のデザインなのかはわかりませんが、1973年にリリースされた「ブラジリア」に通ずる面構え。
塗装してあげると化けるんじゃないでしょうか。

個人的に好きなのは斜め後ろからの姿ですね。
発表された当時は洗練されたデザインなど注目を浴びた車種だったそうですが、肝心の性能が追いつかずに人気が出なかったというのはなかなか悲しいです。

スポーツカーでもこういうリアハッチを持つようなものがあったんですね~。
めちゃ可愛いです。

サイド

ボディサイドはスポーツカーらしくレーシング風のペイントが施されています。
ブラジル車らしくブラジリアンカラーで仕上げられているのが面白いですね。

タイヤは2016年の新型ホイール「D7RR(Double 7-Spoke Real Rider)」が採用されていました。

これ、2016年のBMW Z4のSTHで初採用され、ゴールドカラーのものがエンターテインメントアソートのFORD GTにも使われていたのですが、なんと先日発売されたMatchBoxのMiuraにも採用されていたのです。

ちなみに、このMIURAのデザイナーがRyu Asada氏と聞くと、今後のホットウィールとマッチボックスがどう絡み合っていくのか・・・自ずと気になっちゃいますね・・・!

余談ですが、フォルクスワーゲン・ド・ブラジルでも「MIURA」というスポーツカーが生産されていたようです。
が、当然ランボルギーニ・ミウラとは全然違った車でした。

トップ・ベース

ボディ上部には大きく16番のナンバリング、「M.JONES」という名前が印刷されています。

M.JONESといえば、Mark Jones氏が思い浮かぶわけですが、本モデルのデザイナーはRob Matthes氏。

ホットウィールのデザインの在り方について、まだまだ造詣に浅いのでよくわかっていないのですが、原型をRob Matthes氏が手掛けて、今回のボディペイントデザインはMark Jones氏が行ったということなんでしょうかね?

結構こんな感じでボディにデザイナー名が印刷されていることって多いんですが、まだまだ謎です。。

ボンネットにはこれまた大きなVolkswagenのエンブレムが。
できればこれを少しでもフロントの仕上げに回してほしかったw

ボディ底面には2016年の著作年とタイ製であることが記されていました。
2010年デビューの車種ではありますが、メタル製シャーシは今回が初採用なので新しく金型が作られたものと思われます。

ちなみに実車の方はタイプ3とシャーシ共有のモデルだったそうです。
タイプ3と言えば同じAir-CooledにラインナップされていたSquarebackがそうですが、ホットウィールでは同じシャーシ採用ではありませんでした。(というか共有されたものもブラジル法人で独自に開発された方のタイプ3なのかもしれませんが・・・)

おわりに

というわけで、Volkswagen SP2のレビューでした。
僕の知識や表現力が足りずになかなか魅力を伝えられなかった部分が悔やまれますが・・・実際調べていくと本当に面白い車だと思います。

なんとなく同じCar CultureのSquareback、カルマンギアと並べてみましたが、これらも全く関係ない車種というわけじゃなくて一連の流れの中にあるモデルと言えるんだなという想いを込めていますw

なんだったら、ここからホットウィールオリジナルカーであるAMAZOOMにまでつながっていく感じですね!
[参考]AMAZOOMのレビュー。ブラジリアンレースのストックカー風オリジナルカー。

うーん、奥が深い!

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Comment

  1. Kimi より:

    ワーゲンマニアさん、こんにちは!最後のVWリアルライダーを並べているのは渋いですね。人気の差がありそうな感じですがw
    さて、私は今月HW13台と昨日トミカ博に行ったので新品のトミカが15台、ジャンク2台の計30台購入してしまいました。これだけ一気に増えると置き場に困るんですよね…特にバースデイ10パックの謎車達をどうにか片付けないといけませんwハードオフにでも売りに行こうかな?
    さらに5/6はワイスピアソがあるので久しぶりに参戦予定です!狙いはR34GTR,S2000,スープラあたりでしょうか、この辺りは初日で売り切れてそうですね。ベーシックも最近買いそびれているので出費が多くなりそうです。

    • にわかマニア管理人 より:

      Kimiさん

      こんにちは!コメントありがとうございます。
      VWのリアルライダー、たしかに人気の差がありそうですね~

      ・・・いや、どれも人気ないかもw

      購入報告乙ですw
      トミカ博でもジャンクのトミカ買えるんですか!?
      僕はGWのプラレール博TOKYOに行こうか迷っています;

      ハードオフに売っても二束三文にしかならなさそうで怖いですね~w
      むしろ10コイチのカスタムウィール作るなんてのも良いんじゃないですか!?(丸投げ)

      >狙いはR34GTR,S2000,スープラあたりでしょうか、この辺りは初日で売り切れてそうですね。

      そんな気がしますね~。
      僕も何か一つぐらいに的を絞ってゲットしに行きたいと思います。

      • 5踏み より:

        おはようございます。
        トミカ博やプラレール博での物販はタカラトミーが独占しているので個人経営のショップのブースはありませんよ。なのでジャンクはリサイクルショップで買ったものかと。
        プラレール博inTOKYOも開催まで数日となりましたね。経験談から言うと天気にも若干左右されますが他のイベントと同じく、初日と最終日は混みますね。時間帯での混み具合は午前午後あまり関係なかったかと(流石に4時ごろとかイベント終了時間前には人が減りますが…)
        そういえば5/5〜7は幕張メッセの近くで大規模なフリーマーケットが開催されるようなのでこちらも見に行ってみるのもいいかもしれませんね。Twitter見るとどうもホットウィールを出品する人もいるみたいですし…。後は帰りがてら例のブックオフに寄ってみたりするのもいいかもしれませんね。ここまでくると体力の問題もありますが…

        • 5踏み より:

          フリーマーケットの開催日は5/3〜5の間違いでした。

          • にわかマニア管理人 より:

            5踏みさん

            おはようございます。コメントありがとうございます。

            >トミカ博やプラレール博での物販はタカラトミーが独占しているので個人経営のショップのブースはありませんよ。なのでジャンクはリサイクルショップで買ったものかと。

            なるほど、たしかにトミカが中古販売を良しとはしなさそうですしね・・・。
            補足ありがとうございました。

            >プラレール博inTOKYOも開催まで数日となりましたね。経験談から言うと天気にも若干左右されますが他のイベントと同じく、初日と最終日は混みますね。

            そっ、そうなんですか・・・。
            どうも今回初日に行く事になりそうなので・・・混んでるのは嫌だなぁ。。。

            >そういえば5/5〜7は幕張メッセの近くで大規模なフリーマーケットが開催されるようなのでこちらも見に行ってみるのもいいかもしれませんね。

            地元の駅でもよくこのフリマのポスターが出ていて気になってました。
            でもさすがに「走り回った挙句に帰りは抱っこ」な子どもを連れて行くと思うと・・・自分の体力的にプラレール博だけで手いっぱいかと・・・悔しいです。

            最近はブックオフにも行けてなくて本当に悔しい。行きたい。
            交通費をかけてでも行くべきか、なんて悩んでいる場合じゃないですね。

  2. koishi より:

    こんにちは!

    SP2は一番売れ残っちゃってますが、十分魅力がある車種だと思います。

    ベーシックカーでラインナップされてた当時、とりあえず実車だからという理由で手に入れてから実車について調べて、興味深いなと思った一台です。
    このモデルがきっかけでブラジルの方の車にも興味が沸いたので思い入れがあります。

    ブラジリアの方もホットウィールでモデル化されてますがこちらもスポーティでかっこいいカスタムがされてますね。
    ブラジルの車だと他にはブラジリアンチャージャー、シボレーSS(オパラ)ぐらいでしょうか。(もっとあるかも)

    モデルから実車を知る機会になるのもホットウィールの醍醐味ですね!

    • にわかマニア管理人 より:

      koishiさん

      こんにちは!コメントありがとうございます。

      >ベーシックカーでラインナップされてた当時、とりあえず実車だからという理由で手に入れてから実車について調べて、興味深いなと思った一台です。

      おおー面白いですねw
      僕も同じような経緯で調べて興味がわいたので、この魅力が伝わらずにいるのはなかなかもどかしいですw

      ブラジリアも出てるんですか~。今回のSP2のおかげで急激に欲しくなりました。
      そしてオパラもあるんですね。これはもうフスカも出したらいいんじゃないかとw

      個人的にはカルマンギアTCとか欲しいです。

      >モデルから実車を知る機会になるのもホットウィールの醍醐味ですね!

      いやほんと、こんな機会でもなければブラジルの車について調べることなんてなかったかもしれません!
      その背景まで知ることができるのはとても面白いですね~^^

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