Camaro Fifty – ’67 Camaroのレビュー。最初期ホットウィールCustom Camaroとの関係など。[DWC86]
2017/12/22
1月1日にトイザらスで見かけたものの、もとより買うつもりがなかったのでスルーしてしまっていたCAMARO FIFTYシリーズの’67 Camaro。
実はその時一度手に取って眺めていて、目に焼き付いた姿が頭から離れず、Cアソ発売日に見かけた瞬間手に取っていました。
一体何が僕の心を動かしたのか?
調べていくうちに「そうだったのか・・・!」となるような事実が隠れていたのです!(大げさ)
カマロ・フィフティ ’67 カマロのレビュー
CAMARO FIFTYはシボレー・カマロが生誕して50周年を記念したアニバーサリーシリーズ。
2016年のBMWアソートと同様の位置づけですが、なぜか価格が430円(トイザらス)ということで敬遠している人も多いシリーズですね。
カマロの歴史が50年の節目ということは、デビューした年が1967年ということで、この’67カマロはデビュー当時のカマロ(SSグレード)をモデル化したものということになります。
430円という価格設定ですが、台紙裏面には「HOTWHEELS.COM」のロゴが入っており、安価なサイドラインシリーズであることを示しています。
また、例によってコレクター全員「嫌だなー」と思っている位置にマテル・インターナショナルのシールが貼られていましたw
頑張って剥がすと、CAMARO FIFTYアソートの全8車種が確認できます。
’67 Camaroについて
ホットウィールにおける’67 Camaroは1983年にラリー・ウッド氏のデザインで登場しました。
以降2013年のベーシックカーとしてラインナップされるなど、なんと30年以上も現役を続けているモデルです。
でもこれ、何かに似てるなー・・・なんかレッドラインくせー顔してるなー・・・って思いませんか?
実はこれ、最初期レッドラインことSweet 16のうちの1台、「Custom Camaro」にソックリなんです。
[参考]1968年最初の16台。THE ORIGINAL 16、SWEET 16について
Custom Camaroはホットウィールがデビューした元年でもある1968年のモデルです。
そして、1968年に発売されたものは1967年にデザインされていることが多いわけです。
つまりCustom Camaroは1967年の最初期カマロだったということが考えられます。
※ちなみにホットウィールで最初に鋳造されたのがCustom Camaroだったとか。デザイナーはHarry Bradley氏。
実際、ラリー・ウッド氏がこの’67 Camaroをデザインした時にはCustom Camaroのリツールという立ち位置でのデザインだったようで、そのおかげか1968年当時のモデルっぽさを感じられるモデルになっているわけなんですね。
ホットウィールの歴史を考えても重要なモデルのリファイン版・・・そりゃ気になるはずです・・・。
では各部を見ていきましょう。
フロント・リア
これです。この顔。
この、なんとも言えないシンプルなグリル。
初期ホットウィールのCustom CamaroとかHeavy Chevyを彷彿とさせるのはきっとこのグリルのせいですね。
お尻の表情もCustom Camaroに瓜二つ。
また、このモデルの特長の一つとして、エンジンフードの開閉ギミックが挙げられます。
当時の子供たちはここを開けてどんな遊び方をしていたのかとても気になります。
サイド
ボディサイドはドアのモールドが一切ありません。
これはCustom CamaroのUS版がまさにそういう仕様だったので、同じ感じですね。
※香港版はドアのモールドが2本ずつ入っていたので、そもそも金型のアプローチが違うんですね、きっと。
ただし、今回入手した’67 Camaroはドアノブが突起で表現されている点が初期Custom Camaroとは異なります。
’67年式のCamaroと言えばフロントシート脇の三角窓がその特徴ですが、残念ながらその再現はありませんでした。
本キャストは実に多くのバリエーション展開がありますが、「67」というナンバリングが印刷されているものが珍しくなく、このモデルも例外ではありません。
67という数字は言わずもがな、「67年式カマロ」であるというところから来ているようですね。
他にもCHAMPION、GOOD YEARのロゴも入っています。
トップ・ベース
ボンネット上にもご丁寧に「67」が印刷されています。
ベースには1982年と2012年という2つの著作年が入っていました。
1982年はラリー・ウッド氏が最初にCustom Camaroからのリツールとしてデザインした年でしょう。
2012年はさらなるリツールが行われていたものと思われます。
また、タイ製であることが記されていました。
BMWアソやワイスピアソもタイ製だったのを思うと、廉価サイドラインはタイで作るようにしているのがわかります。
もしかするとタイ工場に依頼するのはベーシックカーと上級サイドライン(リアルライダーもの)の中間的な感じなのかもしれませんね。
※ちなみに上級サイドラインはベーシックと同じマレーシア製。
ボディ・ベース共にメタル製なのでかなり重厚感があり、このあたりが430円という価格になった理由なのかもしれません。
Custom Chevy Camaroとの比較
ちょうど手元にCustom Chevy Camaro (2007年Ultra Hotsシリーズ)があったので並べてみました。
Custom Chevy Camaroは2002年の「リツール版Heavy Chevy」のエンジンフードを閉じたモデルで、’68年のカマロがベースとなっています。
(ややこしい・・・)
※追記:シャーシの金型がHeavy Chevyであっただけで、2000年前後には「1969 Chevy Camaro」としても売られていたようです。
ヘッドライトを含むグリルの仕上げに差こそあれ、さすがに同年代の車種をモデル化しているだけあって、造形は似ていますね。
それでも’67 Camaroの「初期ホットウィール感」は相当です。
おわりに
というわけで、もうほとんど衝動買いだった’67 Camaroのレビューでした。
ホットウィールの歴史において無視できないCustom Camaroの後継機だったというお話にはビックリです。
ここまで昔っぽい顔をしているのを見ると、塗装を剥がしてスペクトラ風で再塗装したくなりますね・・・!
※それかエナメルホワイトで塗装して、伝説の一台を作るとか・・・。
[参考]ホットウィールの高額なレアモデル5選。
2017年のMainlineにもラインナップ予定だったと思うので、今回買い逃した方は是非狙っていってほしいモデルだと思いました。
Comment
おはようございます、きょうは始業式でした!僕はこのカマロは紺メタにオレンジのフレイムスのものを、PR5とホイールの名前は忘れましたが、にわかマニアさんのカマロと同じホイールのものをホイールバリエーションで2台、さらに前にもお話したMOD BODシリーズのカマロを1台所有しています。ボンネット開閉ギミックは最近見かけないのでいいですよね!80’sコルベットという車はコスト削減のためボンネット開閉ギミックのない新たな金型を作って、今も作られていますが、このカマロは1968年からギミックもオミットされず、今日まで作り続けてきていることを考えると、マテルがいかに大切にしている車種か分かりますね。僕はまだトイザらスに行っていないため、このシリーズは見てもいないので、とても気になります!屋根のストライプが3本というのも珍しい気もします。とにかく入手おめでとうございます!僕はキングクーダとニッティグリッティキッティをどちらも当時物と復刻版両方もっているので、あとで比較レビューしますね!(キングクーダはもうした気もしますがw)
harunamさん
おはようございます!コメントありがとうございます。
始業式お疲れ様でした。
さすがにこのカマロは持ってるんですね~。
僕は今回初ゲットだったのでとても興奮しました。
>マテルがいかに大切にしている車種か分かりますね。
たしかにそうですね!
そして大切にする理由もなんとなくわかります。
>このシリーズは見てもいないので、とても気になります!
どうやらカマロフィフティはウォルマート限定アイテムらしいです。
今までのウォルマート限定ものがどういう扱いだったかはまとめられていませんが、うかうかしていると「一度も見る機会がなかった」なんてことになるかもですね・・・
>キングクーダとニッティグリッティキッティ
クッソ羨ましいぜ・・・
こんにちは。
僕はbasicの黒い68camaroは持っています!camaro格好いいですよね!(個人的には67の方が好きだけどw)
話は変わりますが昨日 Hot wheels 有名オンラインショップ アティックトイズさん(前に主さんが記事にしてたのを参考にしました。ありがとうございます!)
でbasic 9台(ほぼ架空車)とsuper treasure hunt が必ず一台入っているというなんとも凄い福袋を買いました!
(値段なんと2160円!!安い!)
今から凄く楽しみです!
(まあ買うときにアクセス数が凄くて何度もエラー発生しましたけどw)
そしてすぐ売り切れました。僕は何とか2袋買えました。
追記
部屋を掃除してたら、
幻の「ロボウィール」を発見しましたww
inoriさん
こんにちは!コメントありがとうございます。
’68 Camaroはヘッドライトの造形がしっかりしてますね。
’67 Camaroは技術的に弱かったであろう当時モノを意識した作りなのがいいなーと思ってます。
>アティックトイズさんの福袋
おおおおーーー!!!
実は僕も当日たまたまアティックトイズさんを見ていたんですよ!
ただ、その時間というのが22時過ぎで・・・気づいた時にはSOLD OUTでした。。
謎車9台入りとはいえ、これぞ福袋!って感じですよね!
発送は月末ぐらいになるとかだったと思いますが、楽しみですね~。
しかし2袋ゲットはすごいw
>部屋を掃除してたら、幻の「ロボウィール」を発見しましたww
ついに発掘しましたか・・・w
にわかマニアさん、こんばんは‼
’67カマロ、どこのトイザラスでも売り切れでしたが、
何とか実家近辺のトイザラスで2個購入しました。
今のところ、イオンでは入ってこなさそうなので、
まあGETできて良かったかなっと。
瀬戸近辺のトイザラスにも行ってみましたが、
人気ある実車系モデルが結構残ってました!
店員さんに聞くと、やはりブラックフライデーの
在庫の穴埋めのようでした。
水戸さん
こんばんは!コメントありがとうございます。
’67カマロ、ゲットおめでとうございます!
>今のところ、イオンでは入ってこなさそうなので
どうもアメリカではウォルマート限定だったようなので、もしかしたら日本ではトイザらス限定かもしれないですね~。
>店員さんに聞くと、やはりブラックフライデーの在庫の穴埋めのようでした。
あっ、そうなんですか!!
確かにお店側としたら余るほど在庫があった方が結果的には売れますよね。
人間の心理的に「商品が少ない売り場にはいかない」みたいなのもあるそうですし。
ブラックフライデー、すごいなぁ。この年末年始はトイザらスの一人勝ちだったんじゃないかと思います。
えm..にわかマニアさんこんばんは。
カマロフィフティはまだ実物を見に行けてないです…。
新しめな3台以外欲しいのですが、こういうアソって再入荷とかありますかね?
無いと早めに買わないといけなくなるなーと思って…。
買うならメールインあるときに3000円分買いたいですが、そんな悠長なこと言ってられないですかね。
ところでマニアさんってランボ好きなんですか?
突然ですが、僕は最近ガジェット系に凝ってて、今ホットウィールのキーホルダーを製作したいと考えておりまして、ちょっとHW探偵社の方々にリサーチをお願いしたいのです。
・謎車
・全部プラか同車種にてプラベース&メタルボディとメタルベース&プラボディが存在する車種 妥協案..ボディがプラ
・小さい
・入手が楽
以上の条件に当てはまる車種があったら教えてください。
ユウサンさん
こんばんは!コメントありがとうございます。
>えm..にわかマニアさん
ほほう・・・そうまでして言い間違えたいようだな・・・!
>新しめな3台以外欲しいのですが、こういうアソって再入荷とかありますかね?
これは僕には全くわからないのですが、昨年のBMWアソと同じ扱いなのであればドンキやらバースデイやらに入らないとも言えないとは思うんですよね。
ただ若干金額が高いところとか、ウォルマート限定アイテムだったこととかを考えたらトイザらスが独占的に扱うつもりだったりするかなぁ・・・?なんて想像もしちゃいます。
本当にわからないですけどね。
いずれにせよ再入荷は・・・ホットウィールではあまり考えられないと思っていたんですが、最近のアソート補充なんかを見ていると「ないとも言えない」みたいな感じかな・・・。
>ところでマニアさんってランボ好きなんですか?
いえ・・・w
ついでに言うと、カマロも特に好きじゃないです。
冷静に考えたら「好きな車種」と胸を張って言えるようなものはないですね~・・・。
逆に「フレイムス」とか「トラック」とかは無差別で好きですし、「ホットウィール」は大好きですw
>ちょっとHW探偵社の方々にリサーチをお願いしたいのです。
え、もう早速定着したの、これ!?
そして「方々」って5踏みさんは早速社員になっちゃってるんですね・・・w
「全プラ」に当てはまる車種があるのかどうか・・・ここがまず難しそうですね。
僕も全部プラかなーと思っていた車種があったのですが、よくよくみたらボディかベースどちらかはメタルでしたし・・・。
最近の海外のハッピーミールモデルは怪しいと思ってますが、入手に難ありですね。
妥協案に当てはまりそうなものだったらポッパウィーリーとかじゃないですか?w
「小さい」であればGO KART一択なんですが、これも入手がなぁ・・・。
こんばんは〜
キーホルダーのベースですが、ティード・オフⅡなんてどうですかね?
http://hotwheels.wikia.com/wiki/Tee%27d_Off_2
オールプラですし、架空車ですし、サイズも小さいほうですし。
「ミニカーのキーホルダー」で思い出すのはトミカのキーホルダーシリーズです。こちらはゲームセンターの景品で車体のどこかに穴が開いていて、そこにボールチェーンを通したものでした。
なので今回は「ボディのどこかに穴を開けてキーホルダーにする」と仮定して探してみました。なのでユウサンが出した条件に「ボディに穴を開けても強度に問題がないか」という条件を追加して探しました。ティード・オフⅡの場合、ルーフやスーパーチャージャーにピンバイスで穴を開けてボールチェーンを通すのがいいかもしれません。しかしプラスチックは加工が容易な反面、割れやすいのでそこが気になるところですね。
また、架空車という条件からは外れますがスーパーチャージャーが飛びてているトゥーンのマスタングやチャージャーデイトナもいいかもしれません。
こんばんは、ちなみにヘビーシェビーは、当時はヘッドライトが再現されてなかったのですが、(リトラクタブルライトの閉じた状態)復刻版で開いた状態が初めて再現されました。
harunamさん
あ、これリトラクタブルライトが閉じた状態だったんですね!
僕はてっきり「昔の技術ではこれが限界だった」のかと思ってましたw