ホットウィールのHONDA S2000ワイスピ仕様のレビュー。劇中車とは全然違うけれどカッコいいピンクのスポーツカー[DVG79]
2017/12/22
2016年のワイルドスピード(FAST & FURIOUS)アソートもなかなか人気だったみたいですね。
僕はそこまで興味がなかったので静観していたのですが、いろんな方の「あれを買ったこれを買った」を見ているうちにだんだんと気になってきてしまうもの。
そんな中、立ち寄ったトイザらスでピンク色のS2000を見かけ、思わずゲットしてしまいました。
息子が「ピンクの車」を欲していたのが購入の動機の一つでもありますが、
299円のサイドラインの仕上がりがどんなもんか気になったというのもあります。
そんなHONDA S2000、ワイスピ仕様のレビューです。
ホンダS2000 ワイスピ仕様のレビュー
HWだけでなく、いろんなミニカーブランドとコラボしているワイルドスピード。
原題がFAST & FURIOUSで、2015年公開のシリーズ7作目が最新となる人気のカーアクション映画です。
S2000はシリーズ2作目にあたる「2 FAST 2 FURIOUS(2003年)」に登場する女性ドライバー”スーキー”の愛車。
作中ではアメリカのカスタムカラーブランド「House of Kolor」の特注ピンクネオンカラー(NE-514)で塗られたボディに特徴的なイラストがペイントしてある女性的かつド派手なマシンに仕上げられています。
ブリスター台紙の裏面にはマテルインターナショナルのアテンションシールが貼られてしまっていますが、頑張れば剥がれます。
価格帯が低い方のサイドラインなので、台紙はメインラインと同等のクオリティです。
そのため、かなりもろい感じ。
裏面にはJ21というロットの刻印、アソートナンバーCKJ49、HOTWHEELS.COMの管轄アイテムであることなどが示されています。
※ちなみにJ21はベースにも記されているコードで、Jが2016年21が21週目の製造であることを表しています。
HONDA S2000について
HONDA S2000はかつてホンダが1999年~2009年まで販売していたオープン2シーターのスポーツカーです。
劇中で使われていたものはAP1と呼ばれる型式のものですが、ホットウィールでモデル化されているものは後年のもの(と思われます)。
ホットウィールでは2011年にRyu Asada氏のデザインで登場しました。
またホットウィールオリジナルモデルのTantrumという車種もS2000をベースに作られたモデルらしいですが、こちらはデフォルメが若干きつい印象です。
では各部を見ていきます。
フロント
劇中車の再現かというと、そんな事はなく、デザイン的には結構違う部分があります。
ピンク色のフロントスポイラーが(確か)ついていたり、エンジンルーフのデザインも違ったような気がします。
さらには劇中ではペイントがフロントにもしっかり描かれていたのが省かれており、これは同シリーズのスープラにも通ずる手抜き感(コストカットともいう)が感じられます。
またHONDAのエンブレムがちょっとズレてるのが気になりますね・・・これは例によって個体を確認しないで買った僕の責任です。(個体差なのかどうかはわかりませんが・・・)
フロントライトは例によってタンポで仕上げられていますが、これはなかなかいい出来でした。
遠目で見る分には別パーツ仕上げっぽくも写ります。
リア
背面はベーシックカーと変わらない、シンプルでのぺっとした仕上がり。
ホンダのエンブレムはかろうじてHの字がわかりますが、塗装が厚いのか、そもそもの造形が浅いのか、微妙な仕上がりになっています。
エンブレムの上に一色だけ濃い赤い色が入っていますが、ここを塗るぐらいならなぜテールライトを塗ってくれなかったのかと問いただしたいところw
リアスポイラーの形状も劇中とは全然違いますね。
サイド
このS2000を「ワイスピ仕様」と決定づけられるのは、この特徴的なペイントですね。
めちゃくちゃ綺麗に仕上がっていて、劇中車をかなり再現しているのではないかと思います。
特に人物の影の色味がメタリックなパープルになっているのはちょっとゴージャスな仕上がりでカッコいいです。
逆サイドにのみ「TM & © Universal Studios」というロゴが入っています。
劇中では、ここは違うロゴでした。
また、タイヤも似た感じのものを使っていますが、劇中では10SPなのに対しHWは5SP(PR5)という違いがあります。
トップ
上から見ると、オープンカーでもなければペイントもないので、ワイスピ仕様かどうかは微妙なしあがりになっていますね。
後年のS2000はアルミの着脱式ハードトップがあったそうですが、映画公開時のモデルはソフトトップのみのルーフだったと思われます。(劇中ではオープンカーとして登場)
ベース
背面にもベースコードJ21と、タイ製、著作年が2010年であることが刻印されています。
サイドラインはタイで作られているのかな。
おわりに
というわけでS2000ワイスピ仕様のレビューでした。
僕自身、S2000に対する造詣が深くないので、あくまで映画に使われた車との比較、というまとめになってしまいました。
その観点から見ると劇中車とは全然違う車と言えるのですが、それを「ワイスピ仕様」として売ってしまうのはホットウィールらしいっちゃらしいですねw
(昨年のエンターテイメントアソートのF-250やRAPID RESPONDERも「無理矢理映画モデル」って感じでしたし・・・)
もしワイスピ仕様の精度を高めたいのなら、まずはハードトップを切り離して・・・みたいなことになりますが、そうすると色も塗りなおさないといけないし、せっかくのタンポが消えちゃうし・・・誰もやらないでしょうねw
とはいえ、仕上がりはなかなか美しいのでタイヤを10SPに変えるだけでもかなり見栄えがしそうです。
RRバージョンが出てくれてもいいなーって感じですね。
気になっていた299円のサイドラインの仕上がりですが、メインラインのどこに+100円分の価値があるのかは僕にはわからず。
もしかしたら版権代金とかなのかな。
Comment
こんにちは!コレは私も(たくさん)買いました。
うろ覚えですが・・・。
撮影で使用したS2000はヴェイルサイドのエアロで、HWはスプーンのエアロでしたっけ?
スーキー号は「映画1作目で中国人が乗っていたブラック」を大幅に改修した物だったと思いますよん。
スープラもエアロがゼンゼン違いますが、これがHWクオリティ!と思って楽しんでいます。(o゜▽゜)o
HWは顔面や、テールで手を抜きますが、これは店頭での見栄え(ブリスターパックでヨコからのインパクトで勝負しているから。)ですかね。
高いシリーズでも手抜きするのはやめて欲しいところです。(^Д^)カンベン
しまさん
こんにちは!コメントありがとうございます。
>コレは私も(たくさん)買いました。
コレクターさんたちが5台10台と購入されているのを見て、さすがに店頭に残ってないだろうと思っていたのですが、こうやって忘れたころに発見できたりするのがHWの楽しいところだったりします。
>撮影で使用したS2000はヴェイルサイドのエアロで、HWはスプーンのエアロでしたっけ?
>スーキー号は「映画1作目で中国人が乗っていたブラック」を大幅に改修した物だったと思いますよん。
パーツまでは僕には全然わかりません・・・参考にさせて頂きます!
映画1作目の中国人のブラック、確認しました。そういう経緯があるモデルなんですね~。
>HWは顔面や、テールで手を抜きますが、これは店頭での見栄え(ブリスターパックでヨコからのインパクトで勝負しているから。)ですかね。
たしかに!
そういわれてみると、メインラインにおいてはサイドの装飾が派手なヤツに限って顔が残念だったりします。
逆にサイドがシンプルなヤツはライトが塗ってあったり。
ホットウィールのコンセプトを考えると、やっぱりサイドのインパクト重視になるのは当然の流れかと思いますね!
こんにちは!
HWで展開されるFAST&FURIOUSシリーズは、基本的に既存金型の流用なので、JADAやLEVELなんかの同シリーズより若干見劣りするのは致し方ないかと思います。
とはいえ、いつの間にか世界的ヒット作となった同作品の劇中車をアメ車と日本車に強いHWで展開された事が何より嬉しかったりします。
願わくば、6作目の公開時に劇場でのみ発売された最初のアソートをもう一度復刻して欲しいですね。
ポップコーンとドリンクとミニカー1台のセットで\900とか、流石に何台も買えなかったですし、そもそも扱っていた劇場が少なすぎでした。
運よくスープラとR34は入手出来たものの、次に訪れた時には既に全車種完売で、はがゆい思いをしましたので・・・
来年のアソートでは7作目のあのチャージャーも出るそうですし、8作目の公開もありますので、盛り上がって欲しいですね。
どうせならエボⅦやエクリプスの劇中車仕様も加えた、各シリーズ毎のアソートを出して行っても良さそうですけどね!
問題はお財布と置き場の確保ですが・・・
トルネオさん
こんにちは!コメントありがとうございます。
>基本的に既存金型の流用なので、JADAやLEVELなんかの同シリーズより若干見劣りするのは致し方ない
価格も価格なので仕方ないですね~。
ただ明らかに年代も違う車種を「同じ」とみなしてしまうのは・・・コアなファンからしたらどうなのかと不安になりますw
>いつの間にか世界的ヒット作となった同作品の劇中車をアメ車と日本車に強いHWで展開された事が何より嬉しかったりします。
僕は作品自体をHWから知ったクチなのですが、もともとの映画ファン(かつHWファン)だったとしたら確かに嬉しいですね!
>ポップコーンとドリンクとミニカー1台のセットで\900とか、流石に何台も買えなかった
これをコンプできた人はすごいですね・・・。
それでも2つゲットしているあたりさすがですw
>来年のアソートでは7作目のあのチャージャーも出るそうですし、8作目の公開もありますので、盛り上がって欲しいですね。
僕はまともに映画を観ていないのですが、あのチャージャーはカッコよくて、運よく買えたら欲しいなと思っています。
おそらく11月頭のアソに入るんじゃなかったかな・・・。
また新しいワイスピアソートも展開されそうな気がしますね。
>問題はお財布と置き場の確保ですが・・・
永遠の課題かもしれません・・・w
やっぱりホットウィールのS2000は
ハードトップが付いているので、無かった方が良かったのになあ…。
光(*≧○≦*)ホットウィール好きさん
コメントありがとうございます!
ほんとほんと・・・。なぜ劇中車用に新しい金型を作ってくれなかったのかと小一時間(