HWC ORIGINAL 16 CUSTOM ELDORADOのレビュー!まるで宝石のような輝きのレプリカレッドライン![FNC25]
2019/04/30
ホットウィールの50周年最後を締めくくるレビュー・・・HWC ORIGINAL 16のCUSTOM ELDORADO!!
そう・・・実はどうにも辛抱たまらずゲットしちゃってたんです。
やっぱりせっかくのアニバーサリーイヤーを昨日の「バズームカ」では終われないな、とw
そういうわけで、ブリブリッといかせて頂きました。
というわけで本年度最後のレビューとなるCUSTOM ELDORADO、いってみましょう!(めっちゃ長いよ!)
HWC オリジナル16 カスタム・エルドラドのレビュー!
2018年・・・ホットウィールがこの世に誕生してから50年という節目の年。
アニバーサリーイヤーということもあって数多くの記念アイテムが登場しました。
その中の1つに、「HWC ORIGINAL 16(の残車種リリース)」というものがあったのを覚えていますでしょうか。
HWC ORIGINAL 16 CUSTOM ELDORADOもその流れの中にいたアイテムで、2018年の7月にHWC限定で発売されました。
僕は僕で、「今年こそは(ボロボロのでもいいから)ORIGINAL 16をゲットしたい」という目標を持っていたのですが・・・どうにも巡り合えなかったんですね。
そこで辛抱たまらず「えーい、ままよ!!」と$19.99+送料という大金を投じ、このHWC ORIGINAL 16 CUSTOM ELDORADOを入手するに至ったのです。
実はちょっと前に手元には来ていたんですが、開封する機会をうかがっていまして・・・。
「年末だし、何か特別なヤツを開けたいよなぁ!」という想いから、冒頭にも書いたとおりブリブリッといかせて頂いたわけです。
こういうのを取り上げると「日本で買えないようなアイテムを紹介しやがって!」「おまえ本当はブルジョワだろ!」とか思われるかもしれませんね!?(ない)
ただまぁ、「滅多にないこと」と大目に見て貰えれば幸いです。
CUSTOM ELDORADOについて
CUSTOM ELDORADOはホットウィール最初の16台、ORIGINAL 16に含まれていた一台。
1968年~1969年のラインナップにしか存在しなかったアイテムです。
1971年には派生モデルとして「SUGAR CADDY」がリリースされましたが、これとはまた別のアイテムということになります。
オリジナル版のデザイナーはHarry Bradley氏。
Harry Bradley氏と言えば、ホットウィールの父とも言えるデザイナー。
氏がマテルへの通勤に使っていた’64年式のエルカミーノがいわゆる”カリフォルニア・ルック”であり、それを元にレッドラインホイールなどのホットウィール基本スタイルが出来上がったと言われています。
※ちなみにそのエルカミーノはCUSTOM FLEETSIDEという名前で商品化されました。
今回僕がゲットしたのはそんなホットウィール最初期モデルを2018年にBrendon Vetuskey氏がリツールしたもの。
前述のとおり、「HWC ORIGINAL 16シリーズ」の一環として約50年ぶりの再登場となったアイテムというわけです。
さて、ホットウィール最初の16台は全てがライセンスド・カーで構成されていました。
CUSTOM ELDORADOもその名前からわかるとおり、キャデラック・エルドラドのカスタムカーということになります。
※ホットウィールが生まれた年に最新型だった第6世代(1967~)のキャデラック・エルドラドがベースモデルとなっています。
キャデラック・エルドラドは言わずと知れた高級車であり、これがカマロやマスタング、ビートルなんかと並んで売られていたわけですよ。
これを当時の子供たちはどんな気持ちでオレンジ色のプレイセットに乗せてビュンビュン走らせていたんでしょうね~?
1960年代後半というのもまた、古き良き時代だったんだろうなと想像させられます。
パッケージ
では早速パッケージ外観からレビューしていきたいと思います。
「HWC ORIGINAL 16欲しいんだけど悩んでいる」という人はぜひぜひ参考にしてみてください。
まず、HWCから届くのは↑に載せた白くて四角い箱です。
その箱には「CUSTOM EL DORADO」という識別シールが貼られていました。
・・・ELとDORADOの間にはスペースが入るんですねw
その白い箱を開けると、お馴染みの(?)黒いボックスが出てきます。
中にブリスターパッケージが入っており、それを守るような仰々しいパッケージです。
パッケージ表面にはCUSTOM ELDORADOなどの表記はなく、あくまで「REPLICA 1968 PACKAGE」ということが書いてあるのみ。
なので「おっ・・・この黒いボックスは使いまわしか・・・!?」なんて思ってたら、
底部にしっかりキャデラックのロゴやら、FNC25というこのモデル特有のTOY#が印刷されていました。
また、シリアルナンバー入りのホログラムシールも貼られており、ビックリマン世代の僕からしたらこのシールだけでもなんだか嬉しい気持ちにさせられます。
※もし今後このシリアルの開封済み中古品が出回ったら、僕が流したってことになりますね!w
黒いボックスから取り出すと・・・もうまさに「初期ホットウィールじゃん!!」っていうパッケージが登場します。
初期モノがこれなので・・・まぁ、言われなきゃ違いに気づかないレベルで再現してますよね。
僕がみた感じだと・・・最下部のカラーリングが違うかな!
裏面もこんな感じ。
これも1968年当時のパッケージ裏を再現していますね。
当時物を見てもほぼほぼ同じです。
これは熱い・・・!
下部リストのフォントの太さが微妙に違いそうなのと、「*pat pending」(パテント申請中)って一文および、1967年の著作年表記などが当時物にはある・・・という部分が違うぐらいですかね~?
まぁ、レプリカ版はそこかしこに「REPLICA PACKAGE」のように書いてあるんですけどね。
ミニカー底面にもしっかりREPLICAって書いてあったし。
まぁ・・・こういうのがないと「当時物だぜ!」つって騙そうとするヤツがいるかもしれないですもんね。
僕も唯一持ってる当時物を入れてみたりしたしね!
ちなみにブリスターパッケージを抜かれた黒いボックスはこんな感じ。
うわぁ・・・これは開封後も捨てられないパターンのヤツやぁ。。。(どうしよう)
コレクションボタン
パッケージを当時物と比較したので、ついでにコレクションボタンも比較してみたいと思います。
これが今回のモデルに付属していたものです。
でもって当時物はこれ。
うわ!これは「再現している風」なだけで、結構違いますね。
まずイラストが今回のは描き起こされているのか、車の角度が違います。
カラーリングも当時物は本体カラーに関わらず黄色いエルドラドだったようですが、今回のは本体カラーに合わせたマゼンタカラー。
あとはボタン周りのタイヤの溝をイメージしたかのようなパターンも白黒が反転したような感じになっていますね~。
USではこのコレクションボタンを別個で集めているコレクターさんも多いんだとか。
僕もようやく3つめゲットとなりました。
・・・でもこれ、開封派の人たちってどうやって保管してます??
僕はどうにも持て余しちゃって・・・。
当時の子供たちはこれをカバンに付けたりしていたそうなんですけど・・・すぐに無くしただろうなぁ。
ではでは、前置きがかなり長くなってしまいましたが、ようやく本体の方を見ていきましょう!
フロント・リア
フロントマスクは「これがエルドラドかよ!?」と思わず言いたくなる感じですw
なんかすっごい「戦隊ヒーロー」っぽい顔してるんだよなぁ・・・何レンジャーかは知らんけど。。
第6世代のエルドラドってリトラクタブルヘッドライトだったっぽいので、それを模した表情がこれだったんでしょうね~。
僕は逆にこういうデザインが「ホットウィール当時物」っぽい印象で大好きです。
ちなみに実車の第6世代エルドラドを見ると、もっと70~80年代のセヴィルとかドゥヴィルに続くような剛健さを感じることができるでしょう。
ボンネットにエアスクープみたいなのがついているあたりがカスタムポイントですかね~?
フードオープンギミックがついており、ギンギラのエンジン部を除くこともできるようになっていました。
最近のHWCアイテムのすごいところって、このエンジンルームとかバンパーのようなZAMACむきだしっぽい部分が鏡面みたいにギラギラしているところではないでしょうか。
当時のホットウィールでもこんなにギラギラじゃなかったと思うんですよ。
これ・・・ZAMACじゃなくて何かしらの鏡面コーティングがされてるんですかねえ・・・Super Chromesみたいな。
サイド
サイドビューもかなり当時物に近いですね~。
というか・・・もうこれ「ピッカピカにした当時物」ってことでいいんじゃないの?ってぐらい。
僕にはHarry Bradley版とBrendon Vetuskey版の違いがわかりません。
・・・なんですが、やっぱり本物とは何か違うような印象があるんですよね。
悪く言えば「精巧に出来た偽物」、よく言えば「より近代的に洗練されたリツール品」。
やっぱりあくまでレプリカである、ということなのかな・・・。
これはモノホンをゲットして比較するしかないな!!
ホイールはHWC/RLCアイテムでお馴染みの、Neo Classic Redlineが採用されていました。
トップ・ベース
ボディトップから見た煌めきは、もはや宝石と言っても過言ではないでしょう!
なんだこのギンギラ具合は・・・!
当時物のようにルーフもしっかりとマットブラックで塗り分けられています。
インテリアがホワイト(ハンドル含めて)なのに対し、ウィンドウがややブルーがかっているので・・・当時ではありえなかったカラーリングですね。
※初期ホットウィールはUSA版と香港版があり、香港版はクリアブルーウィンドウ×ブラックハンドルという仕様だったため。
底面デザインはUSA準拠っぽいです。
ただし今回キャストの工場表記は「MADE IN CHINA」でした。
ちなみにこれが当時物の底面デザイン。
上がUSA版で下が香港版です。
こうやって見ると底面は別物だったんだなーってのがわかりますよね。
もしかしたらUSA版と香港版はボディデザインそのものも微妙に違っていたかもしれません。
実際に他の車種では工場によって同じアイテムが全然違う仕様で出ているということがありました。
デオラなんかが顕著な例と言えるでしょう。
よーしこれはCUSTOM ELDORADOもUSA版と香港版の両方げtt(r
今回のアイテムでは底面の著作年表記は1968年のままとなっており、リツール時(2017年か2018年)の表記はありませんでした。
このあたりのルールがよくわからないんですけど、もしかしたら金型のデータあたりは流用してるとかそういうアレなんですかねえ?
・・・だとするとBrendon Veturskeyデザインとは何だったのか・・・って話になっちゃうし。。。誰か教えて!
スペクトラフレーム比較
さてさて・・・ここまでもめちゃくちゃ長くなってしまいましたが、ダメ押しで「スペクトラフレームカラーの比較」を少しだけやらせてください。
※それだけ気合いが入ってるということでお許しを・・・w
まずは僕が先日のカスタムで作った「似非クトラフレーム」と比較。
鏡面具合が全然違うというのがわかりますでしょうか。
台紙のグラフィックがCUSTOM ELDORADOの方がクッキリハッキリ写り込んでますよね。
次に1969年のホットウィール、TOREROとの比較。
このTOREROがリペイントアイテムではないという証拠はないのですが、もしこれが本当に当時のままのカラーなんだとしたら・・・やっぱりギンギラ具合が全然違います。
2008年のCLASSICSで採用されたスペクトラフレームとの比較。
CLASSICSもなかなか滑らかなスペクトラフレームだと思ってましたが、今回のレプリカレッドラインに比べちゃうと輝き方が弱い気がしますね~。
ついでにSTHのスペクトラフレームとも比較。
STHのスペクトラフレームは完全に「現代版スペクトラフレーム」といった感じのカラーで、Collector Editionのものと同等だと思われます。
個人的にはSTHやCollector Editionの方が上質な深みのあるカラーかなと感じました。
今回のレプリカレッドラインはもはやマゼンタクロームなんじゃないかって思えます。
もうとにかく別物。
そういうわけなので、同じスペクトラフレームといっても色々あるってことなんですね。(雑なまとめだけどw)
一番当時物に近いのは、2008年ごろのClassicsなのかな!
おわりに
というわけで、2018年の最後を飾るHWC ORIGINAL 16 (REPLICA REDLINE) CUSTOM ELDORADOのレビューでした!!
今回のアイテムはRLC会員でなくとも買えるものですので、「欲しい!お金ならある!」という方はぜひゲットしちゃって欲しいところです。
たしかまだHWCにも在庫があったと思うので。
いやー、それにしても今年一年は本当にいろいろなホットウィールをゲットしてきましたね~。
僕でさえこれなんだから、みんなの50周年はどんな感じだったんだろう??w
明日の大晦日には「Only New Models Of The Year 2018」・・・略してONMOTY(=オンモティー:命名某氏)の発表と、僕が入手したアイテム数、使った金額なんかをまとめていきたいと思います!(誰得)
・・・今年はすごいことになりそうだ・・・。
Comment
更新お疲れ様です。スペクトラフレームも各シリーズでかなり違うんですね。 ギンギラリンのは、クラシックスと同じと思っていましたが、こんなに違い有るとは…。
雷電さん
コメントありがとうございます!!
そうなんですよ!
もう今回はそこに反応して貰えただけですごく嬉しいw
どうやら生産工場によってもその質が違うとからしいんですけど・・・僕はまだそこまでは追えていなくて。
きっと現時点ではここまでピッカピカに仕上げられるのは中国だけ、って感じなんですかねえ。
お晩でギンギラ銀にさりげなく
年末1日前に爆弾を持ってきたんですね!!
それにしても凄い輝きと鏡面塗装ですね。
こりゃもう車用のワックスを塗ってコーティングもしたくなっちゃいます。
それにしても50周年オリジナル・コレクションの塗装とは雲泥の差ですね・・・。
下地の処理が違う感じですよね。まぁ50周年は別な意味で貴重なので、
それはそれで納得ですけど。
さて、今年も残すところあと少しとなりました。
良いお年をお迎え下さい。
悪魔の”乙”さん
おばんですぅ。コメントありがとうございま生き方!
年末一日前に爆弾投下させて頂きました!
いや、その前日の方が爆弾・・・っていうかミサイルみたいなヤツだったけども。
僕も普段はプレミアムモデルにタミヤのモデリングワックスなるものを塗り込んだりしてるんですが・・・こいつにはちょっと怖くて塗れませんでしたw
ていうかこれ系のアイテムって指紋もすごく目立つので、扱いにかなり困りますね~・・・(本来は開封しないのかな、やっぱり)
同じ50周年アイテム×初期モデルの踏襲といってもオリコレとは全然アプローチが違うのは面白かったですね。
価格も違いますし、あくまで「別物」って感じかと。
”乙”さんにも今年は本当にお世話になりました!
また来年もよろしくお願いします!
こんにちは。
かっこいい、隠し球!
さすが!
もうにわか卒業!(何回目?)
いやー、いいもん見せてもらいました。
しゃぶればしゃぶるほど味の出るミニカーですな~
ホットウィールは!!!!
poncha2016さん
こんにちは!コメントありがとうございます。
これは出すか出すまいか迷ったアイテムではあったんですが、、、やっぱりにわかたるもの、見たことないアイテムを箱のまましまっておくなんてけしからんと思い、共有させて頂いた次第です。
参考になれば幸い!!
>しゃぶればしゃぶるほど味の出るミニカーですな~
しゃぶるってwwwww表現www
ひゃっはー!しゃぶり尽くそうぜェー!!!!!