ミニカーに艶消しスプレーを吹いたら手軽にカッコ良くなるのか検証
2019/12/18
僕はホットウィールに関して、常々考えていることがあります。
それは・・・「どうにか、簡単にもっとカッコ良くならないか」ということです。
もちろん元々カッコいいホットウィール。
しっかりカスタムを施せば、世界で一つだけのものになるし、うまくいけばめちゃくちゃカッコ良くなるのはわかっています。
・・・でも、やっぱり僕らには生活というものがありますし、四六時中ミニカーいじりばっかりやってるわけにはいきませんよね・・・。
そこで!
なんかさっとカッコ良くなる方法はないものかと。
今回はこんなアイテムを試してみることにしました。
プラモデルのクリアコーティングに使う「トップコート」の艶消し版です。
なんかホットウィールの正規品を見ていても、艶消しのマシンってすんごくカッコ良かったりするじゃないですか。
たとえば同じ赤いトラックでも、艶っつやのシルバラードよりマットなエコノラインの方がカッコ良く見える・・・なんてことありません?
たぶんなんですけど、光の屈折率的な問題で3インチミニカーはツヤツヤじゃない方が少しリアルに見えるのかなーと。
そういったところから、「もしや・・・パッとしない謎車でも艶消しを吹いたらカッコ良くなんじゃね?」とか思ってしまったわけなのです。
というわけで、題して「とりあえず艶消しクリアを吹いておけば、どんなミニカーでもカッコよくなる説~~~!!!」を試してみたいと思います!
ごちゃごちゃ言わんと艶消し吹いてみよ!
は~い実はこの記事、10月の頭ぐらいに書き始めてたんですが…もういろいろと書くことが重なった挙句、出すタイミングがなくて今さらになってしまいました。
なのでこのトップコートをやったのも9月ぐらいっていうね。まだ気温も温かかったころですよ!
もう寒くなっちゃったなぁ~・・・ブルブル。
そういうことなので、当時を思い出しながら書いているということをご了承いただけますと幸いです。
えーと。
まぁどういうことかっていうと本当に冒頭で書いたとおりで、なんか手軽にミニカーをカッコ良くしたいよね?って思ったんです。
で、なんか最近はガンプラとかでも「成型色活かし」っていうのがあるんですってよ!奥さん!
元のプラの色をそのままに組み立てて、ちょっと手を加えて完成させるっていう・・・まさに「ちょい足しカスタム」じゃあ~りませんか。
そんな成型色活かしに使われるのが冒頭で紹介した「艶消しトップコート」だったりするわけです。
・・・とにかくまぁごちゃごちゃ言わんと艶消し吹いてみんかい!!
というわけで、まず実験体になってもらったのはコイツ。
去年のホリデーカーを作るのに犠牲になってもらったHOLLOWBACKです。
この艶っつやのプラボディにトップコートをシュシュッと吹くと~・・・
はい、このとおり。
(あ、ちょっとだけ墨入れしちゃってた・・・)
うーん。
カッコいいかどうかはさておき、なんか面白い感じにはなったかなぁw
わかります・・・?
なんかゴムみたいな質感になっちゃった。
うん、ゴムだこれ。
ゴムだな。
なので、同様にホイールに吹いてみたら、ちょっとだけリアルライダー感がでます。(写真ではわかりづらいかもだけど。。。)
他のプラボディにも吹いてみよ!
ちょっとまぁ、一つだけだと何とも言えないので、他にもやってみました。
このマスタングRIVETEDが~・・・
こんなん。
あ、ちょっとだけ上質になったかも?
SLIDE KICKも~・・・
こう!!
ううううむ・・・・。
C.O.E.トラックの荷台だって~・・・
こうだ!
うーん、全然変わらん!!
なんかプラへの施工はイマイチうまく行きませんでした。
もしかしたらこれをベースとしてウォッシング、ウェザリングなどをするとすごーーーく良くなるかもです。
メタルボディ×塗装の方にも艶消し艶消し~
続きまして・・・
こちらのバブルガンナーの、メタルフレークなブラックボディ部分に吹いてみます。
仕上がったのがこちら。
・・・おっ?
なんかすっごい鋳造感というか・・・めちゃドッシリした感じが演出できたかも??
どうですかこの感じ。
メタルフレークボディにシュシュッとやるのは効果的っぽいですね~。
ソリッドでツヤツヤなジープ・ラングラーにも~シュシュッ!
うーん・・・?
フロントウィンドウとホイールにだけマスキングして全体にトップコートを吹いたんですが・・・なんかイマイチ足りなかったかな?
あでもボンネットらへんはかなりいい感じに艶が抑えられてて、元のミニカーとは全然違う質感に見えますね。
ボンネットのクリアパーツにも吹いちゃったんですけど、これもなんだか面白いことにはなってます。
つぎ。
ちょっとプラっぽく見えるカラーリングのTRACK RIPPERも~・・・シュシュシュッ!!
あー、これは写真だと全然変わらないように見えますね。むぐぐ。。。
実際はなんとも言えないサテンっぽさが出ててカッコ良くなってるんですが・・・それが写真で伝わらなかったら意味ないなぁ・・・!
最後にコイツもいっときます。
シュッ、シュシュ~ッ!
うーん・・・?
艶が抑えられたおかげでちょっとだけリアルな質感になったけど、なんかミルクカラーっぽいというか、陶器みたいになっちゃったかな。
ただまぁ、元の艶っつやのよりはちょっと重量感があるかもしれない。
ついでなので、いろんなヤツに吹いてみたよ
もう、このままでは終われないので・・・
スーパークロームスのメッキギラギラボディに吹いたらどうなるか試してみました。
おお~!?
なんか、シルバースプレーを吹いた時の色みたいになりましたよ!
なるほどなぁ。
メッキコーティングって、市販のシルバー塗料よりも表面がもっとツルツルしてるってことなんですねえ。
※ちなみにこうなっちゃったボディは元のメッキカラーには戻せませんのであしからず。。。ぐすん。
よーし、スーパークロームスときたら、次はX-RAYCERSや!!
ただ、全体をくすませてもアレなんで、部分的にスプレーしてみましたよ!
よーし・・・!
好きかどうかは別として、なんだか面白い感じにはなったな!
最後に、自家製キャンディ塗装を施したレンジャーラプターにも。
※自家製キャンディは、100均のシルバースプレーを吹いたうえからクリアカラーをのせたもの。
アッー!
これはなんだかちょっとだけカッコいいサテンカラーになったじゃないですか!
っていうことはですよ。
もったいなくて試してはいないですが、おそらくスペクトラフレームも艶消し吹いたらサテン風のボディになるに違いないですね。
あとはまぁ、好きずきの問題や!
おわりに
というわけで・・・まぁなんか手軽にカッコ良くしたいと思って艶消しスプレー吹いてみた!というお話でした。
まとめると、プラに吹けばゴムっぽく、メタルフレークに吹けば鋳造っぽく、メタルボディの塗膜に吹けば石っぽく、メッキに吹けばシルバースプレーっぽく、クリアーパーツに吹けばすりガラスっぽく、キャンディに吹けばサテンっぽく・・・みたいな感じかな。
僕は今回実験的に片っ端から吹いちゃったけど、施工前後の特性を理解していれば吹く前にもうちょっと想像がついて、効率的にカッコいいカスタムをすることができるかもしれないですね。
あとは艶消しにする色合いによってもカッコ良さって違ってくるかなぁ~?
たとえば黒とかオリーブとかだったら絶対に艶を落とすだけでカッコ良くなるんですよ。
もしも、ドナーにしてもいいっていうルース品があったら是非試してみてください。
僕もまたチャンスがあったらやってみます。
最後の最後に・・・今回艶を落とした2つをちょい足ししてみました。
艶消し+ウォッシュ+ウェザリングは、やっぱりすごく相性が良さそうです。
汚そうと思っているヤツがあったら一旦艶消しにしておくといいかも。
Comment
にわかさん おはようございます♪
ってゴムって笑
朝から笑わせてもらいましたw
つや消いいですよね♪
柚子肌グロス塗装のキャストへシューっとひと吹きすると、光の反射率が低くなるのか、柚子肌が気にならなくなりますし、何よりお手軽に質感が変えられるのがいいですよね♥
やさいさん
おはようございます!コメントありがとうございます。
やー、なんかすっごいゴムっぽくなっちゃったんですよ。
ガンケシみたいな。。。
元になるボディのカラーリングにもよるのかも?ですねえ~・・・。やっぱりブラックかオリーブ!
>柚子肌グロス
ホットウィールでそんなんあります!?って思ったけど、もしかしたらBUBBLE GUNNERがそうだったのかな??
僕の中でカスタムの課題って「いかにスケール感を誤魔化すか」みたいなところがあると思ってまして、光の反射率っていうのはそこらへんをクリアする第一手となるのかなと思いました。
仰る通り、何よりお手軽ではありますw
初めてコメントします。普段プラモ畑ですが時々ミニカーもつまんで買う人ですw
>※ちなみにこうなっちゃったボディは元のメッキカラーには戻せませんのであしからず。。。ぐすん。
ここが目についたので。これ大丈夫ですよ!
「水性」トップコートはマジックリン(無印)ひと吹き後、水洗いできれいに落とせます。
同様にアクリルガッシュ、タミヤアクリル塗料やクレオスの水性ホビーカラーなんかもマジックリンで簡単に分解して水で洗い流せますので、元の塗装を残してのトライアンドエラーにも最適。
ただしミニカーは金属なので、水洗いした後の乾燥だけはキッチリやらないとサビが来そうですね。
サンマルさん
初めまして!コメントありがとうございます。
えっ!!!!いけるんすか??
メッキの上にやっちゃったヤツも???
あざーーーーっす!!!!
ちょっとやってみますw
お晩で御座います
栄ちゃんにシュッ!健ちゃんにシュッ!
シュッ、シュッ、シュッ!!
ギャッツビーつっけて~、かっこつけって~♪
あまりにも色んな車にシュッっとやっているので、
思わず昔のCMを思い出しちゃいました(汗;
しっかし、艶出しコーティングよりも艶無しコーティングの方が
圧倒的に重厚と言いましょうか、豪華になった雰囲気ですね。
ラリってウットさんの青ギャッサーなんて、もはやウェッジウッドの気品溢れる
ジャスパーブルーの様相を呈してまして、極めてロイヤル・ハイネスって感じです♪
昨夜から暑くて寝苦しいのに加え、本日も茹だるような暑さで
死んでました・・・。
悪魔の”乙”さん
おばんですぅ~。コメントありがとうございます。
うわなんか懐かしいフレーズw
おっしゃるとおり、艶出しよりも艶無しの方が重厚感が出しやすいのかな~と思います。
おそらく、3インチミニカーにおいては。
>もはやウェッジウッドの気品溢れる
結局陶器やないかーーーーい!!!w
>昨夜から暑くて寝苦しいのに加え、本日も茹だるような暑さで
うう・・・凍える日本ではそんな暑さが恋しかったり。。。
お久しぶりです♪
この手法は元のタンポを生かしたまま汚したいときに良く使います。
トップコートが乾燥して艶消しになったら、タミヤもウェザリングカラーでウォッシング。
いいヤレ感がでますよ♪
じむさん
コメントありがとうございます!
おお、、やっぱり一回これで艶を落としてからウェザリング、っていうのが正しい道順なんですね??
勉強になります^^
ジープ、もうちょっと綺麗に汚せばよかったなぁw
更新お疲れ様です。 面白い感じに変わりますね。 艶消しするだけで元とは別物になってるし。
雷電さん
コメントありがとうございます!
艶消し、なかなか面白いですね~。
他の方のコメントで「水性トップコート」ならトライアンドエラーも容易とのことだったので、もっといろいろ試してみたいと思います!
艶消しすると、色が…マッドカラーに大変身しました。みたいな気がします🤔
光(*≧○≦*)ホットウィール好きさん
いや、そうなんです。その通りなんですw
にわかさん、いつも紹介ありがとうございます!!!
ホットウィールへのつや消しトライアル、めちゃ参考になります〜!!
ガンプラもそうですけど、表面のツヤが消えるとヒケが消えて、エッジがよりシャープに見えるので全体が引き締まって見えますよね。
働く車やバギー系モデルはウェザリングの下地に使えますし、スポーツカーもマットカラーとか最近ありますからクルマ×ツヤ消しって可能性あると思うんですよ〜
そしてラッカー系スプレーなんですが、プレミアムトップコートを超える「
Mr.スムースクリアーつや消し」という缶スプレーが発売されまして。
これがすごいしっとりした感じのきめ細かいツヤ消しに仕上がるんですよ〜
この記事を見てるとガチガチにウェザリングしたラットロッドとか作りたくなってきますね〜♪
林さん
コメントありがとうございます!
なるほど艶を消すとそういう効果があるんですね!
ウェザリングの下地は僕もガンプラのFGザクを汚す際につや消しを使わせていただきました。
あれをやるだけで一気に見栄えがするようになりますね〜。
>Mr.スムースクリアー
なにぃ・・・そんなこと言われたら気になってしまうやないかーい!
>ガチガチにウェザリングしたラットロッド
林さんが以前制作されたヒャッハーなナイトシフターなんかがそれに近いですよね!?
新作にも期待やぁ・・・!