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’63 CHEVY NOVAのレビュー!AWBスタイルのドラッグスターなCHEVY II ! Drag Strip Demons[FVN73]

年明け早々にゲットしたDrag Strip Demonsの’63 CHEVY NOVAです。

同シリーズの中ではあまり注目されてない方のアイテムだったかな・・・?という気もしていたのですが、意外や意外・・・僕の地元の量販店ではベルエアやサイクロンが余ってる代わりにコイツを見かけないというような状況でした。

ケース内のレアリティも同等なんですけどね~。
たまたま好きな人が買い占めたんでしょうかw

というわけで・・・’63 CHEVY NOVAのレビューです!

’63 シェビーノヴァのレビュー

本日紹介するのは2018年のCar Cultureシリーズ、Drag Strip Demonsアソートより’63 CHEVY NOVAです。

2019年のお買い初めで、先日紹介した’65 DODGE CORONET A/FXと一緒に連れ帰ってきた一台。

’65 DODGE CORONETのレビュー!ファニーカーの父とも言えるA/FXドラッグスター![FVN72]

一部では「全種アタリ」と称されていたDrag Strip Demons、僕もなんだかんだ全種コンプすることになりました。
僕のホットウィールコレクター人生(短いですがw)において、シリーズコンプはJapan Historics 2以来の通算2回目です。

そう思えばどこかで書いたかもしれませんが、Drag Strip DemonsシリーズとJH2はテーマ性やカラーリングが似ている気がしますね。
もしかしたらどちらも僕がコンプしたくなるような仕掛けのあるシリーズだったのかもしれません。

’63 CHEVY NOVAについて

’63 CHEVY NOVAはシボレーノヴァ(CHEVY II)の初代モデル、NOVAグレードのマシンをホットウィール化したものです。

といってもこの見た目からわかるとおり、ストック状態のCHEVY IIではありません。
前輪部分が持ち上げられた、いわゆるギャッサースタイルに仕上げられたドラッグマシンなのです。

ただ、こういうスタイルのものをなんでもかんでも「ギャッサー」というと、ドラッグレースファンの方からお叱りを受けてしまう可能性があるので注意。

実はこのアイテム、ホットウィールのデビュー時には「’63 NOVA AWB」という名称でした。
AWBというのはAltered WheelBaseの略で、ホイールベースが変更されているものを指します。

なので「厳密には、ギャッサーとAWBは別!」って感じみたいです。

・・・そうは言っても、こういうのって難しいですよね~。
ファンの方にしてみたらすごく気持ち悪いっていうのもわかりますし、一般ユーザーにしてみたら「こっちが通説」みたいなのもありますし・・・。

僕も気を付けられる時には気を付けるようにしますが・・・もしAWBを気軽にギャッサーと呼んでしまったとしても大目に見てもらえると幸いですw

さてこのキャスト、ホットウィールでは2009年の旧Drag Strip Demonsシリーズで初登場となりました。
その翌年の同シリーズにもラインナップされたようですが、その後は今回のCar Cultureシリーズまでリリースがなかったアイテムです。

ということは・・・8年間も眠っていた金型がようやく引っ張り出されてきたわけですね!
これを機にさらなるバリエーション展開があるといいな。

デザイナーはRob Matthes氏。

では各部見ていきましょう。

フロント・リア

フロントマスクは初代CHEVY IIの独特な可愛らしい表情がしっかり再現されていました。
・・・やや丸みを帯びていて、デフォルメされた感じかな?

ヘッドライトもしっかりと印刷が入っていて、最近のCar Cultureシリーズに準拠したクオリティを持っています。

前輪部分のボディが跳ね上がったスタイルであるため、どうしてもバンパー下の構造がゴツくなってしまうのはご愛敬。
実車はもっと前輪まわりがスカスカです。

ホットウィールのハイリフトモデルなどは軒並みこんな感じになっちゃってるんですよね・・・。

マテルのデザイナーさんにはこれを「善し」とせずにもうちょっと改善をしてほしいところです。

お尻から見るとまんまストックのCHEVY IIといった感じ。
しっかりガーニッシュ部やテールランプも塗り分けされていて高級感がありますね。

サイド

僕は最初、このAWBスタイルを見た時に「TOONEDモデルか!?」と思ってしまいました。
なんかデフォルメされたミニカー・・・チョロQみたいに見えませんか??

でもそういうわけではなく、これが正しい形なんですね。

当時のドラッグレースにおいてはメーカーが市販車のホイールベースを縮めたマシンを出走させるクラスがあり・・・それをそのまま市販するなどしていました。
これが今でいうストックカーやファニーカーの元祖になったと言われています。

・・・そういう意味だと、こういうマシンは「ギャッサー」と呼ぶよりは「ファニーカー」とした方が近いのかな・・・?

ボディサイドに描かれた「II Much II Soon」は「Too Much, Too Soon」という言葉に「CHEVY II」をかけたものでしょう。
Too Much, Too Soonは直訳すれば「多すぎ、早すぎ」みたいな感じでしょうか。

「多すぎ」の方はコンパクトなマシンにV8が搭載されていたというCHEVY IIにピッタリな気もしますが、「早すぎ(近すぎ?)」の方はなんでしょうね??
Too Fastとかだったらレースを想像しやすいような気もするし・・・これはネイティブな英語に詳しい人の降臨を待つしかないな!

トップ・ベース

ボディトップには薄いピンク色で二本の太いライン状模様が描かれていました。
先日のDODGE CORONETもそうでしたが、ボンネットの四隅が何かリベットみたいなもので打ち付けられた感じ(の印刷表現)になってますね。

そして一部がくり貫かれて、背の高いファンネルみたいなのが8本飛び出てました。
これもAWBスタイルの一つだったりするのかな?

底面から見るとやっぱり前後輪ともにタイヤがやや前方に取り付けられていました。

ちなみに本来はこういうドラッグマシンの前輪って「ただ添えるだけ」みたいなものらしいので、パッケージイラストにあったような極細のものが使われるそうなのですが・・・このキャストに限らずホットウィールは基本的に太いタイヤが採用される傾向にあります。

きっと「トラックを速く走る」という基本的な部分から逸脱しないためにそうなっているんだと思いますが、ホットウィールからドラッグマシンに入門した僕らにしてみたらもはやこっちが馴染み深いスタイルになっちゃってますよねw

もうちょっとリアルにしたかったら前輪を留めている部分のブロックを頑張って削りとって、アルミパイプなどで車軸受けを自作し、スキニーホイールか何かに差し替えるといいかもしれません。(超難しそう)

本キャストの底面には著作年表記はなく、タイ工場製となっていました。

’63 CHEVY IIとの比較

さてさてさて・・・’63 CHEVY NOVAなんて言われたら、こいつを出さないわけには行きません。

メインラインで活躍中の、’63 CHEVY IIです。
2016年のデビューから3年間、メインラインを賑わしてくれた逸品です。

残念ながら2019年のラインナップには(Novaは数種あるものの)本品の名前がありませんでした。
来年以降の再登場に期待したいアイテムです。

前述したとおり、CHEVY NOVAはCHEVY IIの1つのグレード名です。
なので同じ63年式のCHEVY IIが並んでいるという状況なんですが・・・面白いですね~。

かたや前輪部分でボディが跳ね上がっており、かたや前傾姿勢となっているため、印象が全然違います。

また、やっぱり今回のアイテムの方がちょっとデフォルメされたような顔つきになってますよね。
一方’63 CHEVY IIはより洗練された感じ。

前側の印象があんなに違っていたのに、お尻部分の高さはほぼ同じっていう。
造形もほぼ同じ感じですが・・・やっぱり’63 CHEVY NOVAの方が丸く、ちょっと大きめに作られてるように見えます。

あとはやっぱりテールランプの塗装がいい感じだなぁ。

前後の造形がそこそこ似ていたので「これはボディ差し替えが出来るか!?」と思う方もいるかもしれませんが・・・サイドビューを観ればそんな想いも吹っ飛ぶでしょうw

ボディサイズがほぼ同じ(実際はNOVAの方が大きかったかな・・・)なのに対し、ホイール位置は前後輪ともズレているわけですよ。
これがAWBたる所以ですね~。

特に後輪はもう後部座席の人に思いっきり影響する部分まで縮められていました。

おわりに

というわけで!
’63 CHEVY NOVA (AWB)のレビューでした。

いやー・・・やっぱりこの手のスタイルのホットウィールっていいですよね。
ある意味「近代的なホットウィールらしさ」をすごく持っているような感じがして大好きです。

カスタムベースにしても映えると思うので・・・未ゲットの方は玩具店(または家電量販店)へGOですぞ!w

※ちなみに読者さんからのプレゼントで我が家には’68 SUPER NOVAが増車されました。
どんなカスタム(リペイント)を施してやろうか・・・それとも押し入れで眠らせておくか、悩み中です。

お役に立てたらシェアして貰えると嬉しいです!

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Comment

  1. hiro より:

    お寒うございます!

    こんなに寒いと、ニワカ師匠の様に⁈南の温かい島に逃げたくなります~

    >ボンネットの四隅が何かリベットみたいな
    これは通称ボンピン!(ボンネットピンryと言います)
    レースの世界では、これが無いと箱の車は走ってて、ボンネットが風圧でパッカーンと開いてしまい、フロントガラス直撃になってしまいます。

    コイツはエアファンネルが邪魔で、ボンネットが真上に抜ける様になっているので
    、四隅にボンピンが付いているようです。

    ああ、寒い~!
    寒いのは大変苦手です。

    • にわかマニア管理人 より:

      hiroさん

      コメントありがとうございます!
      本当に寒いですねえ・・・。南国行きたいよぅ。。

      >ボンピン

      ああこれボンピンでしたか!!!!!
      んでもって四隅にとめる理由までご丁寧にありがとうございます!すっごいわかりやすかったです。

      だからコロネットも四隅でとまっていたのかぁ・・・。

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