Hot Wheels 情報まとめ | ホットウィール にわかマニア

ホットウィールの情報をまとめるにわかファンサイトです。

真っ赤なボディにゴールドホイール。LamborghiniアソートのCOUNTACH LP500をレビュー。[DWF24]

      2021/04/27  - ライセンスドカーのレビュー , ,

2017年Themed Assortシリーズに登場したLamborghiniセグメント。
8車種すべてがランボルギーニということで、普段「並ばなきゃ買えねーのかよ!!」となっていた方でも容易にランボルギーニの人気車種が揃うという、太っ腹な内容でした。

中でも僕が注目したのは、真っ赤なカウンタックです。
2011年からの実に6年ぶりの登場ということで心待ちにしていた方も多いのではないでしょうか。

早速レビューをしていきます!

ランボルギーニ・カウンタックのレビュー

ランボルギーニアソートは2017年のThemed Assortシリーズの一つとして展開された、ランボルギーニのためだけのセグメントです。

内容は近年ホットウィールにラインナップされたランボルギーニ8種となっており、普段発売日以外は見かけることのないランボルギーニのキャストを気軽に入手できる、コレクターからしたらありがたいものになっています。

個人的にはカウンタック、エストーケ、レヴェントンロードスター、ウルスあたりが欲しいなーと思っていたんですが、予算の都合上発売日にはカウンタック一台のみをお持ち帰りすることに。

そもそもトイザらスで税込み430円という「ベーシックカー2台分」の価格かつ、入荷量も非常に多いアソだったために躊躇った人も多いのではないでしょうか。
※その分、METAL×METAL仕様でやや高級感があります。

ブリスターカードにも黒地に大きなランボルギーニのエンブレムと車種が描かれ、かなり高級感に溢れた仕上がりとなっています。
カード、中身共に1月に発売されたカマロ・フィフティと同じような仕様ですね。

・・・ただ、ランボルギーニの方は特にアニバーサリーイヤーでもなんでもないですがw

ランボルギーニ・カウンタック LP500について

本キャストはブリスターカード裏面の表記によると、カウンタックの「LP500」です。
ホットウィールにおいては1988年にLarry Wood氏によってデザインされました。

LP500は1972年にプロトタイプとして作られたカウンタック最初の一台です。
ミウラをベースにミッドシップエンジンを縦置きし、ホイールベースを縮めることに成功したモデル。

当時の最先端デザインで注目を集めたものの、エンジン冷却効率が悪く量産には至りませんでした。

その後、インテークなどを取り付けて走行テストを繰り返したあとクラッシュテストに用いられ、ただ一台のLP500はこの世から姿を消したそうです。

Photo by favcars

LP500の実車写真を見ると、確かにエアインテークがなかったり、タイヤハウス形状が違ったりしていますね。
フロントスポイラーもなく、ミウラと量産型カウンタックの中間的な印象があります。

本モデルの1989年のキャストにはボディサイドに「LP500S」の表記があるので、当初はLP500S(1982年に登場した市販車)をイメージしたのではないかと思われます。
そこにホットウィールお得意の「厳密には違うけど、いいよね!」というルールが採用されたのではないでしょうかw
[参考]ホットウィールの1969 Chevy Camaroは’69 Camaroなのか、それとも’68 Camaroなのか。

余談ですが、トミカプレミアムでもLP500Sのカウンタックがあり、タカラトミーモールオリジナルモデルが同じく真っ赤なボディでゴールドホイールという仕上がりなので、いつかゲットしてみたいものよ、、、。

カウンタック?クンタッシュ?

この車種の話題になると「カウンタックなんて呼ぶのは日本人ぐらい」という”呼び名”に関する問題が浮上します。

イタリアのピエモンテ語(方言)にて、美しい女性を見た時に「ヒュー!!」というような時に「クンタッシュ!」と言うところからCOUNTACHの名前が付けられているらしく、イタリア語やフランス語ではその発音通りの「クンタッシュ」が呼び名として近いそうです。

ただ、「クンタッシュ」自体も無理やりカタカナに直したものであることを考えると厳密には違いますし、アメリカにおいては「クーンタッチ」と言う発音に近いんだとか。

そのため、海外で「カウンタック」と発音しても「は?何のこと??」となってしまうというわけなんですね。

ただ、これってカウンタックに限った話ではなくて、例えばiPhoneで有名な「Apple」だってアメリカでは「アポォー」なわけですよ。
「アップル」なんて言ったって通じませんからね。
僕は以前アメリカで「ウォータープリーズ」と言った時に「コーラ」が出てきましたからね。(しつこい)

それでも僕らは普段「アポォーのアイフォーン」なんて言わないわけですよ。
「アップルのアイフォン」の方がしっくりくるのです。

なので、個人的には「日本にいる間は”カウンタック”でいいじゃん」って思うことにしました。
・・・ま、この辺は好き好きだと思いますがw

では各部見ていきましょう!

フロント・リア

正面から見ると、ミウラからの継続的なデザインというよりは後のディアブロに続くような顔つきをしている印象がありますね。
背面もなんともランボルギーニらしいというか、80年代当時の近未来的なデザインですね。
今一周まわってまたすごくカッコよく見えます。

ただ、テールライトなどの塗り分けがないのはやや残念ですね。
ベーシック2台分の高額モデルかつボディサイドに派手な印刷がないのを考えても背面の仕上げにもう少しコストを割いてほしかったところです。

実車の方ではオプションだったというリアスポイラーは、本キャストにおいてはオプションではなくボディと一体成型になっています。
ごく初期のモデルはこのウィングが別パーツ化していたものもあったそうです。

ヘッドのスモールライトとエンブレムはとてもきれいに印刷されていました。
これがあるとないとだと仕上がりが全然違うのでいい感じです。

サイド

ボディサイドから見ると、ややずんぐりと見えてしまう感がありますね。
それでもTOONEDに比べると断然スーパーカーっぽいですw
[参考]Lamborghini Countachのレビュー。アニメ調(Tooned)にデフォルメされたモデル

真っ赤なボディはフェラーリに対抗するスーパーカーといったイメージがあっていいですね。
ゴールドホイールの5SPもよく似合っています。

なぜかブラックのラインが一本ボディ下部に入っていますが、できればNACAダクトを黒く塗装してほしかったと思うのは僕だけでしょうかw

トップ・ベース

ボディトップから見ると、フェンダーが盛り上がっていることからも、後年のカウンタックであることが伺えます。
おそらく当初のキャストにあったタンポ通り、LP500Sで間違いないのではないでしょうか。

底面のデザインは本物のカウンタックがどうなっているのかわかりませんので、リアルなのかどうかはわかりません。
ミニ四駆を軽量化するときに穴だらけにしたのを思い出すような丸いモールドが入っていました。

TOONEDのカウンタックとは明らかに底面のデザインも違いますね。

どっちが正しいとかではなく、参考にしたモデルが違うとかそういう感じでしょうか。
教えてエロい人!

底面に記されていた著作年は1987,2011となっており、1988年のLarry Wood氏モデルでありながらも2011年のHot Onesでリリースされた際に金型が改修されていることがわかります。
2011年モデルも今回のものもタイ製であることから、タイの工場で使われる金型が新しく作られたのかもしれませんね。

TOONEDとの比較

今年の1月のアソでゲットしたTOONEDのカウンタックと並べてみました。
紅白カウンタックが並んでおめでたいですね!w

並べるまでもなく、TOONEDの方がドンづまった感じのデザインになっています。

実車としてのデザイン的には当然今回のモデルの方がいいですが、TOONEDのボディ後方にあるエアインテークがインテリアパーツを駆使して色分けされているあたりなんかは今回のモデルでも金型改修の際に参考にしてほしかったですね。

おわりに

というわけで、2017年ランボルギーニアソートからカウンタックでした。

今回のアソートはトイザらスもかなり気合を入れて入荷したようで、僕が行った店舗でもかなりの数が余っていました。

ホットウィールって不思議なもので、売り場になくて買えなければ買えないで不満なんですが、あればあったで不満に感じる人もいるという・・・w

これだけ余っていると「また今度でいっか」となりがちなんですよね。
あまりに売れなかったら値下げになる可能性もありますし・・・。

ただまぁ、そうこうしているうちに欲しいモデルはなくなってた、なんてこともあるのがまた難しいところなんですがw

お役に立てたらシェアして貰えると嬉しいです!

  こんな記事も読まれています

Comment

  1. HW大好きマン より:

    いつも楽しく拝見させて頂いております。
    自分は月曜日にトイザらスへ電話して向かったのですが、大半はカウンタックだけ、無くなっているという様子でした。
    やはりHWコレクターの年齢層がこれで分かりますね笑
    スーパーカー世代の代名詞と言っても過言ではないカウンタック。
    私は今年で26になりますが、カウンタックは今の車にも負けない魅力がありますよね。
    カウンタックの次に人気だったと思われるのはアヴェンタドールではないかと思います。今後も楽しみに拝見させて頂きます。お疲れ様でした。

    • にわかマニア管理人 より:

      HW大好きマンさん

      コメントありがとうございます!

      >大半はカウンタックだけ、無くなっているという様子でした。
      >やはりHWコレクターの年齢層がこれで分かりますね笑

      あっ、そういうことですか!www
      確かに「他の車は知らないけれどカウンタックは聞いたことがある」という人がいるほど僕世代でも有名です。

      >私は今年で26になりますが、カウンタックは今の車にも負けない魅力がありますよね。

      ファッ!?カウンタック世代じゃないんかーい!w
      でもほんと、僕は近年のランボルギーニもカッコいいと思いますが、カウンタックのデザインは褪せないというか・・・いや、一度褪せたけれどまた今カッコよくなっている感じがあります。

      >カウンタックの次に人気だったと思われるのはアヴェンタドールではないかと思います。

      そうなんですか~。
      アヴぇ好きも多そうですね。
      ディアブロやムルシエラゴももう数年後に人気が再燃するんじゃないかって気もしますw

      >今後も楽しみに拝見させて頂きます。お疲れ様でした。

      ありがとうございます!
      今後ともよろしくお願いします^^

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です